陰翳と余韻と人間関係

ブログ友shindouさんのとこ
ベイルートを知ったのは
いつだっけ。
最近めっきり洋楽離れしてるあたしの
数少ない情報源である
shindouさんの音楽ネタ。
その中でちょっといいかも、と
聴いてみると
なぜか近いうちにライヴが決まり
「観た方がいい」という予感がして
行ってみるのだけど
必ずいいライヴにありつけるのだ。
ホワイトストライプス、
エドガージョーンズに続き、、の
そしてベイルート。
最早ジンクスになりつつある。
の、ベイルートへ行った。
きのうのこと。
箱は狭くていいけど
柱ありーのスタンディング、
発泡酒500円と
問題ありありのクワトロ。
問題解決のため
前座のトクマルシュー○は捨て
渋谷で黒ラベルの飲める
数少ない店『人間関係』で
shindouさんと待ち合わせる。
久しぶりのshindouさんは
さらにスレンダーになって
ちょい悪な感じになってました。
ロックだね。
(しゃべると陽気なあんちゃん
ってとこもキュートなんだけど)
黒ラベルでお清めしたら
クワトロへ潜入。
まだ前座中だったけど
すごい人。
とりあえずバーカウンターで
発泡酒なんか飲めるかよ、と
ドリンクオーダーしようとしたら
なんと発泡酒以外のアルコールが
なくなっていた!!
どこまでやる!クワトロ!!
金払うから美味い酒を飲ませてくれ!
ちなみにshindouさん、
きのうカップを持ち帰って容量を量ったそうな。
なんと300mlだったとか。
ああ!なんということだ!!
300mlの発泡酒500円。
ドリンクいらねーからチケット代
最初から6000円て言われた方が
気分いいよ、くそ!
ほんとは
アルコール片手に観たいバンドだったけど
そんなドリンク事情だし
荷物も持っていたし
前座が終わると混みあうフロアに降りてみる。
フロントマンのザック・コンドンが
高校を中退して東欧を旅した時のイメージから
作り始めたという作品たち、
アメリカ人なのに
(ってあたしの中のアメリカ、
大雑把すぎ?)
「陰翳」「余韻」「のようなもの」
が伝わってくる感じが
まず気に入った。
あたしも大学時代に曲を作る時
「ポーランドの石畳」
「捨てられたお人形」
なんてメンバーと言い合いながら
曲を作っていたことがあったけど
そういうコトバが通じる人なんじゃないか、と
直感したのが最初で。
それは曲だけでなく
映像もそんな感じで。
誰かが書いていたけど
エミールクストリッツァーを
彷彿させる。
色の感じ、
100%ポップになりきれない余白。
いや余黒?
その映像も
あたしをひきつける
十分なファクターとなった。
来日が決まった頃
CDを買おうか迷って
秋葉のタワーに行くと
たぶんすべてのアルバムがあって
なぜか直筆サイン入りってのまで
あったんだけど
これならいつでも手に入るな、と
思ったのと、やはり映像を
観たいというのもあって
もっぱら動画サイトで
視聴しつづけてた。
そしたら最近はタワーには
ベイルートは1枚もなくなってしまったという
驚きの事実もあったのだけど
それは会場でも実感。
クワトロはぎゅうぎゅうのぎゅう。
なのでした。
アコーディオンやウクレレ、
金管なんかを使っているので
絶対ライヴは面白いだろうな、
と期待していたのだけど
はじまった演奏は予想通り。
正直好きな声ではないけど
のびのあるザックの声。
でかいけど話しかけるみたいに
やわらかく聞こえるホルンの音色。
なんだか
まっすぐに向かってくる演奏だったな。
思った以上に勢いがあって
そこには明るさもあって。
曲が短いのもいい。
不思議なことに
にわかファンのくせに
ほとんどの曲がわかったのは
初来日の選曲のおかげか。
そんなこともあって
ぼんやり聴くことになるだろうと
思ったライヴは
終始楽しく
まわりの客たちも
叫び声やクラップの起こる
なんや一体感のある盛り上がり。
ミュージシャンを好きすぎて
みんながひとりじめしたいって
聴き方でなく
一緒に楽しみましょう~。
そんな雰囲気がそこにはあって。
芝生でビールでも飲みながら
遠くから観たいよなぁ、
というバンドではあるのだけど
たまに立ち上がって
踊っちゃう。かも。
フェスで解放的になった
自分をちょいと
想像できるのだ。
始めは荷物の重さと
足の痛さを感じてたけど
ライヴが加速してくにつれて
そんなことも忘れ。
いや~マーチみたいなドラムに
金管のユニゾンって
テンションあがるね!
楽しかったぁ。
今回もアタリ!
shindouさんに感謝しつつ
会場を出ると
shindouさんのもとに
フジロック友達が次々と
声をかけてくる。
(しかも若い女性ばっか。すげっ)
その中の
033さんグループと一緒に
打ち上げは『ます家』へ。
にらんだ通りパンが美味しい店。
料理は安くてはずさないし
なかなか良かった。
ビールはキリ○で我慢するとしても
ワインがいいのにあたらなかったので
そこは残念。
またトライしようかな。
033さん、Aきさん、と
名前ききそびれた彼女たちは
みなさんライヴに熱心に通われている模様。
わからないミュージシャンの名前も
いっぱい出たけど
「姐さんはじめて会った気がしない」
と、言っていただけたように
なじんでたみたいで。
でもまあそれは受入れてくれた
フジロッカーズの懐の深さゆえ、
と思うのです。感謝。
中でも
033さんとは
二度目ましてだったのだけど
あたしが来ると知り
シカゴにライヴ観戦ツアーに行った際の
おみやげを持って来てくださり。
こういうお気遣いってすごくうれしい。
彼女もまわりに人が集まる人みたいだけど
こういうのひとつにしても
よくわかるよなぁ。
ライヴだけでなく
新たな『人間関係』にも
喜ばしい夜でした。
仕上げは
帰宅後の黒ラベルだったけど。

「陰翳と余韻と人間関係」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    しゃべると陽気なあんちゃん?なのか?まっいいか!
    姐さんもショートヘアーで可愛くなっちゃってオヤジころがしめ(笑)また呑もうぜ!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    shindouさん、なんですかオヤジころがしって。
    まあshindouさんのことはころがしちゃうけどね!
    とーちゃん、お茶目なんだもの。わはは。

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