ご機嫌なジョーカー~清水への旅①

今度は海行ってきました
ベイベーです。
横浜初日のチケットが
取れなくて
女MJがオークションで
落としてくれた
清水のチケット。
遠征もおもしろいかもってことで。
行くなら
ライヴだけでなく
ちゃんと旅も楽しまなきゃね、
と、調べていたところ
偶然ぶちあたった
ビンテージ自転車のお店。
なんだか
「縁」を感じると思い
連絡してみたら
サイズ的に合いそうなのがあるから
よかったら見にいらっしゃいとのこと。
それも含めての
スケジューリングは
なかなか苦労したのだけど。
まずは
往復新幹線とホテルセットで
11500円という格安のツアーを見つけ
横須賀に住む彼女と
同行程にするために
間をとって
10:04品川発という設定にしたのだけど。
まさかの京急脱線で
計画が狂い
彼女は新横浜から乗車することに。
あたしはといえば
品川駅でも
黒ラベルがないのに
愕然とし
でもあきらめられなくて
新幹線改札を越えたところの売店で
黒ラベル発見。
執念。
夏休みだからね、
やっぱり朝ビールしたいわけですよ。
山登るわけでもないし。
ということで
新横浜で乗車した女MJと
朝の乾杯。
彼女も心得たもので
崎陽軒のシュウマイを持参。
ほかにもおやつセットを
用意してくださる。
あたしも枝豆とカシューナッツの
バター醤油炒めを前日から仕込んだり
ほかにもつまみを少し。
お天気は上々。
間もなく見える富士山に
さぞテンションがあがるかと思ったら
そっか、富士山はこの時期
雪をかぶってないんだ。
なんだか「富士山感」半減だな・・。
うっかりしてたよ!
こだまでのんびりだったので
何度も駅に停車して
せっかくいやというほど
富士山が見られるのにね。
11:23に静岡に着き
東海道線で清水まで。
実はこの電車を調べるまで
清水のが静岡より手前だとは知らず。
ほかにも静岡の町って
地名は知っていても
正しく順番通りに並べるのは
なかなか難しいって思う。
清水ではまず
これまたさんざん調べた
レンタサイクルを借りに
駅前銀座商店街へ。
正式なレンタサイクル店は
清水にはなく
商店街の各店舗が
半ば善意で貸してくれている、
というようなもので
商店街の通りのまん中に
停まっている自転車があれば
各所有の店に行って
100円で借りられるというもの。
まだあるかも定かではなかったので
商店街事務所にも事前に
電話してみて
どうやら20台くらいあることが
わかったのだけど。
当日行ってみて愕然とした。
20台あると聞いていた自転車が
2台しかない。
それでも2台あってよかったね、と
自転車の名前の書いてあった
春田めがね店さんをたずねると
「今日は商店街がお休みだから
うちくらいしかないんですよ」
とのこと。
「はーそうですか、
でも2台あってよかったです」
「?いやお貸しできるのは1台です」
という。
どうやら1台は店員さんのものらしく!!
ま、まじで~!?
1台じゃ
計画丸つぶれだし。
と、教えてもらった
開いてる店舗をたずね
自転車の有無を尋ねるも
どこもナシ。
困ったなぁ。
バスに変更するか・・
でも1台借りちゃったし。
と、焦りつつ
ぐるぐるとあれこれ考えながら
とりあえずホテルまで移動。
駅からとっても近くてきれいな
ホテルビスタ。
ツアーでただみたいな値段なのに
またホテルはあたりなのだ。
大きな荷物を
預かっていただき
次なる目標地点
魚市場までの道を尋ねると
手書きの地図を出してくれて。
このほかにも
飲食店の地図とか
手書きのものがあったり
PCが設置してあって
使い放題だったり
いろいろサービスのいい
ホテルだった。
再来したらば必ず。
さて
自転車を押しつつ
教えてもらった小さな踏切を渡り
魚市場へ。
さー遅めの朝ごはん!と
はりきっていたらなんと!!!
ここも水曜定休だった・・・涙。
そういえば築地も休みだよね。
かろうじて
1軒があいていたので
とりあえず入店。
いかにも河岸で働いている人か
近くで働いている地元の人
といった雰囲気の方々で
あふれかえってた。
案内されたカウンターで
思い描いていた
刺身がいろいろ載った
ヨソユキのメニューとは違い
魚以外のハンバーグやフライや
カレーまである
普段使いのメニューの中から
「新」と書き込まれていた
かまあげしらすの丼を頼んだ。
女MJはまぐろの尾の身の煮物定食。
でもこれが当たりで!
かまあげしらす、ふわっふわで軽くて。
なぜかごはんもふわっふわで軽くて。
温泉卵のとろりも絶妙。
美味しかったな~。
海の近くに来たんだなという
満足感十分アリ。
定休日だったけど
ここは挽回できて嬉。
それから
市場のすぐ横の江尻から出る
13:10の水上バスに乗船。
これも調べておいたのだけど
自転車を乗せられるのです。
平日だから
学生とかいるのかと思ったら
貸切状態。
たたむこともなく
船に乗る自転車がおかしい!!
「揺れるから倒れないようにね」
との運転手さんの警告通り
このあとものすごい揺れて
必死に押さえたけどね。
もう笑っちゃうくらいでした。
でも
船からは予想通り
富士山が見えっぱなしだし
バスより断然いい。
便数は少ないけど
調べた甲斐あったのだ。
13:30に対岸の塚間に到着。
実はこの港が
ビンテージ自転車屋に近く。
Gーグルの
最大に引き伸ばした地図を見ながら
道をたどるのだけど
なんだか入り組んで
実際と合わない。
人っこひとりいない
工場地帯だし
困っていたら
前方から自転車に乗ったおじいさんが。
無理矢理引きとめて
「アンティークの店を探してるんですが」
とたずねるもはてな?顔。
地図を見せると
「今いるのはここみたいだね、
工場に行きたいの?
そっちをまわれば着くから」
と、あれこれ教えてくれたのだけど
今いるところのすぐ先に
店があることがわかったので
(工場じゃないんだけど・・
まあいいか)なんて思いつつ
お礼を言って別れる。
無事店に到着。
これは知ってなきゃ入らない!
といった雰囲気の
「工場あと」。
と、偶然でてきた方が
メールでお約束した森田さん。
早速案内していただいて中に入ると
まずはこちらのお店の専門の
ドア、ドア、ドア。
フランスで見つけたアンティークを
直接輸入して売るというお店なんだけど。
ドアのほかに
ちょっとした家具などあった先に
整列したビンテージ自転車の山!
「人によって
ゴミ、と思う人と
宝の山と思う人がいるみたいですけど」
なんてこと。
その中で
先日ホリゾンタルはこの身長では難しいと
言われたばかりのあたしに合う
ジュニア用のロードバイクがあると
見せてくれる。
ちなみに、と
まずは
大人のものでも小さめのを
またがらさせもらったのだけど
そちらは完全にNG。
で、ジュニアにまたがらせてもらうと
もうサイズはぴったり。
フランスではプジョーに次ぎ
メジャーだという
モトベカンのもの。
整備はしない店ということで
いろいろアドバイスをくださる。
大体話を聞いて
写真など撮らせてもらい
とりあえず自転車師匠に報告できるだけの
ネタを集める。
お店の方もそういう方がいるなら
直接詳しく説明するので
連絡ください、とのこと。
お互い納得したやりとりをしたい、
という商法にあたし的には好感。
それから
道を教えてもらい
次なる目的地「三保の松原」へ向かうことに。
ここで結局1台しか借りられなかった
レンタサイクル、
先回りして道を確認するなど活躍。
女MJはといえば
自転車にあわせて
早歩きしてくれたのか
汗だくで「のどかわいたー!」と。
ということで
真昼間から
2杯めのビール。
コンビニで買って
飲みながら。
下校中の小学生が
冷ややかな目ですれ違う中・・・
すいません、ダメな大人。
三保の松原は
調査した通り
かなりアクセスが悪く
バスで行っても
バス停から徒歩10分以上。
さらにビンテージ自転車屋から
距離があったので
長い道のりで。
でも
突如現れた
松林は巨大で見事。
まずは松のアーチの下に
木組みの舞台みたいで
まっすぐに続く道を抜け
天女が舞い降りたという
羽衣の松を見学。
その先が三保の松原で
そこにもりっぱな松が並んでいて。
風が強い中
飛んでくる砂をよけながら
浜まですすんでみると
そこからは富士山が!!
あーんだけど、
やっぱり雪はかぶっていた方がいい。
またその時期に来たいところなのだ。
さて
少ない船に乗るため
三保の松原を早々にあとにして
また汗だくで船つき場まで戻る。
15:45発の船に乗り込むと
行きと同じ運転手さんが
「おかえりなさい」って。
帰りはさらに揺れて
どんなアトラクションよりも
リアルに恐かったと思うのだけど
なんとか16:00江尻に戻る。
それからホテルに戻り
ざざっとシャワーを浴びて
3本めのビール。
ちょっとつまみを食べてから
いよいよライヴへ。
半そでに首タオル、
さいふとケイタイだけ持って
戦闘態勢のあたしたち。
清水駅東口から
無料バスに乗って
ライヴハウスへ。
ここは清水エスパルス関係の
商業施設の一部で
清水駅からシャトルバスが
往復してるみたいなんだけど。
そして
入口で
チケットを出し
ドリンク代を払い
ドリンクチケットをもらって驚いた!
ここのドリンクチケット
トランプを使用しているのだけど
なんとあたしは
「ジョーカー」をひいてしまったのだ。
なんかうれしい。
何も得することなんてないんだけど
なんだか「当たり」の気分。
会場に潜入すると
思ったより小さなハコ。
床がフラットなので
大きな人の後ろはいやだなぁと見回すと
いつもは小さめの女の子の多い
ザバースデーのライヴだけど
男子が多い。明らかに。
人と人のすきまから
垣間見るしかないな、と
ポジション取りをしていると
16キャンドルがかかり
ライブスタート。
ほえるチバ、
今日も会えたね。
日曜に横浜で見たのと
同じく
新しいアルバム中心だけど
間に入れてくる古い曲が
違うのがうれしい。
新作より
昔の曲贔屓のあたしは
その古い曲たちに反応
お気に入りの曲のイントロが流れると
人ごみをかきわけ
前は進む。
それでも
でっかい男の子たちが多いので
あまり前に行っても見えなくなるし
何よりこの男子たち
だんだん凶暴になってくる。
それはあたしとて同じなのだけど
こいつらぶつかりあって
歓びをあらわすタイプで
なかなかひどかった。
いつもなら
チバ前センターを狙うのだけど
さすがに危険と思い
右はしの方から
女MJと二人でこそこそ
前進して行ったんだけど。
それでもぶつかりあって
跳んでくる男の子たちに
飛ばされて倒れそうになったりして
左の腕は今も痛みがある。
まあ自分もそういう場所にいたのだから
文句言うつもりはないけど。
それに
演奏が横浜の時よりは
よかったように思う。
ノリがよくって
特にチバがご機嫌で
日曜にはほとんどなかったMCもある。
「こだまっていいよね」
何ー?チバも新幹線で来たの?
「ずっと見えんのね、富士山」
「いっぱい抜かされるしね」
って。
あーわかるわかる
あたしたちもこだまで来たんだよ!
抜かされたよ、いっぱい。
本編が終わり
アンコールで出てきたチバは
もうハイネケンを片手にしていて
かなりご機嫌なご様子。
ギターはおいて
変な踊りしながら
歌とハープ。
この姿も好きなんだな。
さらにでてきた
アンコール2では
「まだやっちゃうもんねー」
とか完全な酔っ払い口調で
またもギターはおいたまま。
もう!しょうがないヤツ。
と、思いつつ
ご機嫌なチバを見るのはうれしい。
しかも狭いのでかなり
近くまで行って
表情もうかがえたし。
「地方は適当でこれもいいね」
と、女MJと納得して
ライヴ終了。
ジョーカーを交換するのは
ちょっぴり惜しかったけど
ライヴ後にドリンク交換。
「朝メシはレッドアイに限るね」
という曲があるのだけど
それをマネして
「レッドアイプリーズ」。
トマトジュース嫌いなあたしは
レッドアイなんて飲まないんだけど
たしかに朝メシにいいかも。
さわやかなビール、新鮮。
それにまずいアサ○ビールも
こうしたら飲めるかも。
ってな発見。
会場を出ようとした時
入口の壁に彼らのサインを発見。
なんかうれしくってパチリ。
うん、なんかうれしんだよ、
あいつがご機嫌だと。
外には出待ちの列があったけど
(システム化してるらしく
整列させられてた。オドロキ。)
直接会うと
あとの落胆のが大きくて
あたしはいやなので
さっさと会場をあとに。
いい気分のまま
無料バスで帰る。
一旦着替えて
出直したかったけど
清水の居酒屋は早いので
戦闘態勢のまま『福助』へ。
ラストまであと少しというところ
無理矢理座らせてもらい。
下調べ通り瓶ビール全種類あったので
黒ラベルを。
・清水名物のもつカレー煮込み
・黒はんぺん
・えいひれ
・まぐろ竜田揚げ
・焼おにぎり
・〆の味噌汁
となりの金の字という店も
気になってたんだけど
閉店が早いので
またの機会に。
それから
ノドが渇いていたので
氷結を買って帰り
部屋で飲み始めたら
二人とも沈没。
寝際に飲む予定だった
黒ラベルは冷蔵庫の中・・・
気付けば1時ごろで
着替えて
歯を磨き顔洗い
コンタクトはずして
ふとんにもぐり込んだけど
女MJに至っては3時になるまで
一度も目覚めず。
いや~しかし長いわ、日記。
我ながら。
濃い一日だったもんでね。
続きはまた。

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