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汚名は永遠に。

土曜のことから。
横須賀に住む女MJがライヴ観に
「久しぶりに東京に行く」
というので、昼間から企てを。
日の出桟橋から船に乗って
『未来科学館』へ。
なんと彼女は、年間会員。
といっても2回くれば
もととれるらしいのだけど。
たった25分の乗船ですが
用意周到なあたしは
ちゃんとビール買って
乗船しました。
サッポロの街(=おやじの街)
新橋駅売店をはしごするも
黒ラベルがみつからず、
「??」と思っていたら
見慣れないオレンジの缶をよく見ると
黒ラベルで。
オレンジと黒でジャイアンツがらみかと思い
無意識に視線からはずれていたのですが
『がんばってます!!にいがた缶』
と書いてありまして。
ふうん、ヒール新潟か、と
思って、あとで調べたところによると
「元々、サッポロビールと新潟県とは深い結びつきがあります。
サッポロビールの産みの親が三島郡与板町出身の中川清兵衛、
育ての親が新発田市出身の大倉喜八郎と、ともに新潟県人です。」
だそうな。
しかし遠方より、遅刻魔の女MJ殿を
無理矢理ひっぱりだしてよかった!
すいてて、気持ちよかった~です、
真昼間の、海上ビール。
船の科学館で下船、
『日本未来科学館』へ。
まーこどもらが、社会科見学なんかで
訪れるようなとこなので
予想通りがらがらだったのですが
HPで調べてきたように
まずプラネタリウムの整理券をもらいに。
3時間近くも前なのに
すでに半分は配られていました。
ちなみに112席とか。
整理券もらって安心したら
おなかすいてきて
カフェへ。
残念ながらアルコールはないですが
「豆乳ラテ」が有名とのことで
飲んでみたのですが。
まるで大豆の汁を飲んでいるような味で。
(ま、そうなんだろうけど)
その白さとさわやかさで
はらわたが
そうじされちゃった感じ。
さて『未来科学館』ですが
とりあえず建物が宇宙っぽいというか
近未来(いつを基準に近未来?)
の乗り物ちっくな雰囲気で。
となりにまるで
ジャック・タチの『プレイタイム』
そのまんまのマンションとか建っていて
驚きましたが。
どっちかというと
1920年代派なのであまりモダンには
興味ないのですが
なんかかっこよかったです。
無意味な吹き抜け
無意味な螺旋階段
無意味な巨大地球型オブジェ。
さすが埋立地。
土地は使いたい放題ってとこでしょか。
いやーでも
中谷宇吉郎にハマってからでしょうか、
「科学」という言葉に
反応するようになったのは。
中谷さんの随筆を読んで
理系の人ってシンプルで
わかりやすい、とか思ったのが
きっかけかな。
理系ってだけで
頭さげたくなっちゃったりするぐらい
無縁と思っていたのですが
実は美術館より
あたしには楽しいかも。
ほとんどすべての展示が
体験型、参加型で
さわり放題。
右のゲームは
月とか火星を調査する「探査機」に
必要な部品を自分で考えるというゲーム
あたしのつくった「チバユウスケ」号は
見事に「0ポイント」。
「ロボコン0点」みたいな。
ハイスコアの人は5万とか出してるのにぃ!
「チバユウスケ」の汚名は
『科学未来館』に永遠に残ってしまったのでした。
御免。
人体のしくみみたいな
コーナーをうろうろしていて
女MJと人間の体パズルに苦戦していたら
「内臓の中見ませんか?」
と、連れてゆかれ
人だかる中、変てこな器械を
みぞおちにあてさせられて
肝臓の中をのぞき
音まで
聞いてしまいました。
肝臓がやられているかどうか、
ってことは
わかりませんでしたが。
そうこうするうちに
プラネタリウムの時間。
リクライニングのふかふかいすに座り
春夏秋冬、天の川は・・・
なんてナレーション聞いてるうちに
爆睡。
あー、せっかくの整理券が・・。
でもやっぱりプラネタリウムって
そんなとこも
素敵。
上映が終わると、もう閉館間近。
まだ観ていない階もあるので
再訪を誓い、
スーベニア好きのうちらは
ミュージアムショップで駆け込み!
結構充実はしていたのですが
オリジナル賞品が少なく
しょうがないので
中谷宇吉郎記念館発行の
「雪は天からの手紙」を購入。
そして、「スーベニアだけでも」と
『船の科学館』へはしご。
ラッキーにもこちらのが
1時間ほど開館時間が長く
館内も巡ることができたのですが。
こっちのがさらに楽しい!
のだが。
まだまだ書きたいことがあるのだけど
今日は、マリンスタジアムビアガーデンに
飲みに行くので(ついでに野球観戦?)
続きは明日。
ちなみに今日はタイガースTシャツで出勤。
あは。

討ち入りじゃっ。

やっとGWは後半。
4時起きで風呂入って、飛行機で伊丹へ。
実家というか
大阪好きで大阪に住んでいる両親のもとへ。
つくなり、その日イープラスの抽選結果のでる
6/7ユベントス来日の結果を。
アウェイの席のせいかあっさり当選。
すぐ振込みに行くも
銀行の行列はすごかった!
生イブラヒモビッチ観れるかな~。
その足で両親と新大阪へ。
「JR西日本」に乗って
姫路へ。
最終目的地は赤穂だったのですがね。
JRってある距離を超えたきっぷは
途中下車できるの、知ってました?
父が言い張るのでためしに窓口で聞いたら
赤穂より先のなんとかってとこまで買えば
姫路で下車して
さらに赤穂まで行けると。
へ~。
勉強になりました。
姫路で下車するも
姫路城を横にみながら
まずはバスで書写山圓教寺
という天台宗のお寺へ。
姫路駅から30分近くバスに乗り
ロープウェイで200mあがり
さらに20分近く山歩きをして
やっとたどりついた摩尼殿は
京都の清水寺と似た舞台造りで
なかなかかっくいー寺でした。
姫路城のついでに、
ぐらいな気持ちで行ったのですが
姫路行く人はこっちのがおススめ!
ちょうど若葉なかんじで
静かで
すがすがしかったですわ。
右図は僧侶ではなく、わが父ゴロー。
そのあと姫路城へ。
白鷺城という異名をとるだけあって
たしかにかっくいー城でした。
そういえば
『007は二度死ぬ』で白壁に手裏剣をさしてしまい
国宝に傷をつけた、
なんて話もありましたね。
ボンドさんよー、
国宝も今や世界遺産ですよ、あーた。
その白壁には
○、△、□の穴があいていて
そこから銃をかまえたんだって。(右図)
でもこの城は攻めたことも
攻められたこともないらしいよ。
攻めてきたのは007の撮影隊ぐらい?
姫路城をでて
いよいよ赤穂へ。
この日のために大佛次郎の「赤穂浪士」を
読んでいたのだが
間に合わず。
とりあえず松の廊下は終わったけど・・・
みたいな。

赤穂に着いたらまっすぐホテルへ。
左はホテルの横にあった神社。
海の神を祀っているらしんだけど
まさに海から階段があがってきたところに
鳥居がありまして。
この日は
温泉つかって
腹いっぱい食べて寝ました。
海が目の前のホテルなんだけど
刺身は大したことなかったなぁ。
なんか両親と行くと
食事はハズレが多い気が。
食事でいい思いをしたといえば
鹿児島、紀伊勝浦、白河だな。
この話はまた。
でもって次の日は
赤穂唯一の観光スポット
大石神社へ。
いわずと知れた大石内蔵助をまつった神社。
赤穂の城の門前にあった
大石の家あとを神社にしたとか。
そこでものすごい出会いが!
大石神社の参道に四十七士の銅像が並んでいたのですが
どうもシルエットが
兵馬俑くさい!」
がっちりした足に太いくび。
「あはは~こんなとこで兵馬俑見れて
よかったじゃん」
と冗談で言っていたら
なんとそこのたて看には
「中国産黒大理石製・兵馬俑工芸技術伝承者作製
笑えます。
西安まで行く必要なかったんじゃん!
こんなとこで公式兵馬俑もどきに会えました。
でも母は納得できないらしく。
「違うのよ!8000体の迫力とは絶対!!」
と、なんだか逆に
また中国熱が湧き上がってきた模様。
うーん、とりあえず放置。
それにしても
商魂たくましい神社でした。
あらゆる種類のおみくじ、お守りがあって。
まぁ、考えたら祀ってるのが
江戸時代の実在の人物だからね。
しかもあんまあやかりたくないっていうか。
シンパシーはあるかもしれんが、
ねぇ。。
いやーでも
四十七士の像を前に
「これは槍の名手で・・」とか
「これとこれは親子で・・」
といった歴史トークをくりひろげる両親が
ちょっとうらやましかったです。
そのあと城址にも行ってみましたが
何も残ってない更地なのですが
コンクリートをしいて
畳の大きさに線をひいて
一応昔の間取りなんかが
わかるようになっていまして。
おもしろかったです、赤穂。
ほんとうに赤穂浪士と塩しかない町だけど。
おまけ。
帰りは大阪=梅田で下車。
タイガースショップへ。
観光のつもりが、つい
いろいろ買い込んでしまいました。
たまにTシャツに「Tigers」とか入っていても
流してください。
ヨロシク!