へこたれないための1・2

きのうは。
久しぶりのフットサル。
なんと朝10時からだし
ほかに
登山の誘いなんかもあったので
迷ったのだけど
体調崩してずっと
サルから離れていた
一回り下の昔からのサル友
S美も来るというし
行かねば~。
というモードで。
あれだけ好きだったサルも
最近ちょっとユウウツなのは
初期メンバーが仕事や過程の都合で
来なくなったというのもあるけど
あたし自身の「衰え」の問題。
やっぱり週に二回も三回もやっていた時は
我ながら「冴えてる」なんて思える時もあって
そりゃ楽しいよね。
しかも
チームのやつらは遠慮なく
「姐さん、下手んなった」
と、平気で言ってくるのだけど
実は結構傷ついてるのだぞ。
かといって
チームを主催しているわけだし
サルを辞める、という選択肢は
どう考えてもないわけで
やっぱり楽しむしかないのだ!
そう思って
水・木で仕事帰りに
スポーツセンターに走りに行った。
これは毎日朝っぱらからジョギングしてる
☆の影響もあるのだけど。
ところが
その筋肉痛が金曜まで残り
仕事の疲労もあって
土曜も起きるのに一苦労。
やっぱり気が進まない感じで
錦糸町に向かう。
一ヶ月一回のサル、
自転車落車、
肩と腕のしびれで休んで
連続で休むともう
全員が「久しぶり」な感じ。
ほとんどがここでしか会わないメンバーだし
やはり顔を会わせると
うれしい、と思う。
じゃんけんでチーム分けして
試合スタート。
12人しかいなくて
2チームまわし。
つまり延々と試合を続ける、という
ハードな人数なのだ。
しかも男性たちはキーパーを
交代でやり
その流れで一人抜けて
休んだりしているのに
女子は出ずっぱり。
・・大丈夫か?
しかも結構気温高いし!
と、思ってはじめた試合の序盤
誰かが打ち損ねたボールを
ゴール前でとめて
振り返って蹴りこむと
ちょうどキーパーの股ヌケ!
わお!偶然だけど
気持ちいいのだ、こういうゴールは。
それからが
なんだか打てば入る、打てば入るで
ゴールを量産なあたし。
もちろん後ろで汗かいて
男子たちがボールを集めてくれる
おかげではあるのだけど
なんだか調子いいのだ。
まさか、走った効果あり??
最近うまく行かないな~と
反省していたトラップも
この日は落ち着いてできたし
ちょっとうれしい日となり。
「姐さん、実力以上だな~」
とか言われても
へこたれないのだ!
でも
悪いくせで
トゥキックをしすぎてしまい
右の親指の爪の色が紫に・・・
はがれずに治って欲しいけど
大丈夫かな。
登山も控えているし
用心せねば。
さて
そのサルの前の日金曜は
サル系呑みおやじのひとり
Kクさんと呑むことに。
指しで呑むようなことはないのだけど
ここのところ自転車の話で盛り上がっていて
DVDを貸す、なんて話になり。
店をまかされあれこれ考えてたのだけど
ふと思いついた
人形町の『権兵衛』。
そう、この季節は生ししゃもが
食べられるのだーーーーー!
よく思い出しだぞ、オレ!!
二人でテーブル予約は難しいので
☆とNNちゃんも誘ってみる。
「生ししゃも?いくいく」
「Kクさんも久しぶりだし」
「よく知らないけどいいかなぁ」
「大丈夫だと思うよ」
「ししゃもキープしてもらっといてね」
てな具合で
一気に女子三人に囲まれることになった
Kクさん。
まずは
DVDを渡しつつ自転車レースを講釈。
いやあ、聞いてくれる人がいてうれしいもんで
ついつい熱く語るあたし。
Kクさんもいろいろ見始めたらしく
結構詳しい。
横で聞く二人も
最初はきょとんとしていたのだけど
「へーそういうものなんだ~」
と、乗っかってきて
ひとしきりレース話。
たこ刺し、〆さば
とり皮ぽん酢
などのあと
来ました!生ししゃも!
こぶりだったけど
ぷっくりしていて美味しいのだー。
それから
しまなみの話や
自転車の話
などいろいろしていたのだけど
驚いたのは車の話。
なんとKクさん
いつもかなり変わった車に
乗っているらしい。
なんとかのなんたらバージョンとか
日本に数台しか入らないような車を
乗り継いでいるらしいのだ。
特に誰も車には
詳しくなかったのだけど
その話は結構盛り上がった。
誰かの夢中になっていることに関する
熱い話を聞くのって楽しいもんね。
正にそういう夜だったのでした。
ラストも近くなった時間
ほかの呑み会から奥方Choさんも合流。
彼女にも数回しか会ったことがないんだけど
NNちゃんが同じ年ということもあって
初対面の二人で盛り上がったりとか
Choさんもいつものおやじ仲間の中に
連れて来れた時のノリとは
ちょっと違う
女子優勢のこの呑み会を
楽しんでおられるようでした。
なんだか楽しかったぞ!
そんでもって今日は。
土曜のサルのあと
☆おすすめの
浅草のライオンビルの
「ライオン市」に
行くつもりもあったのだけど
つい調子に乗って呑みすぎてしまい。
しかも行き着けの店が
いつの間にか閉店してしまい
新規開拓したらそこはサッポロ
だったもんで。
(なーんて5時間呑みのいいわけ・・・)
そのライオン市にリベンジ。
にわか雨の天気予報だったけど
ささっと行って帰ろう、と
自転車ででかけることに。
1934年に建ったというこのビル
普段は写真撮影スタジオとして
使われているよう。
そこでスイーツやベーグル、
てぬぐいや木製鉄製の雑貨などの
ブースが12,3軒ほどってところか。
こういう洗練されていて
かわいらしい空間は
あたしはなんや居心地が悪くって
どちらかといえば苦手なのだけど
☆の仲良しの
創作和菓子の「89」さんを見つけて
話しかけてみる。
「妖精みたいな人」という形容を
うらぎらないほんとーにかわいい人で
そのふんわりした空気感は
こちらまでふんわ~りさせられてしまうほど。
ふくろうの形の最中に
チャイのスパイスの風味の餡を
自分でつめるという
セットを購入。
彼女の餡が甘すぎないのは
☆からのおすそわけで
知っていたし
ラムが入っていたり
ピリっとするようなスパイスが
入っていたり
いつも個性的で美味しいのだ。
ほかのブースも
覗いてみたけど
なんだか小さいものが
ごちゃごちゃあって
目がまわりそうになったので
建物だけ堪能して帰ることに。
古い建物って
窓枠とか扉のノブとか
デティールがいいよね。
でもふと、中学高校通った
母校はこんなだったなあと思い出した。
普通に通ってたけど
あの校舎で過ごせたことって
貴重だったんだな~って
いまさら思う。
今はなくなってしまったのは
ほんとに残念だけど。
屋上にも行ってみた。
すぐ下に雷門や駒形橋が見える
浅草の中心地なんだけど
裏通りを見ると
そちらにはアジアちっくで
傷だらけの天使たちが住んでそうな
雑居ビルみたいのがあったりして
ちょっといい感じでした。
最後に外で売っている野菜と
お米まで買ってしまい
荷物が大きくなってしまったので
一旦帰宅。
出直してスーパー二軒はしごしてたら
帰り道で雨が降り出し。
でもなんとかあまり濡れずに帰宅。
早速
最中を頂く。
やっぱり個性的で美味しい。
スパイスは生姜、カルダモン、
シナモン、ローリエ、クローブが
入ってる模様。
フルーティなアルプスの
赤ワインにも合うのだ。
食べながら
きのう
ライオン市に行って
戦利品など報告してくれた
☆とY子とAきらちゃんに
あたしの戦利品を報告。
こういうのも面白い。
一緒にでかけてはいないのだけど
なんだか同じ時間を共有したような
そんな気分。
ワイン飲んだら
ちょいと眠くなったので昼寝して
お料理開始。
また適当に買い込んでしまったので
メニューを考えながら作るのだけど
そうするとどうも
作りなれたものになってしまう。
そして材料ある限り作っていたら
またすごい量になっちゃった。
今週は休みが入るから
お弁当一日少ないのになぁ。
・さといもの塩ゆで
・手羽元、れんこん、しいたけの煮物
・ぶり大根
・小松菜としめじの炒めもの
・蒸し坊ちゃんかぼちゃ
・れんこんの青のり炒め
・焼牡蠣
・青大豆の塩ゆで
・しめじの卵とじ
・日野菜カブの葉と油揚げ炒め(青しそ入り)
・日野菜カブの甘酢漬け(滋賀県日野町の
 特産で、漬けるとピンクになるので
 「さくら漬け」と呼ばれるそう。)
れんこん青のりは
吉祥寺の『太郎』で食べたのを
思い出して作ってみた。
正解か確かめに行きたいなぁ。
坊ちゃんかぼちゃは
はじめて買ってみたけど
やわらかい!
レンジで7分やっただけ。
このままグラタンにする、というのも
納得だわ。
ごはんは
「あいよ農場」のを
炊いてみた~。
明日のお弁当が楽しみなのだ~。
結局また
料理してたら終わってしまった日曜日。
今週もがんばって平日
走りに行くかな~。
何言われてもへこたれないようにね!

それは隠れて呑むほどの人気者!

きのうは。
珍しくNNちゃん発案で
☆と三人飲みに行くことに。
しかも『あい津』ご指定。
平日はどうかなぁ。
ちょっとあいてる
戸の隙間から覗いてみると
おお!ちょうど空いてる
三人席!
「こんばんは~」って
暖簾くぐって着席すると
マスターI村さん
「サッポロね!」って。
はいはい、
ありがとうございまーす。
早速いただいたポテサラ。
なんじゃこれ?
めちゃ美味い!
じゃがいも甘いし!
メニューにあると
必ず頼むのであまた食べつくしたけど
一気にチャンピオンに踊りでたかも!
しあわせ。
お刺身は
しまなみで食べつくしていたので
三種盛をすすめられたけど
ひらめのうすづくりのみ。
皿の端にちょびっと載ってる
えんがわもポン酢で。
それから
・じゃこ天ねぎ炒め
・カキフライ
話題は
最近朝のジョギングを始め
一気に「アスリート」を
語るようになった☆の話から
体を鍛える、なんてことに。
自転車90kmの達成感
覚めやらぬ三人は
来月の山行きの地図も
広げたりして
ますますやる気!
あたしも
朝のジョギングはムリだけど
ちょっと走るかな~
って、今日は
スポセン寄る予定。
そんな話をしつつ
NNちゃんが店の冷蔵庫を覗き
「あと二本だね~」
と、つぶやいた矢先、
カウンターに着席した
カップルが
「サッポロビールありますか」
と、聞いてるのが聞こえる。
と、すかさず
「今日はサッポロないです」
とか言っちゃうI村さん。
ええ!いいんですか??
ありますけど・・
しかもこっそり
「飲み物のお代わりどうぞ」
っておねーさんが
こちらの席にはサッポロ
持ってきたりして・・・
あたしが逆の立場だったら
絶対モノ申してると思うけど。
でも逆の立場じゃなくしてるのは
黒ラベルへの愛情、
日々の’営業活動’の賜物、
と、ニヤニヤしながら
ちょっと隠しぎみに
ビールを楽しむ
我らでした、
すまんのう!
そしてI村さん最高です!!
客の入れ替わりの早いこの店で
結局長居してしまったあたしたちは
ごはんで〆。
・あぶった栃尾揚げ
・あぶった明太子
・おろしじゃこ
・わかめの味噌汁
をお供にね。
いやぁ
いい店なのよ。

何かに乗り遅れないよーに!

きのうは。
久しぶりに
骨太フレンチへ。
月島のTT、
神楽坂のFと。
時間があったので
三省堂で百年文庫を。
ランダムに買っているんだけど
今回は「祈」にしてみた。
一番に店に着くと
Mashちゃんが
「ねーさんおかえりなさーい」
と迎えてくれ
YOU店長の計らいで
個室を用意していただいており
ほんとにうれしい限り。
泡(=シャンパン)
を飲んでいると
ほどなく二人も到着。
・パテ
・有機野菜のオーブン蒸し
・じゃがいもといんげんのオリーブ和え
・いも豚ロースのグリエ
なんかを食べながら
マンションの話とか
仕事の話とか
まあいろいろ。
比較的顔を合わせている
メンツなんだけど
話はつきないもので。
いつもよりFが
饒舌な気がしたけど
あとで「しゃべりすぎたかな~」
なんてメールが来たのだけど
いつも彼女の話聞かなかったな、と
思うことが多かったので
きのうはよかったな、と
ちょうど思っていたし
ストレス解消になったそう。
そりゃあよかった、
そのために集まってるんだからさ、
ホントに。
二人は
酒豪の中高仲間の中では
飲まない方なので
きのうはあたしも
ペースダウン。
赤ワインもボトル一本で。
お酒もつまみも
控えめにしていたところ・・
「間違って作っちゃったんで
これ食べてください。」
と、名物のハンバーグを
持ってきてくれるYOU店長。
なに~~
美味そうじゃないのさ!
がっつりすぎるかと思って
いつも敬遠してたんだけど
レバーが混ざっていて
あたしには食べやすい感じ。
ラッキー♪
頼んだものと合わせて
おかげ様でお腹も落ち着いて
珍しく水なんてもらって
おしゃべりを続けていたら
ボトルが終わりそうなワインを
ついでくれるYOU店長。
いつもよりあたしが飲んでないの
気付いてくれてたらしく。
やるなぁ。
そしたらさらに
もう一本赤ワインを持って
「こっちも美味しいですよ」
って。
ボトルが終わりそうでもなんでもない
ワインをついでくださる。
うれしすぎる~。
とても気分よく
土曜日終了。
やはり気の置けない友達との
おしゃべりは何にも
変えられない時間だよな~と思う。
居心地がよくて美味しい店なら
なおさら、ね。
日曜は。
土曜だらだらした分
いろいろやるつもりだったのに
起きられなかったのは
お酒のせいではなく
夢見が悪かったからかな。
外国にフットサルの合宿に行った帰り
インドネシアで乗り換えで一泊したら
同室の三人だけ空港に行くのが遅れて
急いで空港行きの電車に乗って
出国審査をしようとしたら
審査はないから早く
飛行機に乗って!なんて
言われる夢。
とにかく間に合わないかもしれない、という
プレッシャーがすごくて
寝ているのに体ががちがちになっていて
すごく疲れてた。
実は最近
「間に合わない!」という夢をよく見る。
夢判断を見たい気もするけど
悪い兆しのようで
まだ調べずにいる・・・
とりあえず洗濯だけはしよう、と
がらがらまわしたけど
だらだらとテレビを観たりして。
菊花賞を観て
(すごかったね!三冠馬!)
川を見ながらコーヒー飲んだら
やっと買い物にでかけることに。
二つスーパーをまわったけど
帰りがけはもう
暗くなってた。
日が短くなったよねぇ。
すーごくお腹がすいてたので
とりあえず晩ごはん。
バイトのOさんのご実家からの
おすそわけ
オオイチョウダケの煮物と
たまねぎと豆乳で
スパゲッティ。
ちょっとくせがあるきのこだったけど
ちょびっとチリパウダーと
ガラムマサラ入れたりして。
それから恒例の日曜料理。
・もやしのナムル
・ひじき
・炒めなます(大根・レンコン・にんじん)
・せりのおひたし
・いんげんのごま和え
・じゃがいもといんげんの黒オリーブとアンチョビ和え
・ごぼう巻きを白菜で包んだののしょうが煮
定番ではなますを作りたかったのだけど
ほかにはちょっと
変わったものに挑戦してみた。
じゃがいもはきのう食べたのを
想像して作ったもの。
店のよりはオイルっぽさを減らしたけど。
それと最近よく見る小さめの白菜が
かわいかったので
ごぼう巻にまきつけて
いただいたナラダケと
しょうが風味のだし醤油で
ロールキャベツ風?
どんなか明日食べるのが楽しみ。
ちょうど終わったところで
父から頼まれごとの
電話があり
年末の話とかして。
もう、年末だよ・・・
とりあえず何かに乗り遅れないよう
今年を無事に終えよう。
ってかもう寝遅れてこんな時間・・・
追記:
トルコの地震、とても心配。
川崎のarinkoちゃんが旅行中なのだ。
彼女に何もないことを祈る。。
再追記:
おにーさんのツイッターに
滞在先のアンカラは大丈夫と
大使館に確認できたのこと。
よかった~~

出遅れた土曜日に

しまなみ反芻週間も終わったし
通常モードにスライド・・と、
思っていたら
いろいろ用事はできるもので。
水曜は
インドネシアより帰国中の
南球先生と呑みましょう
と元祖よりお誘い。
桜木町は『仙屋』で。
「ビールキリンだよ」の言葉に
覚悟していたけど
エビスかぁ。
うーん、キリンより苦手。
でも
一発目の小肌のぴかぴかなこと!
しかもまだつかりきってない
浅いのがイイ。
店主は「明日のがうまいんだよ」
と言い張ってましたが。
名物の牛タンは
食べたことないぐらいぶ厚く
わさびをくるんで食べるのが
ステーキ風でステキ。
おっきな卵焼きやら
まぐろのしっぽの
ほろほろな部分とか
すげーおいしいぞ、この店。
しかもなじみの南球先生に
店主がからんできたところ
すかさず黒ラベルの話をしたら
すぐ大瓶買ってきてくれた!
アウェーなのに
やっぱりやっちまいましたよ。
でも店主曰く
「酒は好きなもん、
飲んでくれりゃいーのよ、
料理に文句言わなければ」
なるほど、料理に自信あるわけね、
やるじゃないの。
南球先生は
いつもあたしのブログを
なめるように読んでくださっていて
なんだかあたしに詳しい。笑
もしかしたらあたし自身よりも?
だって本人忘れてることふられるし・・・
そんなわけで
まだ数回しかお会いしたことないのに
話の種を作る必要がない。
旅の話などお話させていただいたけど
彼の方の話といえば
全米でアルバム2000枚出しちゃったこと
インドネシアでオリジナルギターを作ったら
コピーされてた、とか
こちらもなかなかご多忙で
話の種につきないお方。
安いからなあなたも
作りなさいな~オリジナルギター。
という話から
もしかして
自転車もオリジナルで
作れるんじゃないか??
なんて話。
でも
こんなおもしろい話も
ご本人がストイックに
自分の夢や目標を
クリアしつづけての結果。
常に目標設定を低めにする
あたしとしては
反省することしきり。
ちょうどその日に
元祖から教えてもらった
これまた数回しか会ったことのない
先日スリランカに旅立ってしまった
Kゴちゃんのブログを読んで
また反省。
彼女は
40歳をすぎて
サーフィンにはまってしまい
今回のスリランカ移住の目的の一つは
「ひとりサーフィン強化合宿」だそう。
なんだそれ。
おもしろすぎる。
そんな思いひとつで
外国へ旅立ってしまい
少ないつてを頼りに
毎日点々として
それでも彼女なりの
目標を達成するべく
前進しつづけてる。
それが想像をはるかに超える
はちゃめちゃさで
綴る文章がまたおもしろい!
ぜひ読んでみて、わらしべ日記
木曜は
急に思いついて
秋葉でiPodnanoゲット。
シャッフルばかりにも
飽きていたのと
充電のもちが悪かったりして
調子悪かったし
容量も、ね。
新しいnanoを
調査したら
FMが入るってこともわかり。
しかもポイントで
差額3000円くらいで
買えちゃった。
三代目です。→
そいつを手に
浜町のサル後の
おやじ呑みに合流。
おとなりに住む
落語家さんに
招待券をいただいたので
Mス田さんと行くことにし
そのチケットの受け渡し。
それと
この日は
先日自転車をオークションで買った、
というKクさんの話が聞きたくて!
あたしが自転車に
はまっているという話をすると
実は昔自転車に凝っていた、
なんて前回うかがって。
「出来鉄工所」っていう
今はない日本のメーカーに
「シマノ105セットが載ってるんだよ」
わかんねー!!
でも聞いてみると
自転車とはパーツで性能が決まる
なんてことが
漠然とだけどわかってくる。
フレームについても
「日本製にこだわった故に
倒産してしまった」
という物語に
そういうの好きかもー!
って。
どうせ買うなら
そういう曰くつきのが
欲しくなってしまうよね。
そのためにはやっぱり
勉強しなくては~~、と
また何を買うのか
迷ってしまい
あたしの自転車購入は
先延ばし。
うーん。
Kクさんとは
それからレースの話で盛り上がり
「それ録画してある?」
と、言われ
まかせなさい!な、あたし。
見始めたところに
師匠しばどのが
山のようにDVDを貸してくださったのを
思い出す・・・
そのあと
帰ってiPodの設定とか
しようと思っていたのに
つい二次会へ行ってしまったのは
虫の知らせと言おうか
必然と言うか。
珍しくMス田さんが
帰ってしまい
その代わり
このサル飲みでしか会わないけど
意気投合してしまったI村さんと
いつもの飲み友おやじM田さんと
24時すぎまで。
帰り際M田さんになんとなく
「なんか元気なくないですか」
というようなことを
酔っ払いながら聞いたところ
前日にお母上が亡くなったという。
そういうことだったのか。
何かを発してたような
気がする。
不思議なもんだね。
金曜は
ジョギングを始めたという
☆の靴探しにつきあったあと
『Hinata-ya』でカレーを食べ
そのあと
しまなみに行く前
寝台車に乗るまでの時間
お邪魔した
『ジャズオリンパス!』に
やっとおみやげ持って。
早速
水に溶かして
「さわやかレモン」を飲む
マスターK松くんとHえもん。
「これウォッカに入れたら
美味しいかも」
と、なぜかあたしたちも
おみやげにありつく。
うん、合う合う。
あまりビール気分でなかったので
余計に、美味しかったかも。
帰ってからは
Kクさんに頼まれたので
家のDVD整理。
まったくindexをつけてなかったので
全部あけてみた!
HDDに残っているのを
ダビングしたりして
またついついレースを見てしまうと
止まらない。
今日は土曜出勤サボってしまったよ。
これから夜は
骨太で飲む予定だから
家のこととかやらなきゃなのにね。
なんかぼんやりレースを見て
こうやって日記なんて書いてる。
まあたまには
こういう休みもいいか。
と、やはり自分に甘いあたし・・・
それにしても
急に寒くなったねぇ。
今日は何着て行こうかな。

クライマックスもすばらしきサンセット~しまなみの旅⑤

なぜか
朝6時に大三島町じゅうに
響きわたるほどのチャイムが
会社の始業ベルと同じだったのは
あたしたちの不幸ってことで。
眠りをさまたげられ
ゆるゆると起き出して
すわった朝ごはんは
思ったより少なくて
よかった・・・
と、思いきや
朝から刺身!
もう見たくないってばぁ。
まあイカは昨日
いなかったから
いいけどさ。
そして汁ものには
伊勢えびと
きのうのおこぜくんが!
今度こそさよなら・・・
もう胃袋が
壊れた、、と
箸のすすまない
NNちゃんと☆の横で
朝からもりもりは
Oさんとあたし。
だってごはんのおともの
岩のりが、すんごいおいしいんだもん。
ごはんお代わりっすよ。
朝はね~、
食べといた方がいいよー!
きのうより距離走るしね!
夜、距離を計算したところ
自転車二日目は
わずかに距離が長い。
疲労もあるだろうに
とにかく早く出発しよう、と
チェックアウトしたのは
9時前。
女将に岩のりの話をすると
これ・・・と
でっかい瓶を出すので
「いえいえ重いので」
と、おことわりしたところ
「女性の方に差し上げてます」
って。
買うのはナシだと思ってたけど[#IMAGE|c0049455_0225693.jpg|201110/18/55/|right|120|210#]
いただけるなら!と
掌を返すように
「ありがとうございます!」
な、あたしたち。
自転車旅には大きな敵なんだけどね~。
ビール?あ、比較の対象ね→
(量ったら400gありました!)
ではでかけましょう。
とりあえず無事の完走を祈るため
大山祇神社にお参り。
どこで調べても仰々しい形容を
されているだけあって
なんともりっぱで神聖な雰囲気の
神社でした。
大きな神木がいくつもあって
参道は広々。
なんともいえない「ひろがり」
のようなものを感じさせる神社。
好きだな、あそこ。
朝行ったのも、よかったのかも。
でも
さわやかなのも束の間
じりじりと気温が上がってくのを
感じる・・・
道の駅に寄る、というので
あたしはそこで半袖一枚に着替える。
そう、ばばあのクリームのついた
あのTシャツにね。
洗っとけばよかったよ。。
そしていよいよ
前日苦労した峠を
引き返すことから。
最後あれだけ爽快な下り
だったからなぁ、、と
覚悟していたのだけど
なんとか登ることができたのは
朝だからか?
朝ごはんのおかげだな。
みんなもそれほど差がなく
登りきったところで
お楽しみの下りじゃ~~!
車道沿いなので
専用道路に比べたら
がたがたするけど
下りはいいねぇ。
しかも海がせまってくる!
相変わらず車の交通は少ないので
そちらの心配はないし
心配していた峠越えは
難なくクリア。
大三島をあとに
世界一の斜張橋
多々羅橋を渡ります。
「自転車・原付入口」
とあったので
そこからスロープ?
あれあれずいぶんきつい坂だな?
とうとう立ち漕ぎで
ダンシングしてみたけど
だめだぁ、足をついてしまう。
と、前方を見ると
○○館入口、とある。
え?その施設への入口なん?
と、登ってきた坂を振り返り
一同がっかり。
たしかにきのう車道の反対側に
入口があったけどさぁ。
気付けば、すぐ下を自転車が走ってく道が
あるようなのだ。
げげ~~そっちまで戻るの???
かなりがっかりして坂を下りはじめたところ
その自転車道とあたしたちの坂の間に
柵のようなもの発見。
自転車で通る想定はしていないようだけど
なんとか行けそう。
ハンドルを曲げて
自転車をちょっとかかえぎみに
その柵を越える
あたしたち四人。
執念のショートカット。
結局
あたしたちの行った道と
あとで合流することになったのだけど
どうやら原付の道だった模様。
だから坂がきつかったんだね。
そして渡ります、
多々羅橋。
この橋のまん中には
拍子木が下げてあって
そこで音を鳴らすと
鳴き龍のように
音が反響するのを楽しめる。
普通に拍手をしても
音は反響します。
Oさんがおもしろがって
動画を撮ってたけど
見るんかい?

1480mの橋を渡り
次は生口島、愛媛から
広島県に突入です。
実は今回
調べ物をしてみて
気付いたのだけど
「しまなみ海道」とは言っても
そこには見えない「境界」がある。
愛媛の観光案内は
大抵、大島・伯方島・大三島
で完結しているし
広島の観光案内は
尾道からこの生口島のことが
中心なのだ。
だからこそ、ここに
「自転車」っていう
いやでもその土地土地を
肌で感じることのできるツールを持ち込んだ人、
=ここに自転車専用道路を作ろう、
と考えた人はほんとにすばらしい!
ってあたしは思うのだよ。
その広島の玄関
生口島だけど
「レモンの島」と言われるだけあって
橋を降りるなり
山の斜面には
柑橘系の木が
たくさんあって。
そこからは
海沿いのビーチサイド
サイクリングなんだけど
海がねぇ、きれいなんだな。
海峡にはでっかい船も往来してるのに
なんでなんだろね。
ここから車道の端に
水色と白のラインが引いてあるのに気付く。
今までもそうだったかなぁ、
思い出せないんだけど。
このラインのペイントが
でこぼこしていなくて
走りやすい。
もしかしてタイヤの細い
ロードの人には特に
うれしい道なんじゃないかな。
そいつに沿って走ってると
自転車マークの休憩所。
ちょうど水補給しようか、という
ところに出てくる!
しかもここの駐車場には
テーブルが出してあって
保冷タンクに入った水が
飲めるようになっている。
ちょうどいいや、と
コックをひねってみると
何これ、おいしい!!
よく見ると
「ふるさとレモン、ご自由にどうぞ」
とある。
「これペットかなんかで
売ってるのかな?」
売店のおばちゃんにたずねると
ふるさとレモンなるものは
粉末になったレモンで
水またはお湯に溶かして
飲むのだそう。
「ここにはないけど
次の道の駅のまわりには
売ってるわよ」とのこと。
うわー!絶対買う!!
次のところまで5.5km。
一瞬遠いかな?と思ったけど
もう5kmぐらいは軽いもの。
特に平坦な海沿いなんて
余裕なのだ~。
予想通り難なくたどり着いた
生口島の中心地。
いろいろつまみ食いが
あるのだー。
まずはぐるっと
そのあたりを走り
☆とOちゃんが
「レモン買いたい!」って。
これまた重そうだけど
かなり少量を二人で分けていた模様。
それから有名なジェラードの
『ドルチェ』で
二人は三度目の塩アイス、
NNちゃんとあたしは
みかんアイスをシェア。
よくそんなにアイス食えるわぁ。
「もう一個食べたい」
というのを制して
しおまち商店街へ。
足を踏み入れると
あったあった「ふるさとレモン」。
早速購入して
お次はコロッケの
『岡哲商店』へ。
お肉屋さんなんだけど
コロッケ部門の店舗が
となりにあって
がんがんコロッケを揚げ
がんがんさばいてます。
まわりには紙袋に入ったコロッケに
噛み付く人が多数。
あたしたちも早速・・・
あつあつのほくほくの
ころもがさくさくの
おいもが甘い!!
と、そこへ
サイクルジャージに身を包んだ
ロードの集団が現る。
「コロッケ13個!」
あのかっこいい人たちも
コロッケを食べる時には
おんなじだよね~。
美味い美味いを連発して。
でも食べ終わると
また颯爽と自転車にまたがって
去って行きましたが。
その横で
「もう一個・・・」
とNNちゃんと☆が
言いかけてるのを
また制して
次行くよ!
って。
斜め向かいの
ローストチキンも有名だけど
次回のお楽しみにして
商店街からは少し離れたところにある
レモンケーキで有名な
『パティスリーオクモト』へ向かう。
ちなみに
自転車無理そう、となったら
このしおまち商店街の奥にある
瀬戸田港から尾道へ帰る
フェリーもあったけど
その必要はなくてよかった。
まあまだお昼すぎだしね。
かといって
定食屋でゆっくりするのも危険。
実はこの近くの
『しま一』という漁師がやっている
定食屋は行ってみたかったんだけど
これもまた次の楽しみね。
で、寄り道したケーキ屋さん。
思ったより地のものがなかったので
おみやげは有名なレモンケーキにして
それより気になるレモンのチーズケーキを
その場でいただくことに。
そしたらなんと
店に併設して買ったケーキや
持ち込んだものを自由に食べられる
スペースがあって。
お皿やフォーク、おてふきなんかも
完備でいたれりつくせり。
おまけにレモンケーキも
つけてもらっちゃって
いつのまにかお茶タイム。
レモンジャムをとかした
ドリンクも試食させていただき。
なんだかやたら親切なお店でした、
ありがとう。
普段はそれほど
甘いもの食べないあたしも
このちょこちょこ食べる甘いものが
結構よかったのかもね。
思い返せばそんな気がする。
そこから6kmほど走って
同じく斜張橋の生口島橋を渡って
因島へ。
因島はね~
工場地帯だし
車も多くて
つまみ食いポイントもなく
残念でした。
おまけに海を離れて
ちょっとした丘越えがあり
久しぶりにキツイ坂もあって。
でもなぜか
町歩きをする団体旅行と
すれ違い
彼らがあたしたちの
かごのプレートを見て
「よしうみから来たのね、
すごいわね~」なんて言ってるのが
聞こえてきたりして
ちょいとニヤリ。
そう、はじめは恥ずかしかった
このプレートがいつしか
誇らしいものに変化していったのです。
同じママチャリのレンタサイクルの人と
すれ違うことはあったけど
あたしたちほど荷物を持ってる人はいないし
どうもすぐ近くのターミナルから
来たという風情だし
かっこいいロードバイクの人だって
荷物は皆無に近い上、
当然走りに適してる自転車なわけだし。
リアキャリアの両側に
バッグをさげてる
しまなみよりもっと遠くから
来たようにみえる人たちを除けば
あたしたち、相当大したもんなんじゃない?
だんだんそういう風に考えるとね、
すっかり誇らしくなっちゃったわけ。
しかもただのんびり走るつもりが
いつの間にか
完走したいという情熱で
走れるとこはがしがし走って
距離稼ぐ、みたいな
体育会走りになってきたりして。
そんな最後に出てきたのが
因島大橋への登り坂。
ここはゆるやかなスロープがなく
体育会気分もくじけ
最後はよろよろと足を
ついてしまった。
くやしー!
その先に『はっさく屋』という
はっさく大福で有名な店が
あるというので
地図を出してみていたら
通りがかりのおじさんが
「はっさく屋はもっと下だよ、
でもいまはっさく時期じゃないから
大福あるかねぇ」
ああ、いい情報ありがとう、
もう坂を降りて登り直す気はないし
時期じゃないとはごもっとも。
一番食べたがっていたNNちゃんを
あきらめさせ。
そして最後の橋となる因島大橋へ。
実はもうひとつ、
尾道大橋という橋があるのだけど、
そこは車の交通量が多く
自転車道も整備されてなくて
危険なので、サイクルマップには
案内がなく、渡し船に乗ることが
すすめてある。
自転車で船、そっちのがロマンあるじゃん。
ということで素直に従い
橋はここで終了なのだー。
この因島大橋なんだけど
行きにバスで走って
あまりにでかくてひるんでしまった
橋のひとつなんだけど。
(その先にもでかい多々羅大橋とかあったし。)
二重構造になっていて
自転車はその道路の一段下の階を走る。
ついでに作ったようなところだから
幅はあまりなくて
後ろからバイクがやってくることもあるから
結構1270m緊張したけど
暗い鉄骨の合間から見る海の明るさも
ほかの橋にはない独特な体験。
ここは歩いている人も多かったな。
尾道あたりから来ちゃうのかしら。
渡った先が
最後の島、向島。
尾道から尾道水道をはさんで見える島だ。
まずは海沿いを走る。
因島をぶっとばして来たので
また自転車マークをみつけて休憩。
休憩していたサイクリストたちが
東屋をあけてくださり。
小腹がすいたのでそこで
ドライフルーツとか
おしゃぶり昆布とか
豆菓子とか
「非常食」登場。
じゃああとひと漕ぎだね。
4kmほど走ると
レトロなレンガ壁の紡績工場
なんかが残る兼吉地区。
ラムネが飲めるはずなんだけど・・・
OさんのiPhoneまたも活躍で
『後藤鉱泉所』発見。
やはりサイクリストが先客でいたけど
入れ替わりで入店。
「みんな違うの飲んでみたら」との
アドバイスをいただき
☆がラムネ、NNちゃんがサイダー、
Oさんがミルクセーキ、
あたしがクリームソーダを。
四人で輪になって
神妙な顔をして
味を確かめてこれらを飲んでる図は
結構おかしかったと思う。
そこのおばちゃんが
すごくおしゃべりで
そういえば鶴瓶の番組に
出ていたのを思い出したけど
そのまんまの人で
近くにあるステンドグラス屋と
『住田製パン所』を教えてくれる。
パン屋さんは休みだと
思ってたのだけど
「あいてるあいてる、この道まっすぐよ」
と、言われるので言ってみる。
で、たしかコミヤエツコも
食べていた名物の「ねじパン」
という砂糖のたんまりかかった
揚げパンを買ってみた。
海に出て食べようか、と
話していると
またもラムネ屋のおばちゃんが現れ
(で、でじゃぶ?と思った)
「この先にろを作ってる工房があって
船はその横から乗れるわよ~」
とまあ、なんともお節介、いや
ご親切な方で、ありがたいやら
笑っちゃうやら、なのでした。
海辺につくと
もう対岸には尾道が見えていて
渡し舟に乗れば2・3分の距離。
「名残惜しいね~」と
ねじりパンをかじりつつ
船を見ていたら
出帆間際の渡し船に
桟橋の坂をすごいスピードで
駆け下りてすべりこむ
少年を見た。
気持ちよさそう~~!
あれ、やりたいけど
よっぽど慣れてないとだめかねぇ、
なんて感心したりして。
なんとなくまだ渡船に
乗る気にならず
自転車ともお別れだねぇ、
なんて写真を撮ったり
していた時のこと
ふと
気付いた!!
なんとあたしの自転車、
パンクしていた!!?
事件じゃーーん!
向島に入って
車道わきを走ってたあたりから
なんかこすれるような
変な音がするな、とは
思っていたのだけど
まさかパンクとは。
このまま乗ると
タイヤに悪いのだろうけど
あと少しなので
申し訳ないがゴールまで
走らせていただくことに。
でもこの場所でよかったよ・・・
渡し船に乗り込んで
(あの少年のように
坂から直接入船は
難しいと思った、
’人は歩道’ってあるし→)
そしてこの渡し船の上から
この日もすばらしいサンセット。
すばらしすぎる~。
毎日すばらしい
朝日と夕陽を見た旅だったね。
渡った先は
勝手知ったる、、ということで
「いつもの」セブンで
黒ラベルをゲット。
自転車を返す場所は
ちょっと探しちゃったけど
親切なおじさんにご案内いただいて
無事ゴール!!
走行距離90km完走しました♪
早速
海を見ながらの乾杯!
みんなにこにこでした~
やった~~~。
なぜか
牡蠣海苔を食べながらね。
(シブすぎっ?)
ともかく予定より
ちょい早い16時到着。
天気もよかったし
美味しいものばっかだったし
満足~。
少し早い新幹線を
調べてみたけど
連休最終日は満席、
ということで
おみやげ買ったり
自分用に宇部かま
買ったり。(みんなにもすすめた!)
コーヒー飲んで
尾道を19時発。
福山で乗り換えて
のぞみで東京への最終列車。
乗るなり
ちゃっかりしこんだ
黒ラベルで乾杯。
つまみは
一応地のものにこだわって
・小いわし天(とうとうみつけた!)
・かきフライ
・きくらげのねりもの
・穴子のお寿司
これもいいラインナップで
最後の最後まで
美味しかった~。
いろいろ乗り物にも
乗れたのもよかった。
寝台車、ロープウェイ、
路線バス、高速バス、
自転車、渡し舟、
新幹線。
「ふなやど」の車も!
飛行機以外はほとんど
乗ったんじゃん?
小さい「事件」は
あったけど
宿もはずさなかったし
お腹すかして困ることも
なかった。
ちょっと盛りだくさんの
スケジュールもこなせたしね。
ただ帰りがけ
NNちゃんが具合悪くなって
途中自転車を停める時に
ぶつけたところが
急激に痛くなったと
東京駅から足をひきずり出した時は
どうしようかと思ったけど
次の日は元気に来てくれました。
その後
みんな大した筋肉痛もなく
「この達成感!」
「自転車っていいスポーツだね~」
「毎年行こう!」
なんて盛り上がってしまったし。
一ヶ月以上もかけて
計画練りに練ったあたしも
これで万々歳の
「達成感」あり♪
いやった~
次の旅へ続くのだー
そして
「達成感」は
全部読んでくれちゃったアナタにも!!

現実に戻るための日曜日

日記を書いていたら
一週間過ぎてしまった。
でもここに書かないと
現実に戻れない。
ブログはあたしにとって
そういうツールでもある。
しかもその間に
急な呑み会三連発。
ますます現実逃避。
木曜はこの旅の
打ち上げ@きん助。
盛り上がってるうちにやりましょ、
なんてことで。
水道橋の雑貨屋
『オッカラン』を
経由して行ったら
電車が停まっており
結局歩いたけど
そう思うときん助近いな。
旅行中に
「もう刺身は食べたくない」
と言ってた四人だけど
「〆さば、〆さんま」を。
旅の思い出というよりは
日常会話に戻ってた
そんな呑み。
金曜は
仕事していたら
M田さんたちおやじ軍団が
サッカーの予定合わせをしている
メールの中に
ぽんとあたしのアドレスが入れられ。
履歴を読んでみると
ふん、今日呑もうって流れだな。
察しのいいあたし(笑)は
すぐにお返事、
隣席の☆も誘い
19時退社。
神楽坂は『藤や』で
4人テーブルが
どんどん繁殖していって
最後は10人の大所帯。
自分もだけど
みなさん反応良すぎ!
しかも週明けには
「くそー今見た!」という
メールなんかもあり
なんだか笑っちゃうね。
いいです、ほんとここのノリ。
同じように
さっさと決まった話で
おみやげ渡そうと、
旅行中に電話してきたY子に
木曜に連絡してみると
「土曜に我が家に招待するつもりだった!」
とのこと。
二つ返事で☆と二人。
だけど
旅行後この騒ぎで
土曜朝はさすがに起きられず
昼までだらだら。
引っ越したばかりのお家訪問だったので
何かつまみを作りたかったのだけど
簡単に生ハムクリームチーズを
作ろう、と買い物に行くと
牡蠣が出てたので
急遽オイル漬けも。
15時ご訪問を目処に
近くの酒屋経由ででかける。
泡ワインと、赤ワイン買ってね。
安藤坂のあたりは
車でうろうろ走ったことが
あったので
だいたいわかるかと思ったけど
歩くと大違い
だいぶ昔だったこともあり
地図とにらめっこして
やっとたどり着く。
マンションの外観は
昭和っぽい感じで好み。
エレベーターをあがると
中庭の向こうの窓から
黄色のひなぎくごしに
手を振るY子とAきら。
なんだなんだ、かわいいぞ?
中に入ると
きれいにリフォームしてあって
間取りもちょっとモダンな感じ。
ただ広くてスペースを無駄にしてるあたしは
「いーないーな」を連発して
かえって笑われちゃいました。
「あなた家持ってるじゃない!」と。
いやー、物が多すぎるわ、うちは。
こないだラジオでも
10月から年末にかけて
月の向きが「断捨離」にいい、
とか言ってたし
あたしも居心地いい空間にしよっと。
「人をもてなす家にしたい」
と、Y子がかねがね言っていた通り
その日届いたというテーブルに
こだわりの和の器、
モロッコのグラス、
かわいいランチョン、
それにおいしい手料理が!

黒ラベルを大量に買っていてくれたので
それで乾杯して
あつあつの辛味の利いた
大きなエビ入りの春雨を頂く。
おいし~い。
Aきらちゃんは
いつもながらペーストで
この日はいわしとオリーブ。
めちゃうまっ。
こいつをパンに塗りたくり
あー、泡も行こうか!
まいたけとスナップえんどうの
ナンプラー炒めとか
しょうがの甘酢漬けとか
Aきらのカレーとか
☆の味噌漬けの肉とか肉とか肉とか!
ああもう
完全に酔っ払って
メニューが今思い出せないんだけど
とにかくずっとおいしいものを
食べ続け
呑み続け
楽しかった~。
Y子の突っ込みにはつい
余計なことをしゃべりがちな
あたしなので反省するところもあるけど
まあ許してくれ。
あたしはこんなだ!
ということがわかってもらえそうな
メンツなので
まあいいのだ。
近くだからと
油断していたら
気付けば終電。
あわてて帰途につくけど
また居心地いい「呑み場」が
できてしまったよのう。
うれしい悲鳴。
さーて
もういい加減
自分を浮かれモードから
引き戻さねばの日曜は。
まずは土曜に干しっぱしなしで
びしょびしょになった
洗濯物を洗い直し
洗濯機、三回回す。
その間にトイレ、風呂、
洗面所の掃除、ベランダの排水溝も
きれいにしたよ。
ブログを書いたら
買い物にでかけ
日曜料理。
手をかけるつもりは
なかったんだけど
食材買いすぎなんだよ~あたし。
・さといも、れんこん、ごぼう、にんじん、
 鶏肉、こんにゃくの煮物
・厚揚げといんげんとしいたけの煮物
・ほうれん草のゴマ和え
・ひじきとごぼうの豆板醤炒め
・れんこんのきんぴら
・鶏肉のマスタード焼き
・しめじといんげんのクリームチーズ和え
いつもと変わらないメニューだったので
しめじだけちょっとアレンジしてみた。
クリームチーズは生ハムと生クリームを入れた
残りものだったんだけど
ちょっと濃厚すぎかな?と
すったゴマを入れてみたら
こいつがマイルドにしてくれて
お弁当でもいけたよ。
ひとつレパートリーが増えたね、
うふふん。
あとは
あやうく忘れそうになってた
パリトゥールを観ながら
大嫌いなアイロンかけもして
壁のてぬぐいは
「かぼちゃ」に変えたら
やっと眠りモード。
やっぱり24時廻っちゃったよ。
さーて今日は
旅日記の仕上げとなるか。
そろそろ
お家に帰りましょう~。

かのビールには出会えなかったケド~しまなみの旅④

水軍たちのお祭りを横目に
海沿いに前方に見える
伯方・大島大橋を目指す。
この橋は
バイクと自転車が同じ道を渡る。
停まって写真など撮ってると
後ろからバイクの音。
あぶないあぶない。
次なる伯方島へ渡る
この海峡は
意外と潮の流れが速く
いたるところで渦巻くがごとく
流れがぶつかりあってるのがわかる。
おもしろーい。
途中通過する
見近島は
車では降りることが出来ない
絶景スポットなのだけど
また登ることを考えると
やはりスルー。
また今度来た時にね。
1230mの橋は
あっという間に通過。
次は伯方島に上陸なのだ。
あの「は・か・た・の・塩!」
の塩田は今はもうないらしく
輸入した塩を、
瀬戸内海の海水で溶かして
精製しているのだそう。
というわけで
上陸して1kmほど走った
『マリンオアシス伯方』では
☆とOさんが今度は
「伯方の塩ソフト」なんて
食べている。
またも塩アイスおいしすぎ~~と
はしゃぐ二人の横で
たこ天をつまむオトナ組の
NNちゃんとあたし。
うーむまたしてもビールが欲しいが・・・
当初は
一周20kmのこの島を
ぐるりすると
「達成感」あっていいかな、とも
思っていたのだけど
このあと「峠越え」を
することになってしまったので
それはあきらめ
伯方島は横っつらをなでて
次なる大三島を目指す。
唯一のアーチ形の橋
大三島橋は1979年に架けられた
しまなみ海道で一番古い橋だそう。
ここの橋へのアプローチが
長いということは調査済みだったけど
ほんとにぐるぐるスロープが続き
長かったな~。
高さはそんなにないのに。
328mの橋は
あっという間。
この日の宿泊地大三島に突入。
左手に山々、右手に海をみながら走る。
15時をまわっていたので
先を急ごうと
なんとなくスピードもあがる。
途中
日本最古の水軍城
甘城(あまざき)を
海の向こうに見る。
天智天皇の時代、
約1300年前築城ですってよ。
想像を絶する。
干潮の時には
かなり近くまで近寄れるとの
ことだったのだけど
そんな様子はまったくなく
ちょっと残念。
そこから前方に見える
多々羅大橋を目指して
さらに走る。
大三島に入って
9.1kmだけど
思ったより近いね。
スピードはあがりまくってる。
道の駅を冷やかして
いよいよ島の反対側への
峠越え。
最初に下調べをした時に見つけた
鷲ヶ頭山(わしがとうざん)という
巨岩・奇岩の山に登りたくて
いわゆるしまなみ海道からははずれた
島の反対側に宿をとったのだけど。
一日走ったあとで
夕暮れもせまってるし
ここの道については
ネットにあまり情報がないので
不安を抱きつつ
坂を登り始めたのだけど
一応自転車専用道路はあるみたいだな。
思ったより傾斜はなく
ただその代わり
延々と道が続いてるのがわかる。
橋へのスロープとは違い
自然の登り坂は容赦なくって
いつ終わるかわからない道を
ゆるゆると登ってく。
でも絶対に自転車は降りたくないし
まだ立ち漕ぎもしないぞ~~
って、汗かきながら
がんばる。
みんなもさすがにつらそうで
無言になる。
かなり高さを来た感覚があり
「あとちょっとみたいだよー」と声をかけた時
前方の道が下り始めたのが見えた。
やったー、峠終わりだよー!!
下りはじめたところで
「宮浦まで2.9km」という
自転車専用道路への案内があったのだけど
その横の車用の看板には
「宮浦まで2km」とある。
下りとはいえその差はでかすぎる、
専用道路をはずれて
車道を下ることにする。
これが正解だったみたいで
苦労して登った分
風を正面から受けて一気に下るのは
ほんとに気持ちよくて
一日の疲れをふっとばす勢い。
あとで宿の女将に
自転車道は遠回りがすぎるので
正解ですよ、といわれニヤリ。
下ったところは
大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)と
宮浦港を中心に形成された街。
そこのお宿『さわき』はまた
アタリの宿で。
四人部屋だったのだけど
大きな部屋が二間もある。
窓からは件の「鷲ヶ頭山」の
岩がちな山肌が見える。
かっこええ。
ぜひとも登りたいのだけど
体力、スケジュール的にも
無理そうだね、、、という結論は
早めに出していたので
今回はこうやって眺めるだけ。
でもこの山の奇岩っぷりも
あの峠を越えなければ
見ることが出来なかった景色。
いやあ、達成感達成感。
さて
最後の峠でかいた汗を流しに
風呂へ行きましょう。
実はこの宿の風呂はとても小さいこともあり
近くの温泉施設のチケットがついているのだ。
自転車で5分ほど。
島の反対側の海に出ると
ここでも海に沈まんとする夕陽に遭遇。
すごい景色!
空がピンク色だよ。
風呂につくと
この旅で一番の人出に遭遇、
というくらいな混み方。
露天からの夕陽、が売りのせいで
この時間が混んでるのかもだけど。
でもいざ露天に行ってみると
風呂はとても小さく
常連のおばちゃんたちでぎゅうぎゅう。
そこに入る気もしないので
裸のまま風呂の横に立って
みんなで夕陽を見たけど
いい風景だったな。
写メとってる人も見かけたけど
気持ち、わからんでもない。
露天はあきらめ
泡風呂、海水風呂、歩行風呂など堪能。
実は温泉ではなかったので
ちょっとがっかりだったけど。
でも疲れとれた~。
そして
わさわさおばちゃんたちがいる中
着替えていた時のこと、
またも事件が!!
あたしが脱衣所の椅子に置いた
Tシャツの端が
ふたをあけっぱなしの
ポンズかなんかの
巨大クリームの容器の中に
入ってしまったの!
うわああ!ばばあのクリームが!!
これ明日も着ようと思ったのに!!
とりあえず手でこすり落としたけど
宿で洗うべきか・・・
まったくもう~~。
みんなには爆笑されたけど。
気を取り直して
宿の食事の前に
お楽しみのビールだ!
と、宿の前を通過し
スーパーまで足を延ばし
一日我慢した黒ラベルを・・・
うふふ。
う・ふ・ふ?
??
まさか!!
ない!?
なんと、いろいろ酒がそろっている
店にも関わらず
黒ラベルだけがないのだ。
関西ではよくあることなので
覚悟はしていたとはいえ・・・
何もこんな日にー!
事件ですっ、これも。
しょうがない、
○番絞りを買う。
帰り道、安くて美味いことで有名な
『大漁』の前を通ったけど
やはり行列。
いつかは行きたいけどね。

宿でゆかたに着替えて乾杯。
ばばあのポンズのついたTシャツは
とりあえずかけておこう。
でも美味~~~い。
一日走って風呂あがりのビール。
7月に落車を体験してなかったら
絶対途中で飲んでたと思うけど
飲んだら乗るな、を守ってこその
おいしいビール。
と、そこへ
「ちょっと早めですけど」と
仲居さんが食事の案内にいらっしゃる。
「すいませーん、これ飲んだら行きまーす」
というあたしたちを見て
「ちょっと入ってもいい?」
と、いきなり乗り込んできたのが
この宿では有名らしい「さちこさん」。
「こいつらおもしろそう」と
見込まれたらしく。
そこからはもう
彼女の話術に巻き込まれ
あれこれしゃべらされ
挙句「バツ一グループ」と
名づけられてしまった
あたしたち。
独身の二人ごめん!
って感じなんだけど。
さて
案内されたお食事どころには
お通し、かさごの南蛮漬け、
(この南蛮漬けのタレが最高!)
野菜の煮物、
煮魚が並んでおり
やはり本日も舟盛りが!!
しかも伊勢えびつき♪
その中のおこぜがまだ
生きていて
口をパクパクして
たまに首をかしげたりする。
「かわいーー!
こいつおこぜ界では
イケメンと思われる!」
と、またわけわかんない所に
ツボってる☆。
その後食事が終わるまで
彼をいじり続けていたのだけど。
でも不思議なもので
☆の声や自分の話題に
反応しているらしく
もしかしたら
魔法がとけたら
どこぞのプリンスだったりして
なんて話で盛り上がる。
舟盛りには
伊勢えびとおこぜのほか
鯛やひらめの舞踊り
くらげなんて珍しいものまで。
さらに今度は
海老に殻つきほたて
さざえに魚の蒸し焼が。
またも
食べ切れませーん、の悲鳴。
ビールは当然サッポロでないので
二本ぐらいにして
あとは金龍という日本酒を
飲んでいたのだけど
もうお酒飲む余裕もないくらいの
すごいボリューム。
おまけに茶碗蒸しや
魚の入った味噌汁と
ごはんはやはり鯛めし。
その合間には
さちこさんの身の上話。
可笑しいだけでなく
なんだか涙ぐんじゃう場面も
あったりして
とにかくぐいぐい引き込まれるのだ。
盛り上げていただき
楽しい時間に。
前日は早食いをして
早めにノックアウトだったので
ゆっくりと食べ続けたOさんを見習い
スローペースで行こうと
決めていたのだけど
さちこさんの話がはさまるので
自然とスローになったりして。
な、わけで
2時間近くかけて終了。
だいぶ片付けたけど
お刺身がほんの少し残ってしまい
心残り。
でももう刺身はしばらくいいよー!
って感じでした。
部屋に戻り
ふとんでごろごろ。
でもお腹が落ち着いたところで
あたしは缶ビール2杯。
別腹なんだよね。
福島でのフェスのTVなんか見ながら
順番に沈没。
あたしが寝たのは24時近かったと思う。
ふーしかし
この日もおいしいもの尽くし♪
いいとこなんだ~しまなみ。

よしうみ5号で走り出す~しまなみの旅③

10/9日曜日6時半。
前日早寝したせいか
予定より早く起きられたので
朝風呂へ。
ちょうど正面から
朝日が昇るところ!
また今日も
すっばらしきサンライズ。
8時の朝食まで
時間があるので
海で散歩。
これから朝食だってのに
きのうのたい釜おにぎりを
海辺で食べだす☆に
「これから朝食だよ?」
とは突っ込んだものの、
あとでこれが正解とわかる。
その時が最高にお腹がすいていたし
結局たい釜おにぎりを
食べるチャンスは
この時ぐらいだったのだ・・・
宿の食事らしく
朝からメニューはたくさんで
今日は自転車で走るし、と
ごはんは2杯いただく。
旅先の食事ってつい、
大食らいしちゃうものよね。
9時にチェックアウトして
きのうのおばちゃんが
「お父さん」と呼ぶいかにも
漁師ちっくで
ちょっとイケメンの「漢」に
レンタサイクルターミナル
『よしうみいきいき館』まで
送っていただく。
実は
このターミナル発となるには
計画段階で紆余曲折があって。
当初はサンライズ瀬戸で高松入りして
四国を横断して
今治で自転車を借り
初日から自転車、の予定だったのだけど
レンタサイクルは予約でいっぱい。
一ヶ月も前なのに!
じゃあ二日めスタートで、と
最終日予定の尾道を先に持ってくるとすると
尾道からターミナルへのアクセスが非常に難しい。
スタートが遅れると走破も難しくなるし・・・
逆方向に走るのもいいけど
帰りは福山から新幹線だし・・・と
あれこれ検討した結果
思いついたのが初日のうちに
スタートのターミナルに近づいておく、
という今回のプランなのだ。
その際に
今治のターミナル「サンライズ糸山」に
メールのやりとりで
すごくお世話になったことは
ここにメモしとく。
レスが速く、あれこれ問い合わせることにも
ご丁寧に答えていただき
挙句「よしうみ」を紹介していただき
結果「糸山」の方は
キャンセルすることになってしまったという・・・
申し訳なかったなぁ。
でもこういう計画段階での苦労も
旅の楽しみ。
効率のいいルートを考えつつ
ごはんのおいしい宿を探す、、
骨が折れるけれども
旅においてはとても肝心で
かつうまく構成できた時の
「達成感」ときたらないのだ。
そういう意味で
あたしのひとつの山場は
すでに一ヶ月前に来ていたんだけれども。
そういう意味で
前日の食事の美味しさで
まず宿のセレクトは成功、
ターミナルへもお父さんに送っていただき
9時すぐにはレンタサイクルできカンペキ!!
と、心の中でガッツポーズした矢先のこと。
あれ?
しおり袋がない?
帰りの切符も入ってるのに。
えーとたしかチェックアウトの時
宿の金額をしおりでたしかめて
バッグに突っ込んだはずだけど・・・
もしや
肩掛けバッグと体の間に突っ込んで
落下した???
あわてて宿に電話すると
予想通り。
フロントの前に落ちていた!!
なんと~~~~!
普段落し物や忘れ物は
しない方だと思うのだけど
こんな時に限って!
前日のケイタイロック事件に続き
テンション落ちるあたし・・・
「今、気付いてよかったよ!」
「これから先浮かれすぎるなの警告と思えばさー。」
と、皆になぐさめられ
待っているとほどなく
「イケメンお父さん」ふたたび。
あたしに気付いて窓から
しおり袋を差し出して
すーっとドライブスルー状態で
通りすぎる「漢」に
「ありがとうございます!!」の最敬礼。
ほんとうに感謝です。
そしてうっかりでごめんなさい。
あとでお礼のおハガキ出しておきました。
さてじゃあ
気を取り直して。
サドルの位置をあわせて出発しましょ。
ママチャリだけどね。
カゴには「レンタサイクルよしうみ5号」とか
でっかい看板ついてるけどね。
でも
ママチャリでよかったのだ。
予約がいっぱいで取れなかった
クロスやロードにはかごがないからね。
みんなはかごにメインの荷物。
あたしは背中にリュック、
やはりかごにも肩かけバッグ、その他上着など。
このあと買ったおみやげ類なんかもかごへね。
まずは手始めに
来島大橋で肩ならしならぬ「脚ならし」。
これから向かう尾道とは
反対方向なのだけど
上に書いた事情から
今治をはしょってるうちらは
「四国本土にタッチして
しまなみのはじまりからはじめようよ」
ってなことでこの橋を往復することにしたのだ。
この初めての橋が
なんと全長4kmもある
巨大橋なんだけど
そこで4kmのタイムとか
計ってみるのもいいかと。
ということで
Oさん先頭に走り出す。
まずはあの巨大橋に載るための
長いスロープを登るところから。
なるほど、ここで道は
自転車専用とかに振り分けられるわけね。
この
橋へのアクセスのためのスロープ。
こいつが非常によくできていて。
橋によってはずいぶん長いなぁ、と
感じるものもあったけど
漕ぎ続けてもへたらない、
そういう角度で設計されていて
自転車を降りて押さずに登り切ることができるのだ。
橋によってはこれがバイクと一緒だったり
途中で分かれたりもするのだけど
それぞれがムリないアプローチをできるよう、
そういう心遣いが
なんともスバラシイのだ、しまなみの橋たち♪
スロープの途中で
橋の写真を撮ったり
下に見える青い、
いやエメラルドの部分さえある
美しい海を覗き込んだりして
スローペースで橋の端に到着したのが
10時ちょうど。
じゃあ行ってみましょうか、まずは4kmの橋。
橋に出ると
景色はますますゴキゲンで
遠くまでつらなる島が
かすみがかった空の下に。
風は思ったより強くなく
むしろ爽快に吹きつけ
なんともいえないイイキブン!
最初の4kmということもあり
ゆったりペースで走っていると
サイクルジャージに身を包んだ
ロードバイクな人たちすれ違う。
背中にもかごにも
たっぷり荷物を積んだあたしたちとは
明らかに違うスピードで。
かごの「レンタサイクル」の文字に
注目されてる気もするけど
しょーがないのだ。
初心者は初心者らしく
旅の恥はかきすてじゃ。

橋のまん中あたりに来たところで
緑看板に白ヌキ文字で「料金所」。
自転車専用の料金所なんて
前代未聞の初体験。
しまなみの橋の中で
一番高い200円を
半額になるチケットで
払うのはNNちゃんの役目。
すぐ戻ってくるので
半分にしてくれないか、という交渉は
無駄だったけど
いや~安いもんですよね。
そしていよいよ
4km走ったところで
橋の反対側の端へ。
所要時間は約30分。
ゆっくりすぎたかな。
スロープを降りたところに
例の「サンライズ糸山」が
見えたけれども
まだまだ旅の序盤、
降りるとまた登るのが大変なので
遠くから手を合わせ
感謝の「気」を送っておく。
帰りは
同じ橋を約15分で戻る。
少し下っていたのと
やはり慣れて
スピードもかなり上がってきたのだ。
往復8km。
ぜーんぜん余裕の走りで
少し自信もつく。
一番不安がっていた☆が
ももが痛いというので
栗ムラさんが自転車番組で
言っていたように
ペダルを下に下ろした時に
脚がまっすぐ伸びる位置まで
サドルをあげるよう勧める。
これはあとで聞くと効果があったみたい。
ママチャリだけに
こういう対策は余計に必要なのだよね。
さて大島に戻り
スタート地点を再び通りすぎて
いよいよ一般道へ。
島の中を走るほぼ唯一の
国道317号をたどればいいし
交通量も少なく走りやすい、、、
と、思った矢先いきなりの登り坂。
普段は重いギアで
がしがし登るのが好きなあたしだけど
栗ムラさんがやはり言っていたように
軽いギアをくるくるまわしながら
根気良く登ることにする。
アタマの中では
シッティングのまま石畳を登ってく
カンチェラーラの
世界レベルの走り姿を思い浮かべて。
そしたら
ゆっくりだけど
長い坂もマイペースで登ることができ。
ロードバイク何台かに抜かされたけどね。
でも坂の上まで行くと
今度はしあわせの下り坂!!
ブレーキに手を置きもせず
ひたすら重力に乗ってぶっとばす!
気持ちいい~~~
風は橋の上よりも
こういった下り坂の方が激しく
☆はあとで帽子を飛ばされたらしいのだけど。
あたしも用心して
激しい下りでは帽子を脱ぐことに。
そんな学習をしつつ走っていると
向こうからお祭りの行列が。
山車の上に子供が乗って
太鼓をたたいて練り歩くらしい。
車はそっちのけで
我がもの顔のお祭り行列。
見物人などいない、ほんとの祭りなんだね。
なんだか島ののんびりさを象徴するような
出会い。
そしてスタート地点から
4.2kmあたりにチェックポイントあり。
西屋』というお肉屋さんをさがし
有名な焼豚をひときれずつ購入。
ネットで調べた通り
その場でせんざんき(=鶏のから揚げ)
を揚げてもらい
店の方が教えてくださった
「バラ公園」へ寄り道。
そこのあずまやで肉を広げる。
と、前日の「たい釜おにぎり」がここで登場~。
まじ?あたしは自転車のかごに入れっぱなしだよ・・・
またタイミングを逸したあたしの非常食・・・
ということでNNちゃんにわけてもらう。
でもいいね、この組み合わせ。
いつもならビール、って言ってるところだけどね。
焼豚は大騒ぎするほどではなかったけど
から揚げはとり皮の部分も美味しく。
つまんだあとは甘いもの、ということで
☆とOさんがアイスを見逃すわけがない。
しかも「伯方の塩アイス」とくりゃあ
しまなみの思い出に何度でも!
ということでアイス購入。
あたしはNNちゃんとシェアだけどね。
二人は塩アイスがおいしすぎる~とそりゃあ大騒ぎ。
いいですね、こういう騒ぎは。
ジョシタビっぽい。
さてじゃあ
自転車に戻りましょう。
317号線にはきっと
ショートカットで戻れるはず、と
地図を広げていたら
じゃ~~ん、OさんのiPhone登場。
このあと細かい地図は
だいぶお世話になりました。
彼女が扱いに
なれてるせいもあるのかもしれないけど
とても便利だった!
おおまかな地図は
頭に入ってるけど
実際行ってみると何もないところとはいえ
目的地はそうそう簡単には見つからないのです。
ちょっと予想外だったケド。
そして5.2km走ると
次のつまみ食いポイント
宮窪町の『かまぼこの村上』。
店に着くと人気はなく
もしや休み?という雰囲気。
「用事の方は鳴らしてください」とあるので
ピンポンを押すと
家の中から「はーい」と返事があり
ほっ。
冷蔵庫からいろいろ出してくださる中から
じゃこ天、すまき、たこ天を。
海に出て食べようか、と
すぐそばの公園らしきところへ。
じゃこ天とすまきを食べたのだけど
どちらもしっかり魚の味がして
美味しい。
とくにすまきはすり身がなめらかで
上品なのだ~。
下関の親戚から届く宇部かまで
すまきのことは知っていたけど
一本ずつ巻きすをはずす食べ方にも
一同大騒ぎ。
それにしても
日曜だからか
やけに人がいるなぁ、と思ったら
なんだか大漁旗をかかげた船が
海をぐるぐるまわっていて
人がその船のまわりに集まりだしてる。
お祭りなのかな?
「責任者」という腕章をしている「漢」に
聞いてみると
やはりお祭りで
みこしを載せた船が
ぐるぐると旋回するところなのだという。
いや~こりゃ
いい日に来ちゃったね。
見ていると
船は三艇あるらしく
乗り込むヤンキーたち
船ごとに違う色の
前かけをしてる。
三艇ってことは
村上水軍三家の色分けだろうか?
そんなに大丈夫?ってぐらい
中学高校ぐらいのこどもたちが
乗り込んだ船は
「ハコノリ」状態で
水の上をすべりだす。
旗めく大漁旗の色が
あざやかで
なんだかかっこいーのだ。
意外な出会いに
のんびりしちゃって
13:30。
気付けばまだ
ひとつめの島。
次行きましょ、次!

おいしいものしか食べてない一日~しまなみの旅②

10/8土曜日
岡山で寝台を降り
尾道に着いたのは
朝の8時すぎ。
きのうまで神保町で
ビールを呑んでいたのに
いやあ、効率よくて
いいぞ、サンライズ。
荷物をロッカーへ入れ
調べておいたパン屋を探しに
海岸通りへ。
2店調べておいたのだけど
両方が見たい、という面々。
食べ物においては貪欲なのだ。
旅のテーマは決まった
結局
地元でも評判のいい
『パン屋航路』の勝ち。
お店の雰囲気もいけてます。
あっさり入れたのだけど
実はこの店、昼間には
行列することもあるらしく。
いやあ早起きは三文の徳
なのですね。
腹ぺこの興奮状態だったけど
多いかな、と悩みつつ
3つ買うあたしの横で
☆がいつものごとく暴走して
5つも買っているので
「いつ食べるの?」
と、突っ込む。
「非常食だよ、非常食」
ったく、
その時の「欲」を
抑えることのできない☆には
このあと何度もみんなで
突っ込みを入れることに
なるのだけど。
すべては「非常食」とのこと。
しょうがないね。笑。
ミスドでコーヒーを買い
海岸に出て
ペンチで朝ごはん。
チーズベーグル、
ソーセージをくるんだパイ、
クッキー生地みないなスコーン。
どれも美味しかった♪
だけど
実は食べきったのは
あたし一人。
みんな「非常食」なんていって
買いすぎたパンを手にしてる。
もう!あとで食べたらそれ
絶対美味しくないから!
と、思うのだけど
多数決であたしの負け。
とほほ。
それから
いわゆる尾道らしい路地へと
歩きだす。
少し登って振り返ると
風景が変わる。[#IMAGE|c0049455_23552640.jpg|201110/12/55/|right|120|190#]
生活するにはいろいろ
不便もあるだろうけど
やはり雰囲気があって
いい街並みだなぁ。
以前来たのはもう
20年も前だけど
あれだけ狭くて
急な道ばかりだと
重機や車が入れないだろうに
街並みはかなり保たれてた。
廃屋のようなものも
たしかに見かけたけど
「古民家プロジェクト」
なるものもあって
街を守ろうとする動きも
あるらしい。
新しいカフェなんかも
できていたので
ぜひがんばって欲しいのだ。
闇雲に歩くしか
ないかと思っていたら
道しるべは整理されていて
わかりにくい道も網羅されているよう。
そして
あがったりさがったりして
行き着いたのが
千光寺。
何やら商魂たくましい
お寺のようで
人もたくさん集まってました。
その中に
石鎚山という大きな岩があって
大きな輪っかの鎖が下がっていて。
こういうの燃えるんだよね~、
ひるむ三人をおいて
「行ってくるわ」と
100円の「奉納」をして
鎖に足をかけ、岩を登る
かつてのお転婆娘。
思ったより登りにくかったし
つっかけるだけの
クラークスは脱げそうに
なったりしたけど
無事岩の上に立ち
達成感。
一応「徳をつんだ」
ことになるらしい。
やはりこういうものには
興味を示す
NNちゃんもあとから来て→
二人で岩の上で
わっはっは。
眺めええわ~~♪
それにしても
朝は寒いくらいだったのに
すっかり気温もあがり
汗がうっすら。
そこから少し登ったところの
売店で今日最初のビール!
と、銘柄を確認したところ、
嗚呼、スーパード○イ。
水飲んで我慢する。
展望台からは
これから征服する予定の
「しまなみ」が見える。
一番小さいと思っていた
向島は意外と大きいし
遠くの島はかすんで見える。
ほんとに帰ってこれるのかね?
と、不安になりつつ。。
下りはロープウェイで一気に。
280円、片道3分の道のりなんだけど
途中から急に斜度があがって
すごく面白い。
窓なんか全開だし
高いところ好きな
Oさんと二人
乗り出すくらいな勢いで
下にある木々と
そのすきまからみえる
家々を覗き込む。
そこからはまた
商店街に戻り
行列するラーメンやの
人の数を数えたりして
『からさわ』のアイスもなかを食べに。
たまご味(=バニラ) 190円を
店の前の道ばたでぺろり。
皮がさくさくで美味い!
と、そのそばから
となりのドーナツ屋で
ドーナツを購入する☆。
「いつ食べるの?」
「非常食」
!!
お次はねりものの
『桂馬』へはしご。
「あげたては何ですか?」
とたずね、野菜天をお買い上げ。
岸壁にでて尾道水道を見ながら
いただきます。
意外と水きれいだね~。
そして
あったかいねりものもおいしい!
我慢できずさっきコンビニで買った
あたしの黒ラベルを
一口ずつまわし飲み。

夏か?
と、思うくらいの日差しで
ビール飲んで
もうまったりな真昼間。
「もう尾道は堪能したね」
たしかに狭い街、
見るところはもうなさそう。
だけど移動のバスの時間まで
あと2時間ちょっとある。
「ちょっと呑みますか」
カフェでも行くとか
ほざくかと思いきや
つまみとビール、という。
なんだ、いいじゃないの、
このメンツも。
真昼間から
居酒屋をさがして
うろつく女子4名。
と、目に入った
「小いわし」の文字。
きのうオリンパス!の
マスターがすすめてくれた
広島の特産じゃないの。
ビールもキリ○だし
入りましょう、『道くさ』。
「定食?」とたずねるおやっさんに
「瓶ビールと、小いわしください」
と言うと
「小いわし~~今日だけないんだよ。
悪いね~~」
なんだー。
じゃあ何か刺身と
一種類は巻き物に
してもらいましょう。
たこ刺しとあこうだいの刺身。
もうひとつ白身は忘れちゃったけど
あとはイカの巻き物。
そいつを「甘い醤油」で
頂くのだけど
この甘い醤油がなぜか
合うんだよね~。
郷に入れば、だねぇ。
しかし評判通り、魚美味しい!
駅近のさもない店なのに~~。
最後にはなぜか
軽口をただきだす親父に見送られ
店をあとに。
すぐ近くの『おやつとやまねこ』で
牛乳瓶みたいな入れ物に入った
プリンを買う。
宿の食事のあとのデザートだそうな。
一応乗っかっとくか。
と、保冷剤たっぷり入れていただき
4つお持ち帰り。
それでもまだ
時間が余ったので
尾道駅周辺でおみやげチェック。
最終地点はここなので
ある程度めぼしをつけておくのも
いいかと思って。
夜のつまみにかきの味の海苔を購入。
おいしかったらおみやげにしよう。
帰りの新幹線の黒ラベルも
ここで買えることなど確認。
と、そんな時に突然Y子から電話。
電話をもらう覚えもないのだけど
実は前の日なぜかY子の夢を見たのだ。
なぜこのタイミング?
不思議なことってあるもんだね。
しかも用事は同行する☆の方に
あったらしい・・・
ますます不思議だ。
そうこうするうちに
尾道を離れる時間。
バスを乗り継いで
いよいよ島へ向かいます。
因島大橋で乗り換えるのだけど
乗り継ぎチケットをバス内で買えることは
事前に電話確認していたのだけど
今治より手前で降りるあたしたちは
乗り継ぎチケットによる割引は
ないとのこと。
なんだ、そこまで確認してなかったな。
ちょっとぬかりアリ。
が、悔しい。
14:40に尾道を出て
まずは最初の橋
尾道大橋を渡って
向島へ。
その橋のスケールと
景色の広がりに
大興奮!!
すごい!きれい!!
次の因島大橋を渡ったところで
高速バス「しまなみライナー」に
乗り換え。
こいつがまた
山間の高速道路を走るのに
なかなか次の島に行き着かない。
車飛ばしてこの時間だよ?
うちらほんとに自転車でいけるの??
不安がもやもやと
体じゅうに充満してく感じ。
でも
そんなことももう
どうでもいいくらい
空も海も青くって
すばらしい景色の連続。
橋はどれもりっぱでかっこよくて
ああ、やっぱり早く走りたい!!
生口島、大三島、伯方島を経て
予定より少し遅れた16時すぎ
大島BSでバスを降りる。
(ちなみにBSはバスストップの略。)
高速バスの何もないバス停の
柵の向こうに車を停めて
こちらをみていらっしゃる
おばちゃん発見。
この日のおやど『ふなやど』の
おばちゃんだ。
車で15分の距離を
迎えに来てくださったのだ。
送迎あり、とは書いてあったけど
なんだか申し訳ないぐらいの距離で
でもほんとに助かっちゃったのだ。
道すがら
最後の橋、大島から今治へ渡る
来島大橋の横も通った。
「ここの夕陽はほんとにすごいですよ」
と、ほんのり赤くなったその橋も
すでにすばらしい風景。
この橋もかなり壮大な感じなのだ。
途中
海に糸をたれる人が
ぽつぽつといたのだけど
今はイカが釣れるのだそう。
そこからひとつ山を越えた
静かな海み面した宿
そこが『ふなやど』。
人っこひとりいなくて
まるでプライベートビーチ。
さっそく荷物を置くと
海岸に散歩へ。
ゴミや漂流物も少なく
なぜか貝殻もあまりない
きれいな浜。
水もきれいで泳ぎたーい!
って気持ち。

海を眺めていると
太陽が降りてきてすごい風景だった。
サンライズのあとは
すばらしきサンセット。
ああ、なんて一日なんでしょう。
『ふなやど』という名前から
釣り人が泊まるんだろう、と
ちょっと違う雰囲気を想像していたのだけど
とてもきれいで。
お風呂も思ったよりずっと広くて
とてもきれいで。
ゆかたに着替えて
夕食の席に着いたのが18時。
やっぱり予想通りの
アサ○ビールで乾杯。
むう。
お料理はといえばでっかい海老の姿焼に
さざえのツボ焼
たこの酢の物のあるところに
どーんと届いた舟盛り!!
でかっ。
でっかいアジとカサゴがメインで
さざえとかウニとかいろいろ。
例の甘いお醤油で頂くのだけど
美味いっす~~~♪
しいてある海草までも
こりこりして美味しいのだ!!
これで10500円ですよ、この宿。
まったく信じられまへん。
煮魚はむくだい。
別名タモリだそう。
これも美味い~。
そして極めつけは
ひとりひと釜の
「たい釜めし」。
いやーもう許してください!な
食事の量。
天ぷらもあったっけ。
とりあえず生モノと
茶碗むしなど平らげて
たい釜はラップをもらって
おにぎりに。
嗚呼、あたしも「非常食」を持つことに。
部屋に帰り
着くなり預かっていただいた
プリンを食すことに。
あー無理かも~。
でもこれ非常食にはなり得ない。
と、食べ始めると
こいつが美味い。
レモン汁をかけて食べるように
なっていて、どちらかといえば
もったりの甘い感じなんだけど
あたしはレモン汁かけず
甘いまま頂きました。
バニラとか卵とかお菓子らしさが
ぎっしり詰まった感じなのに
ぺろり。
あたしにも別腹があったらしい。
さすがに全員
お腹がいっぱいで
座敷に伸びる・・・
寝台での寝不足もプラスされて
脱落者が出る中
あたしも就寝。
夜の宴会などもなく・・・
やっと日記も一日分。
いやあ、濃い旅なのだよ。
まだ自転車乗ってないしいね。
まだまだ続く。

サンライズでサンライズ!~しまなみの旅①


10/7金曜日、早めに出勤して
でっかいバックパックを
1階のあいてるロッカーに忍ばせる。
なんて高校生みたいなことを
同僚のNNちゃん、☆、
ひょんなことからバイトちゃんOさんも。
お互いの荷物を比べ
「☆の軽すぎ~~」
「何入ってるの?」
「タオル4枚?1枚でいいよ」
「それズボンの替え?いらないよ!」
と、重いメンツは
その場で荷物をダイエットしたり。
そ知らぬ顔で
一日働き
社長夫婦の目を盗み
さりげなく時間差で
1階の荷物をピックアップしながら
退社する4人。
こんなプチスリルも
ちょっと可笑しい。
目指すは22時発の
寝台列車サンライズ。
早めに退社した19時じゃあ
まだまだ時間はある。
東京駅周辺で時間を潰す、
という手もあったけど
大きな荷物を持って
うろうろするよりは。
と、思ってまずは
『アツマル』でカレーうどん。
いつもの間違いない味に
満足。
旅の始まりにはうってつけなのだ。
それから時間潰すには
きっとあたたかく受け入れてくださるだろう、と
『ジャズオリンパス!』へ。
「あれ?今日から旅に出るのでは?」
「はい、これからです」
「壮行会ですね」
と、おかれる黒ラベル。
しかも瓶?
「いやきのうたまたま宴会でね」
さすがマスターK松くん、
通じたかー?
ビールとホップコーンを
出していただいて
しおりを開いてあれこれ確認。
でっかい荷物で
一角を占領してくつろぐあたしたち。
ジャズ喫茶には似つかわしくないのだけど
「うらやましいなぁ」と
目を細めて
おすすめの「小イワシ」の話なんかを
してくださる。
出発が近づいて
「コンタクトはずしてくる」なんて
若干行動はくつろぎすぎ?な方向へ来た時
ふと、このビルの上は
ホテルだった、ということを思い出した。
ここのホテル、なぜか大浴場が
あるのだ、ビジネスホテルの体裁なのに。
寝台乗る前に日帰り入浴・・・
ナイスプランじゃねぇ?
マスターにたずねてみると
「いやあ、わかりませんが、
だめもとでお願いしてみたら?
・・・
得意じゃないですか!」
あ、はい。
そうだよね、このビールも・・・!
ということで次回のためのメモ。
21時まわって
マスターに見送られ
店をあとに、そして東京駅へ。
グランスタの酒屋で黒ラベル購入。
それにしてもこの時間にしてこの酒屋
行列するほどの混みあいで
正直びっくり。
寝台以外にも新幹線なんかも
その頃終電なんだろうかね。
そのせいか
黒ラベルは若干ぬるい。
あーーーちょっとがっかり!
でも二本買おう。
そんなことどもも済ませ
ホームへ向かう。
ここで初めて気付いたんだけど
ホーム、普通に在来線のホームなんだね。
なんかあの新幹線の仰々しい改札を
通る気になってたので
一瞬迷ってしまった。
(湘南ライナーと同じホームじゃん。
Mス田仕込んどけばよかった~~笑→)
そんなロスがありつつも
ホームへ着いたのは
21時40分。
入線は50分というから10分前着。
シングル4つをとったので
寝るまではラウンジで飲むのがいいんじゃない?
というM田さんの提案通り
ラウンジのある10号車の前に並ぶ。
きっと同じような人がいるだろう、と
気合を入れていたのだけど
一番乗り。
ホームは思ったよりずっと
人が少ない。
みんな余裕だなぁ。
そして入ってくる「サンライズ」に向かって
ホームにいる人ほぼ全員が
カメラを向け、てっちゃん化する。
最初だもんね、みんなテンションあがっちゃうよね~。
わかるわかる。
そして一番乗りは
もちろんラウンジ確保。
中央の廊下をはさんで
4つずつしかない一面を確保。
余裕の勝利でした。
わりとみんな自分の部屋を先に
確認するみたいね。
「あと何時間もいられるんだから
部屋はあとでいいよ」
と、ゆでてきたえだ豆などひろげながら
ビールで乾杯!な4名。
しばらくは見慣れた風景や駅を通過し
普通の電車と並行して走ったり。
外に向いて一列に座っているので
なんだか不思議な気分。
見慣れているようで
見慣れていない風景なのだ。
しかも金曜の夜で疲れて電車に揺られてる人を見ると
悪いがさらにテンションはあがるもので。
ぬるいビールもおいしいく感じるような
楽しい旅の導入となり。
と、ふとラウンジ席の
反対側の席の客と駅員の話声が
だんだん怒気を帯びてくるのに気付く。
耳をそばだてていると・・・
まさかのダブルブッキング!!!
入った部屋にはすでに違う人。
部屋番号は同じ!!
「寝台列車っていうと
事件起こりそうだよね~」なんて
けらけら笑っていたあたしたち、
「じ、事件だね!」
どうやら
駅側の方が切符の日にちを
間違えた、ということらしいのだ。
こんな満席の寝台で
ダブルブッキングって
最悪・・・寝るとこないってことでしょ?
と、話を聞いていると
離れたところにあいているとのこと。
ベッドを使ってしまったので
あとから来た方が移動せざるをえない
ような話になってしまったのだけど
あとから来た方はカップル。
しょうがないけど、なんだかかわいそう。
先に入ったおやじもなぜか
謝ったりしてるのに。
なのに、それを応対する車掌さんが
なんというかいかにも仕事ができないというか
まるでロボットみたいな人で
横で聞いているあたしたちでも
腹が立ったほど。
うちの会社の使えない男と
まるでタイプが同じなので
「ザッキー2号」という
名前がついてしまったのだけど。
「うちらも部屋確認した方がいいかもね?」
なんて笑って話しつつ
24時すぎたあたりで宴会も終わり。
ちなみに一人だけシャワーカードを購入して
使用した300円のシャワーは
なかなか快適だった模様。
あたし含むものぐさ組は
汗ふきシートですましちゃったんだけど。
部屋に行くと
入口は自分が設定した4ケタのパスワードで
鍵がかかるようになっている。
なるほど。
「みんなできた~?」なんて
少し離れたところにいるNNちゃんにも
声をかけたところ
「あかない」
「え?まさかの??ダブル・・・?」
と、一応ノックしてみると
人が出てきた!と、その瞬間
「あー号車が違いました!すいません!」
と、謝るNNちゃん。
ま、まじ??
買ったあたしも
受け取ったNNちゃんもまったく気付いてなかったけど
みんな9号車なのに
ひとりだけ8号車だったのでした。
ごめんよ、気付かなくて。
しかもその部屋にいた方、
寝巻き姿で半分眠ったような顔だったそう。
あちゃ~~~。
と、そんな事件もあり
ほんとにおやすみなさい。
シングルルームに一人になる。
寝台は
たしか10年ぐらい前にも
乗ったことがあって
その時も印象よかったのだけど
木調の作りで
閉塞感もなくいい感じ。
ストライプのガウンのような浴衣と
スリッパもある。
荷物の置ける十分なスペース、
たしか輪行した人は
ここに自転車置いてたって
書いてあったけど
それも十分いけそう。
その頃には
窓の外はほとんど灯りはなく
一体どこの街を走っているのかも
わからない状態なので
灯りをつけたまま平気で着替えたりして。
ラジオがあったので
つけてみると
デビッドボウイが。
なつかしい・・・
車両の端にある洗面所まで行って
顔を洗ったけど
ここも結構きれいだし
遅い時間だと人にも会わないし
快適。
静かな廊下はホテルみたいだよね?
灯りを消すと
上の方向には月とか
少し時間が経つとオリオン座とか。
わわ、テンションあがって寝られないじゃん!
と思っていたら
ことり。と。
かけていた目覚ましが鳴るまで
目覚めなかったのでした。
起床は5時40分ごろ。
洗面所で☆とNNちゃんに会う。
デッキでコーヒーを買って
部屋で飲みつつ朝の準備。
そしたらちょうど
朝日が昇ってきた~~!!
サンライズでサンライズじゃん!!
うれしくって
ケイタイで写真を撮り
保存しようとしたら
調子が悪いので
電源切ったりしてたら
うっかり
ロックをかけてしまったのだけど
それを解くパスワードがわからない。
自分がつけそうな数字を入れてみるけど
拒否・・・。
買った時に設定したのかなぁ。
と、半泣きで岡山で降りる準備をする。
「尾道に着いたらまず
ドコモショップ行かせて・・・」
一気にテンション下がるあたし。涙。
岡山でサンライズの切り離しが行われて
ちょうどその場面に立ち会うことができ
カメラを構えるてっちゃんたちが
おかしかったのに
もう!なんでこんな時に限って!
と、あれこれ考えるあたし。
山陽本線に乗り換え
尾道へ向かう。
長距離電車なので
全部ボックス席なのねぇ、と
感心したりして
皆と向き合って
あきらめかけてたケイタイを
あれこれいじっていたら
ヘルプが見つかって
パスワードのところを読んでみると
「お買い上げ時の設定は0000です」とある。
ためしに「0000」と入れてみると・・・
なんだ!!
解除できた!
いやーーーー!よかった~~~!
ケイタイにロックなんか
いらないんだよ~。
いらぬ設定してなくてよかった。
ということで
事件解決。
出発地点尾道に着くまで
そんな細かい事件が
あったとさ。
旅に事件はつきものだねぇ。
まだまだつづく。