パパ、ドントクライ!

土曜のこと。
『き○助』は
この日も「たこ」。
たこってのは
「客ゼロ」って
意味らしいんですが。
おかげで
確定申告前の
事務仕事がはかどるはかどる。
って、昼も
夜もパソコンじゃ
違う仕事に就いてる
意味があまり
ないんですがね。
一応その日の
目標まで達して
ひと息ついた頃
やっと救いの神が。
マスターの小学校からの
同級生で
奥さんと小学生の娘さん二人を
連れて。
酒場に子供連れで来るって
どうなの?って
昔は思っていたけれど
いかにも体に悪そうなもの
オンパレードのファミレスや
ファーストフードで
貧しい食事をするよりは
よっぽどいいと
最近は思う。
特に『き○助』のように
手作りで
季節感も味わえるような
お店では。
あがりの座敷で
テーブルを囲んでの
家族の会話が
聞えてくる。
女3対男1なんだけど
決して女性上位ではなく
娘たちはまだ
父親に甘えている様子。
ああやって
父親に甘えてたのは
いつまでだっけか。
駅で会った父を無視したり
門限にうるさい父に
泣きながら抗議したり
したこともあったっけ。
そんなことを
ふと考えたら
なんだかとても
娘時代に戻りたくなってしまって。
あたしらしくもなく
親の顔が見たくなったりして。
結婚して離れて
親たちとたまにしか会わなくなって
今まで
照れくさくて持ち得なかった
気持ちがもてたり
言葉が言えるようになったり。
家族に対して
なぜか深入りできないのは
相変わらずだし
今もうるさいって
感じることもたくさん
あるけれど
離婚して戻って来た時に
あれこれ聞く前に
「わかった」って言ってくれた時に感じた
すごく心強かったあの気持ちを
忘れてはいけないのだと、
父のことを
これ以上がっかり
させてはいけないのだと、
そう思う気持ちが
時にあたしに釘をさす。
飲んだくれて
楽しいことばかりで
すぐ忘れちゃうんだけどね。
娘たちに目を細める
お父さんの顔をみて
ふと我に返った
そんな土曜の夜でした。
な~んて気持ちも
帰りの地下鉄におきざりにして
寝る間もおしんで
高尾山の「しおり」制作。
楽しい高尾山の報告は
また!

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