カテゴリー別アーカイブ: 鍛える

昼下がりの火遊び


ただ
アルコールランプが
使いたくて
ベランダでお湯わかして
珈琲入れました。
山にそろそろ
登りたいと思ったのだけど
本気登山のお誘いはないし
低山の方は予定を合わせるのが
大変そうなので
とりあえずNNちゃんと
最小単位2名催行もできるように、
なんてことがきっかけで
そうだ
火を使えるようになろう!
なんて思いついた。
いつも男性陣にまかせてるからね。
もちろんガスが手っ取りばやいでしょうよ。
でも調べだしたら
アルコールランプ、
この道具のかっこよさに
ひかれちゃって。
買っちゃいました、
[#IMAGE|c0049455_15141515.jpg|201106/26/55/|right|220|150#]トランギア TR-B25。
この渋い色と→
底の「T」の字とか
たまらん。
そして燃え立つ炎のゆらゆら・・・
情緒ありますねん。
結構火力あるし。
ちなみに
鍋半分のお湯をわかすのに
10分くらいかかったけど
キャンプ用の鍋とかやかんなら
きっともうちょっと早いんでしょう。
パーコレータも欲しいなぁ。
以前、中高仲間で
バーベキューに行った時
つり女Yが何気に
珈琲淹れてくれたのが
かっこよくて
それから気になってはいるんだけど。
なーんて山の上でも
酒飲むタイプなんで
あたしが珈琲淹れるというのは
何か間違ってる気もしますが。
それに
アルコールランプは
小さいけど
アルコールを持ってくと
結構重くなって
かさばるガスストーブの方が
結局はいいのかもね。
そんなことも学んだけど。
でも
なんかちょっと
男の世界に足を踏み入れた感が
うれしいのだ。
そして
今日の珈琲はいつもより
美味しい気がしちゃうノダ。
ふふふん。
火遊びもたまにはね♪

あべこべのブレーキで。

今日は。
自転車通勤。
やっぱり東京の道は悪く
駐車車両のせいで
気持ちよくは走れない。
人生時間がない!と
考えてしまう一方、
悲鳴をあげる
プジョーに乗りながら
まだ高い自転車を
買う気にはならないなぁ。
なんてこと。
仕事の方とはいえば。
一気に
中国と韓国の
ヤマを二つ片付けて
最高峰への縦走へ。
江戸後期への
長くて急な一本道となりそう。
あーそんなの終わって
ほんとの山に
登りに行きたいなぁ。
な、もんで
ちょいとクールダウン、と
バイトちゃんにまかせた仕事を
チェックしてたら
問題発生でやっぱり
21時半まで。
でも彼女には本当に助けられたので
繁忙時期が終わったら
お礼の打ち上げしたいねー。
さて
書きそびれていた日曜のことを。
昼までだらだらしていたけど
健康だけがとりえのあたしが
今期風邪をひいてしまったのは
運動不足に違いない!と
久しぶりにスポセンに。
飲まなくなったせいで
無駄に体重だけ落ちて
カラダのキレとか
身軽さをあまり感じないし。
なんかたんねーーーー!
な、感じなのでね。
の、前に
先日大改造したチャリの
ブレーキのかかりが悪いので
『イーストリバーサイクルズ』に
またまたでかける。
その場で新しいので替えてくれたので
あれこれくだらない質問を浴びせて
店長Oちゃんも若干苦笑い。
いいのだ、知りたいんだもん、
自転車のことが!
その会話の中から
ブレーキの左右の話になり
右をまずかけてしまうくせのある
あたしのために
ブレーキを逆にしてくださることに。
いいねーそういう人に気付かれない
マニアックないじり、
最高に好き。
なんでも日本と英国以外は
ブレーキの左右、逆なんですってよ。
道路事情と関係あるのかね。
ともあれ
外国でレンチャする時は
気をつけましょうねーみなさま。
そのあと
スポセンに行って
自転車アンドランニング。
久しぶりだから軽く、と
思ったけどがむしゃらに走って
マッサージチェアで脱力♪
これで400円だからね~。
それから銭湯へ。
でかくてあつあつのお風呂も
久しぶり。
常連のおばーちゃん同士の
世間話とかききながら
あたしはあたしで
ぷはーーー。
って感じ。
買い物して帰って
あとは恒例のお料理。
とりあえず前日に
アンテナショップで買った
赤貝を酒蒸しして
150gほど佃煮にすることに。
しょうがを2片千切りにして
みりん 大1
砂糖 大2
酒 大3
しょうゆ 大5
うまうまです!
あたしにしては
しょうゆたっぷり入れたのも
よかったのか
しっかり味がついて
おすそわけした同僚たちにも
評判いい。イエイ。
この佃煮、毎日朝ごはんに
おにぎりにして
会社で食べてます。
これまでは
焼がきだったんだけど
こっちのがもっともっと
ごはんに合う!
[#IMAGE|c0049455_03282.jpg|201102/18/55/|right|150|220#]
・赤貝の佃煮
・肉じゃが
・菜の花のからし和え
 ちゃんと粉を練ったらちゃんと辛いよ!
・うるいのツナマヨ
・豚うど味噌炒め
・ひよこ豆のフムス
夜食はホームベーカリーで焼いた
くるみとレーズン入り全粒粉パン
なので、和洋折衷だね。
フムスは何人分? →
だよね。
うるいは意外と洋風なのもあう。
食材がちょっとずつ
春になってきたね~。
最近見かけるほたるいかも
気になってるんだけど。
さて今日もそろそろ
寝ましょうね。
そうそう、
朝早起きして早めにでかけようと思ったら
きのうはぐっすりでした。
夜風呂のせいかね。
でも今日はもう
ビール飲んじゃったから
寝ます~~~~

新しいこと、始めりゃいいのさ


焼けたよ~
初めての成形パン。
くっついちゃったけど、かわいか~~~。
同僚が貸してくれた村上祥子さんの
40分パンのレシピ本。
発酵にレンジを使います。
「らくらく」とあるが
ものぐさなあたしには面倒だった・・・
でもなんとかできたよ!
ふわっふわっでおいしい♪
強力粉 100g
豆乳 75ml
バター 8g
ドライイースト 小1
塩 小1/5
三温糖 大1
豆乳とバターをレンジ強で30秒
泡だて器でバターを溶かす
ドライイーストを入れ混ぜる
塩砂糖強力粉の1/3を加えて混ぜる
 注:豆乳が人肌以上の時は冷ます
残りの強力粉を加えて箸で混ぜる
ひとかたまりになったらクッキングペーパーに包んで
レンジ弱で30秒加熱
10分休ませる
まな板に打ち粉をして
軽く抑えてガス抜き。
6等分にする。
切り口を中に巻き込むように成形。
まな板の上に並べて
クッキングペーパー、
かたく絞ったぬれぶきんをかけ10分おく。
まな板に打ち粉をして
再びガス抜き、成形。
レンジの皿に
クッキングペーパーを敷いて
ふちにそってたねを並べる
クッキングペーパーをかけて
レンジ弱で30秒加熱
ぬれぶきんをかけて10分おく。
1.5倍にふくらむ。
(ってほどふくらまなかったけど)
200度オーブンで8~10分。
全粒粉の時は
強力粉 50g
薄力粉 25g
全粒粉 25g
だそうな。
プジョーちゃんを入院させてしまったので
明日から駅まで徒歩。
ちょい早起きしなきゃにゃあ。
でも
なんか頭痛がすっきりせず
デコっぱちのおでこが
より固くなってる感じ。
いやだなぁ、この風邪。
もう寝る!!

違う世界に行ってまえ

きのうは。
笹塚のビストロでフレンチ。
麻布十番のSolanaがなくなってから
こういうものに飢えていたので
セッティングしてくれた
Aっちゃんに感謝。
なんと
最も好きな食べ物(呑みモノ)
だったビール熱が最近冷めているため
ハナからワイン。
どーしたんでしょ?ねぇ?
ボジョレーにはいい思い出がないけど
ボジョレーの中でも
今年のなんとか賞をとったとかいうのを
店の方がすすめてくださるので
グラスで1杯。
うーん、今まで飲んだのほど
‘薄く’はないけど
あとで頼んだボトルの
シラー100の
スパイシーなワインには
まったく負けるな。
さて
前菜の盛り合わせから。
レバーペースト、
じゃがいものペースト、
チーズの入ったプチシュー、
トリッパ、
それに荒めの肉のパテ。
どれもうまうまで。
コレコレ!
こういうのに飢えてたのだ。
すばらしく美味かった~。
で、
ソイのポワレ春菊ソース。
鯛がなくてソイになったんだけど
焦げ目をつけた皮もだけど
身がぷりうまのが!
たけのこ、しいたけ、ブロッコリーまで
春菊ソースに合う。
そして皿に残ったソースは
ライ麦パンですくって舐めるように!
続いて
肉不足、、と思ってるので
酵素豚のブロックを。
脂も食べたけど
重くなくておいし~。
つけあわせのじゃがいもは
栗か?と思うくらいに甘くて
これもまた感動。
美味い美味い!
そしてなんと最後に
このあたしが甘いもの、、と
いちじくのコンポートアイス添えを
ふたつにわけてもらって。
コーヒーと一緒に。
Aっちゃんには
「違う人になったみたい」
と、驚かれたけど。
たしかにこのところ自分に変化が。
ビールをあまり飲まなくなり
呑み会も減り。
その代わりカラダが最近軽い。
朝から飲む白湯もいいみたい。
体重はさして変わらないんだけど
なんだか走りだしたくなっちゃう感じ。
ずっと走ってきたけど
そういうのとも違う。
どっかに走っていきたい衝動。
どこか違う世界へ。
でもその方向は内側向いてるような気がするんだな。
いいことなのか
悪いことなのか
まだわからないけど
これが40になるということなのかも。
って思う。
人並みにあたしも
静かなる生活なんて
欲しくなる時が来るのかもね。
人間て不思議よねぇ。
ま、とりあえず今日はこれから川崎に向かうところ。
全然静かなる生活じゃねーな。

それは、ありふれたやり方だけど


土日で。
本気登山@八ヶ岳。
一週間前に
電車をとろうとしたら満席で
予定よりだいぶ早い
新宿7:18発のあずさで茅野へ。
いつも山を計画してくれる
サル友の貝ちゃん、
その友だちのT升くん。
それに女子は安達太良と同じ
NNちゃんにB当。
いつも女子の面倒を見てくれる
「山猿」T中くんが来れなくて
少し不安だったけど
そこは貝ちゃんがフォローします、
と言ってくれたので
(言わせたので)
今年も挑戦することに。
このグループの登山に
誘ってもらうようになって早5年
夏に登った安達太良も軽めだったし
今回は人生最高峰。
実は結構ドキドキだったのです。
山は一度挑戦したらもう
引き返すことはできないのです。
自分の足でしか進むことも
戻ることもできない。
何においても自分に甘いあたしには
珍しく逃げ場のない挑戦。
一年にたった一度だけど
がんばってみよう。
そんなことで始めたのだけど。
一日目の土曜は
茅野からバスで登山口へ。
美濃戸口という登山道から入り
北沢コースでまずは
山小屋まで。
3時間と聞いていたので
この日は気楽。
道も歩きやすく
ちょっと勾配のきつくなったあたりは
テンポの早い男子たちからは遅れ
用心しながらのろのろ行っていたら
2時間ぐらいで着いてしまい
拍子ぬけ。
食事の17時までは
時間もあるし
お疲れビールでも、、と
見回すと生ビールの樽が
水につけてあり
横っつらには「サッポロ」の文字。
あうー!テンションあがるっ。
あんまり疲れてないけど
飲もう飲もうと大騒ぎ。
登山流行りのせいか
山小屋はいっぱいで
ツタンカーメンの姿勢で雑魚寝、
と聞いていたのだけど
5人で個室を与えられ。
しかも到着が早めだったので
今のうちに入った方が、と
すすめられて入った温泉は
貸切状態。
小ぶりのヒノキ風呂、
かなり快適です。
そしてすすめてくれた山小屋の人、
かなり感じいいです。
トイレは使用後の紙は
流してはいけない、という
ルールがあるため
においはきつかったけど
去年のようにそれを
持ち帰る義務はなく
それだけで十分。
しかも掃除もマメにやっている
みたいだったし。
風呂あがりに
外のデッキで
5人で生ビールで乾杯。
山で生飲めるっていうのも
すごいよね。
かなり近くまで
車で来られるせいらしいのだが。
荷物を最小限に、のはずが
実は酒盛りを予想して
ちょこちょこ持ち寄った
つまみを並べて昼ビール。
黒ラベル様、
こんなところでお会いできるとは!
の、感動でお代わりもし、
小腹がすいたので
カレーライスもオーダーして
みんなでつつく。。
明日登る山を見上げながら。→
しっかり飲んだあとは
部屋でだらだらしていると
食事の時間。
食堂でほかの宿泊客も一緒だけど
手際もよくって
去年のカレーとハヤシを
ごはんにかけるのみ、
という食事とは違い
デミグラビーフと野菜サラダ、
ごはんにポトフにフルーツまで、
といった充実ぶり。
しかもここに生ビール。
やるねやるね。
そりゃあものすごく美味しい!
というものではないけれども
下界の生活に近ければ近いほど
ほんとうにありがたい、と。
いや、ポトフについては
かなり美味しかった、と
書いておこう。
食事のあとは部屋でまただらだら、
あとは21時の消灯まで
飲むくらいしかやることもないので
缶ビールを買い足し
貝ちゃん持参のグレンリベットなど
ちびちびやりながら
とりとめもないおしゃべり。
なんだか、普段と変わらない
呑みっぷりだな。
疲労はしていないと
思ったけれど
前日三時間睡眠だったせいもあり
消灯後すぐふとんに入り
苦労することなく
眠りにつきました。
夜中何度か目が覚めることも
あったけれど
またすぐ眠れて。
やはり疲れたのでしょうか。
何度目かに目覚めた時
ちょうど貝ちゃんが
立ち上がってトイレに行ったので
面倒だけど自分も行っとくか、
とヘッドランプをかけて
ふとんを出たものの
山小屋の廊下は
暗めの灯りがともっていて
足元に神経を使うこともなく、
そんなところも行き届いた
小屋だなーと。
トイレに行くと
もうでかける準備の人が。
日の出でも拝みに行くのでしょうか。
用をたして帰ってくると
貝ちゃんが
「姐さん、星見えるで」って。
外に出てみると
あー!見えます!
東京でも見える大きい星のほかに
「星屑」が。
だけどめがねがイマイチあっていないのか
以前見たような感動には及ばず。
たぶんほんとはもっとすごかったんだろうな。
ちょっとそれはくやしい。
満足して寝床に戻り
2時間もしたらもう
起きる時間。
朝5時です。
5時半の食事には
長蛇の列だったので
部屋で待機して
6時ごろ朝食を。
焼鮭にごはん味噌汁。
もちろんごはんはお代わり。
朝からがっつり、は
あたしのモットーです。
特に山の朝は。
朝食後続々とでかける
人々を見送り
スロースターターなうちらは
7時すぎに出発。
いきなり一番の登りと聞いていたので
かなりビビった状態で。
去年は朝一に
空身で火打山に登ったのだけど
その時かなり遅れをとり
のろのろになってしまったという
経験もあり
さらに用心して登ることに。
貝ちゃんたちは
年間何度も登る人たちだし
かなりペースは速い方だと思う。
それについて行こうとして
スタミナを失うのは
危険だし
彼らが見えなくなっても
焦らないように、
って自分に言い聞かせて。
木々に覆われた道で
太陽が直接あたらないので
暑さによる疲労は
避けられてるみたい。
思ったより
最初の急勾配、と思われる
きつい場所はなかなか出てこない。
「いつ来るんだ?」と覚悟しながら
ゆっくりめを心がけて登る。
それでも
先に出て行った
遅めのグループを
いくつか追い越す
ペースではあったらしい。
「とうとう来たか?」
と、前に進むのが
つらい時間は10分ほどあったけど
朝一はカラダがほぐれてないというのもあるらしく
結局その程度で
[#IMAGE|c0049455_22281858.jpg|201009/20/55/|right|150|220#]切り抜けて最初の頂上
硫黄岳の山頂に到着。
写真を撮ろうと
ケイタイを出すと
たまたまアンテナが立って
留守電が入ってるのに気付く。
聞いてみると父から
「折り返し電話しなさい」と。
前日母からも「腕をケガした」と
ギブスの写真が送られてきたのだけど
電波がなかなか通じず
返事もしていなかったので
その山頂から電話してみる。
母のケガは大したことはなく
だけど反応のないあたしの方を
逆に心配して電話をくれたのだという。
「今、山登ってんねん、
降りたら電話するわ」と言うと
「やっぱり山かー。
生きてればいいんよ」
と、逆に負傷してる母に
心配される始末。
なんだか情けないなー。
そこからは
尾根を登っての縦走。
見上げた先に見える
尾根の岩肌がなんだか
ワイルドでかっこいい。
あそこ歩くんだー。
でも全体的に
高低差はあまりなさそう。
両側に同じような高さの山の緑と
その上に拡がる抜けるような
空を見ながら歩く。
こんな空はやはり
ここまで登らないと見られないのです。
こんな青い空は。
ここらの登りは
細かい砂利で
歩きにくいところもあったけど
そこは小刻みに歩みを進めれば
それほど疲労はなく。
ここもかなり用心して
自分のペースを保ったのが
よかったのか
次の横岳のピークも
いつの間にか到達。
自分の体と相談しながら
水を摂ったり
行動食をかじったりするのだけど
普段その辺り、無頓着なあたしには
こういう自分への気遣いも
山登りの醍醐味だったりする。
自分で用心して
自分で責任とるために
自分に自分の体調をたずねたり、
なんてことが。
まだ行ける。
だけど行きすぎるな。
そんなこと
頭の中で繰り返しながら
進んで行く。
時にここと同じぐらいの
急勾配を登っていた
自転車乗りたちの姿を
思い出したりもして。
とはいえ
キツイ道ばかりじゃなくて
思わず小走りしたくなっちゃうような道とか
鎖につかまって
岩壁をつたって降りるという
あたし好みの楽しい道もたくさんあって。
元お転婆娘の血が騒ぐのです。
だけどそういうところで
苦心してる女性とか
年配の方とかがいて
渋滞する、なんて場面も今回は多く。
また反対側から登ってくる人との
すれ違いに譲り合いで
待つ、なんてことも。
結構世の中には山登る人って
いるもんなんだよねー。
さて
いよいよ残すは赤岳の頂上、
という場所まで来ると
風が強くなってきて。
前日買ったパタゴニアの帽子の
首の紐がありがたいこと。
帽子は熱をこもらせて
汗だくになるので
ほとんどかぶらないけど
尾根は日よけがないし
風が強いところでは
髪も邪魔になるので
この買い物は正解、と
ひとりほくど笑んでいたことは
仲間も知らない。
あはは。
赤岳のピークの手前の
赤岳山荘で昼ごはん。
おでんを頼み
ビール、、と行きたいところだったけど
まだ先は長いので我慢。
ささっと食べて
最後の登り、赤岳に臨む。
ピークにむけて登る道を
ペースあげて登りたいという
彼らを先に行かせて
やはりマイペースで登る。
用心、を心がけていたけど
思ったより足が進む場面も
あったりして
最後だし行っちゃえ!と
数人追い抜かすのも
ちょっと小気味よかったりして。
かなりいい気分で赤岳の
山頂到着。
2899m。
ゼロメートルから登ったわけではないけど
思ったほど疲労もなかったので
若干拍子ぬけした感じはあるけど
やはりうれしいもので。
ただ太陽がまだまだ
暑く背中を射すので
休憩も早々に
下山することに。
鎖をつたい
ストックをつきながら
すべる砂利と闘いながら
下山し始める。
実は下山の方が
踏ん張るので
足を使っているみたい。
今日の筋肉痛も
そのせいのような気がする。
ももの前側のこのハリは。
だけど最初のポイント
行者小屋までは
やはり難なく到着。[#IMAGE|c0049455_22314476.jpg|201009/20/55/|right|150|220#]
高度もかなり降りたらしい、
と聞いたので
ここでビール注入。
だってここにも
黒ラベルがあったんだもん。
さすがに生は我慢して
350の缶にしたけど。
でも歩いてきた道は
見上げるとなかなか険しい。
がんばったんじゃん?
ご褒美ご褒美。
そこからは
一気に降りるぞー!と
離れて歩いていた五人が
団子になって下山。
トップを行くT升くんが
調子よかったのか
かなりのペース。
走るぐらいの。
何人も
何十人も抜かした人や
すれ違う人たちから
「速い・・」と
つぶやかれるほど。
かなりきつかったし
こんなに速く行くことに
意味あるのか?と
思いつつペースを
落としたところもあったけど
ほとんどの人よりは
かなり速いペースで
駆け下りました。
おかげでビールは
すっかり抜けましたよー。
そのペースで
行きに北沢コースに分岐した小屋に
着いたのが15時すぎ。
やっとここで彼らも
ビールを口にし
あとは16時半のバスに間に合うよう
車道に沿った道をさらに下山。
でも実は
こういう砂利まじりの道を
彼らと同じペースで歩く
この時間によく
疲労がでて
足の裏の皮がむけたりする。
全員で談笑しながら、という
余裕はあるものの
ほんとに最後まで
油断はできないな、と
実感します。
そして
バスにも間に合い
うまいこと全員座ることもでき
とりあえず茅野駅まで。
すぐに来る
特急もあるけれど
指定をとっておいて
タクシーで近くの温泉施設へ。
ひとっ風呂浴びて
向いのハンバーグレストランで
ビールがぶ呑み。
アサ○だったけど
さすがにがぶ呑み。
そしてハンバーグに
食らいつきました。
普段より飲んで
普段より食べて
これではカロリー過多のような
気がしますが。
あとは電車の中で
と、駅に向かうも
茅野駅では
やはり売店は閉店。
もー!どうにかしてよ、
地方の駅、、と
今年二度目の雄たけびをあげ、
車内販売を待ちに待って
旅最後のビールを頂き
無事に帰宅。
家ではちょうど
ブエルタが始まる時間で
優勝の決まったパレード走行を見ながら
ああ、今年の夏も
いろいろやりましたねー!と
黒ラベルでしめる。
高い山だと思って
用心しすぎて
あまり「無」になる
瞬間のなかった今回の登山だけど
それも山の教えのひとつかもね。
なんてこと思いながら。
しかし
この遊びは
何しろ達成感はあって。
でがけの朝の電車では
でかすぎて恐縮していた
大きなザックも
帰り道では誇らしげにかついて歩く
あたしなのでした。
つまり。
ザマーミロ!
いろんなこと!!
そんな感じ。

ふいの雨に思い知る~山と湖の旅①

先週土曜のこと。
7時すぎの東北新幹線に乗るべく
東京駅でNNちゃんとB当と
待ち合わせ。
一年一度の「本気山」。
今年は福島の安達太良山へ。
新幹線の中
ごはん食べてる間に
あっという間に郡山。
ローカル線へ乗り換える所で
男子組、山友Kちゃんと
T中くんと合流。
Kちゃんはサル仲間でも
あるのだけどT中くんには
ほんとうに山の時にしか
会わないので
「久しぶり」って。
彼らの前情報によると
高低差400mだし
大したことない、と。
今年すでに
低山部を経験してる女子組は
なめきってる感じ。
朝ビールはさすがに我慢したけど
あたしもW杯とツール観戦が忙しく
普段より運動していない状態。
ローカル線で二本松まで行き
そこからバスを乗り継ぎ
さらに5人乗りロープウェイに
ぎゅうぎゅう詰め込まれ
登山口へ。
標高は1300mぐらい。
11時前だったと思うけど
下界と変わらない気温で
めっちゃ暑い!!
こんなところなので
社員旅行と思われる
旗持ったねーちゃんに連れられた
ネクタイに皮靴のおっちゃん
とすれ違ったり
小学生の遠足に出会ったり。
とりあえず智恵子の
「ほんとうの空」ポイントを過ぎ
歩きだすと
ほんの数分で汗はだらだら。
傾斜は楽なのに
その暑さが体に重い。
こんなことで大丈夫なのか?
と、言葉をかけあい
こまめに水を採りながら
ゆるゆると登る。
標高が低いと気温はあまり
変わらないので
夏の低山って実は結構
つらいのだって。
なるほど。
だけど空は真っ青。
緑が輝いていて
がんばろうって思える。
それが山だよなぁ。
そう思って足を動かしてると
だんだん足も軽くなってくる。
気温のせいだけでなく
やっぱり歩き始めというのが
いつも一番つらいような気がする。
尾根に出ると
風が吹いて気持ちいい。
前方に目指すところも見えて
足もまた自然と動く。
途中止まって花の写真を撮る
おっちゃんに声をかけたりしてたら
案外簡単にたどり着いた
1700mの安達太良山山頂。
それほど登っていないのに
360度見渡せて
気持ちいい風景。
植物がなくって
むき出しな感じも
ちょっと高山ぽくて
「登った感」がある。
ビールで乾杯している
グループもいたけど
ここで往復するのかな。
うちらはそんな集団からは
はずれて、もうちょっと
足を延ばして縦走。
鉄山を目指します。
この風景がすごかったな。
採石場なの?というような
人工的にも見えるこの風景。
自然にできたものとは
オドロキ。
その先の山間にはかすかに
湖のようなものも見えて・・・
桧原湖だったのかな。
岩と
丈の低い植物の茂るゆるやかな道で
余裕で風景を楽しみながら
歩いていたらところ
NNちゃんが大声を。
なんと、テンがいた!
きれいなオレンジの毛で
ちょっと立ち上がり気味に
こちらを警戒しながら見てる。
こういう体験をすると
やっぱり登らなきゃ
できない経験だよなーと
実感する。
いつの間にか
気温も少しさがったので
鉄山の頂上で
栄養補給して
下山の道へ。
あとは降りるだけかぁ、
なんて気分は軽くなっていたのだけど
いざ降りてみると
実は下山も結構大変なんだよね。
岩にしても砂利にしても
重力に逆らって常に
足を踏ん張らなければならない。
スティックを取り出し
かなり手の力に頼って下山する。
あとで足より手のが筋肉痛だったのは
間違いなくこのせいだよなぁ。
足元に気をつけながら
のろのろと歩いていると
遠くで雷の音が。
へ?
今日は大丈夫だと思ったのに。
案内役の男子たちが
「雨降る前には下りなくちゃね」
と、少し焦りはじめた。
と、ちょうど道の方も
地図通りにいかなくて
不安も感じはじめていたみたいで
全員に緊張感が走る。
やっぱり山の天気は・・なんだよね。
タイム的には予定通りだったみたいだけど・・・
ぽつり。
とうとうやってきた!
早めに合羽着ようって
山に慣れてる男子たちが
指導してくれて
暑くてたまらなかったけど
合羽を羽織ると
まるで蒸し風呂状態。
つらいなー。
だけど雨で衣服が重くなったり
それで体が冷えたりしたら最悪。
こんな山でもちゃんと
対策しなくちゃね。
彼らのアドバイスはやはり
助けになります。
それにしても
遠いなぁ。
と、思っていたところに
温泉の源泉があり
若者たちがつかっていて。
かなり軽装で風呂からあがって
山を下って行く。
ちょうど道が二手に分かれて
迷っていたところだったので
彼らについてゆくことにする。
ところが。
そこからが長かった。
どうやら車をおいて
軽装で来たみたいなんだけど
そんな道じゃない。
雨ですべりやすくなった道に
細心の注意を払いながら
のろのろとすすむあたしたち。
いやー彼らは
不思議な人たちでした。
そのかっこで?
というレベルで。
だけど
そちらに行けば道が拓けるだろう、
という確信を得られたので
気持ち的には
かなり助かりました。
雨も思ったよりは
ひどくはならなかったし。
あとはひたすら距離を稼ぐ、
という感じでした。
傾斜はないけど
砂利は足がすべるので
少し靴擦れのような状態になって
この下りがつらかったな。
日が落ちたら
最悪なので
男子たちの足も速まるし、
そうなるとわずかな歩幅だけど
男女の差がつらくなるのです。
ほんとうに登りが
あの程度でよかった。
登りもそれなりで
この下りだったら
一体どんな状態になっていたか。
もー限界!と
弱音をはいてるうちに
なんとか17時前には
中ノ沢温泉の宿に到着。
とりあえず風呂で
雨と汗を流そうって。
山小屋じゃなくて
よかったよ~~~。
さっぱりしたあとは
夕食を待たず
とりあえずビール。
サッポロはなかったけど
キリンの自販機が
一箇所だけあるのを発見して
プシュ。
美味い~~~~~
この1杯のビールために~~~♪
それから大広間でお食事。
どこよりも早く
着席のうちらグループ。
まったく健康的だね。
で、実はこの宿
ぎりぎりまでとれなかったのに
しつこく検索していたら
なぜか51%オフでとることができ
何がオフなんだろうね~?と
いろいろ想像していたのだけど
部屋もリニューアルしたてだし
ごはんもほかの席と違う風でもなく
ふとんも敷いてくれてるし
何かを制限されることもなく
まったく快適な宿だったのでした。
T中くん、グッジョブ!
食事後
男子部屋に集まり
ひたすらビール。
実質飲んでいたのは
三人だったのだけど
その唯一のキリンの自販機を
空にしてしまいました。
んじゃお開きってことでー。
23時ごろばたんきゅー。
続きはまた。

第二回もロクデナシのんべえ登山

今日は。
第二回低山部。
筑波山に行くとは
前から決めていたのだけど
先週末の山形旅行に
力を入れすぎたため、
集合時刻を決めるのが
精一杯。
しおりも作らず
地図1枚でご勘弁。
一応部長なんだけどね、オレ・・
9時発のTXで45分乗ったら
もうつくば。
登山口までのバスも少ないので
15分の乗り換え時間で
急いで酒を買出しに走る
おやじたち・・・
うん、そこ重要だからね。
運良く臨時バスを出してもらって
貸切状態でつつじヶ丘という
かなり標高の高いところまで。
「これもう登るとこ
ないんじゃないのー?」
なんて言っていたら
いきなりの登りで一同へとへと。
まあ前日飲んだくれてた人が
ほとんどだし
背中には酒や食料がたっぷり。
あたり前だな。
でもある程度登るとあとは
尾根づたいにゆるやかに登る感じで
女体山の頂上を目指す。
途中ぬかるみもあったけど
まあまあ快調に。
思ったより曇っていたので
富士山はまたおがめなかったけど
眼下につくばの町が。
結構水田とかあるんだよねー。
それから
もうひとつの頂点、男体山方面へ
さらに尾根を歩く。
太陽がさしたかと思えば
雨が降ったり
不思議な天気のもと
御幸ヶ原へ到着。
お待ちかねのアルコホルタイム!
ベンチにすわると
出てくる出てくる。
みんなの背中からワインの瓶やら
ビールやら水かとおもったら焼酎、
それにフランスパンに
くるみパン。
カリフォルニアロール
おいなりさん
ソーセージ
スモークチキン
チヂミ
やきそば
カレーに
するめまで!
あたしは今回は
頂きものの紅玉のソースと
りんごとグレープフルーツで作った
サングリアと
生ハムクリームチーズ、
ふき味噌を。
初めて作った
ふき味噌好評で
うれしかった♪
軽く山歩き、という人が
多い山のためか
お弁当すら持たずに
来ている人が多いのか
すれ違う人に対して
すわって食事をしている人の
少ないこと。
そんな中
いつもながら
大宴会、おお盛り上がりのうちらは
異色だったみたい。
ま、これが目的だからね。
雲上の宴会。
でもほんと
美味しくて楽しかった~。
こんな量食べられるのか?と
思ったけど案外ぺろりといって。
そしてもう
なんともバカバカしいこの人たち、
笑いっぱなしで。
「アサリ入り」とかね。
すっかり背中が軽くなったところで
男体山の頂上も制覇して
ケーブルカーで下山。
待つことなく乗ったけど
話によればGWに入ったら
ものすごい行列だとか。
どうやらいい日に来たみたい。
ふもとでまたちょいとアルコール入れて
(↑こういうのがほんとロクデナシ)
バス停に向かう。
途中通過した筑波神社は
なかなか重厚でよかったな。
ちょうど緑もまぶしくって
遅咲きの桜なんかもあって。
そしておみやげ屋さんの並ぶ
参道もなんだか雰囲気があって
よかった。
たまたまのぞいたみやげ屋で
営業上手のおばちゃんにつかまって
MMTが七味を買わされていたんだけど
あとで居酒屋でやきとんにかけて食べたら
すごく美味しかった!
辛くなくて香り深いいい七味。
陳皮(みかんの皮)の香りがいい感じです。
お取り寄せする人もいるらしい。
(神橋亭0298660143)
それから乗った
帰りのバスは座れず
そこで足の疲労がどっと。
山は歩き足りない感じがあったけど
それでちょうどいい感じになったかも。
秋葉原で宴会をして早めに解散。
元浅草から魅力的な誘いも
あったけど、お風呂入って
明日のお弁当用に
プチトマトを湯むきして
はちみつ酢漬けにしたりとかして今。
次回はどこに登るかな。
今回、電車は近かったけど
そのあとのバスのアクセスがどうにも
遠すぎて疲れた感があったので
そこポイントに調べるかな。
登ること自体はもう少しハードでも
いけそう・・・
ということで
今日もよーけ飲みましたん。

エンジェルなんて呼ばないで

土曜仕事上がり
舎人ライナーに乗って。
駅を出ると大雨。
えー、洗濯もの~~っ。
心配していたMeg先生は
いつも通りお元気で。
この日のヨガレッスンは
とにかく汗が出た。
足を前後に踏ん張り
おへその位置を固定したまま
体をねじろうとするのだけど
できない。
何度も挑戦。
だいたい重心がへそにとれない。
「胃をね、しめるんです。
あとお尻の穴。
あ、右のお尻しめて。」
胃をしめるって~~?
右のお尻ってどこ~?
汗が玉になって落ちる。
「出てますね~毒!」
自分のできなさ加減に
うんざり。
悔しいな・・もう少し
なんとかならんかな。
胃を締める、とか
考えてるそれから。
終わったあとは
すっかり雨もあがり
「飲みすぎないよーにー」
と、先生に見送られ
いつもの『蟻や』へ。
普段は揚げ物なんて
食べないあたしだけど
ここはとんかつ屋ですからねー。
☆とあれこれ迷った末、
エビフライ、カキフライ、
そして〆にカツサンドを。
団体さんがひとつ入っていて
土曜にしては五月蝿かったけど
元素の本の話や
レヴィ=ストロースの話。
生きてたのかよーって。
と、カウンターの中から
おとうさんが出てきたので
「おとーさん、ヨガ教室
しばらく休みなんだって。」
と伝えると。
「えー土曜日はエンジェルたちが
来るの楽しみにしてたのになー」
って。
エンジェルって!
おとーさん、70超えていて
そのチャラ男ぶりは何??
所詮女子連は
口先だけでもそんなこと
言ってもらえるとうれしいのです。
そしてちょっぴりほれちゃうのだ。
おとーさん、イカすなぁ。
またチャラ男ブーム到来だな。
かつサンドは食べきれず
お持ち帰りしました。
でも激ウマだぜ→

自分の中の京都を整理ス

関西に住んでいたこともあり
両親が関西在住ということもあり
何度か訪れてはいる京都。
だけど別に特別な場所ではなく
これまできちんと調べたこともなかった。
なんか京都って
いけば何かしら見るところはあるし
調べたところできりがなくって
知ってるって言うには
奥が深すぎて。
そうだな~ビートルズみたいな?
これまではといえば
とりあえず三十三間堂で
その狂気の沙汰に笑い、
南禅寺から哲学の道をぷらぷら、
嵐山線に乗って天龍寺。
はてまで行きたくて
堂本印象の美術館。
それ以外の場所は
連れられていったり
地下鉄でぽっと行ったりして
断片的な記憶しかなく
頭の中の地図も
いまいちはっきりしていなかった。
今回磔磔に行くことが決まり
いつもなら両親の家に泊まるところが
時間が遅くなりそうだということもあり
最近流行りの町家に宿をとった。
町家を予約するにあたり
ガイドブックを1冊購入したのだけれど
これが結構おもしろい。
星の数ほど、というのは
まったくいいすぎではないほど
京都のガイドブックというのは
たくさんあるけれど
今回あたしのセレクトは
なかなかだったようだと
結局3冊買ったどれも
そそられる感じだった。
(なので今回はしおりナシ!)
で、結局いつもの地図帳と
照らし合わせて。
京都の住所は通りの名前を
知っていれば
わかりやすいと言うけれども
知らないとさがすのが結構困難。
自分は通りの名前を
それほど知っているわけではないので
まだまだって感じかな。
なのでざっと全体図を書いてみた。→
これでだいぶ理解度深まる。
今回はまずは
伏見稲荷で待ち合わせ。
そこに野暮用のあるびっぷと
磔磔のチケットをとってくれた
女MJと、朝9時に集合って。
うまく行くんでしょうか。
すでに波乱が予想される・・・?
でもこのおかしな設定、
いいんじゃない?
それから
おいなりさんでもほおばって
十石舟に乗ってみようよ。
あとは
京大の前でカレーを食べるとか
平安神宮の近くでオムライスとか
祇王寺までレンチャとか
下鴨の森の気を吸いにとか
しぶーい銭湯とか
堀川で水遊びとか
やっぱり永観堂か。
とにかく
今回は少し違う気分で訪れたい、
奥深い宇宙の入口ぐらいには
立ったという実感を持って。

いつの間にやらグルメ旅~登山おまけ

関山、という駅から
信越本線に。
車窓から見える金色の稲穂が
すばらしい!
きらきらしていて
この風景、いくら見ていても
あきない。。
長野で特急に乗り換えて
しばらくすると
「10:18ごろ日本三大車窓の姨捨駅付近を通過します」
ってご丁寧なアナウンス。
どうやら棚田があるらしいのだ。
線路がだんだん高い位置に
あがっていって
あー
ありましたありました。
たしかに棚田が!
「三大」というほどでも
なかったけど
やはり金色に輝いていて。
ラッキー。
NNちゃんとの二人旅も
束の間、松本で☆と合流。
決まった時間の乗り物に乗れない、
という旅ギライの彼女が
珍しくも・・・
とりあえず山の道具を
ロッカーに預け
「蕎麦食おう!」と。
お腹がすいているというのも
あるけれど
松本のお蕎麦はどうやら
午後には売り切る、というのが
定番らしいのだ。
食いっぱぐれてはいかん!と
地図をささっと予習して
中町通りあたりに行ってみる。
と、目についた
入口のしゃれたお店が気になり入店。
『草庵』というこのお店は
ガイドブックでは見かけなかったけど。
とりあえず合流の乾杯と
飲んだアサ○がまたもや美味く。
おそばもしっかりして
つゆも甘すぎず辛すぎず
美味かったのです。
さすがそばどころはどこも美味いのか?
と思いきや、結果ここが一番と、
あとで知るのだけど。
松本は民芸運動がおこって以来
クラフトがさかんで
雑貨屋さんなんかも多い、
という前評判に
期待しまくって来たのですが
ときめきはそれほどではなく。
たしかに活動している
「しろうと」さんは多いのですが
そればかりではちょっとね。
なので、
あっという間に中心街は
見終わってしまい。
だけど
蔵の街、というだけあって
お店はじめいまだに現役の蔵なんかもあって
たてものめぐりとしてはとても楽しい。
お店はあきらめてそのうち
住宅街をあてどもなく歩きはじめたら
古い家も多くて
結構おもしろく。
そうやってお腹がすいたので
行きたかった『まるも』という
蔵を使用した喫茶店へ。
こちらの店内は松本民芸家具で
うめつくされていて
期待通りの空間。
おいしいコーヒーを。
プリン星人の二人は
プリン食べてましたが。
お家の、って感じで美味しかったそう。
あたしにはわからんが。
それから
もう一杯くらいそばが食べたいけど
お腹もすかないし
時間もあるので
松本城を外から見学することに。
ほんとは昇ってみてもよかったのだけど
NNちゃんともども
実はひどい筋肉痛で
とても階段を歩ける状態ではなく、
遠まきに。苦笑。
黒い城というのは珍しいらしく
また城としては四つしかない国宝のうちの
ひとつなのだって。
あとは彦根城、姫路城、犬山城だとか。
って実は彦根と姫路は行ったことあるので
三つめだったりして。
もう少し足を延ばして
旧開智学校へ。
もとお寺だという学校の中が
[#IMAGE|c0049455_23302975.jpg|200909/24/55/|right|200|150#]見てみたかったけど
ちょうど閉館時間。
だけど外側はやけにぴかぴかで
興ざめだったので
もういっか。みたいな。
それよりその上空の
はけでかいたような雲のが
美しい。
ぷらぷらとさらに
歩いていると
そば屋発見。
ちょうど夜の部開店らしく。
こちらも前知識はないけど
入ってみた。
えーと、店の名は忘れた。
だって!そばが細すぎて
まるで糸こんにゃくのような食感で
そばの香りもまるでない。
ここはがっかりだったのだ。
吟醸造りというらしいのだが
三人とも好みでなく
不満をもらしつつ、店を出る。
うーん。
よし!
こうなったら晩めしは
絶対に美味しいものを食べよう。
っていうかサッポロビールにまだ
であってないよね?
という話になり
腹へらしがてら樽チェックをすることに。
おお!ここに来てまで!
ということで
駅前の繁華街を
こそこそ覗きながら
歩き回るあやしい女三人。
「あ、看板青いし」
「この店サント○ーっぽい!」
「あの樽の形、サッポロだけど、、エビスか」
なーんてビール会社の営業マンばり。
結局たぶんすべての道を網羅して
出会ったサッポロビールはたったの三軒。
しかも焼肉屋とか中華とか
さもない飲み屋とか。
うーん。
これは趣旨を変えるか。
美味いもの食べて
あとで缶ビール買って飲めばいいじゃん!
と。
何がいいかということで
ターゲットは馬刺に決定。
見て来た店の中で一番
馬のメニューが多かったと思われる
お店(名前忘れた=大したことなかった)
に入店。
赤星の瓶があったけど
いまや黒ラベル以外は受け付けず。
・・あほですね。
早速
馬刺しの6点盛りを。
まあまあかな。
でももうひとつ頼んだ馬の鉄板焼きは
いただけなかった。
相当待たされた上に
鉄板焼きのくせに
じゅーじゅー言っとらん。
一日目は二勝二敗といった
ところでしょうか。
コンビニで黒ラベルを買い
ホテルへ。
ホテルは松本市内には
あきがまったくなく
行く前に焦ってさがしたら
10分ほど電車に乗った広丘という駅の
ビジネスホテルのシングル3つが
やっとあいていて。
ロビーには無料のコーヒーや
インターネットもあり
ラジウム温泉という
大浴場もありーの
ビジネスホテルといえども
なかなか居心地がいい。
部屋に入って
テレビをつけると
「白洲次郎」をやっていた。
見逃したやつ。
しかもイセヤユースケ!
役はまってたな。
かっこえ。
(名前もユースケだし?)
酒盛りしようと二人から
連絡が入ったので
部屋に来てもらい
テレビ終わるまで。
そのあと風呂に入りに行って
体重を量ってみたらば!
なんと2kg増!
おいおいどーゆーこと!?
登山、したんだよ?
・・・でも食いすぎ・・か・・
それにしても2kgなんて
めったに動かないのに、体重。。
ショックを受けつつ
部屋に帰ってみたら
今度は「イノウエタケヒコ」の
番組が!
ああ、これこないだ録画失敗したやつ。
見るしかねぇ。
相当眠かったけど
これもご縁。
ラッキーと思う。
さて
松本二日目は
完全に「食べる」にかけることに。
とりあえず朝食のバイキングは
食べすぎないように、、と
お互いに釘を刺し合い。
でも美味しかったけどね。
また荷物をロッカーに預け
町を練り歩く。
今日はどこからつぶそうか。
なんて話ながら
最早松本を知り尽くす三人。
なんてったって住所で話してるからね。
「深志2丁目にカレーの出る喫茶店あるみたいよ」
みたいな。
で、この日はやはり
そばでリベンジをしたく。
また唯一のカレー店もどうしても
訪れたく。
実は前日には行列であきらめた
おそばの『野麦』と
そのすぐそばの『デリー』は
14時すぎにはどちらも
「売り切れ」だったのだ。
これはどちらも気になる!
ということで
作戦をねり
まずそばを軽くいただき
そのあと松本城で腹を減らして
(最早腹へらしの道具)
デリーに駆け込む!
てなことに。
ところが
開店の15分前に『野麦』に
到着したところが
すでに長蛇の列。
それでも店はカラで
そばなら回転もよかろうと
並んでみたところ
結局入店まで一時間もかかってしまい。
しかも!
そばがまた
細くてお上品なタイプで
うーん。
美味しくはあったが
一時間の価値はうちらにはなく。
半枚をささっといただき
「今ならカレーすぐいけるかも!」
と、予定変更して
まっすぐに『デリー』入店。
どんな食欲やねん。
でも予定外にすでに13時だし。
今入らねばまた
売り切れてしまう!
ということで
蔵の窓をすべてつぶしてある
なぞの店構えのデリーへ。
入ってみると
外からのあやしい雰囲気とは違い
なかは普通の喫茶店くずれのカレー屋。
評判ではあまり辛くないということだったので
チキンカレーに50円で辛さを増量。
これがアタリでした。
いや、単にカレーぎれだったのかも
しれんが。
あたしの辛いセンサーが作動
目の下からしっかりたまの汗がでた。
合格。
美味かった~。
ただし。NNちゃんの頼んだ
ビーフカレーはいまいち。
なんだか妙なとろみとミルクのような
甘みがあってグラタンを思わせるような。
しかも辛くないし・・・
NNちゃんのさじがすすまないので
☆と二人でそいつを
手伝う。
いかん2kg増えたのに。
ってかそばの直後なのに!?
もう胃がどうか
しちゃってますねー。
さすがにお腹ふくれたので
観光でもすっか!
と、松本城へ。
途中偶然
『百趣』という店で
蔵書票を展示しているのを見つけ
入ってみた。
かなりかわいい。
版画好きってのもあるけど
しゃれに富んでいて。
店内にもさりげなく
かわいいものがあり
☆は真田紐など物色。
あたしは三代澤本寿さんのハガキと
畦地梅太郎さんのてぬぐいを購入。
三代澤本寿さんはデリーの内装にも
使われていたし
畦地梅太郎さんは恩地孝四郎さんの弟子らしく。
山男・・おちゃめすぎ→
これだこれ!
あたしが求めていた松本のイメージ♪
グルメだけに終わらず
よかったよ、、。
さて
城の門をくぐると
「入場制限していて、40分待ちです」
とのこと。
いやーさすが空室なかっただけある。
人々が集まってるのね。
でもここ行かない選択はないでしょ、と
しかたなく並ぶ。
と、朝から曇ってた空が急に晴れる。
まじー?暑い~?
焼ける~~~~。
やっとこさ入場したと思ったら
中はさらに混雑で。
[#IMAGE|c0049455_23482041.jpg|200909/24/55/|right|120|200#]しかもせまい階段の昇り降りに
お年寄りや子連れが苦戦していて
前にすすみゃーせん。
おかげで展示物は
すみからすみまでじっくり
見ることができたけどね。
火縄とか。銃をかまえる「さま」とか。→
それに城の中はひんやりしていて
木の床がはだしの足に気持ちいい。
相当時間はかかったけど
上からの眺めもなかなかだったし
楽しめたぞ、松本城。
足が疲れたし
休もう~!と
あとひとつ行ってみたかった
レトロな喫茶店『おきな堂』へ。
喫茶店というか
洋食なんかも出しているらしく
となりからは肉の香りなどして
またも食欲が。
二人はやはりかわいらしく
プリン!だったのだけど
あたしはハイネケンと
やっぱこういうところでは
サンドイッチでしょう、と
ロースカツサンドを。
もう完全なる胃拡張ですね。
でもお茶と甘いものより
やっぱこれだね。
あたしには。
クラシックをバックに
チャップリンが流れていたり
蝶ネクタイのバーテンさんの丁寧さとか
高い天井にまわる空調の羽根の渋さとか
かなり満足したのでした。
この店、一番よかったな。
そのあと
おみやげを買いにうろうろしたけど
電車まで時間が余ってしまい
「じゃあ最後に乾杯しよ」
と、☆が東京から
調べておいてくれたバーへ。
・・しかも検索語「松本」「黒ラベル」、
みたいな・・
駅近だしチャージなしの500円で
ナイス!
いつの間にやらグルメ旅行と化した旅も
うまいことしまったのでした。
いや~よー食った。食った。