博多はメシも景色も美味いのだ!~博多フェス②

さて。
博多2日めの話でも。
海の家で迎えた朝のこと。
ケイタイの音で目覚める。
「波とたわむれてま~す」
って、女MJからだ。
そういえばいつの間にか
となりにいない。
6時すぎだったかな
ひんやりした空気。
波の音。
そんな中でぼんやり
寝転がったまま・・・
やっぱり起きられません。
うとうとしながら
でももう眠れないので
起きて身支度を始める。
かやで区切られた
まわりの人たちも
そろそろ起きる時間のよう。
ちょうど
いい気候だったかも。
雨も降らず。
屋根を見上げると
小さな穴から
太陽が差し込んでる、、
つまり雨漏りするよね、
雨天ならば。
たぶん
ここに泊まっている人たちは
この日もフェスを
楽しむ人たち。
女の子たちは
朝のお化粧に夢中だ。
そんな中
海の家をあとに
一路バス停へ。
そう、うちらは
この日はフェスには参加せず
町へ帰るのです。
バスを待っていると
日傘をさした
おばあちゃんが近づいてきた。
同じバスに乗るみたい。
方言がやさしくって。
いいね、
やわらかくていい!
でも
あたしたちが
標準語で話すのを聞いて
いつの間にか
おばあちゃんも
「です」「ます」で
話し出して
ちょっと残念だった。
ごめんね、あわせてくれたんだね。
その心地よいテンポと
やわらかさで
話続けて欲しかったよ。
やってきたバスは
小さくて
いろんなところで
おばあちゃんをひろってまわる。
みんな運転手さんとも
知り合いみたい。
あるバス停では
遠くから走ってくるおばあちゃんに気付いて
一旦発車させたバスを留めて
その人を待ったりして。
田舎暮らしをする
自信はないけれども
こういうところの良さっていうのは
絶対にあるよな。
多少の不便はあっても
離れられないという気持ちを
おばあちゃんたちにみた
気がする。
そのまま空港へ行き
一日遅れのびっぷを
迎える。
彼女と女MJとあたしは
日本画教室で
知り合ったのだけど
なぜかつるむことの多い
友人で。
とくに
女MJとはチバがからんでから
ライヴに遠方まで
でかけることが多くなったのだけど
それにびっぷが
同行することが多い。
彼女はまったく
ロックには興味なく
チバについても
あたしたちづての情報しか
知らないのに。
それでも
彼女は知らないものから
何かを吸収するのが
すごく得意で
すごく好きみたいで。
去年はRSRオールに参加、
今回も3日めのライヴに
一緒に参加することになったのだけど
高いチケット代のことを
申し訳ないと言うと
「いいよ、変な人
いっぱいいそうだし」
って。
そう、彼女は
人間観察がこの上なく
好きらしく。
そういう意味において
女MJとあたしってのは
かなり変な「症例」らしいのだ。
そんな彼女の要望も
取り入れねば、と
旅行前にリクエスト聞いてみたらば。
「美味しいものがたくさん食べられればいい、
金印ドッグとか」
って。
金印といえば
志賀島。
どうやらそのあたりに
屋台で店を出しているところがあり
そこで食べられるホットドッグが
美味いのだとか。
行きましょう!
と、その前に。
朝ごはん、ということで
空港を見回したのだけど
無駄に高いようで。
早速グルメ担当びっぷのご意見で
博多駅に荷物を預け
その足で
「朝ラーメン」することに。
駅から5,6分という距離の
『龍龍軒』。
開店までは時間があったのだけど
覗いていると
「どうぞ」
って。
一番客に。
しかも店の前においてあるのは
サッポロのビールケースではないか!!
びっぷでかした!
ということで
朝ビール
朝ラーメンを
11時ちょい前から。
ふたりはとんこつ
あたしは一日限定10食だという
黒ラーメンを。
黒ラーメンは
何の黒だかよくわからなかったけど
味噌ベースのやさしいスープで。
彼女たちが食べたとんこつも
あまりこってりではないようで
食べやすかったよう。
「最初がこれだと
テンションあがるね!」
って。
美味いものの力はすごい。
そして2日めにして
やっと口にした
黒ラベ○の力も。
そこから
件の金印ドッグ探しの旅へ。
というのも。
金印ドッグについて
しおり製作(=時間割、交通手段)
担当のあたしが
調べに調べたところ。
そのお店、
移動式のため
いつどこにいるか
基本的にはわからないらしい。
でも一応志賀中学校の
50m先の道の左手に
○時から○時にいます、
というHPを発見。
志賀島といえば
博多市内とは陸続きで
そこにいたるまでの
左右海の細い道が
「海の中道」として
ドライヴスポットとして有名なのだ。
そこまでは知っていた、
行ったこともある。
でも。
車で行くと
ビール飲めないじゃん!!

犠牲者を出すわけには行かないので
あたしは健全な道を計画。
行けるとこまで電車で行き、
あとは歩くのだ!ひたすら!!
そのような計画にあいなりまして。
でもこの
「ひたすら」が、実は
すんごくて・・・。
博多から
香椎経由で
2両編成の
海辺を走るローカル電車に乗り換え。
いやでも、これも
なかなかよかったけどね。
終点の西戸崎(さいとざきって読むのだ!)
から2,30分ぐらいかしらん?
との予想を
はるかに超え
実際かかったのは
1時間ちょっと。
炎天下の中
あるかどうかもわからない
ワゴン車をさがして
知らない町を歩き続ける。
相当な賭けだったのだけど
そこは金印ドッグ食べたさと
なんといっても
3人共通の
「イベント好き」の血が
あの長距離ウォークを
ささえました。
途中人とすれ違うことも
ほとんどなく
暑さで閉ざされた住宅街を
とぼとぼと歩き
何台もの海ドライヴを楽しむ
車に追い抜かされ
実はバスがあることにも
気付いたのだけど
いまさら乗る気にもならず
ひたすら歩いて・・・
ありました!!
金印ドッグを売る
船形のワゴン車、
やすらぎ丸』が!!
早速オーダー。
「金印ドッグ3つ」
・・感動の瞬間です。
オーダーしてから
作るというシステムのため
近くには
3台ほど車がとまって
クーラーがんがんで
品物を待っていたのだけど
あたしたちは
日のあたりまくる
ベンチに並んで
さらに思いをつのらせる。
博多駅から仕入れてあった
ビールもクーラーバックの中で
待ちきれないよう。
ほどなく
呼び出されて
そのありがたいホットドッグを手に
海へ出てみる。
ここがまた
すんごいいいシチュエーションで!
博多湾だと思うのだけど
右に志賀島
遠くに博多の街がうっすら。
堤防を越えると
小さな浜があって
小さな子供を連れた家族が
波をたわむれる
いわばプライベートビーチ。
そこで
堤防に腰掛けて
ホットドッグとビール。
さんざん歩いたあとの
ホットドッグとビール!
ステーキとイカがはさまった
金印ドッグ。
パンはかりかりして
美味しかったけど
正直
それほど美味くはなかった、
金印ドッグ。
でもあの
歩いたあとの疲労感には
たまらんかったね。
金印ドッグも
キリ○ビールも
目の前の景色も!
しばらく
それらを楽しんだあとは
船で帰ることに。
実は思ったより
近くに「大岳」という港があって
行きもこれでくれば
時間も労力も節約できたんだろうけど。
まあそうではないのが
あたしららしいというか。
ちょうど時刻表ともあい
数分待って
高速船で
たった15分で
博多市内まで。
爆睡してしまったけどね。
そこから
博多駅まで
歩く間に
サッポ○ビールを発見し
6本仕入れ
とりあえず宿にチェックイン。
海の家で
シャワーを浴びていなかったので
ささっと行水して
すっきりして
ヤフードームへ。
なぜかうちらの旅には
野球もつきもので
全国の球場、
結構行ってます。
二人は相当野球好きだしね。
あたしはといえば
球場で飲むビールが好きってくらいで。
まあこいつらといるだけで
楽しいってとこかな、
究極は。
今回は
福岡ドーム名物の
バーカウンターつきの席を
女MJが用意しておいてくれていて。
外野よりも
さらにうしろの地帯なので
ただでさえ広い
福岡ドームでは
選手たちは豆つぶの
ようだったけど
応援団の様子なんかが
うしろから見ることができて
それはそれで面白かった。
ただバックスクリーンが
見えないので
打順や、得点経過が
わかりにくくって
それはちょっと残念だったけど。
でも
イベントとして
やはり楽しいのです、
野球は。
残念ながら
サッポ○はなく
こっそり持ち込んだ
缶ビール1本と
高い金払って
バドを1杯飲みましたが。
ドームってのは
ビールが高いのがね。
それがいかんよ。
横浜から移った
タム様を見ることができ
女MJは満足そう。
前情報で
着ぐるみが集まるらいしというのには
遭遇できなかったので
びっぷはがっかりしていたけど。
さて
この日のクライマックスは
中洲の屋台。
中洲はボラれる、とのうわさは
あるのだけど
うちらは決めていました、
まさとよ』に。
なんでも
女MJの大好きな
三代目魚武濱田さんの
いきつけなのだとか。
事前にHPをチェックしたらば
なるほど
行きまくってるし
行くたびに
うなりまくってる!
濱田さんお気に入りのメニューなど
チェックして
場所チェックも入念に
していったらば
あっさりと
見つけることができたのだけど
「あ~ごめんね~
まだ準備中~
あと30分かかるかな~」
とのこと。
「じゃ、3人予約ですからね!」
と言い残し。
中洲にほかに
行くところもない
うちらは向かいのコーヒー屋で
開店待ち。
ガラス越しに見張っていると
ほどなく開店のよう。
常連さんらしき人で
屋台がうまって行く・・
あわてて出てゆくと
お客さんがつめてくださり
無事着席。
サワーと
もつをオーダー。
たまに
スーパーサブも
登場するらしいのだけど
この日はひとりで
働いてらっしゃる
まささんは
料理も客あしらいも
いい感じ。
汗をふきふきで
がたいがいいので
一見スポーツのようなんだけど
包丁を持つ腕は
なんだかしなかやで
きれいでした。
こっそり盗み見。
一見のあたしたちにも
公平に話しかけてくれて
てんてこまいの中
楽しそうに仕事しているのも
すごく好印象。
ちっとも待っていないのに
「大変お待たせしました」
ってすまなそうに出されたもつは
そりゃあうまくて。
おかわりしそうになった!
続いて
せせりの鉄板焼き。
せせりですよ、せせり。
大好きなせせり「だけ」が
料理になっているなんて。
それが香ばしく焼かれていて
もう感動です。
さらに
明太チーズ入りのたまご焼き。
ふわふわでとろとろで
これを焼くまささんの
スナップも
すてきでした。
最後は
焼きラーメン。
博多のあの細い麺に
とんこつで味付けしてある
焼きそば?
とにかく想像通り
美味かった。
家で再現したいけど
やっぱりあの出汁なんだろうな。
でかいずんどうで
出汁をかきまわすのを
何度もみたけど
まんま「頭」が
入ってました~
すんげ~
気になっていた
お手洗いですが・・・
近くのコンビニと
ホテルを紹介してもらいました。
暗黙の了解なのかな?
ホテルはきれいだし
夜はフロントもいないし
よかったです。
ほかのお客さんとも
ちらっとおしゃべりしたりして
美味しい料理を
2時近くまで。
すご~く安かったので
長居して申し訳なかったけど
すごく感じよくって
帰りがけも
大きな声で見送ってくださって
すてきなお店でした。
博多に行ったら
絶対また行く!
みなさまにも
おすすめです!!

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