おいしいものしか食べてない一日~しまなみの旅②

10/8土曜日
岡山で寝台を降り
尾道に着いたのは
朝の8時すぎ。
きのうまで神保町で
ビールを呑んでいたのに
いやあ、効率よくて
いいぞ、サンライズ。
荷物をロッカーへ入れ
調べておいたパン屋を探しに
海岸通りへ。
2店調べておいたのだけど
両方が見たい、という面々。
食べ物においては貪欲なのだ。
旅のテーマは決まった
結局
地元でも評判のいい
『パン屋航路』の勝ち。
お店の雰囲気もいけてます。
あっさり入れたのだけど
実はこの店、昼間には
行列することもあるらしく。
いやあ早起きは三文の徳
なのですね。
腹ぺこの興奮状態だったけど
多いかな、と悩みつつ
3つ買うあたしの横で
☆がいつものごとく暴走して
5つも買っているので
「いつ食べるの?」
と、突っ込む。
「非常食だよ、非常食」
ったく、
その時の「欲」を
抑えることのできない☆には
このあと何度もみんなで
突っ込みを入れることに
なるのだけど。
すべては「非常食」とのこと。
しょうがないね。笑。
ミスドでコーヒーを買い
海岸に出て
ペンチで朝ごはん。
チーズベーグル、
ソーセージをくるんだパイ、
クッキー生地みないなスコーン。
どれも美味しかった♪
だけど
実は食べきったのは
あたし一人。
みんな「非常食」なんていって
買いすぎたパンを手にしてる。
もう!あとで食べたらそれ
絶対美味しくないから!
と、思うのだけど
多数決であたしの負け。
とほほ。
それから
いわゆる尾道らしい路地へと
歩きだす。
少し登って振り返ると
風景が変わる。[#IMAGE|c0049455_23552640.jpg|201110/12/55/|right|120|190#]
生活するにはいろいろ
不便もあるだろうけど
やはり雰囲気があって
いい街並みだなぁ。
以前来たのはもう
20年も前だけど
あれだけ狭くて
急な道ばかりだと
重機や車が入れないだろうに
街並みはかなり保たれてた。
廃屋のようなものも
たしかに見かけたけど
「古民家プロジェクト」
なるものもあって
街を守ろうとする動きも
あるらしい。
新しいカフェなんかも
できていたので
ぜひがんばって欲しいのだ。
闇雲に歩くしか
ないかと思っていたら
道しるべは整理されていて
わかりにくい道も網羅されているよう。
そして
あがったりさがったりして
行き着いたのが
千光寺。
何やら商魂たくましい
お寺のようで
人もたくさん集まってました。
その中に
石鎚山という大きな岩があって
大きな輪っかの鎖が下がっていて。
こういうの燃えるんだよね~、
ひるむ三人をおいて
「行ってくるわ」と
100円の「奉納」をして
鎖に足をかけ、岩を登る
かつてのお転婆娘。
思ったより登りにくかったし
つっかけるだけの
クラークスは脱げそうに
なったりしたけど
無事岩の上に立ち
達成感。
一応「徳をつんだ」
ことになるらしい。
やはりこういうものには
興味を示す
NNちゃんもあとから来て→
二人で岩の上で
わっはっは。
眺めええわ~~♪
それにしても
朝は寒いくらいだったのに
すっかり気温もあがり
汗がうっすら。
そこから少し登ったところの
売店で今日最初のビール!
と、銘柄を確認したところ、
嗚呼、スーパード○イ。
水飲んで我慢する。
展望台からは
これから征服する予定の
「しまなみ」が見える。
一番小さいと思っていた
向島は意外と大きいし
遠くの島はかすんで見える。
ほんとに帰ってこれるのかね?
と、不安になりつつ。。
下りはロープウェイで一気に。
280円、片道3分の道のりなんだけど
途中から急に斜度があがって
すごく面白い。
窓なんか全開だし
高いところ好きな
Oさんと二人
乗り出すくらいな勢いで
下にある木々と
そのすきまからみえる
家々を覗き込む。
そこからはまた
商店街に戻り
行列するラーメンやの
人の数を数えたりして
『からさわ』のアイスもなかを食べに。
たまご味(=バニラ) 190円を
店の前の道ばたでぺろり。
皮がさくさくで美味い!
と、そのそばから
となりのドーナツ屋で
ドーナツを購入する☆。
「いつ食べるの?」
「非常食」
!!
お次はねりものの
『桂馬』へはしご。
「あげたては何ですか?」
とたずね、野菜天をお買い上げ。
岸壁にでて尾道水道を見ながら
いただきます。
意外と水きれいだね~。
そして
あったかいねりものもおいしい!
我慢できずさっきコンビニで買った
あたしの黒ラベルを
一口ずつまわし飲み。

夏か?
と、思うくらいの日差しで
ビール飲んで
もうまったりな真昼間。
「もう尾道は堪能したね」
たしかに狭い街、
見るところはもうなさそう。
だけど移動のバスの時間まで
あと2時間ちょっとある。
「ちょっと呑みますか」
カフェでも行くとか
ほざくかと思いきや
つまみとビール、という。
なんだ、いいじゃないの、
このメンツも。
真昼間から
居酒屋をさがして
うろつく女子4名。
と、目に入った
「小いわし」の文字。
きのうオリンパス!の
マスターがすすめてくれた
広島の特産じゃないの。
ビールもキリ○だし
入りましょう、『道くさ』。
「定食?」とたずねるおやっさんに
「瓶ビールと、小いわしください」
と言うと
「小いわし~~今日だけないんだよ。
悪いね~~」
なんだー。
じゃあ何か刺身と
一種類は巻き物に
してもらいましょう。
たこ刺しとあこうだいの刺身。
もうひとつ白身は忘れちゃったけど
あとはイカの巻き物。
そいつを「甘い醤油」で
頂くのだけど
この甘い醤油がなぜか
合うんだよね~。
郷に入れば、だねぇ。
しかし評判通り、魚美味しい!
駅近のさもない店なのに~~。
最後にはなぜか
軽口をただきだす親父に見送られ
店をあとに。
すぐ近くの『おやつとやまねこ』で
牛乳瓶みたいな入れ物に入った
プリンを買う。
宿の食事のあとのデザートだそうな。
一応乗っかっとくか。
と、保冷剤たっぷり入れていただき
4つお持ち帰り。
それでもまだ
時間が余ったので
尾道駅周辺でおみやげチェック。
最終地点はここなので
ある程度めぼしをつけておくのも
いいかと思って。
夜のつまみにかきの味の海苔を購入。
おいしかったらおみやげにしよう。
帰りの新幹線の黒ラベルも
ここで買えることなど確認。
と、そんな時に突然Y子から電話。
電話をもらう覚えもないのだけど
実は前の日なぜかY子の夢を見たのだ。
なぜこのタイミング?
不思議なことってあるもんだね。
しかも用事は同行する☆の方に
あったらしい・・・
ますます不思議だ。
そうこうするうちに
尾道を離れる時間。
バスを乗り継いで
いよいよ島へ向かいます。
因島大橋で乗り換えるのだけど
乗り継ぎチケットをバス内で買えることは
事前に電話確認していたのだけど
今治より手前で降りるあたしたちは
乗り継ぎチケットによる割引は
ないとのこと。
なんだ、そこまで確認してなかったな。
ちょっとぬかりアリ。
が、悔しい。
14:40に尾道を出て
まずは最初の橋
尾道大橋を渡って
向島へ。
その橋のスケールと
景色の広がりに
大興奮!!
すごい!きれい!!
次の因島大橋を渡ったところで
高速バス「しまなみライナー」に
乗り換え。
こいつがまた
山間の高速道路を走るのに
なかなか次の島に行き着かない。
車飛ばしてこの時間だよ?
うちらほんとに自転車でいけるの??
不安がもやもやと
体じゅうに充満してく感じ。
でも
そんなことももう
どうでもいいくらい
空も海も青くって
すばらしい景色の連続。
橋はどれもりっぱでかっこよくて
ああ、やっぱり早く走りたい!!
生口島、大三島、伯方島を経て
予定より少し遅れた16時すぎ
大島BSでバスを降りる。
(ちなみにBSはバスストップの略。)
高速バスの何もないバス停の
柵の向こうに車を停めて
こちらをみていらっしゃる
おばちゃん発見。
この日のおやど『ふなやど』の
おばちゃんだ。
車で15分の距離を
迎えに来てくださったのだ。
送迎あり、とは書いてあったけど
なんだか申し訳ないぐらいの距離で
でもほんとに助かっちゃったのだ。
道すがら
最後の橋、大島から今治へ渡る
来島大橋の横も通った。
「ここの夕陽はほんとにすごいですよ」
と、ほんのり赤くなったその橋も
すでにすばらしい風景。
この橋もかなり壮大な感じなのだ。
途中
海に糸をたれる人が
ぽつぽつといたのだけど
今はイカが釣れるのだそう。
そこからひとつ山を越えた
静かな海み面した宿
そこが『ふなやど』。
人っこひとりいなくて
まるでプライベートビーチ。
さっそく荷物を置くと
海岸に散歩へ。
ゴミや漂流物も少なく
なぜか貝殻もあまりない
きれいな浜。
水もきれいで泳ぎたーい!
って気持ち。

海を眺めていると
太陽が降りてきてすごい風景だった。
サンライズのあとは
すばらしきサンセット。
ああ、なんて一日なんでしょう。
『ふなやど』という名前から
釣り人が泊まるんだろう、と
ちょっと違う雰囲気を想像していたのだけど
とてもきれいで。
お風呂も思ったよりずっと広くて
とてもきれいで。
ゆかたに着替えて
夕食の席に着いたのが18時。
やっぱり予想通りの
アサ○ビールで乾杯。
むう。
お料理はといえばでっかい海老の姿焼に
さざえのツボ焼
たこの酢の物のあるところに
どーんと届いた舟盛り!!
でかっ。
でっかいアジとカサゴがメインで
さざえとかウニとかいろいろ。
例の甘いお醤油で頂くのだけど
美味いっす~~~♪
しいてある海草までも
こりこりして美味しいのだ!!
これで10500円ですよ、この宿。
まったく信じられまへん。
煮魚はむくだい。
別名タモリだそう。
これも美味い~。
そして極めつけは
ひとりひと釜の
「たい釜めし」。
いやーもう許してください!な
食事の量。
天ぷらもあったっけ。
とりあえず生モノと
茶碗むしなど平らげて
たい釜はラップをもらって
おにぎりに。
嗚呼、あたしも「非常食」を持つことに。
部屋に帰り
着くなり預かっていただいた
プリンを食すことに。
あー無理かも~。
でもこれ非常食にはなり得ない。
と、食べ始めると
こいつが美味い。
レモン汁をかけて食べるように
なっていて、どちらかといえば
もったりの甘い感じなんだけど
あたしはレモン汁かけず
甘いまま頂きました。
バニラとか卵とかお菓子らしさが
ぎっしり詰まった感じなのに
ぺろり。
あたしにも別腹があったらしい。
さすがに全員
お腹がいっぱいで
座敷に伸びる・・・
寝台での寝不足もプラスされて
脱落者が出る中
あたしも就寝。
夜の宴会などもなく・・・
やっと日記も一日分。
いやあ、濃い旅なのだよ。
まだ自転車乗ってないしいね。
まだまだ続く。

「おいしいものしか食べてない一日~しまなみの旅②」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    あの辺りでも
    海面潮位の異常とか感じました??
    俺も来週広島とかに行くんですよー。
    それにしても、しまなみは魅力的ですは。行ってみたい。
    橋の上とか横風できつそう。まあちぎれます・・確実に。笑

  2. SECRET: 0
    PASS:
    しばどの。
    海面潮位?のことはわからんけど。
    広島は釣りが主ですか?
    広島は北口のおむすびをぜひ食べて欲しい。笑
    しまなみ、ぜひ走ってくださいな、自転車にやさしい。
    ちぎれても走破できるって!

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