北アルプス初体験③

穂高温泉郷に入って
ぱらぱらと店の看板などが
目についてから
タクシーで
結構東に走ったところに
宿はあった。
宿の前には
クロスバイク2台と
電動アシスト自転車1台。
あたしたちが予約したものだ。
レンタサイクルは
駅前にあるのだけど
宿まで運んでくれるという
システムがあったので
下山のタイミングで
持って来てもらうよう
頼んであったのだ。
宿に着くと
ピンポンの音に反応して
パタパタと小さなおばあさんが
走って来た。
頭にほっかむりをしていたので
お掃除の方かと思ったら
フロントの中に立たれた。
「もうチェックインできますか」
と、尋ねると
「大丈夫よ、お風呂も入ってね」
なんてやさしいお言葉。
部屋に案内されると
前の女性客が
下着などの荷物を
拡げっぱなしで
困った話などを話しだし
なんだか気さくな感じになり
そのあとB当が靴を洗いたいというと
外の水道を教えてくださったり
自転車が濡れないよう
裏のバルコニーに置いていいと
言ってくださったり
いろいろ親切にしてくださった。
「とりあえず風呂だ!」
と、汚れた登山服のまま
温泉に直行、
いやあさっぱりしました。
だけど
お腹がすきすぎて
湯にゆっくりつかってもいられず
早々にあがり
自転車にまたがり
タクシーの運転手さんの教えてくれた
お蕎麦屋さん『天満屋』へ。
ちなみに
レンタサイクルの方も親切で
カギと六角レンチの入った
小さなリュックも
預けられていて
中に「手紙」という題の紙片が。
親切にサドルのあわせ方
電動アシストの注意などが
書かれていました。
(自転車屋のくせにトレックの綴り
間違ってたけど。笑)

自転車はわがまま言って
Trekの細いタイヤのに
乗らせてもらった。
クロスバイクだけど
なんだか気分があがるね。
ところが
『天満屋』のお蕎麦は
イマイチでした。
3人前をこんな大きなざるに
載せてくれて
雰囲気はよかったけど
「麺がしまってない」
とは口にした瞬間のB当の言葉。
その通り・・・。
ビールはあきらめて
アサ○を飲んだけど
蕎麦がこれでは何とも・・・
何か納得できないよね~と。
店のおばちゃんに
缶ビールを買える店を聞き
「ソフトクリーム食べたい」という
B当の希望の牧場経由で
坂をかなり下った
大型スーパーへ。
久しぶりの黒ラベルに
興奮気味のあたしたち
6缶パックと
なぜかワインまでお買い上げ。
でもこんな時役立つのが
電動アシスト自転車!
有無を言わさずB当のかごに
ビールを押し込み
宿へGO!
途中
安曇野の風景に目を奪われる中
やっと奇跡が起こった。。
遠くに、穂高・槍と思われる山並みが。
空に浮かんでるようにもみえる
その姿は
神々しくもあり。
やはり届かない世界なのか?→
うーん、でも今度はもう少し近くで
見てみたい!
さて
実はそれから
結構大変な道のりで。
行きはビール買いたさと
下り坂で勢いよく
すべり下りたけど
宿への道は登り一本やり。
でもなぜか
こんな時も
ガッツを見せてしまう
NNさんとあたしは
頼まれてもいないのに
フルスピードで走る。
ギアを軽めにくるくるまわすのが
いい、とクリムラさんは
言っていたけど
重めのギアで
力づくで登ろうとしてしまう
NNさんとあたしはもう
性格出てるね・・・・
宿に着いた時には
さっき風呂浴びたばっかりなのに
もう洋服はびしょびしょで
再び風呂へ。
浴衣に着替えましょう。
そんなことしてるうちに
お宿の夕飯。
またもアサ○ビールが
こういうタイミングじゃおいしくて
部屋の缶ビールも忘れ
ごくごくいっちゃう。
おまけに
食事に出たおやきの皮が
フランスパンみたいで
ボリュームあるのは
いいのだけど
食べ時を逃してはいけないと
先に食べ始めてしまったので
あとの食事がどれも
中途半端に残ってしまい。
「肉が食べたい」と
騒いでいて
ちょうどでたすき焼きも
無理矢理押し込む始末。
ん~失敗したのだった。
ごはんでこの宿
選んだのになぁ。
美味しかっただけに悔しい。
部屋に戻ると
沈没するNNさん、
再び風呂に向かうB当、
そしてやはり別腹で黒ラベル飲んでしまう
あたしでした。
やっぱり美味いわぁ。
下山して自転車乗っての
長い一日だった。
そろそろ筋肉痛が
出始めたケド
これって自転車のせいかも?
ぐらいのモモ痛!!
続く・・・

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