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月山・蔵王山歩きの旅~④

さて
最終日ですが。
一応
次の日仕事なので
早めの新幹線を取ったものの
まっすぐ帰るわけがない。
宿のやはり
ちょうどいい量の
なかなか美味しい
和食の朝ごはんのあと
おみやげなど買い
9:40のバスで蔵王脱出。
前日お父さんと
走った道を逆に行くのだけど
バスだとのんびり。
あらためてお父さんに感謝!
いまごろ百名山70制覇に
にんまりしつつ
出勤してるのかね~。
山形駅に着き
乗換の時間がわずかなので
ザックは背負ったまま
山寺へ。
山形駅で
コインロッカーを
探そうかとも思ったけど
山寺のが案外大きいロッカーが
あるかも・・と
確実に乗換え
10:55山寺駅着。
このヨミが当たりで
山寺にはたくさんのロッカーが。
まあでもザック背負ったまま
石段登ることになっても
登れる自信はあったのだけど。
さて
かの有名な山寺、
下調べしたところ
奥の院までは片道1時間20分とある。
帰りの新幹線に乗るには
13:42の電車には乗らなくてはならないので
歩きはじめが11:00とすると
1時間15分で折り返して来なくてはならない。
と、いう計算で
登り始めから
いつものように飛ばしまくる
あたしたち。

高い木に囲まれた空間で
涼しいはずなのに
早々に汗だく。
二日間山歩きしたわりには
あたしも元気だったけど
さすがに身軽で足の長いNNさんとは
差が出てしまう。
もうほんとにすごいわ、この人。
たまにポイントで
待ってもらって追いつき
を、繰り返し
気付けば。
あれ?
もう奥の院だってよ?
所要30分。
・・・
誰だよ1時間半もかかるのは!!
もう少し
奥まっていて
人里離れた感があるかと
期待していたけど
それほどでもなく。
切り立った岩壁の上にあって
眺望がいい、という
五大堂も
山の景色を見てきたせいか
ちょっと期待はずれ。
まあ、こんな登り方してちゃ
情緒も何もないでしょ!
と、突っ込まれそうですが。
結局
1本早い12:59発の電車に
余裕で乗ることができ
山形出身のバイトちゃんに
教えてもらっていた
『三津屋』でお蕎麦を。
昼ビールにお蕎麦、
美味しかったぜよ。
あとは15:08の新幹線まで
おみやげを買い
ちょっと離れたコンビニまで
氷とビールを買いに行き
クーラーバッグに
セッティング。
旅の〆も完璧!
乗るなり
ひえひえの黒ラベルで乾杯して
二人とも1本で沈没。
途中
豪雨が降ってるところも
通りすぎたけど
無事濡れずに帰宅。
いやはや
いいこと尽くしの旅。
やったぜ、ベイベ~。
おわり。

月山・蔵王山歩きの旅~②

日曜は。
気付けば目覚まし直前の
午前5:30すぎ。
6時の朝食を控え
顔洗ったり荷物整理したり。
となりのおじいちゃんたちも
早々と行動してるのがわかる。
時間になりまた
一番乗りで食堂へ。
これまたすごい朝食なのだ。
焼鮭をメインに
きのこの和え物、
ひじきこんにゃく、
温泉卵にあぶり明太子、
れんこんの和え物、
こごみといんげんの白ごま和え
それに
何といっても驚いたのが
味噌汁につき刺さっていた
月山たけ。
こりこりと歯ごたえ良く
かなりボリューミー。
また
やかんに入ったセルフのお茶が
きのうの緑茶とは違って
ほうじ茶というのもナイス。
正しい作法は知らないけど
この朝のほうじ茶が
無償に美味しく
のどにマッチ。
山岳人の経験のなせるワザなのか?
朝食を摂りながら
となりのおじいちゃんと
「戻られますか」
「いえ、姥沢にでます、どちらに」
「私たちはあちらに」
と、山小屋の定番の会話をするのも
なんだか山に登り慣れてる人みたいで
ちょっぴり誇らしかったりして。
朝っぱらから満腹になったお腹を落ち着け
7時すぎには小屋におさらば。
おかみさんに
快適だった小屋の時間の
感謝をお伝えし
また重いザックを背負う。
でも
朝もやの中
ぼんやり見える道には
誰の姿もない。
と、くれば
足はもう、歩きたくてしょうがない。
10時のバス目指して
ゆっくり下山するところを
やっぱりしゃかしゃかと下る
NNさんとあたしでした。
小屋から同じ方面に向かう
おやじを抜かしたあとは
まだまだ登っている人もいるはずもなく
歩く先は人っこ一人いない
贅沢な光景。
朝の
強すぎない
やわらかく
でもちょっと経つと
鋭い光線に変わろうとする
太陽の光を浴びながら
苦労して登った道を
一気に下る。
途中すれ違うのは
明らかにこの山に登り慣れている
単独の男性たち。
一体何時に登り始めたの?
という疑問を持ちつつ
あちらもこんな早い時間に
下山してくるあたしたちが
珍しい(というか悔しい?)ようで
声をかけてくる。
「泊まりですか?早いですね」
「きのうはどうでした?」
「雨?夕日は見れたの?」
「ああそう、日本海まで?
そりゃあよかった」
はじめてすれ違う人たちなのに
山の中で会うと
なんともいえないシンパシーを感じて
ついつい話してしまう、
あれは何なんだろう?
その中の一人
一瞬仙人か?と思ってしまうくらい
山慣れしていて
毎日登って山の管理でもしているかと思われる
バンダナのほっかむりに
ちょびっと色のついたメガネのおじさんと
やはりありきたりの会話をしたのは
覚えているのだけど。
実がこの方が今回の旅のキーマンとなる。
そんな人口の少ないところを過ぎ
8時もすぎた頃になると
リフトで上がってきた
ファミリー登山な人たちが
増えてくる。
前日も人の溜まっていた
金姥のあたりから
姥ヶ岳の山頂を目指して
20分の登りを登ろうとした時
うしろから来た同じ小屋泊の若者に
追い抜かされる。
彼も10時のバスって言ってたのにな~
あんな早くいっちゃって・・・
と、後から見ていたら
あっという間にあんなところ!
さすがリピーター、華奢に見えるけど
おぬしなかなかやりおるの。
さてうちらも登りましょ、う、か、、
・・・
やはり登りはわずかでもつらく。
特に朝はね。
だけど頂上に着いた気分は
やっぱり格別。
360度の山、やま、ヤマ・・・!
下からは子供の「ヤッホー」なんて声も。
「おはよー!」
「ガンバレっ」
なんてすれ違う子供たちや
登り始めのはりきる人たちに
余裕顔で声をかけつつ
よく整備された木の階段を
伝い降りると
リフト乗り場が。

「月山」っていう看板の前で
写真を撮る人々に
「それは姥ヶ岳なんだけどな~」
(後奥のとがったのが月山→)
と心の中で邪悪なツッコミ入れつつ
朝のコーヒー1杯。
登ってくるリフトが
二人乗りでほぼ空席なしなのに比べ
ひとり乗りでゆったりの下りリフト。
しかもなぜかこちらだけ日陰で快適なのだー。
ちなみに前日の山歩きの際も
尾根に出るまではなぜか
直射日光を避ける方向を歩くことが多くラッキー。
こういう小さなこともツイテルねノッテルね。
リフト乗り場は上も下も
売店が充実していて
湯殿山口とは明らかに雰囲気違う。
やっぱりこちらが
メインストリームなんだな。
それなのにアクセス悪いよなぁ。
と、10時の町営バスが来るまで
1時間弱待つことに。
その間にもマイカーで続々と
登山者たちが到着。
装備は至って軽い感じ。
ワンピースにサンダルなんてのもいるし。
ぶつぶついいながら
人間ウォッチをしていると
「あれ、まだいたの」って
朝すれ違った仙人ちっくなおじさんに
声をかけられる。
私「はい、バスがなくって1時間待ちなんです、
もう往復されたんですね」
仙「それは大変だね、途中まで送ってあげましょうか、僕は・・・」
私「いえ、次のバスの乗り継ぎもまた
50分待ちなんで早く行っても意味ないんです」
仙「それじゃあ気をつけて・・・」
と、別れを告げマイカーへ向かう仙人を見ていると
NNさんがいきなり
「今、蔵王って言いましたよね?」
って。
私は聞えなかったんだけど仙人のお父さん
蔵王に行くって言っていたとか。
N「蔵王のどこか聞いてみましょうよ!」と
珍しく食いつくNNさん。
車のところにいるお父さんをつかまえ
N「私たちも蔵王なんです、どこか途中で降ろしていただけませんか」
仙「途中で降ろすなんてお安い御用ですよ、
僕のルートはこれですが、どこがいいですか」
と、黄色いマーカーのひかれた
自動車地図を渡される。
早速鼻をつきあわせ
地図を覗き込む
「ザ・地図の読める女たち」。
私たちの行きたい蔵王温泉と
仙人の行きたい蔵王の山岳部では
ルートが若干違うようなので
途中横切る鉄道の「茂吉記念館前」という駅で
下ろしてもらうことに。
1時間半後の11:27に
山形方面の電車があることも
ちゃっかり確認。
1時間の短縮だ!
仙「汗ふいてくるから乗っててください。
これあまり冷えてないけどどうぞ」
なんとクーラーBoxからのスポーツドリンクまで!
それからの約1時間のドライブは楽しく。
こちらが勝手に
地元の人だと思い込んでいたのだけど
仙人、実は群馬から
百名山の残り30を塗りつぶす旅の途中で。
信州の生まれで山岳部だった話。
スバルの仕事で群馬に移り住んでること。
足腰が弱らないように月2回
片道2時間の登山を欠かさずやっていること。
その他、山の話、仕事の話、外国の話。
定年だけどまだ
仕事は続けているという話から
70手前くらいと思われるけど
話し上手で聞き上手で
説教くさいところもないし
普通に一緒に呑みたい感じだよ!
何というか感覚がまともというか
隔たりを感じさせないというか。
反応もいいし(耳もいい←重要)
お互い次々と話題を変えて
話す時間はあっという間で。
そして
あたしの思惑通りに
電車に間に合う時間に高速を降り
あとは駅に向かうだけ、と
一同で地図を見直し
向かったのだけど。
・・・
ああ
だけどだけど。。。
思わぬ展開がやってきたのでした!
人生はそうそう思い通りに行かない。
続きはまた。

月山・蔵王山歩きの旅~①

土曜は。
6時半に起きて
7時チェックアウト。
7時20分発の高速バスのでる
バスターミナルはすぐ近く。
月山は山形と鶴岡の間にあり
アクセスが不便なので
さぞバスは混むであろう、、と
心配したものの
行列だったのは仙台行のバス。
乗るつもりのバス停には
10人前後がぱらぱらと。
その中でもザックを担いでいるのは
約3名。
そっか月山マイナーなのかぁ。
あっという間に町からは抜け出し
刈られる前の稲の黄金色の美しい地域や
高速道路とはいえ
左右ほとんど囲いのない地域といった
のどかな風景の中を行く。
次第にまわりの山はだんだん高くなり
1時間20分で「湯殿山口」に着く。
いろんな方向から
アプローチできる月山。
ここが適度にハードそう、というので
選んだコースなのだけど
とにかくバスの本数が少なく
まずは最初のポイントまで
バスなら5分という距離を
50分かけて歩く予定だったのだが。
歩き始めたあたしたちに
駐車小屋のおじさんが。
「今バス来るから乗っていきな~」
どうやら同じ高速バスを降りた
登山装備のおじいさんたちが
チャーターのような形で
上にある湯殿山神社の「参拝バス」というのを
呼んでいたらしいのだ。
バス停に戻ると
「こんにちは~」と
山の定番の挨拶をかけてくださるおじいさんたちに
「お邪魔させていただきまーす」と言い
ラッキーにも便乗させてもらうことに。
でもまあ500円取られたから
たぶん呼べば来てくれるシステムなのかもしれん。
5分よりはちょい長く乗ったバスからは
青い空と夏っぽい緑の輝きが
目に飛び込んで来る。
ああ、山に来たんだーって。
その先で
さらにバスに乗り換えるのだけど
運転手さんは
「すぐ出るから急いで。
トイレはこの先にあるよ。
今日はどこまで?」
なんて矢継ぎ早に。
あとで思えば
入山届けを出すポイントがなかったから
こういう会話が
まさかの時の
重要記録になったりするのかも。
バスを降りたところで
トイレを借り
いよいよ登山開始。
1050m地点より。
出羽三山を巡る
湯殿山神社が目的の
白装束の人が
何人かいたけど
山に登ろうとするのは
おじいちゃんたちとあたしたちだけ。
なんか本当にマイナーすぎるルート
選んじゃったかな~?
はだしになり
お参りする白装束の人ともわかれ
歩き始めた登山道は
月山というあまりにも有名な名前からは
想像もできない小さな山道。
しかも裏山にちょっと登る、くらいの
軽い傾斜に始まり
「水月光」といって
ちょっとキツイ登り、とされている
苔むした石段も
大したことはない。
ただ照りつける太陽が
暑くて暑くて
次第に汗が玉になって流れ出す。
振り返ると高度は上がっていたようだけど。
ふうふう言いつつも
それほどではないなと
ハイペースで登っていると
次の難関「金月光」と呼ばれる
はしご段の前にたどり着く。
ちょうど逆ルートで
降りてくるおじさん3人組が
ひゃーひゃー言いながら
下り終わるのを待ち
サルのように
さっさか登ってくあたしたち。
このはしご、気が抜けないとか
ガイドブックに書いてあったけど
ちょうどいい前傾姿勢で
石段登るよりずっとずっと楽。
それから少し登ると
「装束場」に到着。
1時間のところ45分で到達。
と、振り返ると
ハイスピードのはずのあたしたちの後ろから
汗だくて走ってくるおじさん一人。
「すいません!ここ頂上ですか!」
聞けば初登山とか言って
軽装で地図も持たず
ハイスピードで変な人。
「頂上まだですけど
この先1時間ゆるやかで
ここに着きますよ」
と、地図を見せてあげる。
そこは湯殿山と
別れる場所で
次の登りまで
しばらくゆるやかな高原のような道が続く。
季節は遅かったけど
花がところどころに残っていて
それまで風が揺らす
葉っぱの音だけだったところに
鳥の声も少し。
ちいさなせせらぎも横切って
少しすると姥ヶ岳を回り込むように
登りが始まる。
と、目の前は開けて
対面に尾根が見え
自分たちの歩く先がそこに
続いているのが遠く見える。
と、そこを歩く人の姿が
はっきりと見えはじめ
あっという間に
次のポイント「金姥」へ到着。
リフトで上がっている道との
合流でもあるため
子供連れの姿なんかも見える。
ちょうど休憩している
人たちがいて
さっきまでほぼ誰にも会わずに登ってきた静けさとは
まったく違う世界に引き戻される。
結構年配な人たちの
団体らしいのだけど
こないだはどこの登っただの
あそこはキツイだのといった
話で盛り上がって
元気一杯だ。
まだまだ勝てない感じだわ・・・
「1班は姥ヶ岳往復してきまーす」
う、姥が姥ヶ岳・・・
恐ろしや恐ろしや。
軽く休憩して
目の前から
絵に描いたような
尾根のまん中に敷かれた石段の道を
登って行く。
見たよりは急ではなかったけど
いよいよ登山らしくなってきたな、という
そんなところか。
それでも尾根なので
左右はひらけ
とにかく景色がすばらしい。
風もあまり強くはなく
どちらかと言えば
逃げ場なく浴びる太陽が熱い。
参拝の山だからから
とにかく道は整備されていて
敷かれた石は見事に平らで
すごく歩きやすい。
この石畳の道がなんだか
日本ぽくなく
まるでスイス?といった
雰囲気を醸していて
気分はヨーロレイヒ~なのだよ。
そんな道を30分ほど行くと
1729mの牛首通過。
ここから1980mの頂上まで
鍛冶月光という最後の登りを
一気にこなすことに。
さすがにこの道はつらく
歩いては休み歩いては休み。
それまで月山なんて
選択はゆるすぎたか?なんて
余裕があったのに
これじゃああの山にもあの山にも
登れないかも・・なんて
不安が一気に襲ってくる。
とはいえ
1時間も登れば
頂上小屋でビール。
という距離だったので
足元の岩ひとつひとつを
全力で踏みしめ
こつこつと登って行く。
この一歩一歩の間に感じる
心模様が登山の醍醐味よなぁと
あたしは思っている。
もちろん登頂した時の達成感もあるけど
こういう一歩ごとの葛藤や闘い、
自分への問いかけ、
そして無になる瞬間。
普段なれない境地に至ることができるのだ。
そんなこと考えるうちに
やった!
登りが終わり
頂上にある月山神社が見える。
宿泊する予定の緑の屋根の小屋を通りすぎ
神社に行くと
お祓いしないと頂上へは行けないというので
500円払って頭を垂れる。
500円かよ!と思ったけど
山の保存や水の確保に、と
言われるとね。
そりゃそーだ。
バイトくん?という雰囲気の
ガタイのいい若いお兄さんが
笑いを交えながらお祓いをしてくださり
神社の中へ。
祭られているのは黄泉の国を司る
月読命(つきよみのみこと)とか。
コージーのこともお願いしといた。
さーてさて。
では小屋へ参りましょう。
数人が食事をされている食堂に入り
カウンターで呼びかけると
あたしの名前を聞き
「ああ」とうなづくおかみ。
早速部屋へ案内してくださるのだが・・・
13時で到着早いとは思ったけど
一番乗り?
荷物を置いて
ビールときのこそばを頂く。
山菜は小屋の主人が取りに行く、とかいう話が
HPに載っていたけど
まさかこのきのこ!!
だってでかいもの。
そしてビールは予想通りアサ○だったけど
登山のあとの頂上ビールは
なんでも美味い!!
満腹になったら
眠くなり部屋へ。
うとうとしていると
まわりにも人が通される様子だけど
なんだか閑散としてる。
で、結局部屋は貸切。
その日泊まったのは
総勢12人だったのでした。
どうやら月山は日帰り登山の山のよう。
たしかに十分往復できるけどね。
だから午後は夕食まで
かなり退屈だったけど
山小屋に泊まって正解でした。
ななんと14時半ごろだったか
突然の雨。
しかもどんどん強くなり
屋根にあたる雨の音がものすごい。
さらに遠くでは雷も鳴っていて
となりの部屋からは
「最後に濡れたよ~」なんて
声も聞こえる。
窓から外を見ると
雨にぬれながら
小屋に走り込んでくる人もいるし
さっき下山した人たちも
どこかでやられてるだろうなぁ。
しかもそのせいか
気温が下がり
汗かいて濡れた服が
冷んやりしてきて
部屋の中にいながらも寒い。
ふとんは寝るまで貸してくれないようだし
お風呂も17時とのこと。
油断してレインスーツの上しか
上着のないあたしは
タオルをかけて縮こまる。
明日足元悪かったらどうしよ。
ってか雨だったらやだな。
と、テンションも下がって
風呂の時間を待って
フロント付近をうろうろしていると
小屋のご主人が
「あ、お風呂入れますよ、
今伝えに行くところでした」と。
実は
食事の時刻も教えてくれないし
風呂も17時ぐらいと
曖昧なことしか教えてくれなくて
もしや不親切な宿?と
疑っているところだったので
そんなわけないか~と
思い直し、安堵。
それにしても
山小屋でお風呂があるっていうのも
すごい話で
なんとこちらはトイレも水洗。
「音姫」まで付いてるし・・・。
あとで雑誌を読んで知ったのだけど
「日本一の山小屋」の自負とのこと。
たしかに。
風呂入って
あったまって
さっぱりした頃
雨もあがり
あれ?外が真っ赤じゃない?
あわててでて行くと
なんと夕日が沈むところで!!
写真を撮る常連らしき人が
「今日はいいよ~
星も見えるね」
と、そこへ小屋のおかみも来て
「あそこの線が日本海なのよ~」って。
実は日本海が見えるのも稀らしく
次の日下山時に会った人と
話をしていたら
「日本海が見えましたか!」と
食いつかれ。
沈んでく夕日と
反射してオレンジに輝く
もくもくした夏の名残みたいな雲は
それはそれは美しく。
「ごはんできてますよ」
と、そのタイミングでの
おかみの言葉もうれしく
食堂にも一番乗り!
と、着席して待っていると
遅れて席に着いた
となりのおじいちゃんが
「お邪魔します」というので
思い出したけど
今朝バスをチャーターした
おじいちゃんたちだったのでした。
あららご無事で。
そして
わかりました、
ここが日本一の山小屋だと言う事を!!
ごはんがすばらしく美味しかったのです
なめこのしょうゆ和え
ふきのとうの白ごま和え
そばの実
ゆば巻き
ふきの煮物
ひらたけの和え物
(これがバツグンに美味かった。
肉か?と思うほどの肉厚、ジューシーさ)
ほうれん草の白和え
月山たけ、かぼちゃ、えび、
なす、ピーマンの天ぷら。
そして天ぷら用の塩がまた美味い。
ビールは我慢して食事に集中して正解だった。
山小屋は言うまでもなく
もしかしたら今まで泊まった
どの旅館よりも美味しかったかも、
ここの食事。
「月山は登らずじまい」なんて言っていた
母をあとで誘ったら
「いくつだと思ってんの、山は無理!」と
ことわられてしまったよ。
こんなご褒美もあるのになぁ。
満腹で部屋に戻ると
娘さんがふとんを運んでくださる。
ここは旅館ですか!
しかもりっぱな毛布には
「高級羊毛毛布」とかいう
仰々しいタグが。
ふとんにくるまりつつ
だらっとして
お腹が落ち着いたころ
暗くなってきたので
ちょっと厚着して外へ。
さすが山の夜は真っ暗
ヘッドランプで足元を照らしながら
小屋から少し離れて空を見上げると
星が!!!
霧がたまに邪魔するけど
隙間から見える空には
きらきら星。
星屑も見えました。
ただコンタクトをあまり強くしていないので
たぶん実際よりは見えていないのは
若干くやしいけど。
でもあとでとなりのおじいちゃんに聞いたところでは
山の夜は霧がでたりして
星が見えることはあまりないのだって。
いやはや
夕日に続き星まで!
まったくミラクルなんだわ、
山の旅。
なんて言いつつ
寝る前にビール1杯で
コテン。
昼寝をしたにも関わらず
21時の消灯前には眠りに落ち
重いふとんが心地よく
気付けば5時半。
ぐっすりの夜なのでした。
明日もいいことありそう・・・
っていうか
あったのだ!
最大のミラクルが!

月山・蔵王山歩きの旅~プロローグ

金曜は。
1Fのロッカーに隠しておいた
28㍑のザックを担ぎ
18時半に会社近くの某所に
NNさんと集合。
靴を履き替え
ワンビースに登山靴なんて
アンバランスな格好で
コンビニに黒ラベルと氷を買いに走り
クーラーバックにセット。
これ、先日国立でT腹さんに学んだ
「なるべく長くビールを冷やす方法」。
だって東京駅には
冷えた黒ラベルが売ってないんだもの。
そいつを大事に抱えつつ
神田駅に走る。
途中居酒屋『あい津』に
「いってきまーす」なんて
声かけたりして。
金曜日の東京駅は
結構な混み具合。
それほど大きな荷物ではないので
里帰りなのかな?
お弁当やおみやげを
買い求める人々で
いろいろな店に「最後尾」なんて
プラカードが出てる。
知らなんだ。
それよりは
ほんの少し早く
18時代に「まい泉」で
すんなりお弁当購入。
19:48発には余裕で
準備万端のあたしたち。
時間が余ったので
黒ラベル事情@東京駅を
確認したけど
やはりあのぬるい酒屋にしか
見当たらない・・・なんてこと!

座るなり
ビールで乾杯。
ええ、思惑通り冷え冷えですわ。
弁当がっつり食べて
2本めもね、冷え冷えですわ
ドヤっ!
そんなところに
自転車師匠から
白いミキストランドナーを
オークションで落とせなかったの知らせ。
早めにあたしの提示額を入れてみたら
あっさり負けたので
独断で500円入れたら
また負けた・・との報告。
理性失くしちゃいかんて、
一番の教えじゃなかったんですか、師匠・・・笑
なーんて遊んでおるあたしのために
呑み会切り上げて入札してくださった
師匠に感謝!
またがんばりましょうっ。(誰がや)
山形駅に到着したのが
22:32。
徒歩10分のホテルキャッスルまで
歩く道すがら
次の朝に乗るバスターミナルの
乗り場を確認したり
寝る前のビールを購入したり
いやあ用意周到なのよね、
哀しいかな、あたしたち。
ところで
このホテルキャッスルがまず
旅のミラクルだったんだけど
禁煙ルームを頼んだはずが
喫煙になっていたんだけど
この部屋がなぜか
どでかいツインルームで。
往復の新幹線に
ホテル1泊ついて2万弱、
ホテルはほぼタダみたいなものなので
さして調べもせず
たしかリニューアルしたてとわかり
ここにしたんだけど
なかなかの宿。
古いホテルという雰囲気がありながら
部屋はきれい
お風呂なんてガラス貼り。
アメニティも山盛りで
最近山小屋やビジネスホテルしか
泊まっていなかったあたしには
新鮮・・・
ちなみにタバコくささはゼロだし。
そして
風呂あがりのビールを呑みながら
TVをがちゃがちゃやっていたところ
番組表に「ミッシェル・・」の文字。
な、なんとアンコールで
ミッシャルのトップランナーが放映とある。
え?知らん。山形だけ?
と、あわてて
ミッシェル仲間に一斉メールしたところ
1974から「録画予定ですよ」とのお言葉。
いや~遅い時間にも関わらず
即レスうれしく!
今度「お邪魔して」見せてもらおう。
(とか言ってまた人んち行って
たんまりビール呑もうとしているあたし。)
そんなわけで
気持ちのいい部屋で
次の日の登山に備えて
ミッシェルも見ずに安心して眠れるという状況。
あ~すばらしき旅の予感!

あてがはずれたドクターフィッシュグッド

きのうは。
ドクターフィッシュに
角質取られたいって
びっぷが言うので
女MJと三人で
大江戸温泉へ。
調べてみたら
なんと地元から
シャトルバスで行ける。
HPにあった場所に行くと
バス停も目印もなく
電話して聞いちゃったけど
「そのへん」にいると
来ました、思ったより
ちゃんとしたバス。
いくつかバス停で
人は拾ったものの
がらがらのまま
バスは行く。
錦糸町、門仲を
大まわりして
豊洲から埋立地へ。
有明、船の科学館
あたりも通り
お台場のさらに奥地へ
1時間もかけて。
空が真っ青で
ほんとに天気がよくって。
バスってなんか
好きなんだよね。
そういえば都バスに
意味なく長距離乗るのが
好きだった頃も
あったわ。
品川から
シャトルバスに乗った
神奈川組二人からは
「二階だてだよ、イエーイ」
なんてハイテンションのメールも。
ちょうど同じくらいの時刻に着き
無事合流して入館。
ゆかたを選んで
着ぐるみ、
じゃねぇや
身包みはがされ状態で
遊び場へ。
「とりあえずビール」と
騒ぐやつがいるので
まずは飲み場を覗く。
残念ながらほぼ
モル○だったけど
ハイネケン見っけ。
ちゃっかりおつまみ持ってきてる
びっぷのじゃがりこと
しじみを食べながら
乾杯。
風呂入る前なのにね。
それから
足湯へ。
足裏にあたる石が
痛くって
とても歩けないっ。
さっさと走り抜け
メインイベントの
ドクターフィッシュへ。
中に入ってびっくり。
魚、でかっ!!
めだかぐらいかと
勝手に思っていたけど
結構でかい。
足を入れると
わーーって寄ってきよる。
こそばいのは
一番ダメかと思ったあたしより
女MJが横で悶絶しており
三人で大はしゃぎ。
だんだん慣れては来たけど
なぜか二人に比べて
圧倒的に魚がたかってきたのは
あたし。
足が汚れているんでしょうか。
そういやとなりの子供たちには
あまり寄ってなかったな。
15分が長く感じるほど
くすぐったい感じだったけど
一番とれて欲しい
かかとの角質はそれほど
変化はなく残念。
延長しろってか?
魚たちも商売上手やな。
それより表側や甲に
やたらいるなと思ったら
そちらはすべすべしてた。
それから
またビール飲む話になったけど
これでは風呂入らずに帰りそうだ、と
大浴場へ。
思ったよりはすいていて
露天、五右衛門、
ジャグジーに蒸し風呂。
いろいろでした。
でも三人とも
そんなに長風呂ではないので
あっさり終了。
「早く呑も呑も」と
身支度。
中で呑むと高いので
どこかに出ることに。
東京駅あたりに出るつもりが
バスがいいのがなく
出たのが大井町。
駅近にはあまりサッポロがないのを
知っていたので
京急の二人にあわせ
青物横丁に出ることに。
意外とあるんじゃね?と
期待したけれど
そうでもなく。
店はそこそこ開いていたけど
サッポロが皆無で。
二人もあたしのため
サッポロを見つけないと
気がすまないとさがしてくれるのは
いつものことなんだが
さすがにもう決めますか・・・と
見つけたのがYoro系で
樽に「生ビール」という
キャップがあるのを確認したけど
明らかに味が違う!
薄い!!
ちょびっとテンション落ちたけど
安いつまみをもりもり食べ。
ほんとにもりもり食べ。
いや~この二人の食べっぷりは
やっぱりいいわ。
魚医の成果は
あまりなかったけど
またこんなバカ企画して
遊びましょう~。
さてさて
週末からは山。
全然準備できなかった土日は
まあ楽しかったから
いいのだー!

ずっとそこにあって欲しいから

金曜は。
長期旅行に行く
バイトちゃんの仕事を
まかされた上
ちょうど新しい仕事、
月末恒例の仕事が重なり
土曜出勤を決めたので
この日は早めにあがって
飲みに行くことに。
NNさんと二人で
『あい津』へ。
すりガラスの向こうに
人影が感じられ
混んでるか?と
思ったら、案の定。
「いっぱいですか?」
と残念そうに尋ねるあたしたちに
カウンターのおじさまが
「もう出るから」
と、おっしゃってくださったり
大将I村さんが
「ちょっと詰めていただけますか」
なんてことで
座らせてもらう。
す、すいません。
席に着くと
黒ラベルがあけられ
「今日ポテサラないんですよ~、
マカロニサラダで・・・」
と、すまなそうに
デクレッシェンドするI村さんに
つっこみを、
は、最早「いつもの」風景。
たわいもない話をしていると
気付けば
カウンターは
顔なじみの人たち。
ますますたわいもない話で
一週間を〆る。
ほろ酔いで
徒歩帰宅。
土曜朝は。
一週間たまった
洗濯ものを片づけ
家を出る。
ご無沙汰だった
『スタイルズケーキ』へ。
久しぶりのご夫婦が
にこやかに迎えてくださる。
最近はロールケーキも
やってるみたい。
ちょっと気になったけど
「おみや」のつもりで
塩ケーキを三つ。
ひとつは自分で食べる
つもりだったんだけどね。
その足で
『Hinata-ya』へ。
最近土曜出勤してなかったので
やはりご無沙汰だったんだけど
「今うわさしてたんですよ~」
なんて迎えてくださるのが
うれしい。
壁に貼ってあるメニューには
豆カレーとか
新しいものもいろいろあったけど
やはり定番のチキンカレーを
ひとり汗だくになりながら食す。
やっぱ美味いよなぁ。
さきほどの塩ケーキの一つを
ここへ差し入れ。
「これでまた美味しいカレー
作ってくださいね。」
って。
余計なお世話かもしれないけど
あたしの愛情表現なんだな。
そのあと
会社で4時間ほど
黙々と働き
さっさとお暇。
荒川土手行きの
バスに乗る。
こちらも
ほんとうにご無沙汰の
田端は『タバーン』へ。
やっと。
「ボクも40ですよ」
なんてバーテンダーガキくん。
そうか、「40になったら」
とか想像もつかないくらい
先の話として
話していた頃もあったよね。
テカテを飲みながら
巻かずに作るという
鶏ハムをいただく。
そっか、巻かなくてもいいとは
目からウロコだぜ、
やってみよう。
しばらくすると
ガキくんが気を利かせて
呼んでくれたUちゃんさん登場で
韓国の歴史とか相対性理論の話とか
宇宙の話とかして。
ハイネケンと
皮付きポテトチーズ焼のあとは
ガキくんに何かシェイクしてもらいましょ。
この店の醍醐味は
彼のシェイカー姿だもんね。
「柑橘じゃないやつ、あたし風。
生クリーム入ってるのがいいかな」
と、オーダーすると
出てきたのが「パトロン」という
テキーラのコーヒーリキュール。
・・青白く映っているのは→
Uちゃんさんが
撮影用に照らしてくれたため。
ふふ、ありがと!・・・
「それ、ストレートでも
おいしそうだよね」
と、一口をねだってみると
予想通り美味い。
Uちゃんさんが
気を遣って
そいつをオーダーしてくださり
結局両方いただいた
欲張りなあたくしでした。
カクテルはもちろん
美味しく。
と、思い出して
差し入れの塩ケーキを渡し、
自分で食べるつもりだった分を
切ってもらって
その場で食べちゃいました。
コーヒーリキュールに
合うんだもの。
思ったより
長居しちゃったけど
22時すぎにお暇。
なんとなく気分が良くて
秋葉原で乗換る時
そのまま歩いて
帰って来ちゃった。
浜町で
自転車をひろって
押しながら歩いていると
またしても新大橋で検問中。
もちろん自転車が呼び止められることは
ないけれども
なんとなく
ザマーミロな
あたしなのでした。
飲んだら乗るな!
守ってますYO。
録画した
サッカーを見ようかと
つけたTVで
やっていた
ボスが自分の会社の
現場に潜入調査するという番組が
おもしろかった。
大型客船を運営する会社
だったのだけど
もしうちの会社でやられたら
アウトだな、あたし。
思いっきり社長の悪口
言ってるもんね。笑
まあでも
ちゃんと仕事はしてますよ。
番組に出てきた人のように
「やりがい」を感じてるかどうかは
別として。
続く。

奥多摩ダウンヒル


マウンテンバイク借りて、
走ってきたー!
絶好の自転車日和。
追記***
土曜は。
実は金曜
ちらっと飲むつもりが
『あい津』で
NNさんとM田さんと
23時半まで。
たっぷりビール飲んでの
早起きはつらかったけど
6時すぎ、会社に行くより早く起きると
快晴!
シャワー浴びて、
洗濯もして
8時両国駅を目指す。
下で管理人さんに
「早いね。遠足?」って。
たしかに
リュックにスニーカー、
首にはゴムつきの帽子をかけてたけどサ。
遠足って・・・笑。
ネットで見つけた
奥多摩のレンタサイクル。
HPの写真がどれも気持ち良さそうで
行きたいな~と思っていたのだけど。
やっぱ5月でしょ!
と、遊び続きだったけど
NNさんを誘ってでかける。
に、しても
奥多摩がまず遠くてびっくり。
以前御岳山に登った時は
立川からすぐっていう
イメージだったけど
何か特別な列車に乗ったんだったかな。
しかし
まさに行楽シーズンて感じで
青梅線はリュックを背負った
登山客がたくさん!
靴とかウェアとかいろいろ
チェックできちゃったりして。
青梅をすぎると
電車は単線。
一駅ごとにすれ違う電車を待つので
やたらと時間がかかる。
やっと奥多摩に着いたのは
10時すぎ。
駅から徒歩1分の
『トレックリング』で
予約していたマウンテンバイクを借りる。
初ヘルメットを選ぶ。
鏡で見るけど
でかい、違和感。
「見慣れますよ」と
お店の方。
うーん、レースじゃ見慣れてるけどさぁ
自分にはねぇ。
でもあれこれ言ってられないので
ひとつ選び
自転車の高さをあわせてもらい
コースの説明など聞く。
奥多摩駅から
電車で走ってきた
青梅駅までの
ほぼ下りの20km強、
というのがメインコースなのだけど
ただ走るとすると
2時間もかからないというので
奥多摩湖方面にも
少し走ってみることに。
すごく丁寧によくできた
お店作成の地図で
分岐点などの説明を受け
まずは奥多摩湖方面へ。
ゆるい登り坂を登っていると
ロードにまたがった
ぴたぴたウェアのお兄さんたちが
抜かしていったりする。
はあやっぱ速い、彼らは。
途中教えてもらった
分岐→から舗装の道をはずれ
「むかし道」というところに突入。
こちらにはハイキングをしている人々。
道は急にボロなアスファルトになり
もう少し行くと岩もまざってる
土の道になる。
店のお兄さん、これほどの道だって
言ってなかったじゃん・・
「まじ?これ通っていいの?」
「MTBじゃなきゃ無理だよね」
半ば悲鳴をあげながら
自転車を走らせていると
ハイキングの人たちも
「ここ、自転車通るの?」という
驚きの顔で振り返る。
いやー
あたしたちも驚いてるんだってば。
30分ほど走ったところで
しだくら橋というつり橋に到着。
ここでも歩いている
ハイキングの集団に
「チャリだ」って驚かれる。
と、よく見ると同じ電車だったおやじ。
「追いついちゃいました~」
なんちゃって。
5人しか渡ってはいけない!
との注意書のあるこの橋
自転車をおいて
渡ってみた。
橋の下は
かなり下に
緑に近い水の激しい流れ。
白い泡をたてながら
岩にぶつかる姿は
迫力ある!
橋はまじで揺れるし
かなりの高所に
NNさん珍しく怖気づく。
あたしは高所は全然
平気なんだな~。
気もちいいーーー!
って風景。
そこで折り返して
奥多摩駅まで戻る。
帰りは下り。
やっぱ楽ち~んなのだ。
小腹がすいたので
コロッケが美味しいという
お肉やさんを覗いたのだけど
残念ながら
惣菜はゼロ。
しょうがない、
もう少し走りましょう。
ということで
また自転車にまたがる。
川は左にずっとあって
どこも気持ちよさそう。
バーベキューやってる人たちも。
少し走ると
『家具工房エミケン』
という店があり
「手作り市」のようなものを
やっている様子だったので
立ち寄ってみた。
いくつかブースがでていて
消しゴムはんこ、陶器、皮の職人など
いろんな方がいて
子供たちがワークショップに
参加していたり。
一通りみて靴を履きながら
「エミケン」って
きっと夫婦の名前だよね、
なんて話をしていたら
「あー!トレックリングの人?
コーヒー飲んだ?」
と、話しかけてくれた人の胸には
「エミ」の名札。
「タダだから飲んでって~!」
と気さくに話しかけてくれ
中からわざわざコーヒーを
運んできてくれ。
「ダンナさんはやっぱケン?」
と聞くと笑ってうなずいていたけど
お店をはじめたきっかけとか
いろいろ話をして
朗らかなお方でした。
家具の方はもちろん
いろんなことを発信している
ご夫婦みたい。
ごちそう様。
コーヒーブレイクのあと
立ち寄った味噌のお店では
肉味噌のまんじゅうが
おいしそうだったのだけど
これまたタイミングがあわず
「今ふかしてます~」とのこと。
ダメだ、
先を急いで蕎麦食おう!
ということで
ひたすら舗装道路を下って
「丹三郎」へ着いたのが
13時ちょいすぎ。
古民家の雰囲気のあるお店です。
並ぶこともあるとは
聞いていたけど
3組めで
入ったらすぐに料理はでてきた。
暑くって
いつもならビールのところだけど
自転車乗りにはご法度。
ノンアルコールビールなんちゅう
おきて破りもせず
あとの楽しみにすることに。
そばがき、もり、そばアイスのセットと
シェアでうどの天ぷらを。
そばがきはすくって
わさび醤油をつけるというものではなく
甘めの出汁に半分ひたって
細けずりのかつをがたっぷりかかっている、
というタイプだったんだけど
美味しかった。
蕎麦らしい香りは
そばよりもこちらの方がしたかも。
天ぷらは
かりっとあがっていたけど
うどの香りがあまりなく
なんてことはなくイマイチ。
そばは白くて上品な感じ。
もう少し蕎麦くささのある方が好きだけど
これも美味しかった。
アイスは
ヨーグルトを凍らせたような食感で
こいつも美味しく、
NNさんがセレクトした
きなこもちも美味しかった。
なんか我が家で正月に食べてた
きなこもちに近かった!
そばがきがボリュームあったせいだけど
お腹いっぱい!
こりゃまた一走りせねばね~!
蕎麦ならはしごもできるかと思ったけど
とても無理でした。
とは言っても
こちらのお店も
帰るころ、
14時すぎには売り切れ閉店
だったんだけど
まわりの店も同じような
時間に終わるみたいなので
はしごもなかなか
難しいようだけど。
それから走った道は
なんだか車が多く
たまにダンプなんかにも追い越され
走りにくかったので
コース変更して
ちょっと裏道に行くことに。

線路よりちょっと
高いところを走るのだけど
斜めの土地に家と小さな畑とあって
その上はもう高い木のたくさんある山で
いい風景。
空は青いし
とても静かで
いい道でした。
そして
もうあっという間に
青梅に近づく。
途中火事があったみたいで
裏道に車が流れてきて
自転車なのに
なぜか渋滞に巻き込まれたけど
無事青梅に着く。
乗り捨て店は見つけたけど
もう少し走ろうと
川の方の公園に行ってみることに。
細い坂道とか
住宅街の小さな路地とか
楽しい道を抜け
河原に到着。
空に遊ぶ
とんびを見上げたりして
「飲み行きますかー」
と、自転車返却。
お店の方に
あいてそうな店を聞いてみて
駅のまわりをぶらぶら歩く。
この駅のまわりも
変わった路地があって
なかなかおもしろかったのだけど
教えてもらった店は
イマイチだったので
立川に出ることに。
実は国分寺あたりで
中央線が工事をしていて
バスなんかに振り替えをするのを
朝から聞いていたので
立川の様子も見たかったのだけど。
駅に着くとやはり
まだ混乱が始まったばかりのようだったので
とりあえず立川で飲むことに。
駅まわりをぶらぶら歩いて
店先で焼き鳥を焼いてる
おいしそうな店を見つけたのだけど
なぜか17時なのに店はいっぱい。
それだけ美味しいということなんだろうけど
「サントリー」のちょうちんが下がっていたので
残念ながらほかをあたる。
だって今日は一日ビール我慢したんだもの!!
ということで発見した
サッポロののぼりの店。
「玉河」というチェーンの店みたいだけど
とりあえず黒ラベルだ!
ということで地下に降りてみると
・・・ここもいっぱいじゃん!
なんだ立川、
飲み助が多いのぉ。
でも混んでるし、ここもきっと
いい店だろう、と
黒ラベル。
美味い。
ジョッキほぼ一気飲み。
・アジのたたき
・牛すじ豆腐
・レバーかつ
・肉もやし炒め
アジはイマイチだったけど
あとは結構美味い。
そしてビールはバツグンに美味い。
店員がたくさんいて
てきぱきしてるし
いいぞ、『玉河』。
さっきの美味そうな店も
気になるけどネ。
すっかり満足のあとは
しょうがないから
南武線で分倍に下りて
京王線で帰ることに。
振り替えのチケットが出るかと思いきや
定期の人しか対応していないっていう。
改札でちょっと喧嘩ごしに文句を言い
電車の中でも二人で
めちゃめちゃ怒っていたら
おやじになだめられ
気付けば明大前。
新宿に出て
また喧嘩する気力もなかったので
そのまま笹塚経由で帰ることに。
意外と早かったし。
あとで調べたら
あたしの場合
京王線で帰っても同じ値段だった。
そのあとJRに戻ったNNさんは
70円損したみたいなんで
やっぱり振り替え証明出さないのは
おかしな話だけどね!
全休じゃないからかな。
でもバス輸送とか
単線で対応とかで
えらそうにすんなってーの。
と、小さいことに
イラっとしがちだよね~最近。
とはこの日NNさんと盛り上がった話。
そして
自転車についてだけど。
やっぱり日本の自転車事情はひどいね。
だって奥多摩まで来たって
結局車ががんがん走っていて
楽しくサイクリングというわけには
行かないもん。
しまなみみたいな状況を作るのは
難しいと思うし
自転車は欲しいけど
走って楽しい道って
いったいどれくらい日本にはあるんだろう、と
ちょっぴりがっかりもしたのでした。
とりあえず東京はやっぱり
つらいね。

M田荘初体験③におまけテラス呑み

5/5、6時ごろ目覚めると
階下ではまた
M田さん、Tモ子さんあたりが
前日の片づけと朝食の準備を。
あたしはトイレに降りたけど
失礼してまた寝袋に潜る。
車で急ぎ出発する
先発隊が朝ごはんを食べ初めた
7時すぎ再び起き上がって階下へ。
少し遅れて
コーヒーをいただき
コシアブラとヤマウドと
鮭の燻製の入った
まぜごはんと具たくさんの
豚汁をいただく。
この組み合わせ、最高に美味しい!
ごはんは少し残しておにぎりに。
山の上で食べることにする。
登山のついでに
別荘に泊めてもらう、が
当初の目的だったのだけど
すっかり別荘生活を満喫、
やっとの登山なのだ。
別荘の周辺の山には
自力でアプローチしようと
いろいろ調べたけど
「ウチから登山口まで近いよ」
と言っていただき
帰りの便だけを考え
独鈷山に登ることに決定。
行きはKクさん号に乗せていただく。
朝ごはんの片付けその他
別荘の片付けも手伝わず
お先に失礼、
9時に宮沢のバス停付近で降ろしてもらう。
独鈷山は標高1266mの山なんだけど、
バス停近くにはすでに
「スカイツリーと同じ地点」
なんて看板がある。
つまり登る標高差は約600mの登山
・・・のつもりだったんだけどな。
千本桜公園で
簡易トイレをお借りして
そろそろ葉桜に変わろうとする
桜の中を抜けて
登山口に着く。
そこに
小さな祠みたいのがあって
中には牛の青磁の焼き物が。
そういや千本桜公園の入口には
ネズミの入った祠があった、
どうやら何mごとかのポイントに
こいつがあるらしいな。
さていよいよ
登山開始。9:15。
登りはゆるやかで
きのうの城址より
よっぽどいい。
沢を越えたり
のんびりと
木々に守られた
涼しい道を歩く。
と、だんだん道はきつくなり
息もあがってくる。
朝はやはり調子が出ないのか
体も重く
テンポも落ちてきた。
まあ登山らしくなってきたけど。
でもなんとか次の干支の
祠を目指して
のろのろと登って行く。
NNさんも
あたしと同様
予想より調子がでない自分の体に
驚いてるみたい。
足はなんとか動くのだけど
心臓がばくばくいっていて
呼吸がつらい。
だけど
そうだよね、普段そんなに
激しい運動を続けてるわけでもないし
年々衰えてるはずだよね。
これは塔ノ岳なんて
とても登れないわ。
だけど
ひたすら登るしかないのが登山。
急がず自分のテンポで
次の祠を目指して
進んで行く。
途中ロープにつかまって
登る地点なんかも越え
ジグザグ道を越え
さらに急な道も進み
休んでるおばさんたちを抜かし
どうやら近づいてきた頂上。
戌の祠だー!
そこですれ違った
老夫婦に
「あと3分ですよ、
でもお若いからもっと早いかしら」
なんて言っていただくけど
こっちはもういっぱいいっぱい。
なんとか最後の力をふりしぼって
頂上到着!
10:45ぐらい。
標準タイムだね。
上に着くと
2,3のグループが
ラーメン食べたり
写真を撮ったりしてた。
猪の祠の横で
あたしも大事に
保冷剤に包んできた
黒ラベルをあける。
うー!山の上のビール最高!!
360度の景色もいいぞ。
汗がたれて
暑いくらいの天気。
遠くの山々、
美ヶ原の赤い小屋、
雪をかぶった北アルプス
らしき山々も見える。
気持ちいー!
帰りのバスの確認などして
おにぎりはふもとで食べることにし
11:00に下山開始。
今度は西前山の中禅寺を目指す
不動滝コースで。
最初は好調に
下っていったけど
こちらはわりと
過酷な地点も多く
ロープを持って
大きな岩を降りることも。
さらに渇いた葉っぱが
すべりやすく
足を踏ん張るのがだんだん
キツくなってくる。
低山だから、と
ストックも持参していなかったので
棒きれを拾って
杖にする。
これ重要だわ。
おかげで
腕の方も筋肉痛に
なってしまったけどね。
でもそのせいで
余裕もでたのか
足元にあるこごみの
巨大さに驚いたり
新芽の新しい緑に目を奪われたり
やっと景色も楽しめるようになり
空気のおいしさも堪能。
だいぶ下ってきたところで
不動滝が。
そばには背のすごく高い
桜の木もあって
ちょっと神秘空間。
そして
間もなく登山道も終わり
舗装の道へ。
12:10。やはり標準時間。
ふと左を見ると
たくさんの人が
マレットゴルフに興じてるのが
突然目に入った。
なんか急に現実に
戻った感じがしたけど
それだけああ登ってきて
よかったなぁ、と
感じることができた。
バスの時刻を
確認しようとバス停に行ってみると
ネットで調べたのとは違い
ちょうど10分後の
12:30に別所温泉行のバスが来る。
なんともラッキー。
おにぎり食べる時間もなく
重要文化財の中禅寺は
見学できなかったけど
バスを待つための
木陰を見つけて
入っていった
塩野神社、こちらは
雰囲気のある
いい神社だったな。
独鈷山の全景写真など
撮っているところへ
バス到着。
この小さめのバスは
田んぼの中の
小さな道をぐるぐると
寄り道しながら
進んで行く。
ここらも
1000mぐらいの山に
囲まれるようにある土地のようで
どこを向いても山の姿が
目に入るのがいい。
同じように見えて
少しずつ違う形の山々。
なんだかほっとする。
そしてたどり着いた
別所温泉。
駅に行き時刻表をもらい
共同浴場を紹介してもらい
150円で風呂に入る。
シャワーも石鹸もなく
水の出方もイマイチだったけど
菖蒲の浮かんだ風呂に
ちゃぽんって入って
足をもみもみして
気持ちいい~。
汗かいた服も着替えて
さっぱりしちゃった。
風呂をでて
調べた記憶のある
「発芽そば」の看板を見つけ
歩いてみたけど
どうやら徒歩では遠そう。
もう一つ覚えのあった
「そば久」を目指すも
売り切れか早めに店仕舞いされていた。
バスといい、風呂といい、
テンポよく一日が進んでいたのにねぇ、
と二人でぶつぶつ言っていると
さきほど通りかかって気になってた店が
のれんを出していた。
『相染食堂』
「蕎麦屋」というわけではないようだけど
「手打ちそば」とあり
商売っけのない感じが気に入った。
先客の長靴姿のおじいさん二人組の横の
座敷にあがって座ると
おばちゃんが
「お水?お茶?」と聞くので
「ビールありますか」とたずねると
笑いながら冷蔵庫に向かってくださる。
アのビールを手にしながら
「これでいいかしら」と聞くので
「ほかにあるんですか」とあたしも
冷蔵庫を覗くと、
あるじゃないですか!黒ラベル!!
大喜びで指さすと
またおばちゃん大笑い。
厨房に戻り
「お茶じゃなくってビールですって、
ふふふ」
なんて報告してる。
はいはい、あきれたガールズですよね。
ビールを飲んでいると
なますととうふが
お通しででてきた。
それをつつきながら
別所線の時刻を確認すると
どうやら27分後の
15:27の電車が[#IMAGE|c0049455_2263591.jpg|201205/06/55/|right|224|150#]
いいみたい。
あわててざるを注文し
おまけ、と出していただいた
かぼちゃの天ぷらと一緒に
がっついて食べて飲んで
ささっと出る。
そばつゆは辛め、
蕎麦湯も出ないような店だったけれども
あたしには十分美味しく
ビールも開店のタイミングよく
最高だったのだ。
うちらがいる間に常連さんが
さらに2組もやってきたし
「名店@あたし基準」ってことで。
蕎麦よりラーメンの注文が
多かったけどね。笑
それにしても
あまりに
タイミングがよかったせいで
直売所で山菜や豆を
買いたかったのに
すっかり忘れて
電車に乗ってしまったのが
心のこりだけど。
この日の別所線は
こどもの日ということで
こどもは無料、
途中の駅でイベントがあるとかで
たぶん普段より乗客が多く
座ることができなかった。
けど、走り始めると
車掌さんがハーモニカを吹きはじめ
子供たちが歌を歌い
やたら盛り上がっているという
のどかな風景。
子供たちは素直で
ちょっと恥ずかしがりながらも
一生懸命歌に参加していて
見ていてほっこりしちゃったな。
上田駅に着いて
一応指定を確認したけど
やはり満席。
NNちゃんがおみやげを買ったところで
来た新幹線に乗ろう、と
15:24発の自由席に並んだ。
長野の次、2つめの駅なので
立つことを覚悟していたら
意外にも席はぽつぽつとあいていて
二人ともまんまと座ることができた。
さすがに疲れて
うとうとしていたら
気付けばもう大宮。
ふとケイタイを見ると
Oちゃんからメールが来ていた。
「これからテラスやるけど
都合よかったらおいでよ」
そう、門仲の「隅田川テラス」で
外呑みしよう、というお誘いだった。
「家帰ってから考える」と返信すると
「東京駅からタクシーで来ちゃえば」
なるほど、自由席で
新幹線ビールもできなかったし
それいい案かも。
まだ明るいし明日休みだし、と
NNさんに話すと彼女も行く、と言う。
グランスタで
バケットを買い
門仲でビールと赤ワインを買い
17時すぎに
河原にたどり着くと
椅子とテーブルが用意され
Oちゃんと
滋賀に住む
Oちゃんの友人K子くんが来ていた。
久しぶりだね。
早速乾杯。
いや~川で飲むには
最高の気候だよね。
間もなく
近所のA~り~が
ジャーマンポテトと
セロリ入りマカロニサラダを
大量に作ってきてくれた。
うーん持つべきは
疲れた休日の終わりに
川に飲み場を作ってくれ
料理を作ってくれる
男ともだち!
A~り~はいろいろ
こだわりがある男で
紙コップではなく
小さいグラスをたくさんと
使い捨てだけども
しっかりした北欧風のデザインの
お皿を持ってきてくれ
さらに
がらがらとひいてきた
でっかいスピーカーに
iPodをつないで
ジャジーなフランス風の
音楽をかけてくれる。
いつもは
料理を作ったり
あれこれ道具を持ってくるのに
協力しているあたしだけど
こうやってただ
用意された場所で呑めるなんて
最高だわ。
すると今度は
T国ホテルのシェフ
ずっちーがこごみ、うるい、
こしあぶらのお浸し、
スパムのクリームオムレツを
作ってきてくださる。
うお~最高だよ、男子たち。
酒は赤ワイン、
微発砲の日本酒に変わり
空がだんだん暮れるのを見ながら
のんびりとくつろぐ。
暗くなったころ
TケちゃんKナちゃんカップルが来て
あとはだらだらと宴は続く。
19時に終わる、なんて
言ってたけど気付けば22時。
撤収しつつ
A~り~の家で
もう一杯飲みましょう。
人数多いので
撤収も速く
A~り~の飲み部屋
「タミオアン」で
続きのお酒。
また新しいつまみが
出てきたけど
忘れちゃったな。すまん。
遠方のNNさんが
そろそろ帰るという
タイミングで
あたしもお暇することに。
するとみんなもじゃあ、
ということになり
お開きになったのが
24時。
いやはや長い一日と
なったのでした。
さすがに楽しみにしていた
ジロデイタリアも
見始めてすぐに
沈没してしまったけど
存分に遊んだゴールデンな日々でした。
本日最終日は
気が済むまでふとんの中にいて
午後になってやっと
起きだして洗濯。
録画したジロを観たり
日記を書いたり。
夕方にやっと
買い物に行き
お弁当料理。
・手羽元とじゃがいもの酢煮
・生揚げとこんにゃくの煮物
・ゴーヤツナ和え
・ひじき炒め
これから
ジロ第2ステージ。
なんか最高だなぁ。

M田荘初体験②

5/4朝は
早起きできたら
裏山の物見石山まで
早朝散歩、とか
思っていたけど
いやいやあれだけ飲み続けると
やはり朝はだるい。
目は覚めているけど
階下での話声をぼんやり聞きながら
寝袋でだらだらしていた。
すると
「コーヒー飲む人~!」の声。
「はい!!!」
と、二階から図々しくも返答。
「はいはいわかりましたよ」
と、Tらさんが笑いながら
コーヒー淹れてくださる。
ん~いい朝なのだ。
一階に下りると
みんな猫みたいに
ベンチシートに
それぞれがぼんやり腰かけて
コーヒーが入るのを待ってる。
台所ではTモ子さんが
しじみ汁をあたためたり
それぞれ。
あたしも顔を洗い
そこに加わりコーヒーを頂く。
きのう夜から置いていた
鶏ハムを切ってみる。
塩がたりず
ちょっとこしょうがききすぎかな。
飲みすぎの朝には
あっさりしじみ汁がうれしい。
それに鶏ハムと
「きのうの残り」とか
スクランブルエッグとか
一本のまま炒めた
アスパラとか
また朝からつい食べ過ぎる。
今日は
昼蕎麦食べて
そのあと河原で花見。
というスケジュールらしいけど
それじゃああまりに
食べ飲みがすぎるでしょ。
と、どこか歩きに行きたいと
M田さんに地図を
見せてもらったりしていると
142夫妻も一緒に行きたい
と言うので、彼らの車で
行動できることに。
感謝!
Mグの運転で
たどり着いたは
「米山城址」「砥石城址」への入口。
これまた城の歴史なんかは
よくわからないんだけど
とにかく腹減らしの軽い
トレッキングができそう。
と、身軽になって
歩き始める4人。
ところが
いきなりの登りが
なかなかキツい。
多少ジグザグはしているものの
かなり直滑降に近い登り。
ひーひーいいながら
まずは「米山城址」に到着。
案内マップにあった通り
所要15分。
さらに一旦下って
次は急な階段を登った先の
「砥石城址」に到着。
やはり所要15分。
結構汗だく。
登ったねぇ。
眼下の風景が遠く感じる。
晴れた日には富士山も見える
らしいのだけど
残念ながらそちらの方向には
雲が出ていた。
待ち合わせの昼蕎麦の店に
向かうために
すぐに下山したけど
往復ちょうど1時間くらい。
いい運動になったよ。
12時に予約したくださった
『佐助』で
ほかのみなさんと合流。
角間渓谷に行ったら
意外に歩かされた、と言ってた。
まあ今日も飲む続けるだろうし
お互いよかったかもね。
そしてこの日は
朝帰ったY野夫妻に代わって
Kクさんチョーさん夫妻合流。
タラの芽の天ぷら
やまいも、揚げそばと
なぜかNNさんとあたしだけ
ビールを飲む。
だってサッポロだったんだもん。
お蕎麦はかもざる。
汁が濃すぎたので
蕎麦の味がよくわからなかったけど
つるコシを愉しむ。
このあとはまた
買出しに行き
花見BBQの準備。
別荘に行く山の途中
桜のトンネルのあたりで
いつも花見してるんだとか。
到着して荷物を降ろし
ちょっと寒くなってきたので
上着など取りに
142号を残し
2台で一旦別荘に向かったいると
天気が急変
大粒の雨が降り出した。
「どうするかな」
「ここだけかな降ってるの」
「でもやってる間に降り出すのもな」
M田号の中で撤収の決断がくだされ
連絡を取ろうとするけど
電話が通じないので
急ぎUターンして戻ろうとしたところ
登ってくる142号が見えた。
「全部荷物拾ってきました」
のMグのセリフに
「さすがMグはこういう時の
判断がいい」
なんてことM田さん。
というわけで
外呑みはあきらめ
別荘のデッキで
ダンボールの燻製など
やってみようと
別荘で飲みの準備がはじまる。
と、天気はまた好転。
そんなもんだよねぇ。
にしても
これから延々別荘飲みをするには
少し時間が早いので
風呂に行くという142夫妻の車に
再び乗せてもらい
「美しの湯」へ。
途中花見の会場も通ったけど
すっかりよい天気。
ただ一度降ったので
地面は濡れていたので
やはり撤収正解でしたね。
温泉ではないようだったけど
城址登山でかいた汗を落とし
さっぱり。
別荘に戻り風呂あがりのビールを!
また
前の日の残りものに加え
「今年は女子率が高いから
肉の消費率が低い」ということで
この日は肉料理も登場。
あたしもマーマレードにつけた
鶏ももをマスタードと
めんつゆで炒める。
そうこうするうちに
燻製のほたるいか、ほたて、
ししゃも、のど黒、
チーズなんかがあがってくる。
その横では
142が焼き方を勤める
七輪でさんまも焼ける。
と、最後の宿泊者
Aっき~とSチも
サッカー合宿より到着。
またもあたしのために
黒ラベルのおみやげ。
ありがとうさ~ん!
そして
「お腹すいた~」という彼女たちに
みんながあれこれ世話を焼いて
晩ごはんが次々と運ばれる風景も
おもしろいのだ。
台所に立つ人
食べる人飲む人
合間に片付ける人
それぞれ出力の程度も
やり方も違うけど
楽しく飲みたい、という
気持ちの集結と
M田家の懐の深さが
いいバランスを生み出してるんだね。
この日も楽しく
食べ続け
飲み続け
しゃべり続け就寝。