ふいに通じる気持ちとか。

今日は。
久しぶりの土曜休み。
明日の美容院を変更して
雨の中、石川町まで。
今週は
火曜から呑み続けたせいか
こんなさびしげな天気の方が
あたしの気持ちにマッチしていて
ひとり、外に出かけたくなったので
石川町までの小旅行、
ちょうど良かったかも。
雨の日は
傘をさしているせいもあるかもしれないけど
空気をさえぎって
自分のまわりに
小さな宇宙を作れるような気がする。
考え事、静かに思い出したいことがある時には
今日みたいなそぼ降る雨がいい。
ちょっと遠回りして歩きたい気分。
気温も少し上がってたみたいだし。
代官坂を登って
一ヶ月ぶりに訪れた
カリスマ美容室には
アシスタントのKホちゃんが
復活していた。
照れくさそうに笑う彼女、
ちょっとあれ?っていう
変化が。
カリスマTとは
彼女の世代の危うさとか
気持ちの壊れやすさとか
さんざ話した時もあったけど
一転して明るいタッチの彼女に
「十代ってあんなものかもね」
と、今日はつぶやきあった。
来週40になるカリスマと
厄年の話になったので
41歳で亡くなった
ギタリストの話をした。
彼の話は
一言では言い尽くせないので
あたしとバンドの関わり方を
知らない人にはあまり
話したくはないのだけど
カリスマはそういう情報とは関係なく
あたしのいいたい気持ちを
すっと汲み取ってくれた。
予想通り。
「単純に死んで悲しいって話じゃないんだよね」
「死とか自分が生きていることとかについて
考えるよね」
「ちっさいことなんだよね、あれもこれも」
などなど。
自分の経験も交えながら
すぐにそういう話に持っていってくれる
カリスマにはやはり話してよかった。
いろいろ言い尽くせない感覚を
共有してくれた。
水曜日。
☆とNNちゃんと恒例の
『あい津』で呑んで帰った夜のこと
ブログを立ち上げるとコメントがあった。
ブログつながりのお知り合い、
soukichiさん。
コメント自体には表現されていなかったけど
今回のこと、心配してくださってるんだな、と
感じてありがたく思い
何気なく彼女のページも覗いてみて驚いた。
書いてあったのは
リッキーリージョーンズの
「Company」という曲の歌詞と
その日のエピソード。
「なぜか口をついてでた曲から
あたしベイベーさんのこと思い出した。
この曲をあたしベイベーさんに捧ぐ」
って。
その時点であたしは
その曲は聴いたことがなかったんだけど
まずそうやって
あたしのことを
何気ない日常で思い出してくれる
人がいるということに
涙した。
しかも曲を捧げますだなんて
なんてうれしいんだろう。
会ったこともないのにね。
ネットは便利なもので
すぐに曲も聴くことができ
歌詞の内容も知ることができて
またsoukichiさんの気持ちがうれしく。
カリスマといいsoukichiさんといい。
もちろん近くで
大丈夫?と声をかけてくれる人もうれしいのだけど
ふっとこちらの気持ちを落ち着かせてくれる
タイミング、近寄り方、
なんだかそういうのって
意外と距離のある関係の人だったりするんだよね。
まあ自分は
目の前にいる人に抱きついて
わーわー泣いたりする感じではないので
ある程度頭を整理して
こういう場所に気持ちを吐き出すことで
自分なりに納得しちゃってるので
近くの人もある意味
扱いにくいのかもしれないので
申し訳ないんだけどね。
ということで
美容院の帰り道
リッキーリージョーンズの
1stアルバムを買った。
だけどあたしはcompanyを聴く時
悲しい気持ちではなく
うれし涙の気持ちを思い出すのだと思う。
ちなみに
自分を一匹狼だというsoukichiさんに
あたしはむしろ「company」を感じるけどなぁ。

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