きのうは。
大学時代のバイトで一緒だった
Tくんと飲み。
彼はたぶんあたしの知ってる友人の中で
一番おしゃれ、というか
いろいろこだわりのある人なので
いつもとは違うところに行けたり
違うものを食べたりできて
おもしろい。
前回も表参道のまい泉とか
岡本太郎記念館とか
青山界隈を歩き回り
素敵な洋服やさんや
食器やさんを教えてくれて
そういえば
「これでビール飲みなよ、
ほんと美味しいんだから」
と、ハーフパイントのグラスを
買ってくれたり
青山墓地あたりを散歩しながら
「お昼に外で飲むウイスキーっておいしいんだよ」
って、いきなりスキットルを出して
ラフロイグ飲ませてくれたり。
バイトでちょいあとに入ってきた
年下の男の子だから
遊んであげてる感が強かったけど
よく考えたら
いいオトコだったりして。
でも、まったくそういう発想にならないとこが
長くつきあって来れた所以なのかもしれないが。
ちなみに彼は結婚しているくせに
あたしのほかにも
女の子の、しかも
1対1で会う女友達が多い、というか
しかいないらしい。
皆にそうなのか
知らないけど
Tくんは教えたがりで
本や映画、音楽のこととか
この子から教わったこと、たくさんあるな。
フジタとの出会いも。
それになんてったって
もらったカセットテープ、
相当あるよー。
そういえばシングルモルトを飲み始めた時も
「最初はこれぐらいがいいんじゃない？」って
いきなりグレンリヴェットを買って
遊びに来ちゃうし。
あたしが影響されやすいからかなぁ？
そんなTくんなので
ちょっと『魚〇』で刺身、
という雰囲気ではないので
神保町界隈うろうろして
パブというか
英国ちっくなところを
探していたのだけど、結局
『ブラッセルズ』へ。
（ベルギーだけどさ）
以前、神楽坂店に行ったことがあって
値段だけでなく
敷居も高く感じたので
その後神保町店の存在を知っても
寄り付かなかったのですが
早く行けばよかった！
神楽坂は店は広いのだけど
照明が暗くて
お客さんもどこか
通を気取っている感じで
なんとなく居心地悪かったの
覚えています。
だけど神保町店は
せまい縦長の建物なのに
窓が大きくとられていて
しかもとなりが小学校の校庭で
すごく視界がひらけていて
明るくて
外から見る雰囲気とは
少し違う感じ。
そしてなんといっても
すごく店員さんの愛想がいいし
機敏だし、連携もとれている。
たぶん3F建てなので
そのあたりは気を遣っているのでは？
オミゴトでした。
そしてたまたまかもしれないけれど
お客さんも気取ってなくて
皆「これ、どんなビールですか？」
「さっきのはなんだっけ？」
なんて聞いたりして
イメージよりずっと庶民的。
たしかにビール1杯1200円平均では
2杯でストップでしたが
つまみもおいしい。
きのうは
レバーペーストと
チーズのかかったポテトフライと
ムール貝のピクルスを。
レバーはおいしいし、
バケット足りなくなるくらい
たっぷりで。
ポテトもあげたてですごくいいにおい。
ムール貝は小粒で
アサリみたいな色していたのだけど
あれ、種類が違うのかな、
よくあるオレンジのバカ貝っぽいのとは。
いつもみたいに
がつがつ食って
ごくごく飲む、ではなく
ゆったりしゃべりながら
ちびちびと。
そういう店なので
相手を選びますが
とりあえずTくんは
ハマってました。
あたしもそういう店では、というか
Tくんと一緒だと不思議と
UKロックで
ガーリーだった頃の自分を
少し取り戻したりして。
無理するんでなく
なんとなく
こんな日があってもいいなぁ、と
そんな時間を楽しみました。
3時間ぐらいいて
『ランチョン』でも行ってみようか、
ということになり
店をあとに。
ところが『ランチョン』はすでにclose。
『ミロンガ』へ。
ツボルグをいただきます。
『ブラッセルズ』でたいしたつまみ
食べてないのに
なぜか食欲はあまりなく。
不思議だなぁ、食べ方でおなか具合って
全然違う！
あとは話しがはずんだせいもありますが。
なんかだんだん年相応の
人生まじトークみたいになってきたりして。
そしたらいいとこで
追い出されてしまって。
「まだ続きがあるのにねー
もう1杯行く？」
なんて『ミロンガ』ではすでに
コーヒーも口にしたのに
またビールを飲むことに。
ふとケイタイを見ると
板長からの着信。
「ははぁ、飲むって言ってたから
来いってか？」
と思い、
いいや、この時間1杯飲ませてくれるのは
あそこぐらいでしょ。
と、結局またまた『魚〇』へ。
聞くとやはり○宅店長からの
「呼び出し」だったらしく。
Tくんの雰囲気かどうかは別にして
まーやっぱり居心地いいわけで
ビール1杯とえびせんしか食べなかったけど
いやな顔もせず
飲ませていただきました。
そして今日も『魚〇』デーです。
もう「ただいま」って感じだよ！