低山部発動。

というわけで
12日祝日は早起きして
ワインをペットに詰め替え
あれやこれや防寒について思案し
登山靴に足を入れ
新宿へ向かう。
結局第一回の行く先は
伊勢原の「大山」に決定。
新宿駅でフリーパスを買う。
指定の電車の1両目で
新宿組の
M田夫妻、NNちゃん、
☆、Aっきーと無事合流。
長い髪をみつあみにする
M田婦人Tラさんの横で
いつもよりさらに男前なAっきーに
「いいのかそれで?ワカモノ!」
と、☆が突っ込む。
大変お腹がすいていたので
電車の中で人目もはばからず
Aっきー母お手製のおにぎりを頂き
まずまずの出出し。
と、茅ヶ崎在住、
でも今回は一番近いはず、の
Mス田さんからメール。
「9:33着です。」
こら!
勝手に到着時間変えるな!
そうこうするうちに
T腹さん合流の新百合ヶ丘。
ん?
こやつもいないか・・・
「9:33着。ワイン買えず」
ったく
前日しおり渡した意味ないじゃんっ。
しかも伊勢原で待ち構えていると
その9:33に両者とも乗っていない模様。
放置して酒を買いに行くことにする。
山の上にも
売店はあるらしいのだけど
絶対に期待できないため
黒ラベルを確保。
保冷できるケースに大事にしまっていると
みんなもナップの中には
保冷バッグを仕込んでいたりして。
すげー。わかってますね、
そこ重要です。
と、気付くといつの間にやら
T腹さんも合流していて
「ワイン買うぞ」と
白ワインの瓶をナップに入れ
手にはビール。
も、もう一杯目行っちゃうの?
伊勢原の駅から
ケーブルの駅近くまで
バスで20分ほど。
本数も少ないし
この1本の違いでだいぶ計画狂うなぁ、
と思っていたら
臨時便が出ていてラッキー。
と、そこに
「目の前で電車が二度も閉まってさぁ」
のん気なこと言いながら
Mス田さん登場。
長女Yちゃんを伴って。
「Mス田さん、長女の前で
いつものいじり方でいいの?」
と、一応確認したけど
気にしていない模様。
おとなしいけどYちゃんも
にやにやしながら見ている。
計画より少し遅れて乗り込んだバスは
街をぬけ、いつの間にやら
牧歌的風景に突入。
みんな小さな畑みたいのを
家の横でやっていて。
今は柿のシーズンらしく
長い棒で柿をとる姿も見えたり。
旧街道だったと思われる
道はだんだん勾配がついてきて
バスも苦しそう。
昔の人はここ、歩いてたんだろな。
登山道以前にすでにビビる。
わー今日ほんと登れるのかね?
そんな心配をよそに
酒で重くなった荷物が肩にくいこむ。
川沿いのバス停から
ケーブルの駅がまた
階段でツライ。
おみやげやが並んでいるので
目は騙されているんだけど
「おいおい、なんかつらくねーか」
そんな声がちらほら。
やっと乗り込んだケーブルが
またすごい勾配。
たった6分だけど
かなり登った感あり。
すでに伊勢原の街が遠く下に見える。
ケーブルの終点
阿夫利神社外社で
お参りしてから
登山スタート。
モミの林の影にある
急な階段にすでに一同へこたれ気味。
「昼はいつ食えるんだー?」
って、まだ歩き始めたばっかですよ。
まあゆっくり行きましょう。
ゆっくりなら登れるはずだから。
それにしても
これほどの道とは。
ストック持ってくればよかった。
階段状の大きな岩を
ひとつひとつ超えながら
みんなも不安そう。
とくにMス田さんに
何といって連れて来られたか
わからないけどYちゃんは
「貧血起こしそうです・・・」
と、消え入りそうな声。
がんばれー。
みんなではげましつつ
ゆっくりと頂上を目指す。
下界の天気は良かったのだけど
上に近づくにつれ
雲が増えガスってきて
残念ながら富士見台から
富士山は見られず。
と、ともに気温もぐんと落ちて
みんな上着をひっぱり出す。
でも頂上近くで
霧が降ってきた風景は
なんとも幻想的でよかったなぁ。
もうすぐ頂上だよって
祝福されてるみたいで。
そう、この山は
別名雨降山(あふりやま)とも言い
雲がいつも集まってくるのだそう。
霧のミストを浴びながら
間もなくついた頂上では
数少ない木のテーブルに
M田、T腹がすでに火の用意を
してくれている。
先客の年配のご夫婦に
入れ替わりに割り込ませて
もらったようなのだけど
いつものようにすっかり
会話がはずんで
物々交換なんかしてる。
ったくこのおやじたちときたら
すぐ知らない人と
コミュニケーションとりたがって
山道でもすれ違う人々、
追い越してく子供たちに
なんやかんやちょっかいを出してる。
まああたしもそっち系だけどね。
で。
山上の宴会ですが。
あたしのメールに
反応悪かったわりに
みんな用意がいい。
まずはM田さんがコーヒーを
淹れてくれ
予想外の寒さをしのぐ。
(パンを焼くの図→)
Mス田さんが前日
河原から依頼していた
奥さん手作りの
おいなりさんを
ビール片手にいただき。
そしてT腹さんのナップからは
白ワインに焼酎、
バケットが2本。
さっさとナイフを出して
切り出す。
手際がいいねぇ。
感動さえ覚える!
そのパンを直火であぶって
あたしの作った来た
生ハムとクリームチーズの
ディップをつけて食べたら
これが美味い。
ちなみにT腹さんの持参したパンは
たまプラーザあたりの
おしゃれマダムたちが
こぞって買いに来るというもので
その評判通り美味しく。
☆の買って来た
カンパーニュも美味く
ソーセージは軽く焼いて。
M田さん製作の栗の甘煮まで登場。
美味い、もっと食べたい。
あたしが作ったサングリアは
ホットにしてみたら
こいつがまた美味しく。
いい具合にアルコールが飛ぶので
がんがん飲めて
NNさんがペットに入れ換えして
持ってきた赤ワインも足して
ワイン3本があく。
「ラーメン作って!」
と、駅前でねだって
M田さんに買わせたのだけど
調理に使う水が足りなくなってしまい
味が濃すぎてこれだけは失敗。
NNさんが持ってきたレトルトの
カレーも食べたかったのだけど
これまた水問題で持ち越し。
次回の課題となったのでした。
でも
これこれ!
これなのです。
がんばったあとのこの酒の美味いこと。
まんまと低山部、初回にして
思惑通り♪
あとから来た
見ず知らずのワカモノたちに
「宴会ですね」と
あきれられてしまうほどだったけど
それこそが!!
さて
そろそろ寒さにも
耐えられなくなってる人も
でてきたので
下山しますか、と
道具を片付けて
出発しようとしたところ
しおりを見ていたT腹さんが
「隊長!時間通りです!」
って。
えー?
それにはびっくり。
かなり余裕をもって
時間設定していたものの
遅刻やのろのろ登山も
取り戻したか・・・
恐るべし!低山部!
遅ればせながら
頂上にある「本社」と「奥社」に
お参りしてから
霧にけむる頂上をあとに。
お腹いっぱいになったこともあり
今度は足取りも軽く
調子よく下山する面々。
Yちゃんも手に入れたつっかえ棒で
ずいぶん歩きやすくなってよう。
軽口をたたきながら
下山していると
前方ではT腹さんが
ショートカット!と
道なき道をかけおりたりしてる。
あんた子供か・・・
かと思うと
Mス田さんが
登ってくるかわいい女子二人組に
「オレももう一回登ろうかな~」とか
わけわかんないことぬかしよる。
あなた、長女の目の前ですよ!
ったく。
でもこの下山の道、
ちょっとすべりやすく
傾斜もあるので
登ってくるのにはつらそう。
スタート地点に戻ることになるので
どちらのルートをとっても
よかったのだけど
逆に登ってきた道は
岩がでかいので
下山するとなると一歩一歩ひざに負担が
かかりそうだし。
モデルコースになっていたのは
やはり意味があるようなんだな。
やがて足が靴に食い込んで
下山もなかなか大変かも、
と思い始めた頃
ビューポイント「見晴台」に到着。
ずっとモミと杉の林を
通ってきたので
久しぶりに目の前がひらけ
となりの山、そして
下界が見下ろせて
なんとなくほっとする。
と、T腹さん、
またもパンを取り出す。
甘いものか何かで軽く休憩、と
思っていたみんなは一瞬驚いたけど
それもいいかも、と
チーズをつけてまた
パンを食す。
あたしも大事にとっておいた
ビールをまた。
ポイントポイントで
酒飲まないと気が済まない、、
このダメさが
たまんなくいいです。
あとから頂上で出会った
ワカモノたちに追いつかれ
こんな場所でもパンひろげてる?
と、驚かれたのだけど
彼らも結局火まで出して
同じような状態に。
あはは、わかってるね、君たちも。
そんな彼らと別れ
下山の続き。


「あ龍」と「う龍」のいる
神社など経て。
時刻は16時近くなり
林の中は結構暗い。
「まさかヘッドランプ登場?」
持ち物にあたしがあげていて
さすがに使わないだろう、との
意見を浴びていたランプ、
もう少しで使うような状態。
ね、だから山はなめては
いけないのです。
低山でもね。
漸くケーブルの駅に着き、
そこから歩き下山か
ケーブルに乗るか、という話になり
一票の反対票もなくケーブル駅へ。
そのあとも
またも臨時バスのまんまと乗っかり
あとは打ち上げ。
伊勢原駅周辺の数少ない居酒屋を
覗いて回る。
ぱっと見た店に入らず
それなりに徘徊するのも
このメンバーのいいところ
なぜか居酒屋の裏口で梨を売ってる
おやじに手招きされ
入った店が・・・あたりでした!
ビールはサッポロ、
壁にはたくさんの手書きメニュー。
黒板にもぎっしり旬と思われる
メニューが書きなぐられていて。
のれんにあった「寿司」は
「つまみ」の一種らしく
寿司のメニューもぶらさがってる。
最初は愛想がない?
と思ったおばちゃんが
うちらが口々に叫ぶメニューを
メモもとらず運んできて
ちょっとびっくり。
ポテサラ、冷トマト
シロコロ、たこわさ、
ゲソのから揚げ。
お初の鹿刺しは無味無臭で
あたしにはイマイチ。
おやじチームは
日本酒とか飲んでたみたい。
わいのわいの言いながら
食べ飲み続け
最後は寿司メニューの中から
カッパ巻と鉄火巻。
こいつがわさびがきっちり
きいていてなかなか美味かった。
んーあなどれん。
さんざ食って
座敷に倒れそうになっていると
おばちゃんが
「女性だけにサービスね」
と、梨をむいてくださって。
「こちらにお礼を」
を、言われて振り向くと
さっき梨売ってたおやじが
あがりの淵に腰掛けて
飲んでる。
「あ、こちら生産者のHラさん」
と、そのとなりの
さっきからちょい五月蝿いなーと
思っていた酔っ払いを紹介してくれる。
なんと梨生産+販売タッグでしたか。
なるほど、いただきます。
今年お初の梨は
美味しかったです~
おばちゃんもありがと~~
「また来るね」
なんてM田さん調子のいいこと
言っていたけど
でもなんとかして来そうだな、
M田さんなら。
飲みもうまいことしまって
第一回低山部無事終了。
「今度はもうちょいゆるいとこにしよ」
って次の参加するのね、
みなさん。
では春になったら
第二回企てましょう。
おつカレー。
ってか三日かかった日記を
最後まで読んだアナタもおつカレー

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