カテゴリー別アーカイブ: 観る

メタルでキュートな50歳~四半世紀の時を超えて

ずっと気になっていた映画
アンヴィルを観た。
のっけからでら驚いた、
見覚えある映像、風景。
それは16歳、高校1年の夏
西武球場での野外フェス
スーパーロック’84でみた
アンヴィルの姿だった!!
お目当てはもち
違ったけどね。
スコーピオンズに
デビューしたてのボンジョビ。
そして何といっても
あたしのセックスシンボルは
デビカバだった。笑
アンヴィルの曲は
「スクールラヴ」しか
知らなかったな。
映像はすぐに切りかわり
カナダの田舎まちで
今はフードデリバリーの仕事をする
フロントマン
リップスの姿が映る。
いまや50歳になり
バンドだけでは食べられないから
クソみたいな仕事を・・・
なんてテレ笑いする顔には
まだ少年ぽさが残っているように見えた。
インディーズでアルバムを出し続け
たまにやるライヴには
コアなファンが来て盛り上がるけど
これでいいのか?
と、当初から組んでる
親友のドラマー、ロブと
グチったりして。
そんなところへ
何十年ぶりにツアーに出ないか、
なんて話がでるところから物語は展開。
ヨーロッパのフェスでは
かつての仲間や
当時共演を果たした
あこがれのミュージシャンたちと
再会が叶う。
バックステージで
興奮して近づくリップスに
無反応のマイケルシェンカーをはじめ
(きっとマイケルは
覚えてないんじゃなくて
ラリってるだけだよ、リップス。)
あこがれの人を見つけては
一ファンの目線で
自分の思い出を語りまくる。
「覚えてない」
「誰?」という顔をされても
怯まず、ただひたすら。
特に
トミーアルドリッジの手をつかんだまま
うれしそうに話す
リップスの笑顔は
ほんとうにピュアで
印象的で。
観て欲しい!
同じ年代のTwisted SistersのVoには
「変わらね~な~、
あの時と同じTシャツ着てるじゃねーか」
といわれていたけど
リップスという人は
ずっと変わらない人なんだね。
いい意味で!
そんなビッグフェスに始まったツアーも
行く先々で問題多発。
電車が満席で乗れなかったり
言葉がわからず遅刻して
ギャラが不払いになったり
それで大げんかしたり
仲間割れしたり。
何万も入る会場で
数百人の客だったり。
そんな時も
「俺たちがけんかしてもしょうがない。
聞きに来る人がいる限り
気持ちよくステージをやろう」
って目を輝かす姿は
とても50歳とは思えない熱さ。
すごいよな~。
結局
レコード会社の人が見に来るかも、
という期待もはずれ
長い休暇は終わり。
またもとの生活に戻る。
それでも
夢は捨てられなくて
せっせと曲を作り
地道に活動を続けて行く中
ふと自分のアルバムで
一番相性のよかった
プロデューサーのことを思い出し
連絡を取ってみる。
意外にも
話はうまく行き
一番の問題だったお金の工面もし
アルバムを作り始めるのだけど。
こもってるスタジオで
リップスとロブが仲たがい。
プロデューサーが
中に入り
きっとストレスがたまっているから
気持ちが昂揚してるんだと
リップスを諭そうとすると
「オレはロブ以外の
誰に不満やグチを言えばいいんだ、
ロブは家族で兄弟で親友で・・
こんなつらい気持ちをわかるのは
おまえしかいないんだよ」
なーんて、謝るつもりが
大泣きで感情が収まらない
まるで子供の50歳。
でもそんなリップスの純粋さが
すてきなんだよな。
その後
無事できた自信作のアルバムを
自らレコード会社に持ち込んだりするのだけど
評判はそれほどでもなく。
もう気の毒で
アルバムを即、買ってあげたく
なっちゃったよ!
と、そこへライヴのオファーが入るのだ、
日本からの!
はるばるやってきた幕張の大ステージ。
イベントの1バンドめだけど
客が入らなかったらどうしよう?
と、不安なまま
リハーサル。
そして
いよいよステージに飛び出してくと
・・・
待っていたのは
たくさんの日本のファン!!
腕をふりあげて
アンヴィルコールで迎えてくれた。
泣けた!!
あっぱれ日本のファン。
ちょっと誇らしかったよ、
なぜかあたし。
その後
アンヴィルは3度くらい
日本に来てるんだね。
今は聞かない音楽だけど
観たくなっちゃった。
この映画を観て
1stアルバム
(2枚めだそう、修正。)
「Metal on Metal」を買った人の
気持ちわかるわぁ。
がんばれ~リップス。
でもリップスは大丈夫だね、
ずっと変わらずに
音楽を愛して
ロブというよき理解者がいて。
いい映画です。
メタルが嫌いでも
きっとリップスの人柄に
きゅんとなる。

TVっ子、夜にはばかる。

相棒が見つからない。
自転車が欲しくて
探し始めて早2年?
1台持っていることもあって
それとどう使いわけるかとか
どの場面で乗りたいかとか
考えてたら
どうにも決まらなくなってしまって。
今は
いい1台の前に
普段使いか
お試し的に
「盗まれない程度にマニアック」な
自転車を欲しいと思っているのだけど
これがまた
なかなか手に入らない。
目移りもしちゃうしね。
現役のプジョーちゃんは
最早20年選手。
どこかねじがゆるんでるのか
近頃はミシミシと悲鳴をあげる。
サドルは傷つけられたまま。
雨にぬれたチェーンは
油を差しても
カタカタ言う。
もっと本格的に
掃除が必要なのかね。
一週間懸案だった
開かずの間の
電器を替えた。
洋服を置いている部屋だから
切れてからそりゃあ
不便だったのだけど。
山の服も含め
たまっていた洗濯を片付け
買い物に出た夕方
スーパーで
あれ?なんかおしゃれ男子も
いるんだな、こんなとこ。
と思ったらKごんの
ダンナと娘だった。
「あれ~珍しいね、ここ来るんだ?」
と、サイケなエコバックに
食料を詰めてたんだけど
一番上にはきれいに並んだ
お寿司も見えて
なんとなくうらやましかった。
いやお寿司じゃなくね、
いろいろ。
家帰って
珍しくコーヒーを淹れて
ソファーからぼんやり
川を見やる。
それから料理。
やらねばならないことは
ほかにあるのに
結局ここに逃げるように。
メインは久しぶりに煮物。
そういう季節になったのが
うれしくはあるけど。
先週から読み始めた
「舟を編む」も
読み終えてしまった。
連載小説の説明のくどさと
本来おもしろみであるはずの
展開の速さが
唐突すぎることもあって
思ったほどでは、なかったかな。
ただ小説を読み終えるのは
歓びとともに
さみしさを伴うもので
それが日曜のあたしの
うめられない余白を
ますます広げてしまう。
まあそんなことも
こんなことも
アルコール消毒。
ところで
きのうの
深夜にやっていた
バナナマンの片方のドラマ
ちょっとおもしろかった。
主題歌クロマニヨンズなんだ。
カラフルな服着て
かっこいいような悪いような
ビミョウなセリフ言ってると
いいかも、とか
思っちゃうし。
ってかツカジに続き
あたし、ゲテモノ好き?
マツコが観たくて
起きてたんだけど
冒頭見逃しちゃったくらい。
ま、マツコの方も
三重が東日本か西日本か
って問題とか
取り上げてて
面白かったんだけどね。
っていうか
あたしっていつの間に
テレビっ子?
某国営放送と
J-sportsだけのつもりが
いつの間にやら。
こうやって
時間を消費するのは
せつないなぁ~。
さて
アルコール消毒に
参りますか。

二日めも濃ゆいよ~清水への旅②

あけて2日めは
8時ごろだらだらと起きはじめ。
シャワーを浴びて
きのうの魚市場で
朝食食べてリベンジ!
と、確認したらなんと
朝は10時からと。
へ?
魚市場だよ?
うそっこの市場なのかな。
観光用なんだな。
じゃあ予定変更。
とりあえず駅に
でかい荷物預けバスで日本平へ。
と、駅までの道
モーニングやってる
渋い喫茶店を発見。
しまった!ここで
朝のトースト、
ぶ厚いトーストなんて
良かったかも。
次回の旅からはこういう店もチェック。
の、メモ。
バス停で待つ間
巨大オブジェの方向を変えて
富士山をわっかの中に入れようとしたり
これ回転すんだぜ)
前日寝しなに飲めなかった
黒ラベルを冷やすのに氷を購入したり
帰りのバスの時刻表を希望してみると
ささっとプリントアウトしてくれる
親切なバス案内所に出会ったり
となりの観光案内所では
「無計画で来るとここは大変な町なのよ~」
という案内所のおばさまに
あたしたちの行動を説明すると
「それ以上言うことないわ」と
半ばあきれがちに感服され
「あとは次郎長ストリートかしらねぇ」
との言葉に少々計画変更したり。
割引券もゲットして
こんな時間も有効に。
いいタイミングで到着した
10:17発の「久能山下」行きのバスは
2時間に一本で
日本平に行くには
メジャーなルートとは言えないのだけど
市内をぐるぐるしたあと
海岸線に出て走るのが
めっちゃ気持ちよくて正解。
この通りは
いちごの産地ということで
いちご海岸通りという通称なのだけど
太平洋に面して
8kmにも及ぶという
ビニールハウスは結構な規模で。
まあいちご狩りには
まったく興味ないけどね。

終点で降りて
バスの運転手さんに
登り口を聞いて歩き出す。
たぶん日本平には
反対側からアプローチするか
マイカーの人がほとんどらしいのだけど
このバスで着いたところから
1100段もの石段を登って
自分の足で高度を上げながら
ふりかえる景色は格別。
先日の山寺よりも
実は雰囲気があるし
とても歩きやすい
歩幅に積まれた石は
足にも気持ちよかった。
のらりくらりの旅のはずが
結局健脚コースになってしまうのが
あたしの旅らしいのだけど。
でも普段運動しない系の女MJも
意外と元気。
ってかむしろ
あたしがおいてかれるくらいの。
なんだ、大丈夫じゃんか。
いい汗かいて
今度はロープウェイでさらに高度をあげる。
足元を見下ろすと深い深い谷。
ガイドさんのこなれた案内も
なかなか面白く。
ロープウェイを降りたところから
さらにこんもりした丘を登ると
そこが日本平の頂点らしい。
富士山が正面に見えて
海と山の風景で360度。
いい風景だ、ここ。
じゃあ朝ビール行きますか!
と、氷がちょうど水に変わるくらいの
いい冷え具合の黒ラベルで乾杯♪
空をななめに覆う不思議な雲は
薄いのが秋っぽい。
風もおだやかで
人もまばら。
あとは富士山のあたまに雪!
それだけ欲しいね。
予定外にのんびりしたあと
日光東照宮より先駆けて建立されたという
久能山東照宮を見学したかったのだけど
2時間しかない帰りのバスに
乗らねばならず
もと来た道を戻る。
バス停に着くと
外で時間を待つ運転手さんに
観光地図を見せ
このあたりに行くにはどこのバス停か?
と、尋ねるといろいろ
親切に教えてくださる。
静岡の人もおしなべて親切なのよね。
それは以前出張で一週間ほど
静岡に滞在していた時にも
思ったことなんだけど。
12:43に出発したバスで
教わった通り梅蔭寺で下車して
ぷらぷら歩いてると
次郎長さんの生家に行き着く。
江戸の終わりから明治っていうと
写真で肖像とか残っていて
そんなに遠い時代でもないんだな、
なんてこと改めて。
その生家と並ぶのが
次郎長ストリートなんだけど
まあただの商店街で
さびれているんだけど
春に行った新潟の商店街と
作りが似ていて興味深かった。
低めの2階がついた長屋風で
アーケードの屋根でつながってる感じ。
その商店街の端に
お肉屋さんがあったので
小腹のすいていたあたしたち
「すぐ食べられるものありますか~」
と、入ってくと
「今、やきとりが焼けたわよ」
おおナイスタイミング。
ネギ間と、甘いタレのもつを2本ずつ
発砲スチロールの皿に載せてもらい
「これ、ゴミ用ね」と
ビニール袋も渡され
いやまったくナイスでーす。
食べながら川を渡ると
次郎長が住んでいた「末廣」という
船宿を再現した資料館に着く。
どこからか移築してきたと
説明されたけど
いい状態で残っているようで。
そこで次郎長のコスプレをしたり。
それから
前日ライヴに来た際に
チェックしていたおみやげ屋さんで
ささっと買い物をし
無料バスに乗って
清水駅に戻り
朝あきらめた魚市場へ。
15時ごろというと今度は
閉まってる店もあったけど
1軒選んでやっと昼食。
マグロ、イカ、いくら、甘エビの載った
次郎長丼という丼を食べた。
あさりの味噌汁つき。
マグロがそれほど好きでもないので
いろいろ載ってるのを選んだつもりが
マグロがハンパない量で。
しかもぶ厚い厚切り!
いやんなっちゃうくらいだったので
女MJに少し食べてもらい。
でも前日も思ったけど
なぜかごはんが美味しく。
たまたまなんだろうけど。
これでもう
やり尽くした~
時刻は16時。
在来線で静岡駅に出て
1時間ほど時間があったけど
さすがにチェックしておいた
しぞーかおでんを食べに行く気力もなく
ちょうどM田さんから
「知り合いの弟が絵を並べている」
というギャラリーも近そうだったけど
疲れ果ててアイスコーヒー。
新幹線の時刻17:19を待って
最後の黒ラベルを買って
旅の終わりの乾杯。
1泊2日、
小さな町だったけど
盛りだくさんで楽しかったのだ~。
またチバを追って
どこかへ旅したいね。

ご機嫌なジョーカー~清水への旅①

今度は海行ってきました
ベイベーです。
横浜初日のチケットが
取れなくて
女MJがオークションで
落としてくれた
清水のチケット。
遠征もおもしろいかもってことで。
行くなら
ライヴだけでなく
ちゃんと旅も楽しまなきゃね、
と、調べていたところ
偶然ぶちあたった
ビンテージ自転車のお店。
なんだか
「縁」を感じると思い
連絡してみたら
サイズ的に合いそうなのがあるから
よかったら見にいらっしゃいとのこと。
それも含めての
スケジューリングは
なかなか苦労したのだけど。
まずは
往復新幹線とホテルセットで
11500円という格安のツアーを見つけ
横須賀に住む彼女と
同行程にするために
間をとって
10:04品川発という設定にしたのだけど。
まさかの京急脱線で
計画が狂い
彼女は新横浜から乗車することに。
あたしはといえば
品川駅でも
黒ラベルがないのに
愕然とし
でもあきらめられなくて
新幹線改札を越えたところの売店で
黒ラベル発見。
執念。
夏休みだからね、
やっぱり朝ビールしたいわけですよ。
山登るわけでもないし。
ということで
新横浜で乗車した女MJと
朝の乾杯。
彼女も心得たもので
崎陽軒のシュウマイを持参。
ほかにもおやつセットを
用意してくださる。
あたしも枝豆とカシューナッツの
バター醤油炒めを前日から仕込んだり
ほかにもつまみを少し。
お天気は上々。
間もなく見える富士山に
さぞテンションがあがるかと思ったら
そっか、富士山はこの時期
雪をかぶってないんだ。
なんだか「富士山感」半減だな・・。
うっかりしてたよ!
こだまでのんびりだったので
何度も駅に停車して
せっかくいやというほど
富士山が見られるのにね。
11:23に静岡に着き
東海道線で清水まで。
実はこの電車を調べるまで
清水のが静岡より手前だとは知らず。
ほかにも静岡の町って
地名は知っていても
正しく順番通りに並べるのは
なかなか難しいって思う。
清水ではまず
これまたさんざん調べた
レンタサイクルを借りに
駅前銀座商店街へ。
正式なレンタサイクル店は
清水にはなく
商店街の各店舗が
半ば善意で貸してくれている、
というようなもので
商店街の通りのまん中に
停まっている自転車があれば
各所有の店に行って
100円で借りられるというもの。
まだあるかも定かではなかったので
商店街事務所にも事前に
電話してみて
どうやら20台くらいあることが
わかったのだけど。
当日行ってみて愕然とした。
20台あると聞いていた自転車が
2台しかない。
それでも2台あってよかったね、と
自転車の名前の書いてあった
春田めがね店さんをたずねると
「今日は商店街がお休みだから
うちくらいしかないんですよ」
とのこと。
「はーそうですか、
でも2台あってよかったです」
「?いやお貸しできるのは1台です」
という。
どうやら1台は店員さんのものらしく!!
ま、まじで~!?
1台じゃ
計画丸つぶれだし。
と、教えてもらった
開いてる店舗をたずね
自転車の有無を尋ねるも
どこもナシ。
困ったなぁ。
バスに変更するか・・
でも1台借りちゃったし。
と、焦りつつ
ぐるぐるとあれこれ考えながら
とりあえずホテルまで移動。
駅からとっても近くてきれいな
ホテルビスタ。
ツアーでただみたいな値段なのに
またホテルはあたりなのだ。
大きな荷物を
預かっていただき
次なる目標地点
魚市場までの道を尋ねると
手書きの地図を出してくれて。
このほかにも
飲食店の地図とか
手書きのものがあったり
PCが設置してあって
使い放題だったり
いろいろサービスのいい
ホテルだった。
再来したらば必ず。
さて
自転車を押しつつ
教えてもらった小さな踏切を渡り
魚市場へ。
さー遅めの朝ごはん!と
はりきっていたらなんと!!!
ここも水曜定休だった・・・涙。
そういえば築地も休みだよね。
かろうじて
1軒があいていたので
とりあえず入店。
いかにも河岸で働いている人か
近くで働いている地元の人
といった雰囲気の方々で
あふれかえってた。
案内されたカウンターで
思い描いていた
刺身がいろいろ載った
ヨソユキのメニューとは違い
魚以外のハンバーグやフライや
カレーまである
普段使いのメニューの中から
「新」と書き込まれていた
かまあげしらすの丼を頼んだ。
女MJはまぐろの尾の身の煮物定食。
でもこれが当たりで!
かまあげしらす、ふわっふわで軽くて。
なぜかごはんもふわっふわで軽くて。
温泉卵のとろりも絶妙。
美味しかったな~。
海の近くに来たんだなという
満足感十分アリ。
定休日だったけど
ここは挽回できて嬉。
それから
市場のすぐ横の江尻から出る
13:10の水上バスに乗船。
これも調べておいたのだけど
自転車を乗せられるのです。
平日だから
学生とかいるのかと思ったら
貸切状態。
たたむこともなく
船に乗る自転車がおかしい!!
「揺れるから倒れないようにね」
との運転手さんの警告通り
このあとものすごい揺れて
必死に押さえたけどね。
もう笑っちゃうくらいでした。
でも
船からは予想通り
富士山が見えっぱなしだし
バスより断然いい。
便数は少ないけど
調べた甲斐あったのだ。
13:30に対岸の塚間に到着。
実はこの港が
ビンテージ自転車屋に近く。
Gーグルの
最大に引き伸ばした地図を見ながら
道をたどるのだけど
なんだか入り組んで
実際と合わない。
人っこひとりいない
工場地帯だし
困っていたら
前方から自転車に乗ったおじいさんが。
無理矢理引きとめて
「アンティークの店を探してるんですが」
とたずねるもはてな?顔。
地図を見せると
「今いるのはここみたいだね、
工場に行きたいの?
そっちをまわれば着くから」
と、あれこれ教えてくれたのだけど
今いるところのすぐ先に
店があることがわかったので
(工場じゃないんだけど・・
まあいいか)なんて思いつつ
お礼を言って別れる。
無事店に到着。
これは知ってなきゃ入らない!
といった雰囲気の
「工場あと」。
と、偶然でてきた方が
メールでお約束した森田さん。
早速案内していただいて中に入ると
まずはこちらのお店の専門の
ドア、ドア、ドア。
フランスで見つけたアンティークを
直接輸入して売るというお店なんだけど。
ドアのほかに
ちょっとした家具などあった先に
整列したビンテージ自転車の山!
「人によって
ゴミ、と思う人と
宝の山と思う人がいるみたいですけど」
なんてこと。
その中で
先日ホリゾンタルはこの身長では難しいと
言われたばかりのあたしに合う
ジュニア用のロードバイクがあると
見せてくれる。
ちなみに、と
まずは
大人のものでも小さめのを
またがらさせもらったのだけど
そちらは完全にNG。
で、ジュニアにまたがらせてもらうと
もうサイズはぴったり。
フランスではプジョーに次ぎ
メジャーだという
モトベカンのもの。
整備はしない店ということで
いろいろアドバイスをくださる。
大体話を聞いて
写真など撮らせてもらい
とりあえず自転車師匠に報告できるだけの
ネタを集める。
お店の方もそういう方がいるなら
直接詳しく説明するので
連絡ください、とのこと。
お互い納得したやりとりをしたい、
という商法にあたし的には好感。
それから
道を教えてもらい
次なる目的地「三保の松原」へ向かうことに。
ここで結局1台しか借りられなかった
レンタサイクル、
先回りして道を確認するなど活躍。
女MJはといえば
自転車にあわせて
早歩きしてくれたのか
汗だくで「のどかわいたー!」と。
ということで
真昼間から
2杯めのビール。
コンビニで買って
飲みながら。
下校中の小学生が
冷ややかな目ですれ違う中・・・
すいません、ダメな大人。
三保の松原は
調査した通り
かなりアクセスが悪く
バスで行っても
バス停から徒歩10分以上。
さらにビンテージ自転車屋から
距離があったので
長い道のりで。
でも
突如現れた
松林は巨大で見事。
まずは松のアーチの下に
木組みの舞台みたいで
まっすぐに続く道を抜け
天女が舞い降りたという
羽衣の松を見学。
その先が三保の松原で
そこにもりっぱな松が並んでいて。
風が強い中
飛んでくる砂をよけながら
浜まですすんでみると
そこからは富士山が!!
あーんだけど、
やっぱり雪はかぶっていた方がいい。
またその時期に来たいところなのだ。
さて
少ない船に乗るため
三保の松原を早々にあとにして
また汗だくで船つき場まで戻る。
15:45発の船に乗り込むと
行きと同じ運転手さんが
「おかえりなさい」って。
帰りはさらに揺れて
どんなアトラクションよりも
リアルに恐かったと思うのだけど
なんとか16:00江尻に戻る。
それからホテルに戻り
ざざっとシャワーを浴びて
3本めのビール。
ちょっとつまみを食べてから
いよいよライヴへ。
半そでに首タオル、
さいふとケイタイだけ持って
戦闘態勢のあたしたち。
清水駅東口から
無料バスに乗って
ライヴハウスへ。
ここは清水エスパルス関係の
商業施設の一部で
清水駅からシャトルバスが
往復してるみたいなんだけど。
そして
入口で
チケットを出し
ドリンク代を払い
ドリンクチケットをもらって驚いた!
ここのドリンクチケット
トランプを使用しているのだけど
なんとあたしは
「ジョーカー」をひいてしまったのだ。
なんかうれしい。
何も得することなんてないんだけど
なんだか「当たり」の気分。
会場に潜入すると
思ったより小さなハコ。
床がフラットなので
大きな人の後ろはいやだなぁと見回すと
いつもは小さめの女の子の多い
ザバースデーのライヴだけど
男子が多い。明らかに。
人と人のすきまから
垣間見るしかないな、と
ポジション取りをしていると
16キャンドルがかかり
ライブスタート。
ほえるチバ、
今日も会えたね。
日曜に横浜で見たのと
同じく
新しいアルバム中心だけど
間に入れてくる古い曲が
違うのがうれしい。
新作より
昔の曲贔屓のあたしは
その古い曲たちに反応
お気に入りの曲のイントロが流れると
人ごみをかきわけ
前は進む。
それでも
でっかい男の子たちが多いので
あまり前に行っても見えなくなるし
何よりこの男子たち
だんだん凶暴になってくる。
それはあたしとて同じなのだけど
こいつらぶつかりあって
歓びをあらわすタイプで
なかなかひどかった。
いつもなら
チバ前センターを狙うのだけど
さすがに危険と思い
右はしの方から
女MJと二人でこそこそ
前進して行ったんだけど。
それでもぶつかりあって
跳んでくる男の子たちに
飛ばされて倒れそうになったりして
左の腕は今も痛みがある。
まあ自分もそういう場所にいたのだから
文句言うつもりはないけど。
それに
演奏が横浜の時よりは
よかったように思う。
ノリがよくって
特にチバがご機嫌で
日曜にはほとんどなかったMCもある。
「こだまっていいよね」
何ー?チバも新幹線で来たの?
「ずっと見えんのね、富士山」
「いっぱい抜かされるしね」
って。
あーわかるわかる
あたしたちもこだまで来たんだよ!
抜かされたよ、いっぱい。
本編が終わり
アンコールで出てきたチバは
もうハイネケンを片手にしていて
かなりご機嫌なご様子。
ギターはおいて
変な踊りしながら
歌とハープ。
この姿も好きなんだな。
さらにでてきた
アンコール2では
「まだやっちゃうもんねー」
とか完全な酔っ払い口調で
またもギターはおいたまま。
もう!しょうがないヤツ。
と、思いつつ
ご機嫌なチバを見るのはうれしい。
しかも狭いのでかなり
近くまで行って
表情もうかがえたし。
「地方は適当でこれもいいね」
と、女MJと納得して
ライヴ終了。
ジョーカーを交換するのは
ちょっぴり惜しかったけど
ライヴ後にドリンク交換。
「朝メシはレッドアイに限るね」
という曲があるのだけど
それをマネして
「レッドアイプリーズ」。
トマトジュース嫌いなあたしは
レッドアイなんて飲まないんだけど
たしかに朝メシにいいかも。
さわやかなビール、新鮮。
それにまずいアサ○ビールも
こうしたら飲めるかも。
ってな発見。
会場を出ようとした時
入口の壁に彼らのサインを発見。
なんかうれしくってパチリ。
うん、なんかうれしんだよ、
あいつがご機嫌だと。
外には出待ちの列があったけど
(システム化してるらしく
整列させられてた。オドロキ。)
直接会うと
あとの落胆のが大きくて
あたしはいやなので
さっさと会場をあとに。
いい気分のまま
無料バスで帰る。
一旦着替えて
出直したかったけど
清水の居酒屋は早いので
戦闘態勢のまま『福助』へ。
ラストまであと少しというところ
無理矢理座らせてもらい。
下調べ通り瓶ビール全種類あったので
黒ラベルを。
・清水名物のもつカレー煮込み
・黒はんぺん
・えいひれ
・まぐろ竜田揚げ
・焼おにぎり
・〆の味噌汁
となりの金の字という店も
気になってたんだけど
閉店が早いので
またの機会に。
それから
ノドが渇いていたので
氷結を買って帰り
部屋で飲み始めたら
二人とも沈没。
寝際に飲む予定だった
黒ラベルは冷蔵庫の中・・・
気付けば1時ごろで
着替えて
歯を磨き顔洗い
コンタクトはずして
ふとんにもぐり込んだけど
女MJに至っては3時になるまで
一度も目覚めず。
いや~しかし長いわ、日記。
我ながら。
濃い一日だったもんでね。
続きはまた。

来たぞ、片靴の暴れん坊


きのうは。
信濃町の「森ビア」で
5月に入籍した
Y野夫妻のお祝い。
15:30からビール。
はじめ主役二人に
挨拶をいただき
クラッカー鳴らして
乾杯してたら
まわりの客も参加して
園内大拍手が起こり。
主役は一気するはめに
陥ってたんだけど
なんだか良いね、
ああいう一体感というのは。
続けてほかの席でも
無理矢理誕生日の人を探し
ここかしこで乾杯がある度に
広いエリアで盛り上がって
店員に怒られましたが。
キリンだし
ビアガーデンの
ピッチャーからのビールには
正直期待してなかったんだけど
温度管理抜群で
美味しかった。
名残惜しかったのだけど
16:30にあたしだけ
ちょいとお先に。
石川町までダッシュ。
バースデーのツアーの初日で。
実はこのチケット取得に
ことごとく失敗し
あきらめて
木曜日に清水まで
遠征することにしていたのだけど。
一時は
2万円まで上がっていた
初日のチケットが
下がって来たというので
女MJがオークションで
落としてくれ。
両日行くことに。
なぜか
初日はいつも
この横浜Bay Hallで
迎えるバースデーなんだが
規模もちょうどいいし
雰囲気もいいし
ドリンクバーも広い
ビールはハイネケンだし。
離れたところから
ビール片手に見てもいいし
フロアに突入して
暴れるもアリ。
きのうは
たどり着いたのが
ぎりぎりで
まずは女MJが
買っておいてくれた
ビールで乾杯。
チバのおたけびを聞く。
珍しく駄作と思われる
最新作からの
数曲をうけ流し
シェリーを聞きながら
用をたし
2杯めのビールを。
飲み干したところで
」が始まり
どまん中に走り込む
40女二人。
同じように押し寄せる
ワカモノたちにもまれていたら
あ、
靴が片方どっかに消えた!
と、まさに歌詞通りの状態。
曲が終わり
すぐに見回しけど
見当たらないし
こんなところで
屈むのは危険だ!
こりゃ終わって
人がはけるまで
無理だなとあきらめ
片足で過ごす。
ライヴはといえば
さすが初日
さすがBay Hallで
メンバーも客もノリノリ。
熱狂がぶつかり合って
作りだす空気が
心地好い。
ビールのお代わりできないのは
残念だったけど
片足靴下で
センター付近で
チバを見続けた。
アンコールと、
予定外だったアンコール2が終わり
満足げに立ち去る
汗だくな仲間たちを
やはり汗だくで
見送ったのだけど
はたして
そこらに転がってるだろうと
予想した場所に
サンダルはなく
急に焦ってきた。
片足でぐるぐると
狭いフロアを探してまわるけど
ない!!
途中ではぐれた女MJと合流でき
ドリンクバー、クローク、
受付まで聞きに行ってくれたけど
やはりない。
掃除のお兄さんを捕まえてると
スタッフの上の方らしき人が出てきて
もうひとり同じような人がいて
彼の片靴もないと。
なんでですかねー、
投げられちゃったかな、
しょうがないドンキで
クロックスでも買うか
と言うと
「外すごい雨ですよ」
えーまじでぇ!
こりゃほんとに困ったな、
と思っていたところへ
「これですか」と、お掃除くん。
これです、これ!
ありがとう!
ということで
なんとか戻ってきたのだけど
親指と人差し指の間に
貼ってあった
中国の古銭は失くなっていた。
あれ、幸運を呼ぶんだって
K原さん言ってたのにな。
取れちゃったよー!
でも片足で
雨の中帰るよりまし、
と、歩き始めたのだけど
結構雨脚強く。
コンビニで傘は買ったけど
ダメだこりゃ
ってことで
タクシーで
石川町駅近の居酒屋まで。
ツアーTシャツ買うつもりが
いまいちで
汗だくの服を
着替えることもできず。
かろうじて
新しいタオルで
体を拭く。
女MJも着替えたところで
やっと落ち着いて乾杯。
養老ビールだけど
なぜか美味しく。
いなだ、しろいか刺身
揚げわんたん、焼きそば
しめさばの
棒寿司でしめる。
また作ってしまった伝説に
大笑いしながら
清水遠征の話などしていたら
終電!
急いで乗り込み
これで安心と
横浜で女MJが降りるや
寝てしまい、、
目覚めたら
上野だった!
急いで御徒町まで
歩いて戻り
なんとか大江戸線の終電に。
いやはや
なんだか忙しい一日だったとさ。
今日は
同じ石川町まで
髪を切りに。
雨降りだし
急に寒くなって
億劫だったけど
なんとか。
帰ってただいま
肉じゃが製作中。
旅の話はまた。

山岳のローレンス


うとうとしながら
眠る耳にサッシャの叫び声が届いた
波乱のブエルタ第4ステージで
テンダム7位ゴール。
総合は10位でした。
かっこええ。
悪いがチバくんのピック写真とは
入れ替わりであたしのデスクトップ背景に。
む、むなげ、
ひげ、
萌え~♪

サムライよりメキシコより自転車

きのうは。
久しぶりにギターを
じゃかじゃか弾いたあと
アンテナ事件で取り逃した
ツール第4戦をやっと観戦。
ちょうどサッシャ栗村の実況に
アラシロが逃げてるという
おもしろ日で
オリンピックそっちのけで
見ちゃった。
非国民?
結果は知っていても
見てないレースは
新しいレースと同じ。
わくわくするのだ。
しかもきのうの
フランス北西部の
切り立った海岸線は
非常に美しく
びっくりでした。
フランスといえば
地中海の砂浜ばかり
想像してしまうけど
大西洋側は険しいのだね。
男子サッカーが
メキシコとやるのは今晩?
実はジョバンニドスサントスが好き
とかいうあたしは
やはり非国民?
ほかの競技だとね、
日本を応援するけど
なんかサッカーはさぁ。。。
今に始まったことじゃないから
誰も驚かないか。
でもW杯の時の彼の輝きは
すごかったのだ。
注目してみて。
あたしは今晩は
ツールの続き。

36804人のみなさんと一緒に


ストリーミングなう。
カンチェ、がんばって!
異星人みたいな強いファビアンがみた~い!
追記:
・ただいまフミが暫定金メダル!
  ・・・というのは一瞬でした。
・マイケルロジャースのチームカーに
 カンガルーが乗っててかわいい
・おいおい!カンチェラーラ全然映らない・・・
・それにしてもメンバー豪華豪華。
・国旗がモチーフのジャージもかわいい!
 どこの国もいいね。
追記2:
戦いは終わりました。
負けた選手を見るのはつらいね。
金が確定したウィギンスが
クールダウンついでに
観客の前に戻って
歓声を浴びる裏で
カメラに映される中
春に骨折、土曜のロードでまた落車して
傷ついた右腕をかばうように
変へこな体勢で
ファビアンが着替えてた。
土曜にゴールしたあと
すすり泣くカンチェの姿、なんて
話を聞くと見てみたい!と
思ったけど
とんでもない、もうあれ以上映さないで。
無敵のタイムを出す時のカンチェラーラは
ほんとうに強いけど
レースを離れたらただのひとりの人間なんだから。
得意の春のレースの途中で
鎖骨骨折、
復帰したレースではアンディ不調、
フランクはドーピング疑惑。
チームの確執も噂され
オリンピックだけを今年は目標に
闘ってきたのにね。
でも怪我した状態で勝てるようなレースでもないし
それぐらい普段の彼はすごいのだ!
頂点に登りつめてしまって
それをキープするのは難しいと思うので
今回一度落ちた奈落の底を
思いっきり踏み切りにして
誰も届かない世界へまた
ジャンプして欲しい。
早く来年のクラシックが観たいよ。

ジャッジ、命がけ

きのうは。
タイムトライアルだったし
ドーフィネはパスして
ずっと観たかった映画
『レフェリー』を。
いやぁ
かなりおもしろかった。
Euro2008当時に
レフェリー自身、その家族、
そして観客を同時に撮影して作った
ドキュメンタリーなんだけど
いわば一発勝負の状態で
あれを作れるなんて
すごいね。
まずそれに驚き。
それにしても
レフェリーって
ほんとにほんとに大変な仕事なんだね。
絶対にミスは許されず
ミスした時の波紋の大きさときたら、
国際問題にも及ぶ。
殺人の予告がされたり
警備がつくほど狙われたり。
たしかに
試合を観ていて
ミスジャッジに
腹を立てたり野次を飛ばした経験も
あるけれども
彼らの立場からしたら
たまんないよね。
試合が終わった時の
彼らの感想は
「今日も無事に終われた」
だもんね。
選手よりよっぽどプレッシャーあるし
体力も集中力も
一瞬たりとも切ることはできない。
3人対22人、単純に数だけでも
合わない。
その上、ベンチの声
スタンドの野次、が時に敵と化し、
はてはFIFAからの厳しい「ジャッジ」まで。
実際の試合中の
彼らの声を聞きながら観るサッカーは
また全然違う感じ。
そして家族たちの
試合でなく
レフェリーのジャッジを心配しながらの観戦も。
そして
日程がすすむうちに
レフェリーも減って行くのだけど
彼らのその舞台での出来、
まわりからの評価で
次のレフェリーができるかが決まる。
しかも
自国が残れば
自分は大舞台の笛は吹くことができないという不条理。
愛国心と自分の仕事への誇りの間で
苦悩する彼らは
ほんとうに大変なんだね~。
いやはや
これから試合の見方も変わりそうだよ。
今日からEuroが始まるけど
大会前にこの映画を観られたのは
よかったかも。
野次飛ばしがちなみなさんもぜひ、
ご覧あれ。
なんならDVD貸しますよ。
さて
ヘンタイあたしの今月の
スケジュール。
なるべくナマでみたいもんだ。
備忘番組表、必要なら拡大せよ。

一瞬のパレードを見に

今日は。
きのうのドラゴンで
毎年のごとく
飲みすぎたし
行くか迷ったのだけど
見てきました、
ツアーオブジャパン。
いまや
自転車レースに
のめりこんでるあたくしですが
ツールよりも先に見たのが
このレース。
しかも生で。
去年は
震災の影響で開催が見送られたので
今年は二度目だったんだけど。
自転車レースが
どんなものかもよくわからず
誘ったら興味を示してくれた
渋谷のYと神楽坂のFも
今年は都合悪いとのこと。
ひとりで行く気合は
あったものの
一番長く見られる
晴海の周回コースへの
シャトルバスが今年はなく
大井競馬場から徒歩20分とのこと。
どうしようかな~、と
昨日深夜帰宅後
酒で溶けそうになってる脳みそで
考えた挙句
御成門へ行くことに。
去年はスタート地点で
見たのだけど
ほんとに一瞬だったので
だったらむこうから走ってくる姿を目撃して
目の前を通りぬけて
背中を見る方が
まだ長く見られるんじゃないか、
という目論見で
スタートの内幸町の次の駅に
目をつけたわけ。
しかもたぶん
パレード走行区間だから
ゆっくり走る抜けるのだろう、、と
期待して。
朝起きたら
やっぱり酒は残って
だるい感じだったけど
これも一年に一回なのだ!
そして
なぜか一自転車レースファンとして
まだまだ日本ではマイナーなこの
スポーツのために
一役買えるんじゃないか、
なんて妙な使命感にも
燃えてたりもして。
初めて降りる御成門の駅で
地図を見ながら
作戦を考える。
あ!陸橋があるじゃん。
この上から見たら
さぞかし良かろう。
地上にあがると
オフィシャルの札を首からさげた
人がいたので
「あっちからこっちに走るんですよね」
と、コースを確認して
陸橋に上がってみると
上にはでっかいカメラをさげた
おにーさんたち、
オフィシャルのカメラマンもいる。
ちなみに女子はあたしひとりで
やっぱり自分、ヘンタイだな、
とか思いながら
まだ15分あるので
日陰をみつけて
陸橋の端っこで待機していると
警官があがってきて
交通規制すると同時に
陸橋も封鎖する、とのこと。
それまでばらばらに立ってた
カメラ小僧たちと顔を見合わせて
ねばってみたのだけど
残念ながら・・とのこと。
「せっかくいい場所見つけたのにね」
と、知らない人同士
文句を言いつつ
道路沿いに場所を移す。
陸橋はちょうど
道がカーブするところなので
なるべく直線が長く見えるあたりまで
移動してみると
ぽつぽつと自転車ジャージの人や
「ここがいいわね、」なんていう
老夫婦なんかもいる。
いや、マニアってのは
どこにでもいるんだわさ。
あたしはちょうど
東京タワーが見渡せる
道路わきに陣取って
選手たちがやってくるのを
待ってた。
しばらくすると
交通規制がはじまり
パトカーが
「今、西新橋をスタートしました」
と、放送しながら通り過ぎる。
間もなく
オフィシャルカーらしき車がすぎ
天井に自転車を積んだ
チームカーが何台かすぎる。
ああ、もうそれだけで
わくわくする。
やっぱヘンタイだな。
「来た!」
選手の一団が遠くに見え
あの独特のシャーーーっ
というタイヤの音がして
あっという間に通りすぎてしまった。
げげ
かっこいいけどさ
パレード走行でも
こんな早いのか。
とりあえず写真は撮れたものの
まだ選手たちは一団で
そのあと数人遅れた選手が通ったけど
それも一瞬だった。
そのあとには
またチームカーが何台か
通りすぎたけど
まあその姿にも
やはり興奮のあたしなのでした。
すげー
こんな近くで
レースやってんだよ。
ほんとに一瞬だったけど
見に行ってよかった!のだ。
そのあと
交通規制が解かれるラインに
押されるように
選手たちを追う
素人の自転車乗りたちが
次々と通りすぎてくのも
おもしろかった。
同じコースを走る、という
楽しみもあるだろうし
追っていけば
周回コースでまた
選手たちを見ることができる
ってことなのでしょう。
いろいろなジャージを着て
いろいろな自転車に乗る
この人たちの走りも
なかなかおもしろかった。
中に小学校低学年くらいの子がいて
大人たちに負けないように
懸命に自転車を漕ぐ
勇ましい姿もあったけど
やがてやってくる
規制をとかれた車たちに
追いつかれると思うと
すごく危ないな~。って。
日曜日の都心ではあるけれど
やっぱり走りにくい国、
なんだよね。
それはやっぱり残念だよな~。
もっとこういうレースも増えれば
また変わることもあるのでしょうかね。
満足したあたしは
ちょっと先に見える
増上寺に寄ることにしたけど
そこに着いた時には
もう規制はとかれ
あっという間の夢の時間だったなぁ。
って。
さわやかな5月の
青空の下で
今日もひとりほくそ笑む
ベイベーでした。
きのうのドラゴンの話は
また。