浄夜

金曜日に休みをとったせいで
忘れたくないことが
山のよに。
木曜の夜から記録。
先日花見ではじめましての
T氏の家に「ワイン掃除」に
地元友のTシくんとA氏と。
なんでも引越しをするので
この家にあるワインは飲みきってしまおうと
考えてるとかで。
お言葉に甘えて
100本あったとかいうコレクションの中から
9本を5人で。
もうひとりは
またも初対面の女性Eちゃんで
台所担当を頼まれたとかで
パスタとか
T氏が買ってきたとこぶしとか
いろいろ調理してくれて。
あたしがタッパーに入れて持っていった
肉じゃが、煮豆、
ばんばんじー、鳥のマーマレード煮も
お皿に盛りなおしてくれたり。
このEちゃん、自分の美容院を持っている
若き社長さんらしいのだけど
あたしが年下に見えたせいかもしれないけど
すごくたよりがいのあるおねーさん風で
あたしの料理もめちゃほめてくれたり、
さばさばしてそうなのに
すごく気遣いの人で。
べたでなく、自然に
そういう風にできちゃう人って
ほんと大人だよなーっ。
Tシくんもローストビーフとか
おいしいパンを持ってきてくれて
相当テーブルは豪華な感じに。
このローストビーフおいしかったな。
しかもローストビーフ用の市販のソースに
にんにくをわざわざ浮かべてきたTシくん。
このあたりが粋なんだよな。
ほんとの食通と思うよ。
で、実はさっき知ったのだけど
T氏はソムリエ志望とか?
どおりで。
100本のワインはちゃんと温度調節のできる
ワインセラーに格納されていて。
さらに。
部屋は予想はしていたけど
ダウンライトで
大きな植物がおかれていて
大人な音楽がかかっていまして。
はー。かけ離れた世界だ。
しかもお茶の本がたくさんあったので
訊ねたら、お茶も習ってるとか。
はー。かけ離れた世界だ。
でも本人はきどってなくて
どちらかといえばのんびりした感じの
でも気のつくやさしい人。
そして遅れて22時ごろ登場の
A氏はこれまた年下なのに
いろんなこと、特に
「食」について詳しくて
すごく落ち着いていて
出過ぎないのに
さりげなく人をまとめたり
ひっぱったりできる人なんだよね。
先日から感嘆している
「花見のプロ」
その人なのですが。
いや~とにかく
まわりができてる人たちで
とても居心地よかったよ。
と、思ったら
あたし以外全員社長でやんの。
(Tシくんは将来ね)
あたし一番年上なのに・・・
とほほ。
まあ、つまり
社長になる器ってのは
そういうことかって納得もしたのだけどねー。
それにしても
とにかくいろいろなこと知っている人たちで
あたしは口あけて聞いてました。
あんぐり。
主に食べ物の話をしていた気がするのだけど
すごく皆くわしくて
築地なんかにも普通に行ってるし
Tシくんはいつもながら
魚の話をしていて
「へー」
「へー」
「へぇ~」
みたいな。
で、肝心のワインのことも
あたしはてんでわからず
最初に飲んだ1本がシャンパンではなく
スパークリングワインだったということしか
覚えていないというこの体たらく。
でもすごく刺激になるというか
自分とかけ離れた世界の人たちと交わるのって
楽しいな。
もっと若い時は自分の興味ないことは
受け付けないようなところが
大いにあったのだけど
今はそういう意味では柔軟というか
自分の浅はかさを認められるようになっただけ
進歩した気がする。
先日1974が書いていて
目からうろこが落ちたのだけど
「自分に伸びしろが残されている」ことの
喜ばしさみたいなもの。
そう思って、まだまだ吸収して行きたい、
そんなこともあらためて感じた
すてきな夕べでした。
なんていって
実際はといえば
恐らく「高級」と思われるワインを
トイレに吐き出し
最後に出していただいた大事なビールも
床にこぼしてしまったりと
粗相もしてしまったけど。
あーあ。
帰宅は1時半。
地元だとほんと時間を忘れるね。
でも白金に引越ししてしまうんだ、
せっかくお知り合いになれたのに
残念。
また掃除させてくれると嬉しいのになぁ。

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