第三回低山部

               (M田さん写真いただきます↑)
土曜日は。
第3回低山部。
又の名を
「山の上に酒持ってって飲もうぜ」部。
ロクデナシの集まりです。
MMTのおやじ三人と
Aっきー、☆とあたし。
今回はまさかの前日負傷の
NNちゃん来れず
ちょいと小規模。
それでも
山の上でひもじい思いはいやじゃ~と
食糧とアルコホルの準備には
余念なく。
しかし
ここんとこ、イベント続きで
ターゲットは日出山と決めていたものの
ルートなどつめておらず
ヒトのブログなどかき集めて
やっとコースを決めたのが
前々日のこと。
まあ900やそこらの山じゃ
どうにかなんだろ。
と、若干甘い考えで。
とりあえず
武蔵五日市駅発9:31のバスに乗るから
9:08か9:21の電車で来るよーに!
と、指令を出しておく。
あたしも7時すぎにでかけるべく
ちょいと早起きして
背中に前日作ったつくね、
マカロニサラダ、
生ハムのクリームチーズを詰め、
手にはパンの山。
「いつ低山部やるんだ?」
とシツコク聞いてくるわりには
前日まで反応悪く
あとで聞いてみれば
「行かない選択もあった」
というヤツもいる位
直前まで盛り上がらないので
☆にはつまみをお願いしておき
酒屋のありかだけは
下調べしておき。
だけど
当日は早起きを含め
全員奮起して
スイッチを入れてるのがわかるのが
おもしろいところで。
武蔵五日市で合流して
酒屋の場所を告げると
さっさと酒を買いに行ってくれたり。
みんな酒と肴でナップをいっぱいにして
バスに乗り込む。
駅で見かけた若者の群れとは別れ
小さなバスに揺られ終点の上養沢まで40分。
途中奥多摩らしい涼しげで
きれいな渓流を見て
「おいバーベキューに変更しねぇか」だの
「温泉入ってからにしようぜ」だの
勝手なこと言いやがる。
はいはい、
勝手にすればー?と
バスから蹴り落としたくなるのを抑え
計画通りに事を運ばん。
部長はつらいよ・・・とほほ。
ぎゅうぎゅうだったバスも
終点で降りたのは
うちら含めた三組の登山者。
バス停のベンチで念入りに
靴紐を結び直す
ご高齢の方たちを置き去りに
地図もよく見ず歩き出す。
バスで奥地まで来ただけあって
横を流れる川を覗くと
文字通り透き通っていて
きれい!
泳いでる小さな魚の姿も
余裕で見える。
気付くと、舗装道路から降りて
川に手を突っ込むおやじたち。
こらこらここは禁漁区ですから
気をつけて!
予想より長い道路から
いきなり草むらをかきわけて進むような
登山道に入る。
いきなりの勾配で
しかも人の歩いた気配なし。
大丈夫かよ、、
だけど一応指示の看板はあったしな・・
と、不安を抱きつつ歩いていると
前方から来る人とすれ違い
ほっとする。
おとといまでの雨の影響か
夜露でいつもこんななのか
とにかく足元はあまりよくない。
それでも
普段からサッカーやってる50おやじたちは
やはり健脚でどんどん登っていく。
さすがだよなぁ。
しばらく行くと
養沢鍾乳洞のあとに着く。
やはり道は間違っていないよう。
でも勾配続きですでに玉の汗が。
誰かが用を足しにいってるすきに
T腹さんがプルトップを引く。
「あ、あたしにも」
ちょいとエネルギー補給。
さて[#IMAGE|c0049455_0472458.jpg|201010/06/55/|right|150|220#]
そこからがさらに大変で。
まさかの階段登山。
き、聞いてないよぉ。
たしか読んだブログは
主婦のヒマつぶしと
老夫婦のお散歩的な記事だったかと。
あの人たち、どんな脚を持ってんのさ。
階段って坂よりもキツイんだよなー。
いちいち瞬発力を使わなくてはならないし
歩幅も自分で決められない。
でもここでへこたれてる場合じゃないぜ、低山部。
頂上で美味い酒を飲むのだー!
の、一心で
すっと立ち並ぶ杉の
ひんやりした林の中
いつ終わるやもわからない階段を
登り続ける。
登りきったと思ったら
その曲がった先にまた階段。
また階段また・・・
もう最後には笑うしかない
状態に陥った低山部。
だんだん空が近くなり
もうすぐかな?
と思ったゆるやかな道の先に人影が。
人に会うの久しぶりー!
どうやら意外と早く頂上への道標に到達。
喜んだのも束の間
また階段だー!
もうひとふんばり、、、と
年一クライマーのプライドにかけて。
着きました。
日出山山頂902M。
頂上付近は結構な人なんだけど
この人たちはどうやら
となりの御岳山をケーブルで
登ってきた人らしい。
さ、景色もそこそこ
本題に入りましょうか。
山頂から少しさがった
きれいなテーブルを陣取る。
御岳から登ってくる人が
頂上まであと一歩、の
地点なんだけど。
関係ねーや
呑みましょう呑みましょう。
ビール、ワイン、日本酒、
ウイスキー、酎ハイ。
正になんでもござれ。
赤白買ったワインの赤が
「ノンアルコール」だったなんて
オチもあったけど
下界以上の充実ぶり。
☆の胡椒のきいたポテサラと
あたしのつくね、マカロニサラダ、
Mス田さんちのおいなりさん。
パンは火であぶって
クリームチーズとルッコラ。
缶詰の鳥の塩焼と
マッシュルームガーリックは
火にかけてみようか。
あ、つくねものせてみよう。
魚肉ソーセージもあるよ。
(写真は食べ残しっぽいが。→)
いやーこれが美味いのなんのって。
山の上っつースパイスはね、
なんともすごい力を持っていて。
もりもり食べます。
大変だった山道も
「ケーブルで来てたら
こんなに美味くないよな」
「あのマニアな道がよかったな」
と、終わってみればの
余裕発言。
結局みんな「キツいの」が
好きなんだから。
しかもこの人たち
知らない人にからむの大好き。
登頂した時も
すでに中年のおばちゃんをナンパして
あーだこーだ言っていたのだけど
この宴会中にも
横を通るクライマーに
どうにかからもうと
声をかけまくる。
そんな中
一人登山のご老人が
足を留めて。
ちょうど焼いていた
マグロの漬焼と角瓶をすすめると
ちょっとうれしそうに
「私はこれにちょっとでいいんですよ」
と、ザックからご自慢だという
古いスキットルを出して
見せてくださった。
30年だか使ってらっしゃるのだが
ピカピカ。
中はリザーブだというが
スキットルの口の金属のにおいとあいまって
なんともいえない香りを放っていて。
そんな話から
「まあまあどうぞ」とお招きして
すわっていただくと
「じゃあそちらを少し頂きます」
と、日本酒を指差す。
お好きなんですね・・・
この日出山やとなりの大岳、雲取など
何度も登って歩きなれてるそう。
そこでの思い出やら
「いつまで登れるやらねぇ」
なんて最近の医者との会話など
いろいろお話くださったのだけど
その話ぶりが「先生」っぽかったので
うちらの中では「先生」という呼称に。
石を持ち帰った話とか
おもしろかったなぁ。
先生が言ってらした山々は
ワイン担いで登れる感じではないけど
そのうち低山部でも挑戦してみましょうかね。
食事時間は予定オーバーしたけど
楽しい時間でした。
やるな、低山部。
そこから尾根を伝って
となりの御岳山へ。
山頂でもある神社への坂道がまた
ものすごい急勾配だったけど
えっちらおっちらがんばりました。
ケーブルからも近く
神社だけにご老人も多かったけど
また声をかけまくって
老人と笑いあう低山部。
やるな。
山が楽そうだから
オプションを、と思って
滝巡りも予定していたのだけど
思ったより山がキツかったのと
食事時間もとりすぎたので
ひとつだけ滝に行こうか、と
神社の下の周回コースに
入りかけるのだが
戻ってきた人に尋ねたところ
ひとつめもかなり遠く
しかも過酷な道だという。
「やめたやめた」
と、全員一致で
目についたベンチに腰を下ろし
誰からともなく甘いものでも、
なら酒でも、あ、じゃ
つまみも出しとく?
フランスパンもまだあるよ。
と、なぜか1時間もしないうちに
食事の続き。
・・・
どうかしてる!
そこで残りの食糧と酒を
ほぼたいらげ
あとはケーブルで下山。
ちょうどいいバスに乗り継いで
あっという間に下界に。
やはり下りにこういう
逃げ道があるのはよろしい。
もうすでに酔っ払いだからね。
駅に着いたところで
M田さんが調べてくれたいたおそば屋さん
『玉川屋』へ。
古民家を利用した店内はなかなかいい雰囲気。
靴をぬいで畳ときちゃあもう、
くつろいじゃいます。
とりあえずビールとつまみ。
生はサッポ○だね。
でも瓶キリ○のが美味いなぁ。
あ、M田さんはお酒?
つまみは・・
みそ田楽におでん。
ぜんまいの煮物。
モツ煮。
岩茸?の酢の物。
とろろもいいねぇ。
いやこのとろろ、絶品だねぇ。
ついでに親子丼の上だけも食べたい。
え?ごはんもいっちゃう?
じゃあ親子丼。
そんなことしてるうちに
縁側から見えていた山の線も
見えなくなるほど
どっぷりと暮れて。
じゃあそば行こうか。
と、ざるに肉南蛮、
あったかいとろろ。
かけも食べたくなーい?
と、来るそばから
みんなでまわして食べる。
いやはや
どこまでも食いまくり
呑みまくり
悔いはないぞの低山部。
帰りはまた
ホームでフリーロッククライミングの
ワカモノを捕まえて
持ってたマットに食いついたり
最後の最後まで
食う、飲む、そして
ロッツオブコミュニケーション!
さすがに帰りの電車は
眠りの世界へ。
今回も成功でしょう、
低山部!
あ、でも
あまりなめてちゃいけませんね。
そこは反省。

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