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M田荘初体験①

5/3、連休初日の東京駅は
そりゃあすごくって
まず新幹線の改札を抜けるのに
一苦労。
前日からの雨もまだ降り続け
東北方面の新幹線が遅れて
混乱しているよう。
山行きのいでたちで
傘をさすのは
不本意だったけど
これほど濡れても構わない
格好もないので
それはそれでいいか。
天気予報を見ての
行動のつもりだったので
自由席に並ばなくてはならなかったけど
当初5/3に予定していた登山を
5/5に変更して遅めの出発。
10:44のあさまを狙い
NNさんと二人
10時に並び始める。
東北新幹線の遅れの影響で
あさまの到着、出発にも
遅れが出て
結局25分遅れになったけど
さすがに席は余裕で確保。
乗車時間は1時間半ほどだから
並んでる間に着くっちゃあ
着くんだけどね。
まあ荷物も大きいし。
車内から
すでに早朝から車で
別荘に着いてらっしゃる
M田さんに連絡。
毎年噂に聞いていた
M田さんの別荘に
あたしたちも初めて
お世話になることにしたのだ。
「上田駅の狛犬で」
との指定があり
到着するとすぐに
車で拾っていただく。
何台か車でいらっしゃる
みなさんとのタイミングで
予定は見えなかったので
自力で駅周辺の蕎麦屋を
訪問しようかとも思っていたのだけど
M田さんが予定を合わせてくださり
徒歩では行けないお店『かみしな』
に連れていってくださる。
計画の段階で
地理については
あらまし予習していたつもりだけど
さすがに畑のまん中に
ぽつんとあらわれる
渋い蕎麦屋までは
チェックもできていなかったし
どこをどう走ってきたのかも
よくわからず・・・
すでに到着直後にして
今回の旅はもうお任せします!
な、状態。
のれんをくぐると
M田さんの顔をみて
店の方たちが「あら、いらっしゃい」
「花はもう咲いていた?」
なんて。
さすがだな、
こんな場所でも「なじみ」になってる
M田さん・・恐るべし!
運転手には悪いけど
アのビールを頂きながら
もつ煮、ふきのとうの天ぷら、
野菜天、そしてざる。
小盛にしたのに
平打ちみたいな麺が
ボリュームあり。
つゆが甘めで好みだった。
東京でて1時間半で
蕎麦にありついて
満腹ご機嫌~♪
って深呼吸したら
やっぱり空気も美味いね。
さらにご機嫌~。
そこから
連絡を取り合い
ほかの2台とパン屋
『穀蔵』で合流。
こちらもまた辺鄙な場所にあり
車ならではのアプローチ。
Tらさん、GジさんTモ子さん夫妻、
Hらちゃん、Mりりんちゃんの車、
Y野カップルの2台が
次々に到着
古民家でわーわー言いながら
オレンジピール入り、
くるみ入り、干しぶどう入り、
全粒粉のパンとか、ラスクとか
山盛り購入。
そのあとは
「はじめての人もいるから」と
真田城址に連れていって頂く。
真田氏って真田幸村?
何した人だっけ。
みなさんは歴史好きみたいだけど
残念ながらあたしには
よくわかんない。
城っていっても
わりと狭いんだな~、
なんて超素人な感想のみ。
すいません。
にしても、だいぶ登ったので
景色がいいね。
上田っていう町が山に囲まれた
盆地だっていうのがよくわかる風景。
桜にも間に合って
いいカンジです。
それから
スーパーに寄り
食材と酒を。
あたしも何か作ろうと
食材、調味料をばんばん
カゴに入れる。
総勢12名になるというので
いくらあっても大丈夫でしょ。
もう1軒で
ジンギスカンの肉を仕入れ
いよいよ別荘のある山へ。
足のないうちらは
そうそう迎えに来てもらうのは
申し訳ない、と
徒歩でのアプローチも
考えていたのだけど
結構山深い。
坂道をぐるぐる登って行くと
途中桜のトンネルなんかがあって
ちょうど満開だ。
こりゃ標高もずいぶん来たのね。
車を降りたら
ひんやりしたし。
クラブハウスで
薪を用意しておいてもらったり
宅配の荷物を受け取ったり
なるほどよくできているのね、
別荘地というものは。
そして着いたM田荘。
写真では
見ていたけど
自分たちで途中まで作ったという
ドーム型の別荘は
やはり個性的。
朝放したという猫三匹が
迎えてくれる。
一匹すげー美人がいて。
それにしても
悪さしないお行儀いい猫たちなんだね。
ビップの家のは
いると何もできない、と
聞いていたけど
猫もいろいろなのね。
部屋は一階がリビング&キッチン。
薪ストーブがすてきぃ。
二階にロフトっぽい部屋二つ。
人数が多いのでふとんが足りないかも、
というので持参していた寝袋で
二階に場所をいただき
とりあえず荷物を置かせてもらう。
台所では
わさわさと料理をはじめる人で
あふれていたので
傍観させていただき
プルトップをひく。
16時半ぐらいだったのかな~。
それから
パンを切り
買ったもの作ったもの
料理が次から次へと出てくる。
あたしものろのろと立ち上がり
ゴーヤのツナレモン和え、
もやしとパクチーのナンプラーサラダを作る。
Hらちゃんがこの
もやしパクチーを
気に入ってくれて
「もっと食べたい」というので
「明日も作るね」というと
大喜びしてくれたのが
うれしかった。
人がいるときに料理を出すのは好きだけど
やはり評判は気になるもんね。
ビールの合間に
スパークリング、赤ワイン、
微発砲のにごり酒など
飲み続けていたのだけど
あれあれ、一升瓶で買った
赤ワイン2本がもう終わりに近いね。
これから来るという
142夫妻に「酒がたりなくなって
不安なんだけど・・・」
と、メールすると
あとでMグから
「ひくんですけど~、
・・飲みすぎ!!」と
一同怒られてしまった。
ははあ。すいません。
でもあたしにも
リクエストしてないのに
別に黒ラベル一本
買ってきてくれたよ、
ありがとう♪
この頃から
ひとりふたり沈没しはじめ
あたしも
23時すぎに寝袋にて就寝。
みなさんもあまり変わらない時刻に
眠りについた模様。
寝袋持参の方が多かったみたいで
ふとんは結構余っていましたね。

歩いて食べて日焼けして

ぐだぐだおしゃべりしていて
最終時計を見たのは
2時半だったけど
7時半に起きて
みんなてきぱき行動。
あたしはやたら
トイレに起きて
そのたびに短い夢を
いっぱい見たのだ。
帰りに新幹線に乗り遅れて
セスナの迎えが来るとかね。
朝ごはんはホテルの朝食。
イタリア軒というホテルなんだけど
なぜか和食のが評判がいい。
ので和食にしてみた。
しゃけを中心に
高野豆腐
たけのこ
とり肉のたまごとじ
きゃらぶき
すじこ
などごはんのおともがいろいろ。
そしてひとりひとつのおひつには
新潟ご自慢のコシヒカリかな。
あつあつではなかったけど
美味しかった。
しゃけも美味しかった。
またお腹いっぱいになって
ベッドに沈没しそうだったけど
でかけますか~と
チェックアウトしたのが
10時前。
ホテルに荷物を預けて
歩きはじめたけど
出だしが早すぎて
お店はどこもまだ開いてない。
とりあえず海方面に
お散歩しましょう。
と、こちらのページを参考に
調べておいたルートを歩く。
きのう行ったお鮨屋さんの前からそれて
オギノ通りへ。
オギノ式のオギノ医師宅跡の
オギノ公園には
めだかが泳いでいて
なのとものどか!
そこから「みかづき」の前を通り
あとで名物イタリアンを
体験しよう、と話しつつ
ひとつ北の道へ。
途中
テーラーがあったり
南米雑貨屋さんみたいのがあったり
新潟はちょこちょこ
おしゃれショップがあるのだ。
「美たか鮨」の横を抜けて
写真館あとだという
木造の赤と青の建物を見学。
残念ながら中は公開されておらず。
それから
となりの「北方文化博物館分館」へ。
ここも公開していないと思ったら
入口の案内があったので
入ってみた。
洋館と日本家屋が合体した
お屋敷あとなんだけど
ここも雰囲気あって
よかった~。
どちらも住んでみたい。
お庭もひろくて
ちょうど緑がいい季節。
庭のはしの東屋で
三人でほけ~っと
鳥の声やら
風にゆれる葉のすれる音なんかを
聞いてた。
昔はここから潮の音も聞こえていたとか。
たしかに高い建物などが建って
さえぎられてしまったのかもしれないけど
静かなここらの雰囲気は
いまも残っているような気がした。
それから
教会の横を抜けて
坂をあがると
階段につきあたる。
どっぺり坂という坂で
階段のまん中に街灯があって
なんだかパリの一角みたい。
坂をあがって
まっすぐ歩いていると
遠くに松の暴風林が見えて
松の向こうにやがて
青い海が見えてきた!
日本海かぁ、
もっとじめっとしたイメージだけど
この日はとにかく天気がよくて
明るい青なのだ。
海にでるのはおあずけにして
松林のにあたる公園を歩く。
地面は砂で。
公園は手入れされているようで
なかなかワイルドで
ビップはきじを見たって。
あたしもあとで
ぐえっぐえっっていう声を聞いたよ。
公園を抜けた先に
護国神社、そして
水族館があって
そこらはひらけてそうだから
休憩できるかと思ったら
調べておいたジェラート屋さんしか
見えない。
水族館の人に
飲食できるところはないか、と聞いてみると
ちょっと残念そうに
「ラーメン屋さんぐらいですね」
って。
そっか・・・しょうがない
ジェラートでも食べますか、と
近づいてみると
ラーメン屋さんのメニューに
「生ビール、黒ラベル」の文字。
いや!
この時の盛り上がりといったら!
ほんとに聖地だよ、新潟。
しかも
ジェラートには目もくれず
「餃子食べたい」という
二人が好きです。
のんびり散歩のあとに
餃子とビールですよ!
海の見える
[#IMAGE|c0049455_1235719.jpg|201205/03/55/|right|224|150#]こじゃれたお店で。
で、この餃子がまたさ!
皮が手作りっぽくて美味しかったのさ。
なんとも驚き。
新潟サイコー!
ビールおかわりして
2杯ずつ飲んだあとは
海まで出てみた。
天気ほんとによくって
泳いでる人もいたりして
なんだか日本海ぽくない。

海で遊ぶ二人も
絵になっています。
ビールのあとの甘いもの、ってことで
きのうビップが仕入れておいてくれた
ウィーンの焼菓子をつまんだりして。
またまた[#IMAGE|c0049455_1262751.jpg|201205/03/55/|right|224|150#]
のんびりしちゃった。
それから
海をあとに
地図を手にみかづきまで。
名物「イタリアン」は
やきそばにミートソースが
かかったというシロモノ。
これについては
予想通り。
これ以上はノーコメント。
ということで。
でもまぁ、思い出の味・・ってことなんでしょう。
それから
三越でてぬぐいを買って
また古町を歩いて
すすめられた
富士屋のクリームパンも
食べてみた。
たしかに美味しいけど
クリームパンというものには
限界があるし
ちょっとクリーム多すぎだねぇ、
なんてこと。(失礼!)
越の淡雪の丸美屋さんまで往復して
古町は終了。
時間があったから
その先の白山神社に
行ってもよかったのだけど
とにかく暑くてへとへとだったのでした。
あとは新名物の
メロンパンをいただく。
これは美味しかったけど
おみやげには難しいしね。
で、ホテルに戻り
荷物を受け取り
300円タクシーを呼んで
新潟駅まで。
ビップが一番楽しみにしている
おみやげタイムは
たっぷり3時間ほど
とっておいた。
ところが新潟駅のおみやげコーナーの
小さいこと!
せまいエリアをぐるぐる歩いてはみたけど
種類もそれほどはなく
なんとなく買うものは
決まってしまい
歩き疲れがどっとでて
モスバーガーでコーヒー。
まったりしちゃいました。
ちょっとこの時間は
もったいなかったけど
慌てるよりはいいか。
ということで
またゆっくりかけて
駅弁を選び
ビールもちゃっかり仕入れて
19:23初のマックス2階へ。
ここで最後の乾杯。
まったく食べすぎなんだけど
この駅弁「えび千両ちらし」も
あたりでした。
卵焼きの下に隠れて
うなぎ、こはだ、むし海老、
いかの一夜干しが。
ごはんはコシヒカリ。
がっつりいただきました。
がっつりのあとにも関わらず
ビールのお供に
ジャイアントコーンと
柿の種わさび味とか
まだまだ食べ続ける
あたしたちも
やがて睡魔に襲われ
気付いたらもう大宮!
いや~近い近い。
21:20東京駅で解散。
そこからは約10分のあたしは
22時には
洗濯しながら
シャワー浴びて
砂に汚れた
クロックスもお風呂で洗ったりして。
あとは泥のように眠りましたとさ。
楽しい時間をくれた
二人と新潟に感謝!
「また来年も誕生日にライヴあるといいね」
と言ってくれる言葉がうれしい。
また無茶したいね~。
ということで
明日からまた
旅の第二弾。
もう寝なくっちゃ。[#IMAGE|c0049455_144012.jpg|201205/03/55/|mid|180|264#]

ふいに通じる気持ちとか。

今日は。
久しぶりの土曜休み。
明日の美容院を変更して
雨の中、石川町まで。
今週は
火曜から呑み続けたせいか
こんなさびしげな天気の方が
あたしの気持ちにマッチしていて
ひとり、外に出かけたくなったので
石川町までの小旅行、
ちょうど良かったかも。
雨の日は
傘をさしているせいもあるかもしれないけど
空気をさえぎって
自分のまわりに
小さな宇宙を作れるような気がする。
考え事、静かに思い出したいことがある時には
今日みたいなそぼ降る雨がいい。
ちょっと遠回りして歩きたい気分。
気温も少し上がってたみたいだし。
代官坂を登って
一ヶ月ぶりに訪れた
カリスマ美容室には
アシスタントのKホちゃんが
復活していた。
照れくさそうに笑う彼女、
ちょっとあれ?っていう
変化が。
カリスマTとは
彼女の世代の危うさとか
気持ちの壊れやすさとか
さんざ話した時もあったけど
一転して明るいタッチの彼女に
「十代ってあんなものかもね」
と、今日はつぶやきあった。
来週40になるカリスマと
厄年の話になったので
41歳で亡くなった
ギタリストの話をした。
彼の話は
一言では言い尽くせないので
あたしとバンドの関わり方を
知らない人にはあまり
話したくはないのだけど
カリスマはそういう情報とは関係なく
あたしのいいたい気持ちを
すっと汲み取ってくれた。
予想通り。
「単純に死んで悲しいって話じゃないんだよね」
「死とか自分が生きていることとかについて
考えるよね」
「ちっさいことなんだよね、あれもこれも」
などなど。
自分の経験も交えながら
すぐにそういう話に持っていってくれる
カリスマにはやはり話してよかった。
いろいろ言い尽くせない感覚を
共有してくれた。
水曜日。
☆とNNちゃんと恒例の
『あい津』で呑んで帰った夜のこと
ブログを立ち上げるとコメントがあった。
ブログつながりのお知り合い、
soukichiさん。
コメント自体には表現されていなかったけど
今回のこと、心配してくださってるんだな、と
感じてありがたく思い
何気なく彼女のページも覗いてみて驚いた。
書いてあったのは
リッキーリージョーンズの
「Company」という曲の歌詞と
その日のエピソード。
「なぜか口をついてでた曲から
あたしベイベーさんのこと思い出した。
この曲をあたしベイベーさんに捧ぐ」
って。
その時点であたしは
その曲は聴いたことがなかったんだけど
まずそうやって
あたしのことを
何気ない日常で思い出してくれる
人がいるということに
涙した。
しかも曲を捧げますだなんて
なんてうれしいんだろう。
会ったこともないのにね。
ネットは便利なもので
すぐに曲も聴くことができ
歌詞の内容も知ることができて
またsoukichiさんの気持ちがうれしく。
カリスマといいsoukichiさんといい。
もちろん近くで
大丈夫?と声をかけてくれる人もうれしいのだけど
ふっとこちらの気持ちを落ち着かせてくれる
タイミング、近寄り方、
なんだかそういうのって
意外と距離のある関係の人だったりするんだよね。
まあ自分は
目の前にいる人に抱きついて
わーわー泣いたりする感じではないので
ある程度頭を整理して
こういう場所に気持ちを吐き出すことで
自分なりに納得しちゃってるので
近くの人もある意味
扱いにくいのかもしれないので
申し訳ないんだけどね。
ということで
美容院の帰り道
リッキーリージョーンズの
1stアルバムを買った。
だけどあたしはcompanyを聴く時
悲しい気持ちではなく
うれし涙の気持ちを思い出すのだと思う。
ちなみに
自分を一匹狼だというsoukichiさんに
あたしはむしろ「company」を感じるけどなぁ。

朝のタワー、冬の山々


きのうは。
先日も行った
歌川国芳展の後期展示へ。
やはり朝一に
でかけたけど
チケット売り場は人の山。
それでもありがたいことに
招待券でちょっぴり先行入場でき
後方から感じられる
集団の空気から
逃れるように
作品をひとり占めしながら
急ぎ、味わう。
いや、こなす。
って感じだったかな。
鑑賞もなんも
ありゃしねぇ。
それでも
国芳らしい
変わったモチーフに
ふふっと笑ってみたり
何気なく描かれている
江戸の文様にうっとりしたり。
そしてやっぱり肉筆がよかった。
巧い、普通に。
だけど
展示の方法がなんか
イマイチだな、ここの美術館。
だいたい前期後期で
かなりの展示替えって
つまり絵を選びきれてない
ってことでしょ。
あるもの全部出すのがいいとも
限らない、とあたしは思う。
同じ展覧会に二度も行かなくてはいけないなんて。
なるべく多くを見せたい、とかいう親切心よりも
キューレーターの怠慢か
ただの入場料稼ぎ、としか
感じられない。
ちょっぴり「いきどおる」。
ささっと見てしまった時刻では
まだ屋上にも登ることはできず
もう一つの展示スペースを
巡ってみたけど
ナゾの現代アートで
あたしには居心地悪く。
帰ろうか、と迷いつつ
展望階をぐるっと一周してると
富士山が見えた。
やっぱ屋上登ろう・・・
なんとか
11時になったところで
展望台一番乗り。
朝の東京タワーと
雪でいつもとは様子の違う
富士山と
連なる冬の山々を眺める。
山が見える風景っていうのは
ほんとにいいね。
さて。
仕事に行こうか、と
乗り換え検索すると
中途半端な時間。
『Hinata-ya』で合流しよう、と
働く☆とNNちゃんに連絡して
あたしは神保町で少し時間潰し。
山の店を覗いたり
『アリゴ』で仕込み中の
若者たちに声かけに行ったり
スタイルズさん』に
久しぶりに顔出したり。
ジャイアントキリングの最新刊、
最近気に入ってるアウトドアの
メガあったかいくつ下、
エドガーの中盤、
塩ケーキなど
いろいろゲットの仕事前♪
しかも仕事は
一気に流して
18時あがり。
☆とNNちゃんと
森下は『三徳』へ。
なぜか前日に
この店指定で連絡してきた
門仲友の男子Oちゃんも合流。
鼻が利くなぁ。
それにしてもヤバかった。
うちらが到着した直後から
続々と人が入ってきて
帰るまで店は飽和状態。
一歩遅れたら、入れなかったかもだよ。
どんだけ人気店!
しかもまわりは
回転よろしく
うちら最長滞在、
たぶん金額も一番だったのでは。
とはいえ、すーんごく
安いんだけどね!
生レバー、
あぶりレバー、
レバかつ。
どれも美味しい。
煮込み、野菜炒め、
レバかつもう一回は
タルタル二倍のオーダー。
そして今日のフロアのおにーさん、
なんとなく気になるのだ。
と、明かすと
みんなも「わかるー!」って。
決して美しくもなく
目立つ人でもないのだけど
なんとなく雰囲気のある
(しかもおやじ)
感じなのだ。
Oちゃんには理解できないようだったけど。
そのおにーさんが
なぜかトイレ待ちの時
話しかけてきて
トイレからでてきた
自分の同級生を紹介してくれたんだけど
ちょうどその時流れていた
TV取材されていた築地の喫茶店
マックモア』の店主とのこと。
アルコールはない、としかられたけど
「一度いらっしゃい」と。
インプットしておきましょ。
ああしかし
何といっても
地元はぷらっと歩けば家、
というのがありがたい。
あけて本日は。
予告通り
両親から「避難グッズ」が届く。
4kgもあるらしい
28点セットをはるばる大阪から
送ってくれるのはありがたいけど。
あけてみると
避難時に持ってくべきものでないもの、
避難するほどでもないけど
必要となるもの、と
雑多なセットで
せっかくだけど
仕分けさせてもらったよ、
レンホウがごとく。
山道具の延長みたいなので
用意していた
自分の避難グッズと融合してみた。
それにしても
先日shindouさんと☆と呑んでいた時に
「備え」は心配だからというよりも
助けられる人よりかは
助ける人になりたいから、
と、話すと驚かれ、
そのためにやりたくもない
ツイッターを始めようかと思ってると言うと
全否定されたんだけど。
思うにこれは親の血だな。
この避難グッズから
そのようなメッセージが
うかがえる・・・
うん、そんな気がする。
さて
本日のお料理。
・たけのこと高野豆腐のふくめ煮
・生揚げ、ねぎ、牛挽き肉、高菜の炒めもの
 (薬膳レシピから)
・ひじき炒め
・ポテサラ
・もやしのナムル
・ちぢみ小松菜のごま合え
・きゅうりとみょうがのぴり辛酢のもの
(想像で作った料理。
 以外と美味い!
 きゅうりを塩もみして
 甘い酢と豆板醤とごま油で和える)
あーそれにしても寒いと思ったら
氷河期突入なんだってよ?
太陽の黒点って増減があるらしいけど
これから増える予定なのに
予想を下回ってるのだとか。
氷河期か~
想像を絶するね。
とりあえず数年で
東京は札幌になるとか・・・
避難グッズにカイロを
増やした方がいいかな。
あーもういろいろ大変ねっ!
やんなっちゃうっ。

時は刻んでも。

深夜帰宅に続き
金曜は『き○助』にて
B当主催の女子呑み。
S美にしてもヒメにしても
みんながんばってるのよね~
女子たち。
そんなこと思いつつ呑んだ
この日の黒ラベルは
めちゃ美味かった。
ママ不在はちょっとさみしかったケド。
土曜は
いつもの『Hinata-ya』カレー
をはさんで仕事。
夕方から渋谷へ。
吾妻さん、
そろそろ観たいな~
と、年明けに検索したら
あら、ちょうどあるじゃないの。
ということで声かけして
ひっかかった元祖とOちゃん。
新しくできた
プライムの上の会場、
「座って観られる」という
コンセプトらしいのだけど
ドリンクは期待できないので
前乗りで
ビール入れることに。
井の頭の横の
ごちゃごちゃした所にある
『CONA』へ。
ところが!
以前は黒ラベルだったのに
カールスバーグになっていた。
とほほ。
薄めのピザは美味しかったけど。
残念。
整理券入場で
席取りがあったので
三人でがぶ呑みして
会場へ。
会場は
思ったより狭くて
映画館のような雰囲気。
うまいこと
ドリンクバーに近いところに
席も確保できたので
こりゃあ呑み放題だな、
と、思ったところ
またもはずしたスーパードライ。
スパークリングにしてみたけど
これがまた不味い。
ちょっとテンションさがるな~。
しかも食べ物はポップコーンだけだし。
このメンツでは
ネズミーシーにあるホールで
大枚はたいて呑み食いしながらのライヴ、
というのを体験しているので
またその時の話になる。
「あれはよかったよねー」って。
まあでも
本来の目的を思い出して
気を取り直して。
とか言ってコロナお代わりしたけど。
ライヴは最後方だというのに
観やすいし音もいいし
よかった。
もちろん演奏もよくって
Drの岡地さんはいつも以上に
どっかんどっかんで
気持ちいいし
いつもながらいい顔してるし
見惚れちゃう。
ピアノじゃないの?
と、思った早崎さんの
電子ピアノも
音だけでなく
手元もばっちり見えて
それはそれでいいな~と
思ったし。
「練習疑惑」と言われるぐらい
腕をあげたらしい
三平さんはますます
ステキになってるし。
部長も相変わらず♪
そして
吾妻さんは
あの顔で
ほんとにすてきな声をしているし。
ゲストのLeyonaは
何度か観ているけど
初めていいと思ったんだけど
そのせいか吾妻さんも
歌に力が入ってた気がする。
しかし
こーぞーさんの白いサックスを見ての
「矢吹丈かよ」発言が
この日の一番のツボだったな。
ライヴのあとは
Oちゃんのご案内で
あやしい街の中に
昔からあるロック喫茶
『BYG』へ。
いまどき珍しい
穴ぐらちっくなこのお店。
期待していなかったら
意外と料理が美味しかった!!
自家製ミートソース、
から揚げ、ポテトフライなど
もりもりいっちゃって
しかもOちゃんごちそうしてくれた!
ありがとっ。
連日呑みの週も
やっと終わった本日日曜は。
小学校時代の唯一の友Uらの
ダンナさんが
「Tokyo Tokei Fes」という
イベントを主催しているというので
有楽町は交通会館まで。
自分は時計もしないし
何が良いやら
まったくわからないのだけど
彼女たち夫婦が夢中になっている世界を
見るのもいい機会かな、と思い。
ブランドっぽい大手の出店と
アンティーク、という
ブース出店に分かれていたけど
どちらも敷居高い感じ。
贅沢な趣味だよなぁ。
でもまあ値札つけてる店のものを見ると
中には手の届くようなものも
あったけどね。
それが「買い」なのかどうかは
まったくわからん。
結局
彼女たちに陣中見舞いということで
お寿司を差し入れをし
ダンナ様ともはじめましての
ごあいさつをし
1時間ほど滞在してお暇。
でも
夫婦のコンビネーションを見ることができ
おもしろかった。
またゆっくり会いたいね。
彼女とは一年に一回ぐらいしか会わないけど
でもとぎれない関係。
そしていつ会っても
違和感を感じない人。
時計の針は何度もまわっているのにね。
帰りがけ
交通会館の1階でやっていた
マルシェで野菜を買って帰宅。
・かぶとしいたけの煮物
・かぶの葉とじゃこのごはんの友
・小松菜とヤマブシダケのおひたし
・くらかけ豆の煮物
・せり入り炒りたまご
・ゆきなのナムル
・せりのおひたし
ちょっとマンネリ脱出かな。
あとは
鶏ハム作成中。
しかし寒いね。
料理してる時は忘れるけどさ。
ガスファンヒーターと
OUTDOORのぬいぐるみみたいな
靴下が活躍中。
久しぶりにプレミアリーグを見ながら。
シティVSスパーズ。
あ!追いついた!

あたしリニューアル~やたらときゃっほ~~なわけ

髪を切った。
いつもより、
たぶんたくさん。
カリスマTのところに
行きだしてから
どんどん短くなっていて
長さに関しては
慣れっこだったのだけど
「形」を変えたのは久しぶり。
ボブの変形だったので
どちらかといえば
頂点が上の三角だったのが
真逆の、
あごが頂点の下向きの三角形、
てっぺんをふんわりで
あとは首に沿って
すとんと。
前回行った時に
白髪をみえにくくするには、
という相談をしたことから
カリスマがイメージしてくれたのだけど
こういう形は
やったことがないから
想像もつかないまま
訪れたカリスマ美容室
そんなつもりはなかったのだけど
不安顔で鏡の前に
座っていたらしいあたしに
「髪型変えるのって
何かためらいありますか。
いつも通りにしてて
大丈夫ですから。」
この人、
こういうところが
こわいんだな。
自分も気付いてない深層心理を
よく言いあてられる。
そうだった、
あたしはこの人に一生髪は任せようって
思ったんだった、
腹を決めよう。
・・・
できあがりを見て
「なんか、若いね!」
口を揃えてしまったのだけど
「童顔だから、こういう危険があるんだよな~」
と、半分テレ隠しで言うと
「いや、いい意味で若くなりましたよ、
ほんとにいい意味で。」
と、言っていただき
自分でもよくわからない気持ちを
またもおさめてもらい。
そんなわけで
今朝いろんな人のリアクションが
本音なのかどうなのか
疑うなんて面倒はよして
「いいの、気に入ってるから」
と、自信を持って思えたのは
カリスマのおかげ。
なかなか人をほめたりしない代わりに
うそはつかない人だから。
そんなわけで
ベイベ~リニューアルを果たす!
しかもなんだか妙に
「はしゃぎたくなる」髪型なんだな。
次回会った時
テンション高かったら
そんなわけです、
みなさん受け入れてね。
きゃっほー!
石川町から戻ると
こちらは真っ暗。
でも自転車方々に飛ばして買い物して
恒例のお料理。
スティックセニョールと
アスパラ菜は土曜のサルのあと
錦糸町のマルシェで買ったもの。
・じゃがいも手羽元ごぼうにんじんのお酢煮
・パクチーともやしとえびのサラダ
・れんこんの青海苔きんぴら
・スティックセニョール(ちょっとはずれ)
・アスパラ菜(珍しい!と思ったけど
 結局葉と茎を時間差で調理せねばならず
 アスパラと菜の花を別に買った方がいいか も。
 ビタミンC含有はすごいらしいが。
・青大豆
・セロリの葉の佃煮
・ごぼうとひじきのきんぴら
遠出したのに元気なのは
やっぱりリニューアルのおかげかね。
年の瀬突入だけど
スピードあげましょか!
みなさんご一緒に、
きゃっほ~!!

クライマックスもすばらしきサンセット~しまなみの旅⑤

なぜか
朝6時に大三島町じゅうに
響きわたるほどのチャイムが
会社の始業ベルと同じだったのは
あたしたちの不幸ってことで。
眠りをさまたげられ
ゆるゆると起き出して
すわった朝ごはんは
思ったより少なくて
よかった・・・
と、思いきや
朝から刺身!
もう見たくないってばぁ。
まあイカは昨日
いなかったから
いいけどさ。
そして汁ものには
伊勢えびと
きのうのおこぜくんが!
今度こそさよなら・・・
もう胃袋が
壊れた、、と
箸のすすまない
NNちゃんと☆の横で
朝からもりもりは
Oさんとあたし。
だってごはんのおともの
岩のりが、すんごいおいしいんだもん。
ごはんお代わりっすよ。
朝はね~、
食べといた方がいいよー!
きのうより距離走るしね!
夜、距離を計算したところ
自転車二日目は
わずかに距離が長い。
疲労もあるだろうに
とにかく早く出発しよう、と
チェックアウトしたのは
9時前。
女将に岩のりの話をすると
これ・・・と
でっかい瓶を出すので
「いえいえ重いので」
と、おことわりしたところ
「女性の方に差し上げてます」
って。
買うのはナシだと思ってたけど[#IMAGE|c0049455_0225693.jpg|201110/18/55/|right|120|210#]
いただけるなら!と
掌を返すように
「ありがとうございます!」
な、あたしたち。
自転車旅には大きな敵なんだけどね~。
ビール?あ、比較の対象ね→
(量ったら400gありました!)
ではでかけましょう。
とりあえず無事の完走を祈るため
大山祇神社にお参り。
どこで調べても仰々しい形容を
されているだけあって
なんともりっぱで神聖な雰囲気の
神社でした。
大きな神木がいくつもあって
参道は広々。
なんともいえない「ひろがり」
のようなものを感じさせる神社。
好きだな、あそこ。
朝行ったのも、よかったのかも。
でも
さわやかなのも束の間
じりじりと気温が上がってくのを
感じる・・・
道の駅に寄る、というので
あたしはそこで半袖一枚に着替える。
そう、ばばあのクリームのついた
あのTシャツにね。
洗っとけばよかったよ。。
そしていよいよ
前日苦労した峠を
引き返すことから。
最後あれだけ爽快な下り
だったからなぁ、、と
覚悟していたのだけど
なんとか登ることができたのは
朝だからか?
朝ごはんのおかげだな。
みんなもそれほど差がなく
登りきったところで
お楽しみの下りじゃ~~!
車道沿いなので
専用道路に比べたら
がたがたするけど
下りはいいねぇ。
しかも海がせまってくる!
相変わらず車の交通は少ないので
そちらの心配はないし
心配していた峠越えは
難なくクリア。
大三島をあとに
世界一の斜張橋
多々羅橋を渡ります。
「自転車・原付入口」
とあったので
そこからスロープ?
あれあれずいぶんきつい坂だな?
とうとう立ち漕ぎで
ダンシングしてみたけど
だめだぁ、足をついてしまう。
と、前方を見ると
○○館入口、とある。
え?その施設への入口なん?
と、登ってきた坂を振り返り
一同がっかり。
たしかにきのう車道の反対側に
入口があったけどさぁ。
気付けば、すぐ下を自転車が走ってく道が
あるようなのだ。
げげ~~そっちまで戻るの???
かなりがっかりして坂を下りはじめたところ
その自転車道とあたしたちの坂の間に
柵のようなもの発見。
自転車で通る想定はしていないようだけど
なんとか行けそう。
ハンドルを曲げて
自転車をちょっとかかえぎみに
その柵を越える
あたしたち四人。
執念のショートカット。
結局
あたしたちの行った道と
あとで合流することになったのだけど
どうやら原付の道だった模様。
だから坂がきつかったんだね。
そして渡ります、
多々羅橋。
この橋のまん中には
拍子木が下げてあって
そこで音を鳴らすと
鳴き龍のように
音が反響するのを楽しめる。
普通に拍手をしても
音は反響します。
Oさんがおもしろがって
動画を撮ってたけど
見るんかい?

1480mの橋を渡り
次は生口島、愛媛から
広島県に突入です。
実は今回
調べ物をしてみて
気付いたのだけど
「しまなみ海道」とは言っても
そこには見えない「境界」がある。
愛媛の観光案内は
大抵、大島・伯方島・大三島
で完結しているし
広島の観光案内は
尾道からこの生口島のことが
中心なのだ。
だからこそ、ここに
「自転車」っていう
いやでもその土地土地を
肌で感じることのできるツールを持ち込んだ人、
=ここに自転車専用道路を作ろう、
と考えた人はほんとにすばらしい!
ってあたしは思うのだよ。
その広島の玄関
生口島だけど
「レモンの島」と言われるだけあって
橋を降りるなり
山の斜面には
柑橘系の木が
たくさんあって。
そこからは
海沿いのビーチサイド
サイクリングなんだけど
海がねぇ、きれいなんだな。
海峡にはでっかい船も往来してるのに
なんでなんだろね。
ここから車道の端に
水色と白のラインが引いてあるのに気付く。
今までもそうだったかなぁ、
思い出せないんだけど。
このラインのペイントが
でこぼこしていなくて
走りやすい。
もしかしてタイヤの細い
ロードの人には特に
うれしい道なんじゃないかな。
そいつに沿って走ってると
自転車マークの休憩所。
ちょうど水補給しようか、という
ところに出てくる!
しかもここの駐車場には
テーブルが出してあって
保冷タンクに入った水が
飲めるようになっている。
ちょうどいいや、と
コックをひねってみると
何これ、おいしい!!
よく見ると
「ふるさとレモン、ご自由にどうぞ」
とある。
「これペットかなんかで
売ってるのかな?」
売店のおばちゃんにたずねると
ふるさとレモンなるものは
粉末になったレモンで
水またはお湯に溶かして
飲むのだそう。
「ここにはないけど
次の道の駅のまわりには
売ってるわよ」とのこと。
うわー!絶対買う!!
次のところまで5.5km。
一瞬遠いかな?と思ったけど
もう5kmぐらいは軽いもの。
特に平坦な海沿いなんて
余裕なのだ~。
予想通り難なくたどり着いた
生口島の中心地。
いろいろつまみ食いが
あるのだー。
まずはぐるっと
そのあたりを走り
☆とOちゃんが
「レモン買いたい!」って。
これまた重そうだけど
かなり少量を二人で分けていた模様。
それから有名なジェラードの
『ドルチェ』で
二人は三度目の塩アイス、
NNちゃんとあたしは
みかんアイスをシェア。
よくそんなにアイス食えるわぁ。
「もう一個食べたい」
というのを制して
しおまち商店街へ。
足を踏み入れると
あったあった「ふるさとレモン」。
早速購入して
お次はコロッケの
『岡哲商店』へ。
お肉屋さんなんだけど
コロッケ部門の店舗が
となりにあって
がんがんコロッケを揚げ
がんがんさばいてます。
まわりには紙袋に入ったコロッケに
噛み付く人が多数。
あたしたちも早速・・・
あつあつのほくほくの
ころもがさくさくの
おいもが甘い!!
と、そこへ
サイクルジャージに身を包んだ
ロードの集団が現る。
「コロッケ13個!」
あのかっこいい人たちも
コロッケを食べる時には
おんなじだよね~。
美味い美味いを連発して。
でも食べ終わると
また颯爽と自転車にまたがって
去って行きましたが。
その横で
「もう一個・・・」
とNNちゃんと☆が
言いかけてるのを
また制して
次行くよ!
って。
斜め向かいの
ローストチキンも有名だけど
次回のお楽しみにして
商店街からは少し離れたところにある
レモンケーキで有名な
『パティスリーオクモト』へ向かう。
ちなみに
自転車無理そう、となったら
このしおまち商店街の奥にある
瀬戸田港から尾道へ帰る
フェリーもあったけど
その必要はなくてよかった。
まあまだお昼すぎだしね。
かといって
定食屋でゆっくりするのも危険。
実はこの近くの
『しま一』という漁師がやっている
定食屋は行ってみたかったんだけど
これもまた次の楽しみね。
で、寄り道したケーキ屋さん。
思ったより地のものがなかったので
おみやげは有名なレモンケーキにして
それより気になるレモンのチーズケーキを
その場でいただくことに。
そしたらなんと
店に併設して買ったケーキや
持ち込んだものを自由に食べられる
スペースがあって。
お皿やフォーク、おてふきなんかも
完備でいたれりつくせり。
おまけにレモンケーキも
つけてもらっちゃって
いつのまにかお茶タイム。
レモンジャムをとかした
ドリンクも試食させていただき。
なんだかやたら親切なお店でした、
ありがとう。
普段はそれほど
甘いもの食べないあたしも
このちょこちょこ食べる甘いものが
結構よかったのかもね。
思い返せばそんな気がする。
そこから6kmほど走って
同じく斜張橋の生口島橋を渡って
因島へ。
因島はね~
工場地帯だし
車も多くて
つまみ食いポイントもなく
残念でした。
おまけに海を離れて
ちょっとした丘越えがあり
久しぶりにキツイ坂もあって。
でもなぜか
町歩きをする団体旅行と
すれ違い
彼らがあたしたちの
かごのプレートを見て
「よしうみから来たのね、
すごいわね~」なんて言ってるのが
聞こえてきたりして
ちょいとニヤリ。
そう、はじめは恥ずかしかった
このプレートがいつしか
誇らしいものに変化していったのです。
同じママチャリのレンタサイクルの人と
すれ違うことはあったけど
あたしたちほど荷物を持ってる人はいないし
どうもすぐ近くのターミナルから
来たという風情だし
かっこいいロードバイクの人だって
荷物は皆無に近い上、
当然走りに適してる自転車なわけだし。
リアキャリアの両側に
バッグをさげてる
しまなみよりもっと遠くから
来たようにみえる人たちを除けば
あたしたち、相当大したもんなんじゃない?
だんだんそういう風に考えるとね、
すっかり誇らしくなっちゃったわけ。
しかもただのんびり走るつもりが
いつの間にか
完走したいという情熱で
走れるとこはがしがし走って
距離稼ぐ、みたいな
体育会走りになってきたりして。
そんな最後に出てきたのが
因島大橋への登り坂。
ここはゆるやかなスロープがなく
体育会気分もくじけ
最後はよろよろと足を
ついてしまった。
くやしー!
その先に『はっさく屋』という
はっさく大福で有名な店が
あるというので
地図を出してみていたら
通りがかりのおじさんが
「はっさく屋はもっと下だよ、
でもいまはっさく時期じゃないから
大福あるかねぇ」
ああ、いい情報ありがとう、
もう坂を降りて登り直す気はないし
時期じゃないとはごもっとも。
一番食べたがっていたNNちゃんを
あきらめさせ。
そして最後の橋となる因島大橋へ。
実はもうひとつ、
尾道大橋という橋があるのだけど、
そこは車の交通量が多く
自転車道も整備されてなくて
危険なので、サイクルマップには
案内がなく、渡し船に乗ることが
すすめてある。
自転車で船、そっちのがロマンあるじゃん。
ということで素直に従い
橋はここで終了なのだー。
この因島大橋なんだけど
行きにバスで走って
あまりにでかくてひるんでしまった
橋のひとつなんだけど。
(その先にもでかい多々羅大橋とかあったし。)
二重構造になっていて
自転車はその道路の一段下の階を走る。
ついでに作ったようなところだから
幅はあまりなくて
後ろからバイクがやってくることもあるから
結構1270m緊張したけど
暗い鉄骨の合間から見る海の明るさも
ほかの橋にはない独特な体験。
ここは歩いている人も多かったな。
尾道あたりから来ちゃうのかしら。
渡った先が
最後の島、向島。
尾道から尾道水道をはさんで見える島だ。
まずは海沿いを走る。
因島をぶっとばして来たので
また自転車マークをみつけて休憩。
休憩していたサイクリストたちが
東屋をあけてくださり。
小腹がすいたのでそこで
ドライフルーツとか
おしゃぶり昆布とか
豆菓子とか
「非常食」登場。
じゃああとひと漕ぎだね。
4kmほど走ると
レトロなレンガ壁の紡績工場
なんかが残る兼吉地区。
ラムネが飲めるはずなんだけど・・・
OさんのiPhoneまたも活躍で
『後藤鉱泉所』発見。
やはりサイクリストが先客でいたけど
入れ替わりで入店。
「みんな違うの飲んでみたら」との
アドバイスをいただき
☆がラムネ、NNちゃんがサイダー、
Oさんがミルクセーキ、
あたしがクリームソーダを。
四人で輪になって
神妙な顔をして
味を確かめてこれらを飲んでる図は
結構おかしかったと思う。
そこのおばちゃんが
すごくおしゃべりで
そういえば鶴瓶の番組に
出ていたのを思い出したけど
そのまんまの人で
近くにあるステンドグラス屋と
『住田製パン所』を教えてくれる。
パン屋さんは休みだと
思ってたのだけど
「あいてるあいてる、この道まっすぐよ」
と、言われるので言ってみる。
で、たしかコミヤエツコも
食べていた名物の「ねじパン」
という砂糖のたんまりかかった
揚げパンを買ってみた。
海に出て食べようか、と
話していると
またもラムネ屋のおばちゃんが現れ
(で、でじゃぶ?と思った)
「この先にろを作ってる工房があって
船はその横から乗れるわよ~」
とまあ、なんともお節介、いや
ご親切な方で、ありがたいやら
笑っちゃうやら、なのでした。
海辺につくと
もう対岸には尾道が見えていて
渡し舟に乗れば2・3分の距離。
「名残惜しいね~」と
ねじりパンをかじりつつ
船を見ていたら
出帆間際の渡し船に
桟橋の坂をすごいスピードで
駆け下りてすべりこむ
少年を見た。
気持ちよさそう~~!
あれ、やりたいけど
よっぽど慣れてないとだめかねぇ、
なんて感心したりして。
なんとなくまだ渡船に
乗る気にならず
自転車ともお別れだねぇ、
なんて写真を撮ったり
していた時のこと
ふと
気付いた!!
なんとあたしの自転車、
パンクしていた!!?
事件じゃーーん!
向島に入って
車道わきを走ってたあたりから
なんかこすれるような
変な音がするな、とは
思っていたのだけど
まさかパンクとは。
このまま乗ると
タイヤに悪いのだろうけど
あと少しなので
申し訳ないがゴールまで
走らせていただくことに。
でもこの場所でよかったよ・・・
渡し船に乗り込んで
(あの少年のように
坂から直接入船は
難しいと思った、
’人は歩道’ってあるし→)
そしてこの渡し船の上から
この日もすばらしいサンセット。
すばらしすぎる~。
毎日すばらしい
朝日と夕陽を見た旅だったね。
渡った先は
勝手知ったる、、ということで
「いつもの」セブンで
黒ラベルをゲット。
自転車を返す場所は
ちょっと探しちゃったけど
親切なおじさんにご案内いただいて
無事ゴール!!
走行距離90km完走しました♪
早速
海を見ながらの乾杯!
みんなにこにこでした~
やった~~~。
なぜか
牡蠣海苔を食べながらね。
(シブすぎっ?)
ともかく予定より
ちょい早い16時到着。
天気もよかったし
美味しいものばっかだったし
満足~。
少し早い新幹線を
調べてみたけど
連休最終日は満席、
ということで
おみやげ買ったり
自分用に宇部かま
買ったり。(みんなにもすすめた!)
コーヒー飲んで
尾道を19時発。
福山で乗り換えて
のぞみで東京への最終列車。
乗るなり
ちゃっかりしこんだ
黒ラベルで乾杯。
つまみは
一応地のものにこだわって
・小いわし天(とうとうみつけた!)
・かきフライ
・きくらげのねりもの
・穴子のお寿司
これもいいラインナップで
最後の最後まで
美味しかった~。
いろいろ乗り物にも
乗れたのもよかった。
寝台車、ロープウェイ、
路線バス、高速バス、
自転車、渡し舟、
新幹線。
「ふなやど」の車も!
飛行機以外はほとんど
乗ったんじゃん?
小さい「事件」は
あったけど
宿もはずさなかったし
お腹すかして困ることも
なかった。
ちょっと盛りだくさんの
スケジュールもこなせたしね。
ただ帰りがけ
NNちゃんが具合悪くなって
途中自転車を停める時に
ぶつけたところが
急激に痛くなったと
東京駅から足をひきずり出した時は
どうしようかと思ったけど
次の日は元気に来てくれました。
その後
みんな大した筋肉痛もなく
「この達成感!」
「自転車っていいスポーツだね~」
「毎年行こう!」
なんて盛り上がってしまったし。
一ヶ月以上もかけて
計画練りに練ったあたしも
これで万々歳の
「達成感」あり♪
いやった~
次の旅へ続くのだー
そして
「達成感」は
全部読んでくれちゃったアナタにも!!

かのビールには出会えなかったケド~しまなみの旅④

水軍たちのお祭りを横目に
海沿いに前方に見える
伯方・大島大橋を目指す。
この橋は
バイクと自転車が同じ道を渡る。
停まって写真など撮ってると
後ろからバイクの音。
あぶないあぶない。
次なる伯方島へ渡る
この海峡は
意外と潮の流れが速く
いたるところで渦巻くがごとく
流れがぶつかりあってるのがわかる。
おもしろーい。
途中通過する
見近島は
車では降りることが出来ない
絶景スポットなのだけど
また登ることを考えると
やはりスルー。
また今度来た時にね。
1230mの橋は
あっという間に通過。
次は伯方島に上陸なのだ。
あの「は・か・た・の・塩!」
の塩田は今はもうないらしく
輸入した塩を、
瀬戸内海の海水で溶かして
精製しているのだそう。
というわけで
上陸して1kmほど走った
『マリンオアシス伯方』では
☆とOさんが今度は
「伯方の塩ソフト」なんて
食べている。
またも塩アイスおいしすぎ~~と
はしゃぐ二人の横で
たこ天をつまむオトナ組の
NNちゃんとあたし。
うーむまたしてもビールが欲しいが・・・
当初は
一周20kmのこの島を
ぐるりすると
「達成感」あっていいかな、とも
思っていたのだけど
このあと「峠越え」を
することになってしまったので
それはあきらめ
伯方島は横っつらをなでて
次なる大三島を目指す。
唯一のアーチ形の橋
大三島橋は1979年に架けられた
しまなみ海道で一番古い橋だそう。
ここの橋へのアプローチが
長いということは調査済みだったけど
ほんとにぐるぐるスロープが続き
長かったな~。
高さはそんなにないのに。
328mの橋は
あっという間。
この日の宿泊地大三島に突入。
左手に山々、右手に海をみながら走る。
15時をまわっていたので
先を急ごうと
なんとなくスピードもあがる。
途中
日本最古の水軍城
甘城(あまざき)を
海の向こうに見る。
天智天皇の時代、
約1300年前築城ですってよ。
想像を絶する。
干潮の時には
かなり近くまで近寄れるとの
ことだったのだけど
そんな様子はまったくなく
ちょっと残念。
そこから前方に見える
多々羅大橋を目指して
さらに走る。
大三島に入って
9.1kmだけど
思ったより近いね。
スピードはあがりまくってる。
道の駅を冷やかして
いよいよ島の反対側への
峠越え。
最初に下調べをした時に見つけた
鷲ヶ頭山(わしがとうざん)という
巨岩・奇岩の山に登りたくて
いわゆるしまなみ海道からははずれた
島の反対側に宿をとったのだけど。
一日走ったあとで
夕暮れもせまってるし
ここの道については
ネットにあまり情報がないので
不安を抱きつつ
坂を登り始めたのだけど
一応自転車専用道路はあるみたいだな。
思ったより傾斜はなく
ただその代わり
延々と道が続いてるのがわかる。
橋へのスロープとは違い
自然の登り坂は容赦なくって
いつ終わるかわからない道を
ゆるゆると登ってく。
でも絶対に自転車は降りたくないし
まだ立ち漕ぎもしないぞ~~
って、汗かきながら
がんばる。
みんなもさすがにつらそうで
無言になる。
かなり高さを来た感覚があり
「あとちょっとみたいだよー」と声をかけた時
前方の道が下り始めたのが見えた。
やったー、峠終わりだよー!!
下りはじめたところで
「宮浦まで2.9km」という
自転車専用道路への案内があったのだけど
その横の車用の看板には
「宮浦まで2km」とある。
下りとはいえその差はでかすぎる、
専用道路をはずれて
車道を下ることにする。
これが正解だったみたいで
苦労して登った分
風を正面から受けて一気に下るのは
ほんとに気持ちよくて
一日の疲れをふっとばす勢い。
あとで宿の女将に
自転車道は遠回りがすぎるので
正解ですよ、といわれニヤリ。
下ったところは
大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)と
宮浦港を中心に形成された街。
そこのお宿『さわき』はまた
アタリの宿で。
四人部屋だったのだけど
大きな部屋が二間もある。
窓からは件の「鷲ヶ頭山」の
岩がちな山肌が見える。
かっこええ。
ぜひとも登りたいのだけど
体力、スケジュール的にも
無理そうだね、、、という結論は
早めに出していたので
今回はこうやって眺めるだけ。
でもこの山の奇岩っぷりも
あの峠を越えなければ
見ることが出来なかった景色。
いやあ、達成感達成感。
さて
最後の峠でかいた汗を流しに
風呂へ行きましょう。
実はこの宿の風呂はとても小さいこともあり
近くの温泉施設のチケットがついているのだ。
自転車で5分ほど。
島の反対側の海に出ると
ここでも海に沈まんとする夕陽に遭遇。
すごい景色!
空がピンク色だよ。
風呂につくと
この旅で一番の人出に遭遇、
というくらいな混み方。
露天からの夕陽、が売りのせいで
この時間が混んでるのかもだけど。
でもいざ露天に行ってみると
風呂はとても小さく
常連のおばちゃんたちでぎゅうぎゅう。
そこに入る気もしないので
裸のまま風呂の横に立って
みんなで夕陽を見たけど
いい風景だったな。
写メとってる人も見かけたけど
気持ち、わからんでもない。
露天はあきらめ
泡風呂、海水風呂、歩行風呂など堪能。
実は温泉ではなかったので
ちょっとがっかりだったけど。
でも疲れとれた~。
そして
わさわさおばちゃんたちがいる中
着替えていた時のこと、
またも事件が!!
あたしが脱衣所の椅子に置いた
Tシャツの端が
ふたをあけっぱなしの
ポンズかなんかの
巨大クリームの容器の中に
入ってしまったの!
うわああ!ばばあのクリームが!!
これ明日も着ようと思ったのに!!
とりあえず手でこすり落としたけど
宿で洗うべきか・・・
まったくもう~~。
みんなには爆笑されたけど。
気を取り直して
宿の食事の前に
お楽しみのビールだ!
と、宿の前を通過し
スーパーまで足を延ばし
一日我慢した黒ラベルを・・・
うふふ。
う・ふ・ふ?
??
まさか!!
ない!?
なんと、いろいろ酒がそろっている
店にも関わらず
黒ラベルだけがないのだ。
関西ではよくあることなので
覚悟はしていたとはいえ・・・
何もこんな日にー!
事件ですっ、これも。
しょうがない、
○番絞りを買う。
帰り道、安くて美味いことで有名な
『大漁』の前を通ったけど
やはり行列。
いつかは行きたいけどね。

宿でゆかたに着替えて乾杯。
ばばあのポンズのついたTシャツは
とりあえずかけておこう。
でも美味~~~い。
一日走って風呂あがりのビール。
7月に落車を体験してなかったら
絶対途中で飲んでたと思うけど
飲んだら乗るな、を守ってこその
おいしいビール。
と、そこへ
「ちょっと早めですけど」と
仲居さんが食事の案内にいらっしゃる。
「すいませーん、これ飲んだら行きまーす」
というあたしたちを見て
「ちょっと入ってもいい?」
と、いきなり乗り込んできたのが
この宿では有名らしい「さちこさん」。
「こいつらおもしろそう」と
見込まれたらしく。
そこからはもう
彼女の話術に巻き込まれ
あれこれしゃべらされ
挙句「バツ一グループ」と
名づけられてしまった
あたしたち。
独身の二人ごめん!
って感じなんだけど。
さて
案内されたお食事どころには
お通し、かさごの南蛮漬け、
(この南蛮漬けのタレが最高!)
野菜の煮物、
煮魚が並んでおり
やはり本日も舟盛りが!!
しかも伊勢えびつき♪
その中のおこぜがまだ
生きていて
口をパクパクして
たまに首をかしげたりする。
「かわいーー!
こいつおこぜ界では
イケメンと思われる!」
と、またわけわかんない所に
ツボってる☆。
その後食事が終わるまで
彼をいじり続けていたのだけど。
でも不思議なもので
☆の声や自分の話題に
反応しているらしく
もしかしたら
魔法がとけたら
どこぞのプリンスだったりして
なんて話で盛り上がる。
舟盛りには
伊勢えびとおこぜのほか
鯛やひらめの舞踊り
くらげなんて珍しいものまで。
さらに今度は
海老に殻つきほたて
さざえに魚の蒸し焼が。
またも
食べ切れませーん、の悲鳴。
ビールは当然サッポロでないので
二本ぐらいにして
あとは金龍という日本酒を
飲んでいたのだけど
もうお酒飲む余裕もないくらいの
すごいボリューム。
おまけに茶碗蒸しや
魚の入った味噌汁と
ごはんはやはり鯛めし。
その合間には
さちこさんの身の上話。
可笑しいだけでなく
なんだか涙ぐんじゃう場面も
あったりして
とにかくぐいぐい引き込まれるのだ。
盛り上げていただき
楽しい時間に。
前日は早食いをして
早めにノックアウトだったので
ゆっくりと食べ続けたOさんを見習い
スローペースで行こうと
決めていたのだけど
さちこさんの話がはさまるので
自然とスローになったりして。
な、わけで
2時間近くかけて終了。
だいぶ片付けたけど
お刺身がほんの少し残ってしまい
心残り。
でももう刺身はしばらくいいよー!
って感じでした。
部屋に戻り
ふとんでごろごろ。
でもお腹が落ち着いたところで
あたしは缶ビール2杯。
別腹なんだよね。
福島でのフェスのTVなんか見ながら
順番に沈没。
あたしが寝たのは24時近かったと思う。
ふーしかし
この日もおいしいもの尽くし♪
いいとこなんだ~しまなみ。

よしうみ5号で走り出す~しまなみの旅③

10/9日曜日6時半。
前日早寝したせいか
予定より早く起きられたので
朝風呂へ。
ちょうど正面から
朝日が昇るところ!
また今日も
すっばらしきサンライズ。
8時の朝食まで
時間があるので
海で散歩。
これから朝食だってのに
きのうのたい釜おにぎりを
海辺で食べだす☆に
「これから朝食だよ?」
とは突っ込んだものの、
あとでこれが正解とわかる。
その時が最高にお腹がすいていたし
結局たい釜おにぎりを
食べるチャンスは
この時ぐらいだったのだ・・・
宿の食事らしく
朝からメニューはたくさんで
今日は自転車で走るし、と
ごはんは2杯いただく。
旅先の食事ってつい、
大食らいしちゃうものよね。
9時にチェックアウトして
きのうのおばちゃんが
「お父さん」と呼ぶいかにも
漁師ちっくで
ちょっとイケメンの「漢」に
レンタサイクルターミナル
『よしうみいきいき館』まで
送っていただく。
実は
このターミナル発となるには
計画段階で紆余曲折があって。
当初はサンライズ瀬戸で高松入りして
四国を横断して
今治で自転車を借り
初日から自転車、の予定だったのだけど
レンタサイクルは予約でいっぱい。
一ヶ月も前なのに!
じゃあ二日めスタートで、と
最終日予定の尾道を先に持ってくるとすると
尾道からターミナルへのアクセスが非常に難しい。
スタートが遅れると走破も難しくなるし・・・
逆方向に走るのもいいけど
帰りは福山から新幹線だし・・・と
あれこれ検討した結果
思いついたのが初日のうちに
スタートのターミナルに近づいておく、
という今回のプランなのだ。
その際に
今治のターミナル「サンライズ糸山」に
メールのやりとりで
すごくお世話になったことは
ここにメモしとく。
レスが速く、あれこれ問い合わせることにも
ご丁寧に答えていただき
挙句「よしうみ」を紹介していただき
結果「糸山」の方は
キャンセルすることになってしまったという・・・
申し訳なかったなぁ。
でもこういう計画段階での苦労も
旅の楽しみ。
効率のいいルートを考えつつ
ごはんのおいしい宿を探す、、
骨が折れるけれども
旅においてはとても肝心で
かつうまく構成できた時の
「達成感」ときたらないのだ。
そういう意味で
あたしのひとつの山場は
すでに一ヶ月前に来ていたんだけれども。
そういう意味で
前日の食事の美味しさで
まず宿のセレクトは成功、
ターミナルへもお父さんに送っていただき
9時すぐにはレンタサイクルできカンペキ!!
と、心の中でガッツポーズした矢先のこと。
あれ?
しおり袋がない?
帰りの切符も入ってるのに。
えーとたしかチェックアウトの時
宿の金額をしおりでたしかめて
バッグに突っ込んだはずだけど・・・
もしや
肩掛けバッグと体の間に突っ込んで
落下した???
あわてて宿に電話すると
予想通り。
フロントの前に落ちていた!!
なんと~~~~!
普段落し物や忘れ物は
しない方だと思うのだけど
こんな時に限って!
前日のケイタイロック事件に続き
テンション落ちるあたし・・・
「今、気付いてよかったよ!」
「これから先浮かれすぎるなの警告と思えばさー。」
と、皆になぐさめられ
待っているとほどなく
「イケメンお父さん」ふたたび。
あたしに気付いて窓から
しおり袋を差し出して
すーっとドライブスルー状態で
通りすぎる「漢」に
「ありがとうございます!!」の最敬礼。
ほんとうに感謝です。
そしてうっかりでごめんなさい。
あとでお礼のおハガキ出しておきました。
さてじゃあ
気を取り直して。
サドルの位置をあわせて出発しましょ。
ママチャリだけどね。
カゴには「レンタサイクルよしうみ5号」とか
でっかい看板ついてるけどね。
でも
ママチャリでよかったのだ。
予約がいっぱいで取れなかった
クロスやロードにはかごがないからね。
みんなはかごにメインの荷物。
あたしは背中にリュック、
やはりかごにも肩かけバッグ、その他上着など。
このあと買ったおみやげ類なんかもかごへね。
まずは手始めに
来島大橋で肩ならしならぬ「脚ならし」。
これから向かう尾道とは
反対方向なのだけど
上に書いた事情から
今治をはしょってるうちらは
「四国本土にタッチして
しまなみのはじまりからはじめようよ」
ってなことでこの橋を往復することにしたのだ。
この初めての橋が
なんと全長4kmもある
巨大橋なんだけど
そこで4kmのタイムとか
計ってみるのもいいかと。
ということで
Oさん先頭に走り出す。
まずはあの巨大橋に載るための
長いスロープを登るところから。
なるほど、ここで道は
自転車専用とかに振り分けられるわけね。
この
橋へのアクセスのためのスロープ。
こいつが非常によくできていて。
橋によってはずいぶん長いなぁ、と
感じるものもあったけど
漕ぎ続けてもへたらない、
そういう角度で設計されていて
自転車を降りて押さずに登り切ることができるのだ。
橋によってはこれがバイクと一緒だったり
途中で分かれたりもするのだけど
それぞれがムリないアプローチをできるよう、
そういう心遣いが
なんともスバラシイのだ、しまなみの橋たち♪
スロープの途中で
橋の写真を撮ったり
下に見える青い、
いやエメラルドの部分さえある
美しい海を覗き込んだりして
スローペースで橋の端に到着したのが
10時ちょうど。
じゃあ行ってみましょうか、まずは4kmの橋。
橋に出ると
景色はますますゴキゲンで
遠くまでつらなる島が
かすみがかった空の下に。
風は思ったより強くなく
むしろ爽快に吹きつけ
なんともいえないイイキブン!
最初の4kmということもあり
ゆったりペースで走っていると
サイクルジャージに身を包んだ
ロードバイクな人たちすれ違う。
背中にもかごにも
たっぷり荷物を積んだあたしたちとは
明らかに違うスピードで。
かごの「レンタサイクル」の文字に
注目されてる気もするけど
しょーがないのだ。
初心者は初心者らしく
旅の恥はかきすてじゃ。

橋のまん中あたりに来たところで
緑看板に白ヌキ文字で「料金所」。
自転車専用の料金所なんて
前代未聞の初体験。
しまなみの橋の中で
一番高い200円を
半額になるチケットで
払うのはNNちゃんの役目。
すぐ戻ってくるので
半分にしてくれないか、という交渉は
無駄だったけど
いや~安いもんですよね。
そしていよいよ
4km走ったところで
橋の反対側の端へ。
所要時間は約30分。
ゆっくりすぎたかな。
スロープを降りたところに
例の「サンライズ糸山」が
見えたけれども
まだまだ旅の序盤、
降りるとまた登るのが大変なので
遠くから手を合わせ
感謝の「気」を送っておく。
帰りは
同じ橋を約15分で戻る。
少し下っていたのと
やはり慣れて
スピードもかなり上がってきたのだ。
往復8km。
ぜーんぜん余裕の走りで
少し自信もつく。
一番不安がっていた☆が
ももが痛いというので
栗ムラさんが自転車番組で
言っていたように
ペダルを下に下ろした時に
脚がまっすぐ伸びる位置まで
サドルをあげるよう勧める。
これはあとで聞くと効果があったみたい。
ママチャリだけに
こういう対策は余計に必要なのだよね。
さて大島に戻り
スタート地点を再び通りすぎて
いよいよ一般道へ。
島の中を走るほぼ唯一の
国道317号をたどればいいし
交通量も少なく走りやすい、、、
と、思った矢先いきなりの登り坂。
普段は重いギアで
がしがし登るのが好きなあたしだけど
栗ムラさんがやはり言っていたように
軽いギアをくるくるまわしながら
根気良く登ることにする。
アタマの中では
シッティングのまま石畳を登ってく
カンチェラーラの
世界レベルの走り姿を思い浮かべて。
そしたら
ゆっくりだけど
長い坂もマイペースで登ることができ。
ロードバイク何台かに抜かされたけどね。
でも坂の上まで行くと
今度はしあわせの下り坂!!
ブレーキに手を置きもせず
ひたすら重力に乗ってぶっとばす!
気持ちいい~~~
風は橋の上よりも
こういった下り坂の方が激しく
☆はあとで帽子を飛ばされたらしいのだけど。
あたしも用心して
激しい下りでは帽子を脱ぐことに。
そんな学習をしつつ走っていると
向こうからお祭りの行列が。
山車の上に子供が乗って
太鼓をたたいて練り歩くらしい。
車はそっちのけで
我がもの顔のお祭り行列。
見物人などいない、ほんとの祭りなんだね。
なんだか島ののんびりさを象徴するような
出会い。
そしてスタート地点から
4.2kmあたりにチェックポイントあり。
西屋』というお肉屋さんをさがし
有名な焼豚をひときれずつ購入。
ネットで調べた通り
その場でせんざんき(=鶏のから揚げ)
を揚げてもらい
店の方が教えてくださった
「バラ公園」へ寄り道。
そこのあずまやで肉を広げる。
と、前日の「たい釜おにぎり」がここで登場~。
まじ?あたしは自転車のかごに入れっぱなしだよ・・・
またタイミングを逸したあたしの非常食・・・
ということでNNちゃんにわけてもらう。
でもいいね、この組み合わせ。
いつもならビール、って言ってるところだけどね。
焼豚は大騒ぎするほどではなかったけど
から揚げはとり皮の部分も美味しく。
つまんだあとは甘いもの、ということで
☆とOさんがアイスを見逃すわけがない。
しかも「伯方の塩アイス」とくりゃあ
しまなみの思い出に何度でも!
ということでアイス購入。
あたしはNNちゃんとシェアだけどね。
二人は塩アイスがおいしすぎる~とそりゃあ大騒ぎ。
いいですね、こういう騒ぎは。
ジョシタビっぽい。
さてじゃあ
自転車に戻りましょう。
317号線にはきっと
ショートカットで戻れるはず、と
地図を広げていたら
じゃ~~ん、OさんのiPhone登場。
このあと細かい地図は
だいぶお世話になりました。
彼女が扱いに
なれてるせいもあるのかもしれないけど
とても便利だった!
おおまかな地図は
頭に入ってるけど
実際行ってみると何もないところとはいえ
目的地はそうそう簡単には見つからないのです。
ちょっと予想外だったケド。
そして5.2km走ると
次のつまみ食いポイント
宮窪町の『かまぼこの村上』。
店に着くと人気はなく
もしや休み?という雰囲気。
「用事の方は鳴らしてください」とあるので
ピンポンを押すと
家の中から「はーい」と返事があり
ほっ。
冷蔵庫からいろいろ出してくださる中から
じゃこ天、すまき、たこ天を。
海に出て食べようか、と
すぐそばの公園らしきところへ。
じゃこ天とすまきを食べたのだけど
どちらもしっかり魚の味がして
美味しい。
とくにすまきはすり身がなめらかで
上品なのだ~。
下関の親戚から届く宇部かまで
すまきのことは知っていたけど
一本ずつ巻きすをはずす食べ方にも
一同大騒ぎ。
それにしても
日曜だからか
やけに人がいるなぁ、と思ったら
なんだか大漁旗をかかげた船が
海をぐるぐるまわっていて
人がその船のまわりに集まりだしてる。
お祭りなのかな?
「責任者」という腕章をしている「漢」に
聞いてみると
やはりお祭りで
みこしを載せた船が
ぐるぐると旋回するところなのだという。
いや~こりゃ
いい日に来ちゃったね。
見ていると
船は三艇あるらしく
乗り込むヤンキーたち
船ごとに違う色の
前かけをしてる。
三艇ってことは
村上水軍三家の色分けだろうか?
そんなに大丈夫?ってぐらい
中学高校ぐらいのこどもたちが
乗り込んだ船は
「ハコノリ」状態で
水の上をすべりだす。
旗めく大漁旗の色が
あざやかで
なんだかかっこいーのだ。
意外な出会いに
のんびりしちゃって
13:30。
気付けばまだ
ひとつめの島。
次行きましょ、次!

おいしいものしか食べてない一日~しまなみの旅②

10/8土曜日
岡山で寝台を降り
尾道に着いたのは
朝の8時すぎ。
きのうまで神保町で
ビールを呑んでいたのに
いやあ、効率よくて
いいぞ、サンライズ。
荷物をロッカーへ入れ
調べておいたパン屋を探しに
海岸通りへ。
2店調べておいたのだけど
両方が見たい、という面々。
食べ物においては貪欲なのだ。
旅のテーマは決まった
結局
地元でも評判のいい
『パン屋航路』の勝ち。
お店の雰囲気もいけてます。
あっさり入れたのだけど
実はこの店、昼間には
行列することもあるらしく。
いやあ早起きは三文の徳
なのですね。
腹ぺこの興奮状態だったけど
多いかな、と悩みつつ
3つ買うあたしの横で
☆がいつものごとく暴走して
5つも買っているので
「いつ食べるの?」
と、突っ込む。
「非常食だよ、非常食」
ったく、
その時の「欲」を
抑えることのできない☆には
このあと何度もみんなで
突っ込みを入れることに
なるのだけど。
すべては「非常食」とのこと。
しょうがないね。笑。
ミスドでコーヒーを買い
海岸に出て
ペンチで朝ごはん。
チーズベーグル、
ソーセージをくるんだパイ、
クッキー生地みないなスコーン。
どれも美味しかった♪
だけど
実は食べきったのは
あたし一人。
みんな「非常食」なんていって
買いすぎたパンを手にしてる。
もう!あとで食べたらそれ
絶対美味しくないから!
と、思うのだけど
多数決であたしの負け。
とほほ。
それから
いわゆる尾道らしい路地へと
歩きだす。
少し登って振り返ると
風景が変わる。[#IMAGE|c0049455_23552640.jpg|201110/12/55/|right|120|190#]
生活するにはいろいろ
不便もあるだろうけど
やはり雰囲気があって
いい街並みだなぁ。
以前来たのはもう
20年も前だけど
あれだけ狭くて
急な道ばかりだと
重機や車が入れないだろうに
街並みはかなり保たれてた。
廃屋のようなものも
たしかに見かけたけど
「古民家プロジェクト」
なるものもあって
街を守ろうとする動きも
あるらしい。
新しいカフェなんかも
できていたので
ぜひがんばって欲しいのだ。
闇雲に歩くしか
ないかと思っていたら
道しるべは整理されていて
わかりにくい道も網羅されているよう。
そして
あがったりさがったりして
行き着いたのが
千光寺。
何やら商魂たくましい
お寺のようで
人もたくさん集まってました。
その中に
石鎚山という大きな岩があって
大きな輪っかの鎖が下がっていて。
こういうの燃えるんだよね~、
ひるむ三人をおいて
「行ってくるわ」と
100円の「奉納」をして
鎖に足をかけ、岩を登る
かつてのお転婆娘。
思ったより登りにくかったし
つっかけるだけの
クラークスは脱げそうに
なったりしたけど
無事岩の上に立ち
達成感。
一応「徳をつんだ」
ことになるらしい。
やはりこういうものには
興味を示す
NNちゃんもあとから来て→
二人で岩の上で
わっはっは。
眺めええわ~~♪
それにしても
朝は寒いくらいだったのに
すっかり気温もあがり
汗がうっすら。
そこから少し登ったところの
売店で今日最初のビール!
と、銘柄を確認したところ、
嗚呼、スーパード○イ。
水飲んで我慢する。
展望台からは
これから征服する予定の
「しまなみ」が見える。
一番小さいと思っていた
向島は意外と大きいし
遠くの島はかすんで見える。
ほんとに帰ってこれるのかね?
と、不安になりつつ。。
下りはロープウェイで一気に。
280円、片道3分の道のりなんだけど
途中から急に斜度があがって
すごく面白い。
窓なんか全開だし
高いところ好きな
Oさんと二人
乗り出すくらいな勢いで
下にある木々と
そのすきまからみえる
家々を覗き込む。
そこからはまた
商店街に戻り
行列するラーメンやの
人の数を数えたりして
『からさわ』のアイスもなかを食べに。
たまご味(=バニラ) 190円を
店の前の道ばたでぺろり。
皮がさくさくで美味い!
と、そのそばから
となりのドーナツ屋で
ドーナツを購入する☆。
「いつ食べるの?」
「非常食」
!!
お次はねりものの
『桂馬』へはしご。
「あげたては何ですか?」
とたずね、野菜天をお買い上げ。
岸壁にでて尾道水道を見ながら
いただきます。
意外と水きれいだね~。
そして
あったかいねりものもおいしい!
我慢できずさっきコンビニで買った
あたしの黒ラベルを
一口ずつまわし飲み。

夏か?
と、思うくらいの日差しで
ビール飲んで
もうまったりな真昼間。
「もう尾道は堪能したね」
たしかに狭い街、
見るところはもうなさそう。
だけど移動のバスの時間まで
あと2時間ちょっとある。
「ちょっと呑みますか」
カフェでも行くとか
ほざくかと思いきや
つまみとビール、という。
なんだ、いいじゃないの、
このメンツも。
真昼間から
居酒屋をさがして
うろつく女子4名。
と、目に入った
「小いわし」の文字。
きのうオリンパス!の
マスターがすすめてくれた
広島の特産じゃないの。
ビールもキリ○だし
入りましょう、『道くさ』。
「定食?」とたずねるおやっさんに
「瓶ビールと、小いわしください」
と言うと
「小いわし~~今日だけないんだよ。
悪いね~~」
なんだー。
じゃあ何か刺身と
一種類は巻き物に
してもらいましょう。
たこ刺しとあこうだいの刺身。
もうひとつ白身は忘れちゃったけど
あとはイカの巻き物。
そいつを「甘い醤油」で
頂くのだけど
この甘い醤油がなぜか
合うんだよね~。
郷に入れば、だねぇ。
しかし評判通り、魚美味しい!
駅近のさもない店なのに~~。
最後にはなぜか
軽口をただきだす親父に見送られ
店をあとに。
すぐ近くの『おやつとやまねこ』で
牛乳瓶みたいな入れ物に入った
プリンを買う。
宿の食事のあとのデザートだそうな。
一応乗っかっとくか。
と、保冷剤たっぷり入れていただき
4つお持ち帰り。
それでもまだ
時間が余ったので
尾道駅周辺でおみやげチェック。
最終地点はここなので
ある程度めぼしをつけておくのも
いいかと思って。
夜のつまみにかきの味の海苔を購入。
おいしかったらおみやげにしよう。
帰りの新幹線の黒ラベルも
ここで買えることなど確認。
と、そんな時に突然Y子から電話。
電話をもらう覚えもないのだけど
実は前の日なぜかY子の夢を見たのだ。
なぜこのタイミング?
不思議なことってあるもんだね。
しかも用事は同行する☆の方に
あったらしい・・・
ますます不思議だ。
そうこうするうちに
尾道を離れる時間。
バスを乗り継いで
いよいよ島へ向かいます。
因島大橋で乗り換えるのだけど
乗り継ぎチケットをバス内で買えることは
事前に電話確認していたのだけど
今治より手前で降りるあたしたちは
乗り継ぎチケットによる割引は
ないとのこと。
なんだ、そこまで確認してなかったな。
ちょっとぬかりアリ。
が、悔しい。
14:40に尾道を出て
まずは最初の橋
尾道大橋を渡って
向島へ。
その橋のスケールと
景色の広がりに
大興奮!!
すごい!きれい!!
次の因島大橋を渡ったところで
高速バス「しまなみライナー」に
乗り換え。
こいつがまた
山間の高速道路を走るのに
なかなか次の島に行き着かない。
車飛ばしてこの時間だよ?
うちらほんとに自転車でいけるの??
不安がもやもやと
体じゅうに充満してく感じ。
でも
そんなことももう
どうでもいいくらい
空も海も青くって
すばらしい景色の連続。
橋はどれもりっぱでかっこよくて
ああ、やっぱり早く走りたい!!
生口島、大三島、伯方島を経て
予定より少し遅れた16時すぎ
大島BSでバスを降りる。
(ちなみにBSはバスストップの略。)
高速バスの何もないバス停の
柵の向こうに車を停めて
こちらをみていらっしゃる
おばちゃん発見。
この日のおやど『ふなやど』の
おばちゃんだ。
車で15分の距離を
迎えに来てくださったのだ。
送迎あり、とは書いてあったけど
なんだか申し訳ないぐらいの距離で
でもほんとに助かっちゃったのだ。
道すがら
最後の橋、大島から今治へ渡る
来島大橋の横も通った。
「ここの夕陽はほんとにすごいですよ」
と、ほんのり赤くなったその橋も
すでにすばらしい風景。
この橋もかなり壮大な感じなのだ。
途中
海に糸をたれる人が
ぽつぽつといたのだけど
今はイカが釣れるのだそう。
そこからひとつ山を越えた
静かな海み面した宿
そこが『ふなやど』。
人っこひとりいなくて
まるでプライベートビーチ。
さっそく荷物を置くと
海岸に散歩へ。
ゴミや漂流物も少なく
なぜか貝殻もあまりない
きれいな浜。
水もきれいで泳ぎたーい!
って気持ち。

海を眺めていると
太陽が降りてきてすごい風景だった。
サンライズのあとは
すばらしきサンセット。
ああ、なんて一日なんでしょう。
『ふなやど』という名前から
釣り人が泊まるんだろう、と
ちょっと違う雰囲気を想像していたのだけど
とてもきれいで。
お風呂も思ったよりずっと広くて
とてもきれいで。
ゆかたに着替えて
夕食の席に着いたのが18時。
やっぱり予想通りの
アサ○ビールで乾杯。
むう。
お料理はといえばでっかい海老の姿焼に
さざえのツボ焼
たこの酢の物のあるところに
どーんと届いた舟盛り!!
でかっ。
でっかいアジとカサゴがメインで
さざえとかウニとかいろいろ。
例の甘いお醤油で頂くのだけど
美味いっす~~~♪
しいてある海草までも
こりこりして美味しいのだ!!
これで10500円ですよ、この宿。
まったく信じられまへん。
煮魚はむくだい。
別名タモリだそう。
これも美味い~。
そして極めつけは
ひとりひと釜の
「たい釜めし」。
いやーもう許してください!な
食事の量。
天ぷらもあったっけ。
とりあえず生モノと
茶碗むしなど平らげて
たい釜はラップをもらって
おにぎりに。
嗚呼、あたしも「非常食」を持つことに。
部屋に帰り
着くなり預かっていただいた
プリンを食すことに。
あー無理かも~。
でもこれ非常食にはなり得ない。
と、食べ始めると
こいつが美味い。
レモン汁をかけて食べるように
なっていて、どちらかといえば
もったりの甘い感じなんだけど
あたしはレモン汁かけず
甘いまま頂きました。
バニラとか卵とかお菓子らしさが
ぎっしり詰まった感じなのに
ぺろり。
あたしにも別腹があったらしい。
さすがに全員
お腹がいっぱいで
座敷に伸びる・・・
寝台での寝不足もプラスされて
脱落者が出る中
あたしも就寝。
夜の宴会などもなく・・・
やっと日記も一日分。
いやあ、濃い旅なのだよ。
まだ自転車乗ってないしいね。
まだまだ続く。