カテゴリー別アーカイブ: 足延ばす

新大橋から勝どき橋まわって。

日曜は。

調子あまりよくないからトレーニングはやめて
ミッドタウンまでサイクリング。
途中氷川神社でハレーション。
小さな坂があってわりとこじんまりしてるね、
赤坂裏から六本木あたりまでって。
ミッドタウンはちゃんと駐輪場があったよ。
でもあまり自転車は停まってないのね。
フジフィルムで木村伊兵衛を観て
勝どきでやっているマルシェへ。
あいよ農場が出店していると思っていたら
土曜だけだったみたい。
代わりにほかのお店で
250円の大根を200円にねぎって買う。

やっと登ってやっと観た山


土曜は。
朝4:30に起きて
Tomの作った目玉焼きのっけごはんを
半分眠りながらかきこみ
5:40ごろ森下駅まで向かう。
まだ暗いけど
天気予報は晴れだって。
ふう、よかった。
酔っ払って落車して顔打ったり
雨降ったり
ヒルが出ると脅かされたり
いろいろ条件がかなわず
実現できていなかった塔ノ岳へやっと。
まあ先週来風邪をひいて
悪化する一方で木・金と欠勤したTomが
登れないかもという心配が
今回はあったのだけど。
自分も仕事激務で
ちょっぴり風邪もひいてて
たまたま呑みも続いて
踏ん張った一週間だったのだけど、
二人揃って、無事。
塔ノ岳は標高1491mと2000超えはしない山
なんだけれども
登山口の標高が低く
今回は標高差1200mを登らなくてはならない。
少し標高の高い登山口もあるのだけど
そちらはややまわり道をする分
行程が長い上
バスの便が少ないのでアクセスも難しい。
夕暮れが早いこの時期に
時間がかかるのは危険だし
9人もいれば全員が同じペースで歩けるという
わけでもない。
そもそも遅刻してバスに乗れないなんてことも
考えられる。
(前回あずさに乗り遅れたヤツいるし。笑)

もろもろ考えあわせて
今回のルートに決まったのだけど
ひたすら登り続けて
通称「バカ尾根」なんて言われている道。
どうなることやら。
新宿で乗り換えて小田急で渋沢へ。
手前の秦野駅あたりで
富士山が見えた。
近っ!!
こりゃあ幸先いいんでね?
渋沢駅からバスで15分の登山口を目指し
8:00前後に約束したメンツが集まる。
T腹さんの奥さんRカさん、I津夫妻、
遅刻常習犯Oちゃん、それにAっき~軍団3人だ。
渋沢駅は結構大きい駅なので
朝早いのにパン屋があいてたり
コンビニ類もあるし
トイレも改札の中と外にあって。
ちなみにバス停前にひっそりあるトイレは
まったく人がいなかったのでメモ。
トイレだけでなく
思ったより人も少ない中
臨時バスもでていたので
余裕で座って登山口まで。
登山口である「大倉」のバス停にも
トイレはあるし
売店もあって
食後のスイーツ買ってるやからも。
んじゃ
いきますか!
8:40ごろ時計をスタートさせ出発。
舗装道路を歩いた先に
右手に「塔ノ岳」の矢印。
土の道はきのうのちょっとした雨にまだ
しっとりしてる。
高い木のうっそうと立つ中を
ゆるやかな坂を登ってく。
最初のポイント雑事場の平まで40分。
足慣らしにはいい傾斜だ。

予定タイムより5分ほど遅れて
ポイント通過。
うっそうとした森は抜けて
木のすき間からは下界が近くに。
海も見えたりして
写真撮る余裕もでたり。

ところがこの次の一本松までが
いきなりレベルアップ。
岩がごろごろしていて
おまけに少しすべるので歩きにくい。
道はばが広くまっすぐなので
どこまでも続いて見える
終わりなき道・・・
おいおい、前情報にそんなの
なかったけど?
みんなの中に少しずつ
ペースの違いが生まれて
先に進む者、少し遅れる者、
写真を撮る者、
休憩しながらテンポを合わせてく。
と、一本松手前でTomが
ずいぶん遅れていたので
待っていると
「めまいがする、足も動かない」
って。
どうやら風邪で二日も寝ていたために
運動命令が脳に届かないらしい。
40分で着くところ
15分遅れぐらいに
テンポを落として
水を渡したりしながら
のろのろ登っていると
一本松でほかのメンバーが
待っていてくれた。
調子悪いと告げると
みんな荷物を分けましょうと
言ってくれて
ワインやらつまみやら
持ってくれ。
いや~ほんとに感謝です。
おかげだいぶ楽になったみたいで
最初は写真を撮る気力も
なかったみたいだけど
少しずつ回復して。
と、左側の木々の間から
富士山が見えた!

やった!
全景はなかなか見えないけど
白いかぶりたての雪の帽子がまぶしい。
4年前に近場の低山に登り始めたのは
年に一度の本気山のトレーニングという意味とともに
富士山を見たい、という目論みもあったのだけど
実は大抵天気が悪くて
実現していなかったのだ。
(箱根でさえ!)
だから今回は
「やっと」の思い。
富士山なんて都内の高いところや
ふいに電車で川を渡る時やなんかに
見えることもあるのにね。
少し元気をとり戻したTomも
ぱしゃぱしゃと撮り始めた。
道も少し勾配がなくなって
テンポがあがり
一旦ほかのメンバーに追いついたりも。
ここはほぼ予定時間の30分で
堀山の家着。
そこから天神平に向けて
岩や階段でキツいとのふれこみだったけど
恐れるほどではなかった、という印象。

写真撮ったりして
Tomとも離れ
少し遅れてるR香さんを待ったりしながら
ゆっくり登っていたら
いつの間にか
開けた場所に出て
富士山がよく見えるか?
と、期待したら
雲をかぶってた。
下山してくるベテランの登山者たちは
「富士山がいいのは8時までだね」
なんて言ってる。
う、うちらまだバスにも乗ってないよ。
さすが上級者は違うのです。
ああなりたいものだ。
それでも反対には相模湾が見下ろせ
うっすらと右手に延びて見える入江のラインが
鳥瞰図を見ているみたいで面白い。
海から急に標高があがって山になる地形って
何となく好きなんだよね。
吉田初三郎もこういうところでイメージを
膨らませたのかしらん。

開けた尾根を
写真におさめつつ
かなりペースダウンして登っていると
中学生の団体に抜かされたんだけど
歌とか歌ったりして
余裕のよっちゃん。
大人たちがみんな振り返り
「若いな・・・」とつぶやくのが
おもしろかった。
自分もその一人だけどね。
でもまああたしも
ゆっくりペースだったので
疲労はあまりなく
花立小屋に到着。





ここまで来ればもう
ゆるやかって書いてあったし
気持ちも楽になる。
さっき抜かしたR香さんの姿は見えないけど
「自分のペースなら行けそう」と
おっしゃっていたので
待たずに行くことにする。
待っていても逆にプレッシャーに
なることもあるものね。
あたしは自分では
常に8割ぐらいのパワーで
登ることにしてる。
いっぱいいっぱいだと本当につらい局面で
自分でオトシマエつけられなくなるからね。
でも今回は
6割?時に4割ぐらいまで
落として登ってみたら
これまた楽ちんなんだって思った。
結果的に
うんと遅れるわけでもないし
この方がもっと長く登れるのかもしれない。
おおぜいで登っていると
無理しないつもりが
ついひっぱり役を買ってでてしまうけど
時にのんびりでもいいのかな、と。
そんなこと考えたり
考えなかったりのひとり歩き。
こういう時間もまた良し。
金冷やしという
変てこな名前のポイントへ向かう途中で
「鍋割山」へ向かう看板を見つける。
I津夫妻は前の週にこっちに登ったって
体力あるなぁ、あの二人。
あっちは鍋焼きうどんの美味しい山荘が
あるあんだよね。
今度は宿泊もいいかも。
山小屋泊して縦走もいいなぁ。
とか、夢は膨らみつつ
昼食を捕ってるところを抜かした
中学生にまた追いつかれ
ともに頂上まで。
12時半ごろ、とうとう着きました!
先発隊がブルーシートを敷いて
火を炊いてた。
R香さんもそう遅れはせずに到着。
よかった。
まずはビールをいただいたけど
実はこの頃には雲行きが怪しくなってきて
気温もぐーんと下がってた。
でもこの日は火が三つもあって
どんどんあったかいものが出てくる。
Mグ作もつ煮(うまい!)
ホットワイン(寒いときはコレ!)
パンも焼いて。
(T腹さんちの近くのパン屋はやはり美味い)
エツコの唐揚もブロッコリーも焼いちゃえ。
え?ポテサラも?
パンにはさむのね、よかよか。
ほかには
Tomの作った焼き豚と
あたしはかぼちゃの煮物ポテサラ、
いつもの生ハムクリームチーズを持参。
まあでもこの日の主役はOちゃんで
なんてったって
登山用のストーブなんて甘いものじゃなくて
カセットコンロを持参!
まん中にどんと構えて
どんどん焼き物を出して
配給してくれた上
最後にはコーヒーまで淹れてくれ。
デザートのチーズケーキとか
うなぎパイとか
ふもとの手作りクッキーとか
いろいろ出てきて。
やっぱり低山は食事が命です。
おかげで頂上の看板まで
たどり着くのをうっかり忘れたあたし。
だめすぎる~。
しかし
雲行きあやしく寒さがひどくなってきて
絶対着ないと決めていた
ダウンもデビューしたけど
もー限界!
ってことで有料トイレに行って
(ここ、紙は持ち帰りです、ご注意)
下山開始。
のろのろと登った日だったけど
下山はやはりスピードアップ。
先頭を行く。
前を歩く人があきれてよけるくらいの速さで。
なぜか下山は100%に近いスピードで下りても
大丈夫なような妙な自信があって。
それでも一気に下りるとたしかに
単純な道で「バカ尾根」なんて呼ばれてるのが
よくわかる。
ただ今回は自転車で膝をやってしまった後だったので
用心してサポーターを左膝につけてきたので
こういう単純な下りにはかなり効果が
あったように思う。
それよりは足の裏の皮がむけそうな心配のが
途中からはでてきて。
それにしてもあたしがサポーター・・・
スポーツショップでゼムストだのリガードの何番だの
店員とやりとりしている姿が
我ながら笑えたな。
すぐ後ろを追ってくる
復活したTomの
カラビナとチタンカップのぶつかる音が
しなくなって振り返ると
「水」「水」なんて言ってるので
リュックのポケットから出してあげたりして
写真も撮ったりしていると
I津夫妻とOちゃん、Aっき~の弟あたりが
追いついてきて。
そのメンバーで
行きとは違った道にでて
眺望がいいとされるところまで出てみた。
16時近かったので
もう暗いかと思ったけど
ぎりぎり景色は見え。
ただ雲行きイマイチだったので
きれいな夕暮れには遭遇できなかったけどね。
まあ気分が変わっておもしろい下り道となり。
そこから高い木々の間を抜け
もとの道に戻った時には
暗くなってきていて。
ふと気付くと
ずいぶん後ろに追いてきたと思っていた
R香さんの後ろ姿が前に。
「R香さん!」
どうやら眺望のいい道の方は
相当な遠回りだったらしく。
バス停に着くと
Aっき~とTシがすでにいて
うまいこと全員集合。
バスにもまんまとすわれて
渋沢駅へ向かう。
駅に着くと呼び込みのお姉さんがいたけど
モル○だというので丁重に(?)
おことわりして
バスの中から見えた店
魚丸』という威勢の良さそうな店に
行くことにした。
サッポ○のにおいはしない街だけど
この店、ちょっとがんばってる感じしたから。
というのは
あたりだったみたいで
卓上コンロで魚をあぶったり
貝を焼いたりして
下界の宴会もまた楽し。
ハイボールには飽きて
地元の「菊勇」という日本酒を飲んだけど
おいしくてお代わり。
最後は鉄火巻きで〆て
山に来て海の幸まで!
という幸運に。
あとは小田急にもちゃっかり座れて
お家まで。
いやはや無事の低山部、富士山もやっと見られて大成功。
だったのだ!

横須賀でぐるぐる

きのうは。
女MJの企画で
びっぷと3人で
横須賀で朝っぱらから。
9時ちょい前に家を出て
品川で途中下車して
「横須賀グルメ切符」というのを買う。
これで
横須賀往復の京急と
特定期間のフリー切符(バスもあり)
指定店での指定メニューの飲食一品タダ。
井土ヶ谷、田浦の二人は
微妙だったらしいのだけど
品川からだと
往復と飲食だけでも
すでにモトが取れるという
なかなかよろしい切符で。
ただし
天気は曇り
気温は土曜日からさがりまくっていたので
セーターを着込み
雨の心配もあったので
D3も泣く泣く(?)置いて行く。
まずは汐入で合流して
港から船に乗る。

船に乗るのは好きだけど
こんな寒い日は・・・
と、少々テンション下がっていたのだけど
このポスター見て気付く。
そっかここ「軍港巡り」なんや。
まあ戦う船、
しかも現役となると
複雑な気持ちではあるけど
船は好きなので・・・・
ということで
結構楽しめた!
カメラ持ってくればよかったよ~と
軍艦好きのTomにメールすると
調べてくれたらしいけど
この軍港巡りは人気で
なかなか乗ることができない
貴重体験なんだとか。
なに~?
女MJの地元での権力か
用意周到のおかげか
招待券で乗らせていただき。
いやはや感謝なので。
船の見分け方や
レーダーの威力
潜水艦の秘密っぷりなど
ちょいと派手めのガイドのお姉さんが
うまいこと説明してくださるのも
おもしろく。

きのう最後のお役目、という船も
ありました~。
下船後は
ネービーバーガー食べにどぶ板へ。
少し待たされたけど
人気店「Tsunami」の2階の
古民家風のたたみ席で
ゆっくりといただく。
しかし
ここのハンバーガーのボリュームは
ハンパない!
さすがアメリカや!
それから
バスで不入斗橋(いりやまずばし)下車で
横須賀アリーナへ。
応援していた
東京アパッチがチーム解散して以来の
久しぶりのBJリーグ観戦。
今回はアパッチで応援していた
木村くんのいる横浜を観に。
BJは相変わらず
自由席はがらがらで
持ち込みOKでゆるゆるな感じで
ビール片手におやつ食べながらの
観戦だったけど
意外と客が多く
盛り上がってた!
実業団の体育会系リーグとは違って
チアを入れたりDJを入れたり
アメリカっぽさを狙う雰囲気を目指して
がんばってる感じが
あたしは好きです。
地元の子供たちにも
クリニックをやるなどして
ふれあいをはかってるらしい。
まあ少々テクは落ちるんだけどねぇ。
しかも
なぜかうちらの応援するチームの負け方ときたら
不甲斐ないことこの上ない。
きのうの試合も
シーソーであと1点のところまで迫って
ボールを奪ったのに
残り20秒で入れられなかった~!
ワンチャンス決める安定が
欲しいわ~。
まあその前にもっと
決めるところあったでしょ!
な、試合ですが。
ぶつぶつ言いながら
でもぎりぎりの試合で
またバスケ熱も上昇して
そういう意味ではいい気分で。
帰りはバスで来た道を
ぷらぷらと歩いて帰ることに。
日曜なので閉まっている店が多く
残念だったけど
アーケードつきの昔ながらの商店街が
かなりの距離続く。
途中
お兄さんがひとりでやられている
『宍戸珈琲』というところで
試飲させてもらいながら
あれこれ豆の講釈を聞き、
駅近くの『Nico』というベーグル屋さんで
女MJの買ったコーンミール入りの
カップケーキが激うまだったり
ちょっとした旅行気分で
おもしろかった~。
それから
さらに歩いて
海辺にできた
『ポートマーケット』で
行列ジェラートをまんまと
並ばずに食べ
でっかいはまぐりを買って
帰途に。
朝から行動していたし
少々寒かったし
歩き回ったので
へとへとで帰宅。
お腹をすかしたTomが
トマトパスタ作ってくれて
おいしいワインをがぶ呑み。
ワインといえば
ガールズに結婚祝いにお願いした
リーデルのグラスのほか
先日Tomの会社の子からもいただき
我が家はワイングラス祭り。
でも
いいグラスで飲むと
ワインも香りたつっちゅうか
なんちゅうかほんちゅうか。
おいしい食事で甦る。
しかも
食事の肴は
春のクラシック第一弾!
カンチェラーラの勇姿に釘付け♪
ボーネンのリタイアは
長引いて欲しいような欲しくないような。
やはり真っ向勝負で勝つのが
小気味いいかね。うふふ
いい季節が来たっちゅうことで~♪

消費よりまた蓄積、いろいろ。

土曜は。
恒例の冬そば食べに
高尾山へ。
震災と仕事の関係で
2年もあいてしまったのだけど。
今年はニューフェースで
NNさんも参加。
そのおかげで
ここのところ
しおり作成に追われ・・・
というかもう5回めともなると
さすがにネタぎれで
前日まで悩んでいたのだけど
なんとか作成。
「持ち物の書いたしおりを
当日渡されても困る」との
苦情にも堪え。
横浜横須賀の
女MJ+びっぷ組と
明大前で合流、
現地でNNさんとも合流して
まずはそば1杯。
キャンペーン参加の19店のうち
すでに残りは7軒だったので
そのうちの1軒「飯島屋」へ。
寒かったので
あったかいとろろを。
そばはあまりしまった感じではないけど
ほわほわの山いもと
なんとなくなじむのがいい。
マイ箸を出して
スタンプをふたつもらい
「あったまった」
「お腹いっぱい」
という状態でいざ。
今回は
ケーブル、リフトは使わず
1号路を歩いて登る。
リフトを使うことが多く
一度だけ登ったことのある道だったのだけど
こんなに大変だったっけ?という印象。
いきなりの急坂のこう配が
ハンパない・・・
冬だっていうのに汗だくになり
着こんでいた防寒具を
ひとつひとつはずして登る。
本気登山組の
NNさんとあたしも
だめだめで
「こんなことじゃ塔ノ岳
まだまだ無理だね」なんてこと。
それでも
距離がないので
ちょうどいい疲労具合で
無事ケーブル山上駅へ。
そこで恒例の「天狗焼」にありつく。
天狗焼は
天狗の顔のたい焼きというか
大判焼きというか
そのたぐいのもので
パリっとした皮で
黒豆のあんを包んだもの。
生地の中身がもちもちしていて
美味い。
いつからあるのかはわからないけど
ここ数年高尾山ブームとともに
火がついたのか
最初はたしか1枚の鉄板で
焼いていただけだと思うのに
今年は焼き場所がガラスばりに変わって
鉄板も4,5枚に増えていて
ビックリ。
「予約もできます」とか
「おみやげ用の袋もあります」とか
明らかに儲かってますね。
こんな看板までお目見え。→
甘いもの摂取したら
もうひとがんばり、と
歩き出したところ
大きな霜柱に遭遇。
へぇ、こんなの見たことない。
高いところにあったので
手に取ってみたけど
ざくざくと踏んでみたい感じだね。
さらに歩くと
まだ雪が残っているところも。
これって成人式の日の雪だよね・・・
ビックリなのだ。
それから男坂、女坂のうち
今年は女坂を通り
薬王院へ突入。
この薬王院というのが
我々の最大の楽しみと
言ってもいい
商魂たくましき売店のある寺で。
毎年のように
おいしいおみやげが増えているのだけど
中でも「天狗丸」というきなこをまぶした豆が
かなり美味しくて
今年も不参加の☆より
「10個買って来て」というリクエストが出るほど。
1袋100円という手軽さもあるので
おみやげにもいいし
何といっても美味しいので
あたし自身も10個単位で購入。
ほかのメンツもなんやかんやで
合計したら40個超えた数を
購入していたあたしたちなのでした、
お恥ずかしい・・・
でも
こちらは天狗焼ほど
メジャーにはなっていないらしく
お咎めはないので
一部の密かなるブームといった
ところでしょうか。
一度、下山が遅くなった年に
閉店していて悔しい思いをしてからは
登りに買う、というのも
あたしたちの中のルール。
そこまでしても買いたい逸品で。
まあ豆は20袋かついでも軽いしね。
薬王院から先は
頂上まで距離はあまりないのだけど
それまでコンクリートだった
足元が急に悪くなる。
今年は特に先週一度降った雨のせいか
泥でぐずぐず。
やっぱりちゃんと登山靴はいてきて
よかった~のココロ。
夏の高尾山ブームで
きれいになったという2階だての
トイレも体験したら
すぐに頂上。
見晴らしのいいところまで
出てみたけど
やはり富士山は見えず。
わりに天気はよかったんだけどねぇ。
誰からともなく
「ビールビール」の声で
いつもの『曙亭』でサッポロの生。
テラス席に陣取り
女MJご用意のお菓子セットが配布され
ビールのお供に。
ほんとは持ち込みはNGなんだけどネ。
それから下山開始して
薬王院を過ぎた『もみじや』で
2杯めのおそば。
ここは以前
カレー南蛮を食べて
「とろろ以外もあるんだ!」と
目からうろこだったお店。
今回もあの味を再び、と
「とろろがおすすめです」という
おばちゃんを無視して
自信たっぷりに
「カレーそば4つ!」と
オーダーしてみたのだけど。
・・・
何かが変わっていた。
だいたい「カレー南蛮」と記憶していたのに
メニューには「カレーそば」しかなく。
「もっと黒っぽくて汁気がなくて
どろどろしてたよね?」と
体験済の3人でぶつぶつ。
今回のはそばにカレーライスのカレーが
ただかけてあるみたいで。
まあだけどここのそばは
平打ちで太くてちょっと面白い食感
なので、それは楽しめたけどね。
ということで
ちょっぴり不満残りつつ
この先西荻移動して
アフター呑みは無理かもね~、と
腹ごなしに下山も歩くことに。
ひざに負担がかかるかも、と
後向きに歩いたり
エグザイル風に(?)
ななめにスライドしながら
無事下山。
ふもとでおみやげなど買って
西荻へ移動。
眠いし疲れもでて
とてもこのあとおいしい料理を
楽しむ気分ではなかったのだけど
とりあえず。
と、その道中
数十分ほど眠ったら
しゃきーーーん!とな。
すっかりよみがえったあたしたちは
西荻下車後目的地とは
反対にある『もぐもぐ』で
ソーセージ、チーズなど。
切り売りのハムも美味そうだった!
それから
☆が足繁く通う店
『ピヨトト』で開催されている
「Yどんの和菓子カフェ」へ。
あらかじめ用意してもらっていた
2階席で一番乗りのY子と店主Tサちゃんが
話しているところに合流の高尾山組。
そのあと☆とAら、主役のYどんも来て
8人でのアフターパーティのはじまりはじまり~。
ビールはもちろんサッポロで。
冷蔵庫から自由に出して
勝手に栓をぬいていただきます。
温野菜を蒸したものに
肉味噌と
スパイス(うちらの中ではふぁ~ら~♪と呼ぶ)。
パンもでて。
大根の薄切り
手羽素のスパイス煮
メインは骨つき肉にクスクスを添えて。
またもや
はじめましても何組かいたようだけど
食卓を囲めば
笑いはひとつ。
あたしのホットな話題への
突っ込みもあったけど
それがただの引き金と化すのも
おもしろかったな~。
さて
ここへ来たメインイベントの
Yどんのお菓子ですが
あたしは「桃山」のきんかん丸ごと入り、
りんごとシナモン味、
そばぼうろを。
和菓子は手がかかるし
賞味期限も短いんだよね。
大変な作業だけど
うれしそうなYどんが
印象的でした。
みんな来てくれてよかったね。
そして
いつもながら
『ピヨトト』のお料理はおいしく
2周年でもあったので
NNさんとふたりで高尾山のおそばを
贈りました。
お家でも食べたけど
美味しかったぞ『高橋家』。
ふてくされて仕事してたTomに
両国でつかまり帰宅。

オレンジ色の天使を買う


日曜は。
☆の切り絵イベントで
西荻へふたたび。
その前に中野の聖地(笑)に寄って
カメラのレンズとか。
ブロードウェイ久しぶりだったけど
ますますオタクな感じかと。
ピヨトトでは
先発してた元祖&しず姉妹が
ざわざわと迎えてくれる。
あいあい、すいません。
☆と5人テーブルを囲み
Yじさんに早速
「黒ラベル」と。
Tバサちゃんは
また新しいおつまみを
用意してくれていて
またこれが美味いんだな。
・蓮根のスライス
 ローズマリーとかクミンの香りの
 はじめての味!
・いろいろ豆のサラダ
 豆好きにはたまらんと。
・じゃがいもはニョッキ風でもちもち
・チキンロールのオレンジソース
・牛肉のパプリカ煮込み
ああもう言葉ナシ!
ポーランド料理とはなんぞや?
なんて疑問はどうでもよくって
どれもこれも美味しい。
今回カメラマンに写真を
まかせてしまったので
しまった!
写真がなかった・・あちゃ~。
でも
美味しかったのだ。
ちょっと遠いんだけどね
また遠征したく。
そういえば
途中、terakadoさんもご来店。
今年もシュトーレン
(もう食べちゃったよ)
美味しかったな。
最後は
エスプレッソと
くるみのケーキ、
りんごのケーキを
みんなでつつきながら。
初対面も大丈夫。
映画、カメラ、ゲームの話・・・
なじんだなじんだ。
この調子!
だね。

今年最後の山ビール~偶然の旅とロック


何が
ひっかかっているのか。
ここ数日来
自分の中を占拠している想いを
書けなくて
変な気分。
サイはもう投げられたし
まっしぐらなのにね。
慣れてないからかな。
すでに失いたくないからかな。
今ある自分を
損なわないようにって
慎重になってしまう。
自分をマイナスにする行動だったら
しない方がいいし
長続きしないはずだから。
なんてつぶやき、
備忘のためにね。
今日は。
横須賀の女MJ、
横浜のびっぷと一緒に
「鷹取山」へゴー。
山登りといっても
小学生の遠足で行く山だと
聞いたので
今年最後の青空ビールに
いいかなと。
最近ひざが痛いというびっぷにも
「山とかいって
丘らしいですよ」
なーんてそそのかして。
12:30に八景で合流。
きのう大量に料理した中から
ちょびっとつまみを持参して。
2駅乗った「神武寺」駅から
歩き始める。
お天気はよくて
日なたはあったかいのだけど
日があたらないとやはり11月末。
寒いのは絶対にいやなので
重いフードつきコートに
耳まであるニット帽、
毛糸の手袋までして
南極観測隊?な、いでたちで。
駅近くの中学校の裏側から
「ハイキングコース」の看板が
迎えてくれるのだけど
いきなり木々におおわれた
ひんやりした道がはじまる。
しっとりした空気の中
苔むした石をそろりと歩く。
勾配も結構ある。
急な人里離れた感は
期待以上で
「なんかいいね!」って
三人で。
それが
「それにしても長いよね」
と、連続する階段にも
ちょっとあきてきた頃
やっと神武寺に着く。
りっぱな鐘があって
本堂があって
その横にあるのは
「なんじゃもんじゃの木」
ポルトガルから400年も前に
やってきて
当時見たこともない品種だったので
そう呼ばれた木だというのだけど
枝がくねくねと四方へ延びていて
おもしろい。
むかし好きだった佐藤さとるの
木の上の家に住む話
思い出した。
そこからさらに登ると
鷹取山へ着くのだけど
その道も結構いろいろで
階段が続いたり
大きな岩をまたいだり
切り通しみたいな隙間を通ったり
岩壁にそってくさりをたぐりながら進んだり
変化に富んでいて。
正直なめていたけど
おもしろかった!
途中おじいさんが
カメラを構えているところで
立ち止まってみると
遠くに江ノ島が見えて
その上の空に富士山のあたまが
ぼんやり浮かんでるのが見えた。
天気がいいから今日は
富士山が見えるかも、と
期待していたのだけど
空は霞がかっていて
白いあたまはぼんやりで
ケイタイのカメラではとても
とらえられず残念。→
でも見えますよーにって
祈ったおかげ様で
ちょっぴり。ね。
途中すれ違ったおじさんに
「あと20分くらいかなぁ」と
言われ、がっくりしていたら
案外早くたどり着いた
山頂は
ロッククライミングの練習場で
上から釣り下がったロープを登る人が
いたりして。
足元もなんだか岩がちだと
思ったんだけど
「ロックな山」だったわけね、
イエーイ。
展望台まであがると
360度が見渡せて
ランドマークのあたりまで。
富士山は相変わらず見えず
残念だったけどね。
展望台を降りて
岩の上にレジャーシートを敷き
ビールで乾杯。
大した保冷もしていないのに
冷え冷えでうれし。
厚着をしていた甲斐もあり
冷たいビールもおいしく。
びっぷの握ってくれた
おにぎりは
富士山になる海苔でまいてあり
「ここに富士山あるからいいか~」
って。
あたしのつまみは
・煮たまご
・おから
・鶏ハム
・コンビーフポテサラ
・筑前煮
・いんげんのゴマ和えを
ほんのちょっとずつ。
女MJからは
恒例のお菓子セットが配られ。
となりでは
大きな鍋で
何か炊いてるグループもあったりして
同じようなこと考えてる人って
いるのねぇ、と
おかしくもあり。
だけど
ビール2本め飲んでるうちに
気温はみるみる下がり
厚着のあたしも寒くて
「撤収!」。
ほんとにぎりぎりのタイミング
だったのだな。
それから
ゆるやかな道を下り
住宅街を抜けて
追浜の町へ。
ぷらぷらして
たどり着いた
ペルー料理の店は
いかにも家族経営で
適当なもの出されるかな?
と、ちょっと心配したけど
でてきたおばちゃまが
一生懸命つたない日本語で
メニューの説明をしてくれ
・ペスカドスタド(シーフードのスープ状のもの)
・ロモサルタード(牛とじゃがいもと野菜の炒めもの)
という2品を。
もう1品頼もうとする
あたしたちに
「ペルー料理大きいです」
と、制してくれた
おばちゃまには感謝。
だってほんとにめっちゃ量が多くて
びっくりした。
基本大家族で食べる、みたいな
発想なのかしらね。
パクチーがきいてて
おいしかった。
お腹いっぱいになって解散。
二人は
あきれるほど
よく食べる友達だけど
今日はさすがに
ペルーのボリュームには
負けた感じ。
いつもは
ライヴとセットのロックだけど
今日は違うロックで
それもよかったね。
次は恒例の高尾山かな~。

カレンダーガールはカレンダーを買いに


・筑前煮
・ぶり大根
・きのこベーコン炒め
・煮たまご
・水菜と鮭の和えもの
・ほうれん草のごま和え
・きんぴらごぼう
・コンビーフポテサラ
・鶏ハム
・豚汁
金曜は。
今年も使っている
畦地梅太郎のカレンダーが欲しくて
Y子を誘って
鶴川の記念館へ。
ちょっと遠いし
通販でも買えるのだけど
なんだかあの空間に
もう一度行きたくて。
生前に住んでらしたという家&アトリエを
今はお嬢さん、お孫さんで
守られているのだけど。
あいにくの雨だったけど
「しっとり散歩気分で」と
Y子と目論んだ通り
雨は強くはなく
肌寒いくらいで。
駅から20分弱の道を
あれこれ話ながら。
記念館では
定期的に展示替えをしていて
前とは違った作品が
飾られていたのだけど
どれもあの独特な雰囲気で
くすっと笑いたくなる
山男のモチーフも
いいのだ。
山小屋みたいな建物の壁にも
とてもなじんでいるんだよね。
あたしも版画は
いつかやりたいなぁ。
手摺りの小さな版画を
買うか迷ったけど
予定通りカレンダーで我慢。
離れのアトリエも
見せてもらい
また同じ道をとぼとぼと。
「お茶でもしてこうか」と言うと
「ビールでしょ」とY子。
やぶさかでない。
サントリーののぼりの店に
しぶしぶ入ったら
でてきたのが
カールスバーグで
ちょっとうれしかったので
お代わりしちゃった。あはは。
ほんの短い時間だったけど
足延ばしてよかった。
Y子も久しぶりだし。
今は試験の勉強をしているそう。
まったくえらいよなぁ。
夜はさらに
餃子食べながらビール。
肝臓?
うん、やっぱり丈夫みたいよ。
あけての土曜は。
朝から仕事。
昼は久しぶりに
『Hinata-ya』に
☆とNNさんと行ったら
お店の方に
「お久しぶりですねー」って。
「これから忙しい季節なので、また来ますね」
って。ホント。
カレーのあとは
『スタイルズケーキ』に
寄ったのだけど
連休中だからかお休みで残念。
ここもご無沙汰だから
顔出したかったのにな。
あのあまり甘くない
「塩ケーキ」も
たまに食べたくなるしね。
と、そこへ行く途中
Hinata-yaの近くにある
登山の店が閉店していた。
大手とは違う品揃えの
独特なお店で
ちらちらとのぞいていた老舗なので
残念。
シャッターに閉店のお知らせと
個人客あてと思われる
店主からの手紙が
何枚か袋に入って
貼り付けられていたのが
もの悲しかった。
ファンも多かったろうにな。
その日は
それから
仕事終わって
たい焼きやでハイタッチして
買い物へ。
気付いたら5時間も料理してた。
たくさんできたのが
上の写真。
今年は
牡蠣が高い気がする。
スーパーにはあまり
いいのがない。
そろそろオイル漬け
作りたいのになー!

気がかりと安堵の長い間


日曜は。
8ottoが無料ライヴイベントに
出るというので
横須賀に住む女MJと
本牧の元祖も誘って。
ただしこのイベント
無料の代わりに
出演順が当日まで秘密で
10時から16時という
時間帯しかわからない。
ラインナップを見たところ
正直知らないバンドばかりだし
トリかトリ前だろう、と
予想を立てて
12時半に待ち合わせ。
前日
幕張まで遊びに行っていたこともあり
この日母が来る予定にもなっていたので
家の掃除をしたり
あれこれあって
この時刻に行くのも
結構大変だったのだけど。
この日はどぶ板バザールということで
会場の三笠公園の最寄
横須賀中央ではなく
汐入で待ち合わせ。
地元の女MJの案内で
フリマなどをひやかしながら。
ちょうど昼どきだったので
元祖の希望
ネイビーバーガーを食べることに。
最近一番人気という
「TSUNAMI」にて。
元祖はアボカド
女MJはマッシュルーム
あたしはチリビーンズを。
ポテトには目がないあたしだけど
さすがにバーガーと
ハイネケンのみにし
アメリカンサイズに挑む。
肉は炭で焼いているらしく
とても香ばしく
ソースも美味しい。
だけど
上手に食べられないんだな、
あたし。
二人、
特に元祖はすごく上手に
ハンバーガーを食べる人なんだけど
あたしは手も口のまわりも
べたべたになってきて
だんだんテンションも落ちる。
デートでは食べたくないものだなぁ。
好きだけど。
それから
ぶらぶら歩いて
公園に着いたのが
13時すぎだったか。
海が近くで波打つ
気持ちいい公園で
小さな野外ステージを囲んだ芝生に
200人ぐらいかな
すわりこんだ若者、
レジャーシート敷いた
子連れの家族なんかが
しろうとみたいな
女性デュオのライヴを
ぼんやり観ている。
まだ序盤みたいだな。
あたしたちも
女MJの用意してくれた
シートを敷いて
ステージのわきの
少し離れたところに落ち着く。
音は十分聞こえる。
天気はすばらしく良くって
海風が寒いかと心配していたのに
日差しが暑いくらい。
ハンバーガーに
やられていたはずなのに
場所が変われば
腹に余地が生まれ
女MJが冷やしてきてくれた
黒ラベルをぷしゅっ!
ジャイアントコーンとか
つまみながら。
気持ちいいね~外ビールは~
なんてごろごろ過ごしていると
8ottoのメンバーがいるのを見つける。
普段のライヴでも
対バンをよく会場で観ていたり
物販コーナーにいたりするので
驚くこともなく
「あーいたいた」なんて
のん気に眺めてた。
気持ちよくビールもすすみ
女MJが買い足しに行ってくれて
さらに呑む中
バンドもいくつか入れ替わるのだけど
なかなか8ottoが出てこない。
「まさか?」
と、段々疑わしくなってきて!!
トイレに行って帰ってくるとき
ちょうど8ottoのドラマーで
フロントマンのマエソンくんが
近くにいたので
「もしかして今日も終わっちゃったの?」
「そうねん、もうやってん」
ええ???
まじで???
と、ショックを受けてると
マエソンくんから握手してくれて
「ごめんな、また来てな」
と、言うので
地元大阪での活動が多いので
「東京でもっとやってね、
ワンマンだからね!」と
お願いしました。
ちょうどバッグに8ottoのバッジを
着けていたので見せると
「ええの持ってるやん」
と、なんだかステージを変わらない
マエソンくん。
おしゃべりできたからいいか。
ちなみに宇宙兄弟のムッタに似てる。
天パでアフロだからね。
シートに戻って
二人に報告すると
がっかりしつつも
「まー今日はビール美味しかったからいいか」
なんて結論。
久しぶりにフェス気分も味わえたしね!
16時に終了すると
さっさと公園をあとに。
あたしは帰らねば
ならなかったので
文庫で飲んで帰るという二人と別れる。
そこで母にメール。
姪の七五三で土曜から来ていたのだけど
今、父と別れたところという。
東京駅にいるというので
どこかで時間潰してて!と言うと
新駅舎のライトアップを見ていたという。
ほっといてもちゃっかり最先端のものを
見つけ出す75歳。
相変わらず心配ない人なのだ。
昼間ごちそうだったから
晩ごはんはお弁当とか外食でもいい、と
母は言うのだけど
酒を飲まない母と外食をするのは
あまり気がすすまない。
かといって普段お弁当なんて
買わないのに
こういう時に限って
前日でかけていたのもあるけど
家にはほとんど何もなく
普段何食べてるの?と
あきれられたり心配されるのもいやで
ユウウツだったのだけど
すぐに食べる気もしなかったので
大丸地下に連れて行き
惣菜を買うことに。
・あじのマリネ
・きのこの煮物
・いわしの煮物
・ゆでいかリング
・小松菜のおひたし
・牡蠣フライ
ほんの少しで
恐ろしく高いこういったものたちを
買わなくてはならない
この状況にこそ
腹を立てつつ
そいつらを購入。
東京駅からはタクシーで。
家に着いて
とりあえずコーヒー。
母と二人じゃ時間を
持て余すかな、と
リビングではなく
テレビのある和室で
ちいさなちゃぶ台を囲むと
意外と話ははずみ
いろいろと話し込む。
母が泊まると言い出してから
突っ込まれるのが
いやなので
掃除しなきゃとか
ごはん用意しとかなきゃとか
プレッシャーだったんだけど
結局完璧にはできず
雑然としたままの部屋に通し
とりあえずごはんは炊いておいたものの
味噌汁作るにも具もない状態で
その場で唯一あったたまねぎで
味噌汁を急いで作り
買ってきた惣菜で夕食。
そしたら意外にも
この惣菜たちが美味しく
玄米ごはんも
たまねぎの味噌汁も
美味しい美味しいと食べてくれ
賞味期限の切れた緑茶も
「くさるものじゃないからいいわよ、
あなた飲まないでしょ?」と
寛大な言葉をもらい
ほっと安堵。
あたしはあたしで
いつも通り
ごはんも味噌汁も食べず
だらだらとビール飲みながら
長い食事を楽しんだ。
風呂をためないあたしに
合わせてくれたのか
「シャワーでいいわよ」と
言って入った風呂のあとには
「きれいにしてるわね」と。
風呂の間に
ふとんを敷いておくと
「旅館みたいやね」と
喜んでくれ
疲れていたのか
あたしが風呂からあがった時には
もう暗くして眠っていました。
だけどあたしには
まだ朝ごはんという課題があり
両親に朝ごはんを出す夢を見るほど
やはりプレッシャーがあり
しかも土曜日にかろじて作った
お弁当用のかぼちゃサラダと
あまりうまくいかなかった鶏ハムと
煮た大豆しかなく
朝になってあわてて
ひじきを戻して
大豆と一緒に炒めた。
それと前日の味噌汁、
玄米ごはんを出すと
これまた母は喜んでくれ
機嫌よく食卓を囲む。
朝ごはんを食べるだろうから
いつもと同じ時間には
出勤できないだろうと
週末から会社には
「2時間ぐらい遅れるかもです」
とか言っていたのに
母はといえば
「あなたの出る時間に合わせる」と言う。
たしかお友達と銀座で待ち合わせは
11時でしょ?
遅くなってもいいんだよ、と言うと
銀座の前に行きたいところがあるという。
聞けば
正岡子規が住んでいたという
「子規庵」に行くのだと
地図をプリントアウトしてきていた。
「句会でいつも話題になるから
一度行こうと思って」
母は数年前から俳句を始めたのだけど
みるみる上達して
いまでは「撰者」の役もやり
最近新しい会も立ち上げたという。
なんやそれ!
あたしを知るみなさん、
血はここにあるみたいです。
しかも
行ったこともない鶯谷に
ひとり地図片手に乗り込む母。
月曜は休館日とわかったのだけど
それでもとりあえず行くわ、と言う。
そんなわけで
8時に朝食を食べ
8:40ぐらいにはもう
身支度をし
あたしが乗る森下駅ではなく
両国駅から行くという。
「こないだ言った回向院の方よね」
まったく手のかからない75歳なのだ。
でもマンションの前で
「じゃあ」と別れるのもあんまりなので
あたしも両国から会社へ行くことにした。
荷物を持とうかというと
コロコロだから大丈夫という。
気になるのは
外反母趾とそれにともなう
足裏のタコぐらいで
何の病気もない母。
「身内にだって世話になりたくないからね。
もし延命の選択が必要になっても
しなくていいからね。
日記の最初のページに書いとくわ」
と、言い切る母。
いや~
まだまだかないません。
おかげで会社には
たった30分しか遅れなかったし。
どーなってんや!
さっき無事に帰ったとメールがあり
「あなたの家が一番落ち着くわ、
またよろしく」
って、そりゃ嫁たちのいる
兄と弟の家よりは居心地いいだろう、
とは思いつつ
そこそこおもてなしは成功していたのか、と
安堵の本日なのでした。
はーだけど疲れた。
今日は
カリフラワーとたまねぎを
フープロにかけて
豆乳スープ。
ざらざら感は残るけど
ひらたけもきいたのか
うまうま。
先週来の気がかりが
終わってくれて
やっぱりひとりが気楽・・・。
見栄っぱりなんだな、
父に似てあたしは。