電動カンチェで擬似ツール~山と湖の旅③

三日目の朝は
バスを乗り継いで
湖の反対側へ。
の、つもりが
乗り換えのバス停の近くで
レンタサイクル発見。
これから向かう
カヌーの乗り場は
バス停から遠いので
自転車いいかも!
と、口にすると
「行けるかどうか聞いてみようよ」
と、ノリノリな二人。
うれしいね、体力あるね
君たちも。
早速そこ、
観光協会に入って聞いてみる。
聞けば20分もかからないで
行けそうな感じ。
バスの便も少ないので
自由のきくのは
ありがたい。
ってことで
借りることに。
で、電動つきママチャリと
MTBがあるというので
電動なんかいらねー!と
NNちゃんとあたし。
2台しかないママチャリを
争うことなくMTBを
選んだら、なんとこちらにも
電動が!!
えー?聞いたことない!
日焼けどめを塗り直し
自転車にまたがると
うちらを追い越してく
ユニフォーム姿の
ロードバイクな人たち。
おお!ツールみたいやんけ。
なんだか自分もすいすい
いけそうな気がする!
ところが
乗ってみると
地味に登り坂。
汗だくになってきて
つい使ってしまいました!
電動アシスト。
だってカンチェラーラが
いないんですもの。
(バコっ!)
でもすごい楽でした。
スイッチオン直後
一気にスピードがでて
足をとられるんだけど
あとはすいすい。
でもこんなんじゃ
ロードバイクデビューは
まだ先だな・・・
しかし
自転車ほんと正解。
バス停からの道が
ハンパなくって
なんで送迎とかないわけ?
え?車なしでこんなとこ
来るなって?
だって飲めないじゃーん。
さて
カヌーの前に
予約しておいた昼ごはんを
頂きます。
朝ごはん食べたばっかりだけど
それこそ車がないと
食いっぱぐれると思い
予約したのだけど。
これがまた正解で!
ダッチオーブンからでてきたのは
[#IMAGE|c0049455_1492098.jpg|201007/24/55/|right|220|150#]骨つきチキンと大きなじゃがいも。
塩こしょうだけの
シンプル味付け。
それにあぶった食パンと
レタス。
これだけなのに
この旅程で一番美味しかった食べ物!!
まったくきのうの宿に比べたら・・
なんてぶつぶつ。
ごはんのあと
いよいよカヌーです。
去年初めてやってから
すっかり気に入ってしまった
この遊び。
我ながら、結構得意かもって思う。
とくに今回一緒に乗った
NNちゃんとは息がぴったりで
コースどり、力加減、
お互いが思った通りにできて
自由時間にはすいすいと
勝手に行動したりして。
桧原は湖面が鏡のようで
照り返しで日焼けするよ!とか
水ぶくれになったり
やけど状態になった人がいる、
とかいろいろおどかされて
いたのだけど、
天気の方は曇りぎみで
なんとかなった。
暑い時は湖に足を浸したりもして。
前日遊覧船で通った
湖の中心部では
そういう船の波の返しに
乗っかってサーフ気分を
楽しんだりもしたけど
カヌーの醍醐味はやはり
船でないと行けないような
波も音も何もないような
静かな場所へ行けること。
今回もそんなとこへ行き
漕ぐのもやめてただ
漂ってるのも
気持ちよかった♪
それから
ジュンサイ畑なんかも通って
たっぷり2時間半。
パドルでかいた水で
ズボンはずぶ濡れだったけど
そのまま自転車で
インストラクターに教えてもらった
公共温泉へ。
「おねーさんたちかっこいいですね」
と、半ばあきれた感じの賞賛を浴びつつ
その場をあとに。
・・・送迎なんて、
いらねーんだよっ。ちぇっ
予定では
どこかのホテルの日帰り入浴を
利用するつもりだったんだけど
こちらのお風呂は
料金は半額だったのに
広くて新しくて
大満足。
ま、こういうのが仕分けの
対象になるんだろうけど・・・
それからレンタルのリミットがあったので
あわてて登ってきた道を下る。
風呂上りなのに汗かいて
どーすんの、みたいな速さで。
しかもうっかりしていて
着替えがスカートしかない!
とりあえずスカートの下に
ぬれたズボンを再び履き
自転車にまたがる。
自転車を返した先で
さっさとそのズボンを脱ぐ。
えーと正確には道端・・・
旅の恥は掻き捨て?
だってぇ、
猪苗代に行くバスの時間も
近づいていたし
なんといっても
ビール飲みたかったので。
というわけで
寸暇を惜しんで
(ズボンをトイレで脱ぐ時間を惜しんで)
コンビニに飛び込み
ビール購入。
もちろん黒ラベルね。
バス停でプシュ。
えーと正確には道端・・・
そこからバスとローカル線を
乗り継ぎ、郡山で
おみやげと駅弁を買って
新幹線で帰る。
最初は山のためだけに
福島まで行くのは
勿体ないねって話だったけど
またまたびっちり遊びまして。
でも感謝すべきは
つきあってくれる友達。
今回の二人は結構
体力があって助かった。
この年になると
そんなことって重要だよな、と
感じた旅でした。

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