M田荘初体験③におまけテラス呑み

5/5、6時ごろ目覚めると
階下ではまた
M田さん、Tモ子さんあたりが
前日の片づけと朝食の準備を。
あたしはトイレに降りたけど
失礼してまた寝袋に潜る。
車で急ぎ出発する
先発隊が朝ごはんを食べ初めた
7時すぎ再び起き上がって階下へ。
少し遅れて
コーヒーをいただき
コシアブラとヤマウドと
鮭の燻製の入った
まぜごはんと具たくさんの
豚汁をいただく。
この組み合わせ、最高に美味しい!
ごはんは少し残しておにぎりに。
山の上で食べることにする。
登山のついでに
別荘に泊めてもらう、が
当初の目的だったのだけど
すっかり別荘生活を満喫、
やっとの登山なのだ。
別荘の周辺の山には
自力でアプローチしようと
いろいろ調べたけど
「ウチから登山口まで近いよ」
と言っていただき
帰りの便だけを考え
独鈷山に登ることに決定。
行きはKクさん号に乗せていただく。
朝ごはんの片付けその他
別荘の片付けも手伝わず
お先に失礼、
9時に宮沢のバス停付近で降ろしてもらう。
独鈷山は標高1266mの山なんだけど、
バス停近くにはすでに
「スカイツリーと同じ地点」
なんて看板がある。
つまり登る標高差は約600mの登山
・・・のつもりだったんだけどな。
千本桜公園で
簡易トイレをお借りして
そろそろ葉桜に変わろうとする
桜の中を抜けて
登山口に着く。
そこに
小さな祠みたいのがあって
中には牛の青磁の焼き物が。
そういや千本桜公園の入口には
ネズミの入った祠があった、
どうやら何mごとかのポイントに
こいつがあるらしいな。
さていよいよ
登山開始。9:15。
登りはゆるやかで
きのうの城址より
よっぽどいい。
沢を越えたり
のんびりと
木々に守られた
涼しい道を歩く。
と、だんだん道はきつくなり
息もあがってくる。
朝はやはり調子が出ないのか
体も重く
テンポも落ちてきた。
まあ登山らしくなってきたけど。
でもなんとか次の干支の
祠を目指して
のろのろと登って行く。
NNさんも
あたしと同様
予想より調子がでない自分の体に
驚いてるみたい。
足はなんとか動くのだけど
心臓がばくばくいっていて
呼吸がつらい。
だけど
そうだよね、普段そんなに
激しい運動を続けてるわけでもないし
年々衰えてるはずだよね。
これは塔ノ岳なんて
とても登れないわ。
だけど
ひたすら登るしかないのが登山。
急がず自分のテンポで
次の祠を目指して
進んで行く。
途中ロープにつかまって
登る地点なんかも越え
ジグザグ道を越え
さらに急な道も進み
休んでるおばさんたちを抜かし
どうやら近づいてきた頂上。
戌の祠だー!
そこですれ違った
老夫婦に
「あと3分ですよ、
でもお若いからもっと早いかしら」
なんて言っていただくけど
こっちはもういっぱいいっぱい。
なんとか最後の力をふりしぼって
頂上到着!
10:45ぐらい。
標準タイムだね。
上に着くと
2,3のグループが
ラーメン食べたり
写真を撮ったりしてた。
猪の祠の横で
あたしも大事に
保冷剤に包んできた
黒ラベルをあける。
うー!山の上のビール最高!!
360度の景色もいいぞ。
汗がたれて
暑いくらいの天気。
遠くの山々、
美ヶ原の赤い小屋、
雪をかぶった北アルプス
らしき山々も見える。
気持ちいー!
帰りのバスの確認などして
おにぎりはふもとで食べることにし
11:00に下山開始。
今度は西前山の中禅寺を目指す
不動滝コースで。
最初は好調に
下っていったけど
こちらはわりと
過酷な地点も多く
ロープを持って
大きな岩を降りることも。
さらに渇いた葉っぱが
すべりやすく
足を踏ん張るのがだんだん
キツくなってくる。
低山だから、と
ストックも持参していなかったので
棒きれを拾って
杖にする。
これ重要だわ。
おかげで
腕の方も筋肉痛に
なってしまったけどね。
でもそのせいで
余裕もでたのか
足元にあるこごみの
巨大さに驚いたり
新芽の新しい緑に目を奪われたり
やっと景色も楽しめるようになり
空気のおいしさも堪能。
だいぶ下ってきたところで
不動滝が。
そばには背のすごく高い
桜の木もあって
ちょっと神秘空間。
そして
間もなく登山道も終わり
舗装の道へ。
12:10。やはり標準時間。
ふと左を見ると
たくさんの人が
マレットゴルフに興じてるのが
突然目に入った。
なんか急に現実に
戻った感じがしたけど
それだけああ登ってきて
よかったなぁ、と
感じることができた。
バスの時刻を
確認しようとバス停に行ってみると
ネットで調べたのとは違い
ちょうど10分後の
12:30に別所温泉行のバスが来る。
なんともラッキー。
おにぎり食べる時間もなく
重要文化財の中禅寺は
見学できなかったけど
バスを待つための
木陰を見つけて
入っていった
塩野神社、こちらは
雰囲気のある
いい神社だったな。
独鈷山の全景写真など
撮っているところへ
バス到着。
この小さめのバスは
田んぼの中の
小さな道をぐるぐると
寄り道しながら
進んで行く。
ここらも
1000mぐらいの山に
囲まれるようにある土地のようで
どこを向いても山の姿が
目に入るのがいい。
同じように見えて
少しずつ違う形の山々。
なんだかほっとする。
そしてたどり着いた
別所温泉。
駅に行き時刻表をもらい
共同浴場を紹介してもらい
150円で風呂に入る。
シャワーも石鹸もなく
水の出方もイマイチだったけど
菖蒲の浮かんだ風呂に
ちゃぽんって入って
足をもみもみして
気持ちいい~。
汗かいた服も着替えて
さっぱりしちゃった。
風呂をでて
調べた記憶のある
「発芽そば」の看板を見つけ
歩いてみたけど
どうやら徒歩では遠そう。
もう一つ覚えのあった
「そば久」を目指すも
売り切れか早めに店仕舞いされていた。
バスといい、風呂といい、
テンポよく一日が進んでいたのにねぇ、
と二人でぶつぶつ言っていると
さきほど通りかかって気になってた店が
のれんを出していた。
『相染食堂』
「蕎麦屋」というわけではないようだけど
「手打ちそば」とあり
商売っけのない感じが気に入った。
先客の長靴姿のおじいさん二人組の横の
座敷にあがって座ると
おばちゃんが
「お水?お茶?」と聞くので
「ビールありますか」とたずねると
笑いながら冷蔵庫に向かってくださる。
アのビールを手にしながら
「これでいいかしら」と聞くので
「ほかにあるんですか」とあたしも
冷蔵庫を覗くと、
あるじゃないですか!黒ラベル!!
大喜びで指さすと
またおばちゃん大笑い。
厨房に戻り
「お茶じゃなくってビールですって、
ふふふ」
なんて報告してる。
はいはい、あきれたガールズですよね。
ビールを飲んでいると
なますととうふが
お通しででてきた。
それをつつきながら
別所線の時刻を確認すると
どうやら27分後の
15:27の電車が[#IMAGE|c0049455_2263591.jpg|201205/06/55/|right|224|150#]
いいみたい。
あわててざるを注文し
おまけ、と出していただいた
かぼちゃの天ぷらと一緒に
がっついて食べて飲んで
ささっと出る。
そばつゆは辛め、
蕎麦湯も出ないような店だったけれども
あたしには十分美味しく
ビールも開店のタイミングよく
最高だったのだ。
うちらがいる間に常連さんが
さらに2組もやってきたし
「名店@あたし基準」ってことで。
蕎麦よりラーメンの注文が
多かったけどね。笑
それにしても
あまりに
タイミングがよかったせいで
直売所で山菜や豆を
買いたかったのに
すっかり忘れて
電車に乗ってしまったのが
心のこりだけど。
この日の別所線は
こどもの日ということで
こどもは無料、
途中の駅でイベントがあるとかで
たぶん普段より乗客が多く
座ることができなかった。
けど、走り始めると
車掌さんがハーモニカを吹きはじめ
子供たちが歌を歌い
やたら盛り上がっているという
のどかな風景。
子供たちは素直で
ちょっと恥ずかしがりながらも
一生懸命歌に参加していて
見ていてほっこりしちゃったな。
上田駅に着いて
一応指定を確認したけど
やはり満席。
NNちゃんがおみやげを買ったところで
来た新幹線に乗ろう、と
15:24発の自由席に並んだ。
長野の次、2つめの駅なので
立つことを覚悟していたら
意外にも席はぽつぽつとあいていて
二人ともまんまと座ることができた。
さすがに疲れて
うとうとしていたら
気付けばもう大宮。
ふとケイタイを見ると
Oちゃんからメールが来ていた。
「これからテラスやるけど
都合よかったらおいでよ」
そう、門仲の「隅田川テラス」で
外呑みしよう、というお誘いだった。
「家帰ってから考える」と返信すると
「東京駅からタクシーで来ちゃえば」
なるほど、自由席で
新幹線ビールもできなかったし
それいい案かも。
まだ明るいし明日休みだし、と
NNさんに話すと彼女も行く、と言う。
グランスタで
バケットを買い
門仲でビールと赤ワインを買い
17時すぎに
河原にたどり着くと
椅子とテーブルが用意され
Oちゃんと
滋賀に住む
Oちゃんの友人K子くんが来ていた。
久しぶりだね。
早速乾杯。
いや~川で飲むには
最高の気候だよね。
間もなく
近所のA~り~が
ジャーマンポテトと
セロリ入りマカロニサラダを
大量に作ってきてくれた。
うーん持つべきは
疲れた休日の終わりに
川に飲み場を作ってくれ
料理を作ってくれる
男ともだち!
A~り~はいろいろ
こだわりがある男で
紙コップではなく
小さいグラスをたくさんと
使い捨てだけども
しっかりした北欧風のデザインの
お皿を持ってきてくれ
さらに
がらがらとひいてきた
でっかいスピーカーに
iPodをつないで
ジャジーなフランス風の
音楽をかけてくれる。
いつもは
料理を作ったり
あれこれ道具を持ってくるのに
協力しているあたしだけど
こうやってただ
用意された場所で呑めるなんて
最高だわ。
すると今度は
T国ホテルのシェフ
ずっちーがこごみ、うるい、
こしあぶらのお浸し、
スパムのクリームオムレツを
作ってきてくださる。
うお~最高だよ、男子たち。
酒は赤ワイン、
微発砲の日本酒に変わり
空がだんだん暮れるのを見ながら
のんびりとくつろぐ。
暗くなったころ
TケちゃんKナちゃんカップルが来て
あとはだらだらと宴は続く。
19時に終わる、なんて
言ってたけど気付けば22時。
撤収しつつ
A~り~の家で
もう一杯飲みましょう。
人数多いので
撤収も速く
A~り~の飲み部屋
「タミオアン」で
続きのお酒。
また新しいつまみが
出てきたけど
忘れちゃったな。すまん。
遠方のNNさんが
そろそろ帰るという
タイミングで
あたしもお暇することに。
するとみんなもじゃあ、
ということになり
お開きになったのが
24時。
いやはや長い一日と
なったのでした。
さすがに楽しみにしていた
ジロデイタリアも
見始めてすぐに
沈没してしまったけど
存分に遊んだゴールデンな日々でした。
本日最終日は
気が済むまでふとんの中にいて
午後になってやっと
起きだして洗濯。
録画したジロを観たり
日記を書いたり。
夕方にやっと
買い物に行き
お弁当料理。
・手羽元とじゃがいもの酢煮
・生揚げとこんにゃくの煮物
・ゴーヤツナ和え
・ひじき炒め
これから
ジロ第2ステージ。
なんか最高だなぁ。

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