足元を照らせば。

きのうは。
渋谷のYが
我が家の近くで仕事している、
というので
せっかくなので近所で飲むか。
と、めったに飲まない
最寄駅で居酒屋検索かけてみた。
え?
何この店。
めっちゃ良さそうじゃん。
しかもこの感じからすると
黒ラベルだな。
そう思って
Yからの連絡を待とうと
一旦帰宅すると
ちょうど連絡が。
駅周辺で待っているよう
伝えると
いたいた。
あ、でもちょっと待って。
薬のF太郎開いてるのね。
と、お目当ての
歯ブラシを買う。
「磨きやすい」歯ブラシ、という
仰々しくも箱に入ったもの
なのだけど、お値段198円。
だけどその箱には
商品説明のほか
製作者「田辺重吉」さんの
職人歴やスナップ写真、
歯ブラシを使用した人の感想
なんかも所狭しと。
歯みがきが嫌いで
たまに歯医者に磨いてもらいに
行くぐらいのあたしですが
危機感は感じているので
「磨いてる実感」のある
歯ブラシや歯みがき粉を
常にさがしてるのだけど
これはあたり!
使用後感が
バツグンにいいのです。
「磨きやすい」ための
結果なんでしょうか。
つるつるになった
歯の表面を舌で確認するのが
ちょっと楽しい。
だけど
偶然出会って
しかもお手軽お値段で
手に入れたわりには
このF太郎チェーンの
他の店では売っていなかったりとかで
今回は3本購入。
1本はYにプレゼント。
ちょっとした布教だね。
そして
Yを引きつれ
先ほど発見した
もつの美味そうなお店『三徳』へ。
近所で飲む機会はあまりないし
某有名店は非情に印象が悪かったので
居酒屋には恵まれない街・・と
勝手に決めつけていたのだけど
あるじゃないの!
縄のれんをくぐると
21時をまわっていたせいか
席のうまり具合は半分ぐらい。
有名店にありがちな
活気の裏にある
落ち着かなさ
妙な殺気みたいなものがない。
気持ちの良さそうな
こあがりに陣取ると
にこにこ顔の店員さんが
近づいてくる。
生を頼んでから
のろのろと料理を選んでいると
せかせるでもなく
いかにも一見さん的な質問にも
にこやかに答えてくれる。
レバ刺しをしょうがで
ガツ刺しをにんにくで。
あとはポテサラともつ煮。
「串のおすすめは?」
なんて大雑把な質問には
「壁に貼ってあるのは
みんなおすすめかなぁ」
なんてこのお兄さんのテンポも
かなりツボだったので
安心して
「じゃ、右からかしらまで
一本ずつとかでもいいですか?」
と、100円そこそこ平均の串をお願い。
料理はなぜか
ポテサラ、煮込み、串が出て
生肉が最後だったのが
不思議だったけど
ここは学習。
お腹すいてても
待たされても
とりあえず生肉だけ
頼もう、、、は備忘メモ。
だってこの生肉が
めちゃうまくて
っていうかあのタレ、
なんだったんだろ?
レバーとガツのタレは
明らかに違っていて。
特にレバーのタレが
美味かった!
このナマニクをゆっくり
ちびちびやりながら食べるって
すごく良さそう。
あったかいものが
先に出ちゃってると
どっち先に行くかで
優先順位がブレるからね。
去年は
生肉食べるために
夏休みとって
立石にうち入りした
Yとあたしだけど
「ここでよかったんじゃん!
灯台もと暗し!」
って話。
結局最初に頼んだ料理を
テーブルに並べたまま
Yが冷酒、お酒へ。
あたしは生、生、瓶、生。
ってな感じ。
いやーしあわせだー!
それにしても
最初強引に連れて行った
自転車レース観戦のおかげで
彼女もすっかりレースファンに
なってくれたらしく
二人で今年のツールの復習とかしたり。
仕事のこと
ほかの友達のこと
彼女の重要ゴトのこと
親のこと将来のこと
などいろいろ。
ひとつ驚くようなリンクもあったけど。
そういえばなんちゃって居酒屋も
やるんだっけ。
とにかく
時間を気にすることなく
飲んでくれる友人ってのは
ほんとにありがたい。
というか
気にしなくてはいけなかった
Yにはありがたくないことに
こちらのお店
24時すぎまでやっていて。
あたしは近いから
帰って寝るだけだから
いいけどねぇ。
結局タクシーで帰っていったY。
すまん。
でも
ここはぜひリピートして
ひとりでふらり一杯飲める店に
できればいいなぁと
思うのだ。
話をするようになれば
楽しいかもしれない
こじゃれた同世代の店じゃなく
客を大雑把にとらえる代わりに
誰にでもやさしい
こういう店だからむしろ。
せっかくご近所なんだもんね。
さて
あけて今日はといえば。
やたらノドが渇いて困った
一日をモーレツに働くことで
やり過ごした夕方
M田さんよりお誘い。
「待ってましたなんだけど
20時より前には帰れません」
と、返信すると
ぶつぶつ言っていたけど
遅スタートにつきあってくれる模様。
20時にはしびれを切らして
「あと5分でPC落とすからな。
方面は神楽坂、飯田橋」
との捨てゼリフ。
すいませーん、お待たせしました。
☆とあわてて東西線に乗る。
いくつか候補のあった中で
なんとなくにおったので
地図をプリントしておくと
最近M田さんが
開拓したそのお店に
やはり入った模様。
「醸蔵」
というひとことメールが届き
地図をたよりに
店を見つけると・・・
道にせり出すくらいの
日本酒の空き瓶で
なるほど、と思いつつ
階段をあがる。
うわさに聞くよりは
混んでいなかったけれど
入るなり予約の有無を聞かれ
たしかに席についたあとも
あいて席がみるみる
うまっていく。
へぇ大繁盛なんだね。
M田さんが先に食べていた
行者にんにくのおひたしと
お通しのつぶ貝、冬瓜、
きゅうりのあえものなんかで
瓶ビールを。
生はモ○ツだったけど
瓶はキリンでした。
あぶねぇあぶねぇ。
なぜかえびしんじょうが
一番に届き
ミル貝
水たこ
まぐろのかしらの刺身。
焼なす
さんまのなめろう
こまい
クリームチーズのかす漬け
など。
久しぶりに丁寧で手の込んだ
料理を出すような店に
来た、という印象。
ビールでなく日本酒飲みたく
なったりね。
若いのに日本酒に詳しい
おねーさんがいて
イメージを伝えると
セレクトして持ってきてくれる。
でもM田さんはもちろん
☆も酒にはそれなりの知識と
自分の好みの路線があるから
いいのだけど
あたしは傾向、というほどの
ものはない。
だけど
☆に届いたものは
少し自分には日本酒らしさが
きつかったので
その旨伝えると
もうちょっとすっきりしたのを
持ってきれくれて。
いやー
またプロの技を見せられた感じ。
ほんとに若いのに
よっぽど好きなんだろうな、
このお姉さん。
彼女目当てのお客さんも
多いらしい。
そりゃそうだろう。
そんなわけで
美味しいものにありつけ
ちょっと久しぶりのせいか
話もはずんだのだけど
気付けばラスト。
ここは移動してごはんだな。
ということで
いつも通り坂を下って
『き○助』へ。
ビール一本いただいたら
おにぎりとしじみの赤だしを。
まったくランチタイムですか!
という失礼な感じ。
でもここのお米は
ほんとうにおいしくて
お腹がいっぱいになると
黙り込んでしまう☆も
ここのおにぎりとなると
渾身の力を込めて(?)
胃にスペースを作っている様子。
あはは。
今年は
おせちをここに
お願いしてみようかな、とも
話を聞いてみたけど
31日にしか受け取れないという。
ちょっとそれじゃぎりぎりだよなぁ。
しかし
そろそろもう来年の話。
とくに正月は
両親と九州新幹線でも、とか
思っていたので
実現可能なのかどうか
まずは調べなきゃ。
それにはちょっと
仕事が忙しすぎるんだけどね。
明日もなるべく早く行って
フル稼動したいけど
もうこんな時間。
明日はちょっと寝坊だな。
しかも
夜はスタジオだっていうのに
練習はしてない
弦もそのまま。
そしてなんといっても
大事なメンバーがまた
がんの転移で入院してしまい。
一旦大丈夫かな、と
思っても
そいつらは
忘れたころに戻ってくるんだな。
今はまともに歩くこともできず
入院してしまったそう。
切ねぇ。
バンドを続けることを
ほんとに楽しいと言ってくれていたから。
ただのスタジオ練習でさえも。
でも
ほんとにどうしようもなくて。
うちらは細々と続けて
場所を作って待っているしか
できることはなくって。
仕事のあと
重いギター担いで
川崎まで行くのは
なかなかの大仕事なんだけど
それはあたしとっても
重要なことなのだと思えるから。
だからとりあえず
早よ、寝よっ!

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