紫水晶の上で

季節はずれの夏休み、
実はすごく夏休み気分を味わえ。
朝起きると
雨模様。
しかも大雨だったんだけど
「絶対晴れる」という
確信があって。
根拠のない自信、
時には必要と思うよ、
何かを招く力がね、
あると思わない?
捨ててもいい傘をさし
おまけに夜
スタジオがひかえていたので
ギターをかつぎ
かばんにはエフェクター詰め込んで。
まずは
女MJの案内で
横須賀でランチというので
京急に乗って。
「三崎口」という行き先は
昔よくこれに乗って
海に行ってたせいもあるけど
それだけで
「夏休み」「小旅行」気分だ。
雨でもなんでも。
と思っていると
横浜をすぎたあたりから
空が明るくなってきて。
ははん、でかした!
天気の神様!
あたしの根拠のない自信!!
横須賀中央に着くと
雨は完全にあがり
待ち合わせた元祖とともに
女MJの車にひろってもらい
駅近くでランチを。
目論み通り、傘も預けてしまい。
はじめは女MJ行き着けの
imoというイカした音楽を
イカれたにーさんたちがかけてるバーに
行く予定だったのに
きのうに限って
臨時休業。
じゃあラーメン屋が、、と
むかうとそこも臨時休業。
しょうがないので
まわりをみまわすと
「海鮮丼1000円」と。
これがうまかった!
ぼたんえび
たこ
ほたて
生しらす
いか
まぐろ
ねぎとろ
どれもおいしくて。
さすが海のそば。
うーん、旅行ちっく。
それから
モアーズの雑貨屋をぐるぐるして。
ここ、実は変わった雑貨屋さんが
集まっていて
かなりおもしろい。
なかなか来れなくて
残念なんだけど。
300円ショップでTシャツ買ったり
なんかして
いよいよお風呂へ。
夕方から仕事なので
帰ってしまう女MJが
車で送ってくれて。
それもなんだか夏休みちっく。
以前、この3人で奄美大島に
行ったことがあるのだけど
まるでそんな雰囲気。
海沿いのカーブをまがる時
風が吹き込んで
ほんとに気持ちいい。
ここはどこ?
ほんとうに東京から1時間なの?
BGMはOTTO。
さてお風呂なんですが
海沿いの露天とかに魅かれて
泊まったことは何度かありますが
これほど開放された風呂は
始めて。
海岸線がまっすぐで横から覗けないという
地形のせいかもしれないけど。
まあ見えるとしたら
少し離れた観音崎灯台の上から
ご丁寧に双眼鏡なんかで
覗く人ぐらいか。
そんぐらい努力するやつには
まあ見せてやってもいい。
もしくは目の前を通る大型船か
その先にかすんでみえる千葉県からか。
こちらは不可能でしょう。
なわけで
お宿拡張しての
無理矢理の露天風呂とかではなく
広々と風呂全体が海を向いていて
もちろん天井もなく。
そこに寝て入る形の風呂とか
五右衛門のようなひとりで入れる風呂とかあって。
残念ながら温泉ではないのだけど
『海洋深層水』とかで。
深海を循環している水とか。
深海ということは
光が届かないので光合成を行えないので
プランクトンがいなくてきれいだとか
海の奥底を循環し、
表層の海水と混じり合うことがないとか。
何世紀もの歳月をかけて地球を回っているとか。
ミネラルが多いんだってよ。
なんかわかんねぇ、けど。
なんかよさそうだ。
全体的にぬるめのお風呂で
気温もちょうどよかったみたいで
長い時間つかっていて
ちょい熱くなって外の風を浴びて。
見上げると空が青くって
刷毛で書いたような雲ってやつがあって
飛行機やゲイラカイトみたいに
空を泳ぐ鳥が飛んでいて
色とりどりの大型船が通って。
ああ、
神様ってやつはうようよしてる!
ほんとそこらじゅうにいるぜ、ベイベー。
それから
予約していわゆる岩盤浴を体験。
600円だぜ。
あたしは紫水晶だったんだけど
どんな効果かはわからんけど
なんとなくよさそうじゃない?
25分でとにかく汗だくだし。
「光と音楽の演出をお楽しみください」なんて
アナウンスは無視して
爆睡。
快眠。
おお、これぞリラックス。
求めていた休日の姿じゃ。
こんなに天国気分ばかり味わって
いいんかね?
お風呂のあとは
横須賀中央にでて
元祖の知っている台湾料理の店へ。
汗が出ただけあって
ビールがうまい。
ぎとぎとしたものもうまい。
豚足。
ざー菜。
わたりがにの唐揚
黒豆とゴーヤの炒めもの
牛肉の生春巻き
がっつり行きました。
紹興酒が少し飲みたくて
元祖がたのんだら
「サービス」って店のおにいちゃん、
焼酎グラスみたいなでかいのに
なみなみと淹れてくれて。
さすが元祖見知らぬ男キラー、健在です。
飲みきれないので
小さいコップ(常識的紹興酒専用グラス
=ちなみにとなりの女子ふたり連れはちゃんと
標準サイズで飲んでいた)を
たのみ、二人でわけて飲もうとしたら
またも「サービス」って
持ってきたグラスには
すでに紹興酒がなみなみと・・・
ありえねぇ!
と、ペットに入れて持って帰る作戦も
考えたのだけど
いつの間にか二人とも
飲み干してました。
んー、あたしらって。
それからあたいは京急乗って川崎へ。
スタジオで音出して
気持ちよかった~。
きのうは酔ってたせいもあって
なんかメンバーの顔みてるだけで
うれしくなっちゃって。
終始にこにこの変なおばちゃんでした。
ここにもプチ天国ありなのよ。
あーしあわせ。
今日は隅田川河原で飲み会。
また天国を見そう!

「紫水晶の上で」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    >根拠のない自信
    ってまじ必要だよ。
    それを直感とも言うのさ。

    おめれとー! 直感あたって!
    ベイベーさんの文体、サイコーだよ。

    >神様ってやつはうようよしてる!
    ってのもほんと。
    落ちてるときはついうっかり忘れちゃうんだけどね。

    楽しそうな夏休み気分♪

  2. SECRET: 0
    PASS:
    soukichiさん、神様ってやつはの件は、
    チバユウスケのやっている
    バースデイってバンドの歌詞なんですけど、
    実感する毎日です~♪

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