アンテナの向きとか立て方とか

土曜は。
フットサル。
の、前にアンテナ立てて
もらった。
金かかったけど
いろいろクリアになった。
きのうは阪神VS日ハムなんて
レアゲーム見られちゃったし。
14時スタートにも関わらず
ちょい寒かったけど
3チームまわしで
炎天下に比べれば
ずっとやりやすくって
楽しかった。
まあ
大外しもあったし
ゴール前にもたついて
打つ前に持ち去られるという
まぬけな場面もあったけどね。
アフターは
コート下の居酒屋へ。
もともと気に入っては
いない店だったんだけど
オール270円メニューになってから
ひどい。
いくら近いからといって
あの店はやめよう、と
密かに誓う。
3時間もいながら
不完全燃焼だったので
サッポロを出す中華屋を提案したら
あっさり流れた、ほぼ全員。
もーそんなあなたたちが好き!
前の店のことは
クリアーにして
ビール、餃子、チャーハン、
ラーメン、麻婆豆腐。
今度からここでいいじゃん。
話してるうちに
次の練習がW杯日・オランダ戦の日とわかり
「みんなで観よう」という話に。
近くで検索かけたら
先日BJを観にいった新しい体育館にバーがあって
どうやらスクリーンがあるらしいと。
二軒飲み終わったあとに
ぶらぶらとみんなで見に行くことに。
先客があり、一番いい席は
とれなかったけど
15人はいけるとのこと。
ま、それぐらい集まるだろ。
アンテナも立てたし
W杯の予習でもするか。
でも相変わらず
日本代表には興味ないのだけどねー。
今週もうっかり
コートジボアール戦の日に
呑みになってしまい
日本代表観ることになりそう。
ま、あたしはドロクバが
見たいけどね。
しかし
スポーツ中継ばかり見ていると
ますます世の中のことが
わからなくなりそう。
あたし別に体育会系はじゃないっつーに!
あけて日曜は。
久しぶりに髪切りに石川町へ。
しかも
カリスマ以外の人に
切った頭で行くのは
初めてだったので
若干どきどきしたけど
あっさりバレてた。
そりゃそーか。
なのできのうは
罪滅ぼしに
「好きなだけ切ってください」
なんちゃって。
ばっさり。
襟足じょりじょりやられ。
また例のごとく
ワーゲン雑誌を渡され
「巻頭特集12ページっす、
すいません!」とうれしそう。
本業より最近はシュミで
世界をまたにかけてるらしいんだよね。
いやでもすごいよ。
表紙にも何気にいるし→
愛車に腰かけて。
カリスマはやっぱすごいのだー。
あたしとは立てるアンテナが違うよなぁ。
きのうは
カリスマの弟さんのこども
Iっちゃんが店内を
走り回っていたので
お菓子をわけてもらったり
みみずを見た話をしてもらったり
いつもと違う雰囲気でした。
みなさんにお見送りしてもらって
中華街の雑貨屋さんへ行く途中
元町にある雑貨屋さんにも寄り
バッグを買ってしまった。
今日はそれでご出勤。
このお店、小さいけど
心躍るものがたくさんあって
気に入ってます。
それから
川崎の雑貨屋arinkoちゃんに
紹介された中華街の雑貨屋さん
Fortune Nuts』へ。
こちらも細々と
気になるものがあるのだけど
お店をやってらっしゃる
ご夫婦とカレンくんという
男の子くんに会いたくて。
行くと
奥様のAコさんがいて
しばしおしゃべり。
この人もナチュラルで
かわいい人なんだな。
会えるとなんとなくうれしい人なのだ。
なーんてトータルで三度くらいしか
会ったことないのにね。
人と人のつながりって
面白いよね~なんて話をしていると
ダンナさんTさんとカレンくんが
お散歩から帰還。
うわーブログで写真は見てたけど
こどもの成長ってのは早い!
そこでは
アメリカのメールバッグを。
帰り際に聞いたのだけど
Nutsさんのあるビルに
あきがあるらしく。
誰かどうですかー?
古いビルで今は
外壁塗装のために
シートをかぶっているのだけど
前はつたがからまっていて
いい雰囲気のビルだったのだ。
それでも築50年だからね、
その色気はなかなか
貴重と思うよ。
屋上には庭園があって
つたがなくなっても
なんか緑はみだしてるし。
いいカンジです。
すごくいい場所にあるので
ほかにもお店が入れば
活気も出るのになーって。
Nutsさんは一番奥の部屋なので
いまいち気付かれずに
いるような気がします、
そこらを歩く人たちに。
楽しいお店なのになぁ。
ちょいとおしゃべりして
おいとま。
帰りぎわ一生懸命手を振ってくれた
カレンくん。
次に会うのがまた楽しみ!
中華街の永楽製麺で買い物して帰り
珍しく晩ごはんはラーメン。
それから
[#IMAGE|c0049455_22472556.jpg|201005/31/55/|right|120|200#]野球見ながらお弁当料理してたら
もうF1だー。
・いかとクレソンのナムル
・たけのことにんじんの煮物
・小松菜とツナのマスタード和え
・切りこんぶ
・切干大根と梅干としそとしめじの和えもの
土日、あっという間だったーまたーっ。
今日はビデオ屋で
「イージーライダー」でも借りるべき?

夏にそろり。

ただいま。
アンテナ取り付けてもらった。
BSもCSも整った!
W杯の準備は万全。
さてきのうは。
二ヶ月に一回の
カセットコンロス@下北。
なんだかんだで
行かないことも多かったけど
前回どうしても
忙しい日常から逃れたくて
ひとりで行ったんだけど
とてもすばらしく。
今回は絶対行こうって
決めてた。
20時に下北駅で
近所のしづと待ち合わせて
ソガベくんの店の上の
カレー屋へゴー。
古くてなかなか
雰囲気のあるビル。
大きな窓から見ると
まわりもそんな古い
雑居ビルが乱立。
下を歩くほどの閉塞感はなく
それぞれのビルの上層部の風景が
個性的で面白い。
屋上の洗濯物や
無造作に立てたプレハブや
突如明るく浮かびあがる
カフェなどなど。
ここもほかのビルから
[#IMAGE|c0049455_2332961.jpg|201005/31/55/|right|150|220#]見るとそう見えるんだろうな。
そんな南インド料理やで
・チキンカレー
・おくらとぶりのカレー
・ゴーヤの香漬け
・ほたてと葉にんにく炒め
を、いただく。
香り米が美味しい。
ナンはありませんのよ。→
ビールはサッポロ。
とても丁寧に淹れてくれるらしく
泡は黄金率。
コースターに載せてくれる時も
★のマークをこちらに向けてくれるという
徹底ぶり。
ちょっといい店じゃなーい。
お腹すいたーと
まずほたてとゴーヤに
がっつく☆とあたし。
最初は食欲がないと
言っていたしづちゃんも
元気でたみたい。
と、扉があいて
来たのはOちゃん。
こやつ、カレーのタイミングで来たな・・
みんなで大ブーイング。
やつはケイタイをほったらかしにする癖があり
しばしば連絡がとれなくなるくせに
都合のいい時にこうやって
ぷらっと現れる自由人なのだ。
しかも一番いい時を狙ったかのように。
今回も前売りをメンバーに
お願いするかどうか
こっちは悩んでいたのに、もう!
という感じ。
もう慣れたけどね・・。
「辛いチキンカレー」という名の
カレーはきちんと辛くて美味しい。
ココナッツが入っているのに
マイルドになりすぎてない。
ぶりの方も美味しかったけど
まだ食べられる!と
もうひとつチキンカレーを追加。
ごはんもLサイズにしちゃお。
さらにサラダと
なすの炒めもの、
それにロティという薄い
パンケーキのようなものに
鴨のパテを。
なんか順番違わない?
だけど
まわりがどう思おうが
自分の食べたいものを食べる、
食べられるかどうかなんか考えない。
そういう勢いでOちゃんが
頼んだものって
だいたい正解なんだよねー。
最初に頼んだもので
終了するつもりだった三人も
便乗してがつがついく。
ロティ、薄焼きですごく美味しい。
パテもなんかコンビーフのような
食感で。
と、Oちゃんが
このロティにアイスが合いそう、
なんて言ってる。
まったく女子かよ!
さすがにロティは粉ものだし
腹にたまりすぎだろ、ということで
アイスだけを頼んでいたけど
これがチーズケーキをそのまま
凍らしたようなもので
美味しいかった。
スイーツについては
譲らない☆とOちゃんが
あらそって食べてる横で
しづとあたしは
やっぱりビール。
まんぞくー!
ライヴに来たんだか
食べに来たんだが
わからないけど
ひとつめの競技終了、
みたいな態で
ライヴハウスに向かう。
今日はライヴはやめとく、という
しづちゃんと別れ。
そしたら
「甘いものが足りない」と
ミスドへ入ってくOちゃん。
「一口くれるよね?」という☆に
「いや、その一口で満足感が足りなくなったら
後悔するからあげたくない」
「その後悔を目の当たりにするのはいやだから
いらない、それに私が食べたいのは
それじゃない」
「よかったー」
なんて会話する二人。
この二人、仲いいんだか悪いんだか。
でも思考はかなり似てると思う、
ことスイーツに関して。
あたしにはわかりましぇん。
ライヴハウスに着くと
ちょうど二部が始まるところ。
コンロスはとても楽しいのだけど
いかんせんライヴが長い。
ので、いつもこのタイミングで
行くことにしてる。
コンロスは
隔月でここで
毎回ゲストを迎えて
ライヴをやるのだけど
楽器の構成でまったく楽曲の雰囲気が
変わるのがおもしろい。
今日のゲストはアルトサックスだ。
サックスのあんけんくんと二人、
戦う感じか?
・・と思ったら意外と
二人譲り合いで
ちょっと残念でした。
前回のパーカッション、
ダテゲンさんが入ることによって
打楽器隊のふけさん、辻くんが
感化されてものすごいことに
なっていたあの熱いライヴには
敵わなかった感じでした。
でもワダくんのギターは
よかったかも。
単純に調子よかったと思う。
しかし
中南米の音楽カリプソをやってるせいか
ライブハウスは暑い暑い。
ぎゅうぎゅうに人がいるわけじゃないんだけど
熱気というほど暑苦しくはないけど
昂揚した雰囲気の中に笑いがあふれ
みんな立ち上がって体を揺らしていて。
外は肌寒い日だったけど
別空間でした、完全に!
ライヴが終わったあと
ふつーに会場にでてくる
ワダくんとしばしおしゃべり。
ありがとうありがとう、と
いつもながら地味にハイタッチしてくれる
彼の笑顔はほんと人の良さが
にじみでていて
うれしくなっちゃうんだよなぁ。
先週行った牛窓のフェスの話を
根掘り葉掘り聞く。
ドラゴンとかぶって行けなかったのだけど
音楽はついで、アウトドアイベント中心
みたいなフェスらしい。
やっぱり面白そうだ。
そう思っていたら
先週仕事で江戸時代の観光案内を手にしたら
「牛窓の湊」というページにあたり
ビックリってこともあったし。
うーん、ここにも呼ばれてる感じがするな。
来年行こうよーと、キャンプマスターの
Oちゃんを口説く。
夏の野外があれば
また行くよーと
ワダくんとは約束して
下北をあとに。
夏が来るね。
カリプソの季節。
今年はどこで聴きましょう。

美しき漕ギストへの道

きのうは。
用事が流れたので
☆とカレーでも食べて帰ろうか
って話していて。
先週お誘い頂いたのに
先約が入っていて
呑めなかった1974にも連絡。
呑めます!
でもちょうど他からも
話があったので
連れていってもいいですか。
とのこと。
初対面ウィークだな。
いいよいいよ、何人?
ぶらっと行くつもりが
8人になったので
『ジャズオリンパス』の
マスターに予約メールする。
「ビールは缶でいいですか」
「アイスヴァイン出せますよ」
とのうれしいお返事。
もちろんビールは黒ラベル。
メニューにないのだけど
あたしが行く時には
ご自分用のお疲れビールを
わけてくださるのだ。
そしてアイスヴァインは
ほんとーに美味しくて
見栄えの豪華な
この店のスペシャルメニュー。
普通は予約が必要なんだけど
どうやら間に合ったらしく。
19時に☆と
途中であった
シゲルザスターとともに店に着くと
1974夫妻、それに
はじめましてのYさんが。
ほどなくいらした
Kさん、Tさんとともに
1974の仕事つながりの方々で
名刺など頂く。
その中のYさんが
「自転車バカ」だと紹介されたので
早速先日のレースの話を
二人で始める。
小説を読んで
ついレースまで行っちゃった話をすると
「実は私、出てたんです」
って。
なにーーーーーー
「バカ」ってそっちかよ。
たしかにさっき店の前で
自転車停めてるのは
見たけどさ。
聞けば
毎日世田谷から本郷まで
自転車通勤。
だけど通勤距離だけじゃ
あきたらず
皇居何周かしてから
会社に行くのだとか。
すげ・・・
体脂肪9%だって。
ぱっと見、ふつーに
お嬢さんなんだけど!
「クライマーなんです、私」
って。
か、かっこいい!
自転車で山登るって
どんな感じなんだろー?
しかもそれが得意とかって。
いろいろ話はつきない。
話しているうちに
彼女が使っていない自転車を
無期限で貸してくれるという。
彼女はもう三台めの自転車に乗っていて
今乗っているのは
自動車一台買える値段なんだって。
すげーや。
で、もう乗らなくなったのが
ただ眠っているのはかわいそうなので
誰かに乗って欲しいのだと。
いや、そりゃ乗ってみたいけど
まだレースひとつ見ただけで
めちゃ初心者だし・・・
第一そんな高級なもの
傷つけたり紛失したりしたら
どーすんの。
メンテの仕方も知らんし。
と、冷静になって
残念ながら辞退したけど
いつかそいつを
お借りすることに
なるんだろうか、あたし。
ま、その前にプジョーちゃんを
もうちょっと可愛がらなきゃ。
って感じだけど。
でもなんか一気に
あたしのまわりに自転車の話題が
寄って来てる。
そう実感してます。
ほんとこういう体験、
よくあるんだよなー。
もうちょっと深みに
はまってみなよ、って
神サマの啓示なのかね。
そこに何かが待ってるなら
行ってみたい世界ではある。
去年のテーマ「漕ぐ」は
カヌーを「漕ぐ」
だったけど
自転車も入ってたのかな。
いやでもカヌーも
もっと漕ぎたいしな。
水辺の季節になってきたし
カヌーも漕がねば!
いろいろやることはあるのだ!
でも帰りがけ
すーーーっと闇に消えていった
彼女の後姿はほんとうに美しくって
余計なもののついていないカラダ
というだけでなく
ほんとうに余計なものを背負っていないんだな、
という印象を残して
あれもこれもって欲張りな自分を
ちょっと反省。
蓄積することも大事だけど
いらないものはそぎ落として
自分の「芯」みたいなものが
ぶれてない人の潔さに
あこがれる。
ますます気になるのだ、
自転車乗りたちが!
さて
呑みはといえば
はじめましてのつもりが
そこここで話は盛り上がる。
知らない人の知らない話ってのは
やっぱり楽しいよね。
つい酒がすすみ
マスターのストック呑み干す。
ごめん!マスター!
手違いで二つもでてきた
アイスヴァインもぺろりと行き
〆のカレーも美味しく。
「☆さま。本日のお味はいかがでしょう」
と、☆におうかがいたてるマスターも
面白い人なんだけど
「成長してる」と、相変わらず
上から目線の☆。
でも実際そうなんだなー。
はじめてのみなさんも
「美味しくていい店だ」を連発。
店を選んだ☆とあたしも
素直に喜ぶ。
美味いメシと人との会話。
それにつきるねー。
いやはや。
思いがけない出会いを
もたらしてくれた1974にも感謝。

スイートなボク。

きのうは。
久しぶりに
M田さんと飲みたくて
☆とともに
『菊水』へ。
いつもより
早い時間のせいか
混んでいて
ぎりぎり入れた感じ。
まわりに負けないよう
急いでオーダーをすませ
ビールを一本呑み
お通しをつつく。
わらさ、かいばしらが来たので
あわてて
M田さんが呑んでる
銀盤にうちらも便乗。
だって日本酒でしょう。
ひめたけ、
しゃこのてんぷら、
新じゃがの煮物、
なすの揚げひたし、
きんめの煮物。
きんめは少しぱさついていたけど
味付けがバツグン。
白メシを頼んで
新じゃがの汁を飲みほす。
これもこの店の
お楽しみ。
さらに珍しく
勢いは止まらず
ゲソのてんぷら
それにおひたし。
おやじ系の店に
行きたかったんだけど
ちゃんと美味しいものも
食べたいし
がやがやしてるのも
あんまりなぁ。
と、思っていたので
ほんと大正解で。
「やっぱ美味いねー」
と、しみじみな三人。
先日のドラゴンの話やら
M田さんが最近やってる
菓子型でつくる粘土細工の話から
ものを作る、という話。
年は離れているけど
M田さんは今も
遊ぶことにも本気なので
話がつきないのだ。
だから☆とあたしの
それぞれの愉しみについても
興味を持って聞いてくれるし
そういう積み重ねが
この三人呑みの
居心地のよさなんだな。
不思議なもんです。
が。
いつになく
ケイタイを気にして
落ち着きないM田さん。
聞けば、近所にいる
同級生に声をかけたとか。
「来るみたいだけど
ラスト間に合うかなぁ」
と、言っていたら
どうやら料理ラスト。
ぬたやら
えいひれやら
肉豆腐やら
あわてて頼む。
これらが運ばれてきた頃
件の同級生登場。
去年だかに久しぶりに同窓会をやったら
このあたりに働いて+住んでることがわかり
一度呼ぼうと思ってたのだとか。
現れたのは
M田さんと同級生とは思えない
若くてきれいなおねーさん。
しかも住宅系の社長さんで
聞けばこどもを三人育てたとか。
なんですか?
その濃い人生は!!
世の中にはそういう
なんでもかんでも
やってきちゃった人って
いるんだなー。
でもかといって
完璧という感じでもなく
フツーに気負わない感じ。
昨年離婚されたことも
どうやらプラスのことらしく
来月は自転車のレースに出るとか。
す、すごい。
そうなりたいとか
っていうのとは違うし
あんな風にはなれるとも思えないけど
今の自分にももっと
やりようがあるんじゃないかって思う。
そんなこと感じさせてくれる
すてきな人でした。
あたしは何をやろうかね。
とりあえず
今日もメシが美味い。
ほたるいかとキドニービーンズで
クミン系トマトスープ。
秘蔵のチーズも出しちゃった。
白ワイン呑みながら思う。
ま、悪くはないさ。
自分に甘いってのは
長所かもしんないね。
ふふ

静かなるスポーツにでくわして

きのうは。
ドラゴン明けにも関わらず
小雨の中でかける。
保冷バッグには黒ラベル。
今日もレースなのだ!
先日
サクリファイス』という
小説を読み、
自転車レースってものに
俄然興味のでてきたあたし。
やっぱ入門はナマだろっ!
ってことで
近々レースはないかしらん?
なんてググってみた。
それでひっかかったのが
ツアーオブジャパン
というレース。
どうやら東京も走るみたい、
ってことで。
しかも日比谷から大井なら
ぷらっと行けば観られるんじゃ?
なーんて甘い考えで
いろいろ調べ始める。
それにしても
マイナースポーツだよなぁ。
ここの公式HPを見ても
なかなかわかることが少ない。
「はじめて観戦する人のために」とか
解説ブログを見たりして
ほんの少しずつ少しずつ
状況がわかってくる。
と、ちょうどたまに
読ませていただいている
ブログでもちらっと
その話が出てきたり
なんかして。
堺でタイムトライアルがあって
そのあと奈良、美濃、南信州、
富士山、伊豆、そして東京。
平坦なコース、山岳コース、
それぞれの得意分野をいかして
バランスよく得点を
稼いで行くんだね。
しかし
移動するだけでも
疲れそうなのに
毎日のようにレースじゃ
体力もいるだろうな。
そっか、だから
消耗しないように
うまく駆け引きすることも
必要なんだね。
小説読んで得たわずかな知識が
少しずつ裏付けられてく。
何かを知る作業ってやっぱ
こういう時が一番おもしろいよね。
レースごとに更新される
短いハイライト映像を
PCにかじりついてみたよ。
そっか、
緑のジャージ着てる人は
特別なんだ。
赤い人は山に強い人?
へぇ。
サレルノ、マシュー、
西園くん・・・
シマノにニッポーに
ブリッツェン。
知らない言葉が
蓄積されてく。
だけど
東京ステージは
一体どのように楽しめばいいのか
わからない。
ここにコメントをくれる友人しば君も
傾斜ないと見所は難しいですね~
なんて言うし。
それでもあきらめず
検索を重ねていると
公式HPのほかに
なんとか一ファンの方のサイトに
たどり着いていろいろ
予備知識も入れる。
どうやら
周回するのは
都心部を出た埠頭地域。
食料は持参した方が無難。
選手は一瞬で目の前を
過ぎてく、なんてこと。
そしてやっぱり平坦だから
それほどのデットヒートは
ないんじゃないかって。
そうなのかー。
でもー!
最初は
ぷらっと行ってみよう、
なんて気持ちだったのが
こうなったら
じっくり観てみたい!
そんな気持ちになり
まわりにも声をかけてみる。
と、意外にも賛同してくれた
神楽坂のFと渋谷のY。
朝早いけどー?の
心配もよそに
「行く行く」って。
予習ばっちりのFに
仕事サボっちゃったというY。
スタートを日比谷で見て
それを追ってでるシャトルバスで
ゴール近くまで行って
周回してゴールに入るところも
見よう!なんて話にも
のってくれて。
しかし当日、
いまひとつ状況わからないまま
とりあえず30分前に
内幸町に来たものの
日比谷シティは閑散。
日にち間違えたか?
なんて一瞬不安になったけど
そういえば選手は日比谷公園に
いるってどこかに書いてあったな・・
道ばたにぽつぽつ立つ係りの人を見て
ほっとする。
スタート地点を教えてもらい
そこでレースが始まるのを待つことに。
っていってもテントのひとつもなく
パンフを配るでもなく
ほんとにスタートなの?ここから?
という雰囲気。
しかもレースまで
10分を切ったってのに
車は走りっぱなし。
そんな中、からだをあっためるために
軽く走る選手っぽい人を見かける。
あぶないよー。
11時スタート直前になって
やっと道路閉鎖。
スタートよりちょっと先で見ていると
先導のパトカーと
自転車をキャリアに積んだ
各チームのメカニック車が
歩道の植え込みからのぞきこむ
あたしたちの前に縦列。
その奥に、スタート地点に並ぶ
選手たちが見え
かろうじてマイクだか拡声器だかで
選手を紹介する声が聞こえてくる。
気付けば
まわりには人が増えて
カメラを構えたりなんかしてる。
お、レースっぽくなってきた。
いよいよスタート。(F撮影→)
最初はパレード区間だから
そんなにスピードは
出さないだろ、と
たかをくくっていたけど
やっぱりすごいスピード。
でもほんとに目の前を
カラフルな自転車に乗った
男たちがさーーっと
通り過ぎてく姿は圧巻でした。
車道をすべる車輪の音しかしないのが
とてもクールで
かっこいい。
だけど通りすぎれば
ここのイベントはもう終わり。
ここにいる全員が移動せねば!
って焦ってる中
ゆうゆうとビールを仕入れていたら
シャトルバスの列は
ものすごい長蛇になっていて。
1ブロックも2ブロックもいって
さらにまがった先の最後方に並ぶと
「乗り切れない場合もあります」
なんてアナウンス。
ならば、品川にでて
そっちのシャトルバスに乗った方が
早いかも。
なんて機転がきくのも
毎日の予習のたまもの。
迷わず新橋駅に向かう。
だけど品川は品川で
こちらのシャトルバスも
結構な行列。
へぇ、知ってる人は
知ってるんだね。
それでも運よく
2台めには乗り込め
すわることもでき
ゴール地点へ向かう。
競馬場の前など通り
まわりが倉庫だらけになった先に
人の波が見えた!
その先にしゃーって通り過ぎる
集団の影。
は、はやっ。
どこで見ようかと思ったけど
MCも聞こえるし
大画面で選手たちを追ってるのが
見えるので
ゴール近くの人が多めのところに
とどまる事に。
といっても道路を人が1列、
多くても2列におおってるぐらいのもの。
やっぱりマイナースポーツか?
やっと落ち着いたので
ビールをあける。
もちろん片手には傘。
Yはどこからともなく
たこ焼きなんて仕入れてきて。
Fはちゃっかりレインコートなんて着て
万全の観戦アンド呑み食い体勢。
もーこんな状況でもぬかりない
あなたたちが好きだわ。
あたしも次回までには
レインコート、用意しとく!
そこへまた
一周してきた選手たちが
通りすぎる。
さっきの植え込みより[#IMAGE|c0049455_22553179.jpg|201005/24/55/|right|220|150#]
さらに近い場所を走る選手たちは
ものすごく速くて
ものすごいかっこいい!
誰が誰やら色さえ
わからないくらい速いけど
どの選手もかっこいいのだ。
彼らの走って起こる風を顔に受けて
すっかり大興奮。
ふと見ると
道路に顔つけるくらいの高さで
写真を撮るカメラマンさんが
うちらの正面にいて
そのおにーさんもかっこよかった。
雨なんてなんのその。
むかってく猛スピードの男たちに
焦点をあわせるべく
一瞬にかける姿!
かっこえぇ。
そのあたりを
選手たちは14周するのだけど
あたしたちが着いた時は
9周めで、まだ全員が
集団で走ってる感じだった。
それが
何周目かから
抜け出す5人がいて
そこからひとり脱落して
集団と先行の4人の差が
あれよあれよという間に
ひろがってく。
「これは逃げ切りですかね~」
なんてアナウンスが聞こえ
ん?と思ったらウキョウさんで。
先週モナコでじっくり聞いていたので
すぐわかりました。あはは。
ところが
あと2周ぐらいだったかな、
いつの間にか先行していた
4人は集団にのみこまれ
最後の1周に入ったところで
ものすごいスパートに入る
みんなの姿を見ました。
あたしたちの前を通りすぎたあと
大画面を見ていたら
紺色のデローザたちが
前方でだんごになってきて。
あんな距離がちぢまるもんなんだー?
っていうのを目の当たりにして
いやぁ、びっくりした。
ゴール直前の争いも
画面で観るとすごかったみたいだけど
そのゴールを超えたちょい先にいたので
少し力をぬいてガッツポーズしたりして
すりぬけてく選手たちの姿を
間近にみることができた。
それもなんだかよかったよ。
とにかくねー
すてきでした、
はじめての自転車レースは。
小説を読んで
すげーと思った
エースとアシストの関係とか
心理作戦の妙なんて
まったくわからなかったけど
とにかく美しくて
すばらしかった。
これ晴れてたら
もっとビールすすんでただろうけど
雨の中危険をかえりみず
ものすごいスピードで
走り抜ける選手たちの熱気と
車輪と地面との間で
雨粒たちが奏でる音に
鳥肌たちました。
やっべーな。
またシュミが増えてしまった。
これから自転車レースも注目!デス。
レース後は
さっさと撤収。
シャトルバスにさっさと乗り込み
品川の韓国料理で昼ビール。
ランチ終わり時間で
途中で追い出されたので
駅ビルのオイスターバーにはしご。
あったかいクラムチャウダーと
ロゼをいただいて
夕方解散。
がんばって朝
行ってよかったな~。
帰ってから
さすがに疲れて
ソファーで音楽聴きながら
なんだか呆然としちゃったけど
なんとか夜には回復して
恒例のお弁当料理も。
メッシの番組観ながらね。
・クレソンのおひたし
・アンチョビと小松菜の辛子マヨ和え
・肉じゃが
・しいたけと豚肉とヤングコーンのチャプチェ
・みょうがの梅酢漬け
・切干大根
やっぱり忙しくしてるのが
いいみたい、あたしは。
楽しかった!
土曜も日曜も♪
今日は雨だし
ちょっとまったり。
もうおふとんに入ります。

今日だけは「ビール」より「残波」

きのうは。
毎年恒例の
横浜ドラゴンボートレースに。
去年の雨とはうってかわっての
晴天でうれしー。
10時集合で
早速朝ビールを購入して
山下公園へ。
金曜の品川での酒も
これでリセット。
参加メンバーは
のみ友おやじたちの
サッカーチームと
あたしの友人たち、という
構成なんだけど
今年はあたしの友人たちが
方々へ拡大していって
なんだか女子が多い。
はじめましての
ご挨拶をいろいろなところでしたり
一年ぶりの再会をなつかしがったり。
妙な集まりになってきたよなぁ。
あらかた集まったところで
全員の顔あわせ。
今年はあたしの独断で
チームカラーをピンクに指定したのだけど
みんなそれぞれ調達してきてくれ
その姿を見ると
なんとなくの連帯感がうまれるようで
ちょっとうれしい。
そこから男女に分かれて
身長順に整列。
それを轟沈部と落伍部の
2チームに分けて
早速陸(おか)練習。
とりあえずオールの持ち方と
掛け声の練習だ。
恒例の「ビール」で行こうかと
していたら
今年初参戦のあきらちゃんから
「あ行のが力が入ると思いマース」
との提案。
言われてみれば、そうかもね・・・
ということで今年の掛け声は
「残波」ということに決定。
・・てか酒から離れろよ・・
でもこの「残波」、実は
結構効果あったようで。
自分たちのレースが
近くなって集合場所まで
行く間に何気なく
今漕いでる船を見ていたら
あれよあれよという間に
沈んで行く・・
なにあれーあんなの見たことない!
どうやら、漕ぐのに夢中で
船の中に水がたまりすぎて
重くなってそのまま
沈没することが
あるらしいのだ。
転覆の図は見たことあるし
注意も受けるのだけど
沈没って・・・。
そうなる前に気付けよ!
レスキュー船に乗せられ
帰ってく人たち・・・
はじめて参加の子たちが
それみてビビり始めたけど
あれはないって!
珍しいもの見たよ。
真昼間の太陽の下
集合場所でいろいろ
注意事項を聞きつつ
敵たちと顔を合わせ。
3チーム対決なんだけど
ひとつはファミリー系、
ひとつはなんだか若い男が
うじゃうじゃいる・・
強そうだな。
無意味に声もでかいし。
どうやら消防団らしいという
うわさだってけど。
うちらも負けずに
無意味に声だして
士気をあげる。
円陣組んだりなんかして!
みんな妙にうれしそうだけどね。
こういうバカさ加減がね、
なんとも楽しいのだよ。
救命胴衣を借り
オールを借り
はだしになったら
いよいよ船に乗り込む。
先頭に太鼓のあきら、
最高峰に一年で一番輝いてると
毎年ささやかれる舵取りY野くんが乗り
あとは左右8人ずつに分かれて
[#IMAGE|c0049455_056480.jpg|201005/24/55/|right|150|220#]漕ぎ手が座る。
去年は前方を軽くするために
女子を前に集めたのだけど
今年は男女入り混じって座る
という作戦に出てみた。
全員乗り込むと
いよいよ漕ぎ出すのだが
オールにあたる水圧は
強すぎず、ちょっと力をこめるくらいで
ちょうどいい。
ひと漕ぎごとに水に乗って
すーっとすすむのを
体で感じる。
こいつが気持ちいいのだ。
あたしたち落伍部の船は
2コースでまん中。
スタート地点まで
かなりスムースに行き
「ちょっとうちら巧くない?」
なんて口々に言い合い
写真を撮るなんて
余裕まで見せていたのだけど
左のファミリーチームが
なかなかやってこない。
とうとう関係者が舵を取って
スタート地点に並ぶという始末。
彼らは最後までいけるのかね?
そしてスタート!
調子よく波に乗って
これがまた気持ちいい。
まっすぐ行きさえすれば
これは結構いいタイムでるかも。
・・と思った矢先
右の船が左に
左の船が右に
大きくまがって
両側からうちらを挟みこむように
接近してきた。
「ちょ、ちょっと邪魔すんなー」
って大声をあげる。
だけど向こうは向こうでもう
コントロールがきかず
必死になっている様子。
これはやりすごして
どうにか自分たちだけでも
立て直さねば、、と
「左だけ漕いで!」
少し迂回して2艇から離れる。
「スパートかけるよ、まっすぐ!」
と、また全員で必死に漕ぎ始める。
「残波!」「残波!」
自分たちの漕ぐ水が体にあたるけど
そんなものかまっちゃられない。
ひたすら前を目指して
一心不乱になる大人20人。
「ゴール!」
氷川丸の手前で減速して
迂回する。
ここで完全に止まると
自分たちの漕いだ波が
氷川丸にあたって
返ってきて転覆すると
口うるさく言われていたので
「漕ぎ続けて~」
と、誰からともなく声があがる。
そんな難所も抜け
アクシデントもあったけど
ゆっくりスタート地点に戻る間
みんな満足そう。
初めての子たちも
「楽しいですね!」と
いい笑顔。
そうなんだよ、そうでしょう?
途中、曲がった挙句
転覆した若い男子チームが
船に乗って連れ戻されてるところに遭遇。
おいおい、
どうしてそういうことになるのよ。
おもしろ半分に声をかけると
やつらもなんだか妙に笑顔。
それはそれでいいんだけどね。
でもあたしはあそこの海では
泳ぎたくはないなぁ。
陸に上がると
轟沈部のみんなが
アーチで迎え
「がんばったがんばった」
と、ハイタッチしてくれる。
そんなこともうれしい。
タイムを聞けば
去年の2分にせまる
2分14秒。
邪魔されたわりには
速いんじゃない?
と、それなりに満足。
ビールビール!と
クーラーボックスに突進する。
ほんとは競技中には
呑んではいけないんだけどね。
次のレースまでの約1時間、
応援にきてくれた元祖なんかも含め
総勢40人で大宴会。
ビールだけでなく
ワインだの焼酎だの
すごい騒ぎで。
あちこちで
戦術についての反省や展望が
語られる・・・
「残波」って案外よかったよねとか。
うちら水をかき出す必要ないって
巧いのかな?とか。
たった2分やそこらで
こんな結束を得られるこの遊び
ほんとうにおもしろいのだ!
さて
次のレース。
轟沈部がなかなかの健闘。→
ちょうど入れ替わりで
ハイタッチはしてあげられなかったけど
タイムに満足の彼ら
「お前らもがんばれよー」って
ちょっと上から目線。
くそ、なんかむかつくな。
相手はまた同じ2チーム。
さっきは曲がってごめんなさい、
いえいえ、なんて
そんな会話もあったり
なごやかでいいのダ。
さて次なる目標は。
まず自分たちがまっすぐ進むことと
まわりが曲がってくる前に
抜け出すことと
轟沈部を超えること!
そしてスタート。
今度は1コースの若い男子チームが
曲がりもせず猛烈に先行してく。
むむ、やつらやりおる。
そうなると男子チームは強い。
必死になって負けじと
スピードを保つ。
「残波!」「残波!」
声もかすれるけど
腕もそろそろ限界だけど
ゴール目指して・・・
結局男子たちには及ばなかったけど
おかげでこちらのスピードも
あがったような気が。
どうだったんだろ?
そう思いながら
陸に戻ろうとするうちらに向かって
係りのマイクを取り上げて
轟沈部のやつらが
落伍部のタイムを読み上げてる。
やることが掟破りだなぁ。
でもそのタイム、
信じられないなぁ。

半信半疑で陸にあがると
なんと1分36秒
なかなかの成績なのだ!
びっくりです。
歓声をあげて
めっちゃ盛り上がる落伍部。
うれしい!!
集合してまた乾杯。
みんなで喜びをたたえあう。
タイムには別に
こだわっていなかったけど
やっぱりうれしいものだね。
落ち着いたところで
ぬれた洋服から着替え
銭湯に行くチーム、
打ち上げまで公園で飲むチームに
分かれる。
17時になり
恒例の中華街の店
『頓昌本店』へ。
ほぼ参加者全員が移動しての
大宴会。
あらためて
自己紹介しあったり
いろいろ話の花は咲く。
誰かがトイレにたったタイミングで
人が移動しはじめ
あたしもほぼ全員と話をすることができ。
これも楽しみのひとつなんだな。
結局
延々5時間ぐらい
呑んでたんでしょうか。
2分のレースに
5時間の呑み会!は
今年も健在でした。
だけど一軒じゃ
帰れないあたし。
当然みんなもそうかと思えば
意外に簡単に解散したので
残ったY野くん、T月くん、
Oちゃん、☆、S和ちゃんと
軽く二次会へ。
ここもわりと
不思議な組み合わせだったのだけど
終電まで盛り上がる。
いやー飲んだ飲んだ。
今年も楽しいドラゴンだったのでした。
来年もまた!

山形の思い出し話②~ガタラーになる!

朝は誰ともなく起き出して
朝風呂へ。
朝は朝で気持ちいーんだよね。
朝の光って独特。
また豪勢な和の朝食。
[#IMAGE|c0049455_2347829.jpg|201005/20/55/|right|220|150#]・庄内産ほうれん草
・うどきんぴら
・出汁巻き玉子
・するめいかのお刺身
・焼き物(魚、なんだっけ)
・自家製豆腐
・特別栽培米はえぬき(おかゆで!)
・味噌汁
・漬物 きゅうり 白菜 梅干 長いも漬け
・自家製デザート プリンだったかな。
しっかり頂いて
食後にコーヒーまで。
タクシーを呼んでもらって
鶴岡駅まで向かう。
このタクシーの運転手さんがまた
山形のお国自慢で
しゃべるしゃべる。
山形っていうより庄内藩か。
幕末の話を昨日見て来た話のように
語りまくり、誰とかは
庄内藩が許してやったから
その後出世したとかなんとか。
さすがに朝っぱらからは
辟易したけど
山形を愛してるんだね~。
鶴岡で電車に乗り
余目で乗り換え。
ここでもわずかな時間を使って
改札を抜けて売店で名産を物色。
ここで売ってた「庄内刺し子」という
こぎん刺しのような工芸品は
美しかったな。
やはり始めたいのだ「刺し子」は。
ローカル線を乗り継ぎ
また庄内で新幹線に。
「昨日買ったワンカップが美味しかった」
と、再び駅のコンビニを訪れるも
Aっちゃんお目当ての酒には出会えず。
少々がっかりしていたら
「ねーのど渇かない?」
の、Yの一声であたしの
アルコホル魂も目覚める。
そうだね。
あと20分ぐらい乗るしね!
そんなわけで午前の一杯を
楽しみつつ
さくらんぼ東根へ到着。
新幹線の駅とは思えない駅名、
そして小さな改札の向こうには
イケメンくんが迎えに。
この日はうちのバイトちゃんの
実家の自然食のお店
お邪魔することになっていたのだけど
彼女の弟Y太くん26歳が迎えに
来てくれたのだー。
彼も東北人のイメージよろしく
おとなしいのかと思いきや
気さくでそして出過ぎない
めちゃ感じのいい子で。
しかも店に行くまでに
野菜を買いたいと伝えてあった
リクエストに応えてくれて
農協に寄ってくれ。
そこで山菜をあれこれ
吟味するYとあたし。
でも見たことない
聞いたことない野菜が
いっぱいだし
新鮮できれいだし
なんと言っても安い!
でも地元の人にはそんなことないのか
「こんなんで300円もするわよ」
なんて声も聞こえましたが。
そんな時も
弟くんはうちらとつかず離れずの位置にいて
「どうです?何かありました?」と
いいタイミングで声をかけてくれたり。
おばちゃんたち(=残念ながらうちら)の感動を誘う。
野菜を手にして
お店へ向かう。
お店のあたりは「啓翁桜」
という桜の産地だとかで
桜の畑が続く。
そう、お花やさんで
わりに寒い時期から売ってる
切枝の桜。
あれのことらしいのだ。
そっか~。
あれって普通の桜とは
違うのか~ガッテン!
そんなこと思いつつ
花に見とれていると
「着きましたよ」って。
そこは『自然・食 浄心庵』。
お父上が迎えてくださる。
ヒゲ面にチェックのシャツ。
お店の人としては
ありそうな感じだけど
どうも彼女と、また
事前に聞いていた前職とは
イメージが結びつかない。
だけど
そんな思い込みも
どうでも良くなるほどの
父上のキャラに圧倒され
純粋にお店を楽しむことになった。
お店と言っても
元は一軒のお家。
ただ
父上の父上がご自分で
郷土資料館をやっていた
らしいので、生活感はなく、
資料館の名残でりっぱな書棚や
父上の遊び心で装飾された
ふすまなんかが面白い。
テラスに通してもらうと
その目の前は大きな庭。
菜の花の向こうにやはり
啓翁桜の畑が。
「全部がうちの土地ってわけじゃ
ないんだけど」
とはおっしゃていましたが
遠くに山が見えてそりゃ
絶景。
そこで土いじりをしたくて
1年ちょっと前に
この店を始められたというお話なんだけど
土を耕した話から
日々育ってくる植物の話、
きのうとれた野菜の話、
次はそこに五右衛門風呂をね、、
なんて楽しくてしょうがないご様子。
いいね。
ほんとに楽しそう。
とりあえず
お願いしてあった
黒ラベルの瓶を出していただき
汗を抑えると
じゃじゃーん。
出てきました山菜たちが
ちびちびと。
お皿はほんまもんの
「アンティーク」だそうな。
「お父さん、日本酒出してください!
急いで!」
「あ、ビールはいいです、置いといて」
と、大興奮なあたしたち。
上喜元が運ばれる。
わらびにふきに
うす味のごぼうは香り高く
かぶに載ったゆず胡椒も美味い。
珍しかったのが
あけびにしいたけとわらびをはさんで
芋がらで巻いたもの。
それからうどについてるわさびが
ピリっとして美味しかったのが印象に。
ご自慢だという地鶏の
卵焼き。
庄内牛の佃煮も美味い。
野菜の肉巻き、
しつこくナイナイ。
にんじんも甘い~
あとのびるだっけ、めちゃ美味かったの!
これだよこれ!
こういうのに出会いたかった!
とどめは
スモークしたベーコン。
うわぁ、まじコレ美味い!
かなり日本酒でいっちゃってたけど
もりもり食べた。
途中店の日本酒を飲みつくしたらしく
件の弟くんが酒屋まで
追加の酒を買いに行ってくれたり
実に気持ちいい。
しかもその弟くん、
うちらの席にきて
一緒に呑み始めたんだけど
ほかのお客さんが来て
あまり長く一緒に飲めなかったので
東京に帰ってから
バイトちゃんに弟くんのこと
ほめつつまた飲みたいと
伝えてもらったら
「東京にはたまに行くので
ぜひお願いします」と。
おばちゃん連と飲んで
楽しいかはわからないけど
酒があればそんなことも
関係ない!
という臭いを彼には感じる。
ということで、再会が
楽しみ。
最後はおいしいごはんと
お味噌汁までいただき
大満足。
ガイドブック開いたところで
なかなかこういう店には
出会えないもので。
だから今回の旅の
最重要ポイント、
「美味しい地元料理を食う!」が
土日とも実現できて満足。
みんなもそうだったみたいで
企画者として、そっと胸を
なでおろしたのでした。
すっかりごちそうになったところで
今度はおかんが出てきて
天童駅まで送ってくださると言う。
恐縮です!
天童では
飾りの「将棋の駒」を買うという
Yの野望もあったので
駅に行く手前の
みやげものセンターまで
送っていただく。
いやーまったくもって
恐縮で。
が、
しかし。
せっかく連れていっていただいたのに
みやげものやは閑散。
さみしいな、天童・・・
Yもお目当てに出会わなかった様子なので
次なるおみやげもの屋を求めて
駅方面へぷらぷら歩く。
きのう新幹線で会った紳士のことも
思い出したけど
また厄介になると話が長そうだからな、
山形の人は・・
と、ご遠慮申し上げる。
時間もあまりないしね。

駅までの道すがら
桜のきれいに咲く姿にも遭遇。
鶴岡よりは少し遅れているけど
ちょうど「桜の季節」と言える。
ほんといい季節に来たねー。
駅前で
やっとYはお目当てのおみやげを買い
最後はあたしの調査しておいた
そば屋厳選4軒の中の1軒
『たか松』に
タクシーで乗り付けることに。
この運転手さんA土さんもまた
みかけによらずおしゃべりで
天童のことを短い時間に
いろいろ話してくださった。
ところが!
なんとそのお店がお休み。
ならば次に気になる店へ行こう。
と、目的地変更し
たどり着いた『伊藤屋』で
やっとそばにありつく。
の、前に
もちろんビールと熱燗で
つまみをちょこちょこ。
〆にそばを。
あれー?
ここでよかったんじゃなーい?
美味いよ。
新幹線まであと
1時間ほどあったので
天童公園に花見に行こう、と
タクシーをさがしたけど
ながしのタクシーなんて
地方にはいないのね。
走ってるのも迎車とかで
残念ながらあたしたちの横を
すり抜けてく。
これは駅まで戻るしかないかぁと
とぼとぼ歩いていたら
だいぶ前方を歩いていたYが
どうやらつかまえた模様。
あたしたちも乗り込むと
Yがげらげら笑ってる。
な、なんとさっきも乗せていただいた
A土さんではないの!
しかも絶妙のタイミングで
Yの前にキキーっと止まったのは
どうやらうちらの横を走りぬけていった
迎車の運転手が無線で知らせたらしく
A土さんはぴんときて
迷わず迎えに来てくれたのだとか。
いやーもう
白馬に乗った王子様ですよ、
A土さん!
で。
天童公園の桜が見たいと話すと
いきなりメーター倒してくれて
「じゃご案内しましょう」
って王子!(っていってもおっさんだけどね。
地味な。しかも気のきかなそうな!)
公園とは反対の方角に走り出すので
いぶかしく思っていたら
川沿いの道に出た。
そこは桜並木。
満開手前の少し上品な感じの桜の道を
すーっと走ってくれる。
「これからライトアップの時間なんです」
そういって同じ道を引き返そうとすると
ほんと、ちょうど桜がぼんやり
闇に照らされ始める。
やるねぇ。
それから坂を上り
うちらの行きたいと言っていた
天童公園に連れていってくれる。
「あっちは渋滞してますからね、
ここがいいんですよ」
と、道端に車を停めて
先に立って砂利の道に入ってく。
・・その先は拓けていて
ちょっとした展望スポットなのでした!
遠くに山がみえて
天童の街があしもとに。
へぇ、A土さん、すごいね。
十分十分。
車に戻ると
「新幹線の時間は?」
と、聞かれたので
「そろそろです」と言うと
「じゃ」とメーターを立ち上げる
A土さん。
支払ったのは
そこから駅までの1メーターほどの
料金だけ。
これだけいろいろまわってくれたのに!
ほんとにありがとうございます!
最後の最後まで
山形の人の親切には
驚くばかり。
いやーすごいすごい。
二日間でどれだけ
人に親切にしてもらっただろうか。
ほんとにやさしい人ばかりだったな。
ガタラーになっちゃうよっ♪
ただ
それにしても天童の駅は
地味すぎ・・・
最後の宴会を新幹線で
楽しむ予定が
駅の売店は19時をすぎると
のきなみ閉店。
お弁当のひとつも買えやしないので。
みどりの窓口に行き
「次の新幹線は車内販売ありますかね?」
と、確認したりして
結局車内販売で予約して
米沢をすぎたところで
米沢の牛肉弁当をゲット。
日本酒とビールと
弁当をまた
つついてはまわし
つついてはまわしして
東京へ。
忙しい二日間だったけど
濃厚で濃密で
楽しかった♪
親切な人たちに迎えられ
いっぱい呑んで
いっぱい美味しいもの食べた!
ザ・思い残すことナシ!

山形の旅思い出し話①

誰か山形に花見に行かない?
このところ「誰か」
でひっかかる人なら
誰でもいいや、という関係に
なってきた中高仲間の一人、
渋谷のYがそうつぶやいたのが
2月ごろだっけ。
遊びのことなら
乗っかります!
な、あたしがまず手をあげ
花見の時期を調べ、
まず日程決定。
どうやら4月の中旬が例年の開花日。
でも花が咲いてないんじゃ
しょうがないから
散りかけの方にかけ、
さらにGWにぶつけたくないので
4/24-25の土日に決定。
それにしても
地味だなぁ、山形。
そりゃYは将棋好きだから
天童っていう目的もあって
「そこに行ければ十分」
なんて言うけど
将棋だけじゃなぁ。
本屋にでかけて
ガイドブックを立ち読みしても
どれも買う気にならないし。
うーん。
ところが
まわりにそんなこと
グチってみると
会社には山形出身の子がいて
実家が自然食レストランやっていたり
仙台出身の☆が
「親が山形は食材がすばらしいとか
言ってたよ」
なんて情報をくれる。
そっか、食べ物か。
検索語をちょいと
変えてみると
ひっかかるひっかかる。
ヤバイ。
途端に行きたいところが
増えまくってしまった。
神楽坂のYが参加を決めたところで
宿は鶴岡湯田川温泉の「九兵衛旅館」に決める。
やたら出てくる山形の名産
「孟宗竹」が食べられるらしい。
HPでも食事を前面に出してる感じだ。
いいねいいね、
多少高くても
美味いもの食おう。
とりあえず3人から5人泊まれる部屋をおさえ
他にも声をかけるとひっかかったのは
Aっちゃん。
じゃあ4人で行きましょうかぁ!
鶴岡に泊まり
将棋の天童に行かねばならず
Fが「最上川の船には乗りたい」と言う。
あたしはあたしで
うちのバイトちゃんの実家のお店にも
行ってみたい。
これは忙しいことになりそうだ・・
で、スケジュール組んでみた!
一日め:東京→最上川→鶴岡
二日め:鶴岡→東根→天童→東京
つまり山形半周ぐらいな
移動距離なんですな~。
お金の方の問題は
Aちゃんが見つけてくれた
ウィークエンドパスというので
どうやら鶴岡までカバーできるらしく
切符を買いに行った際
JRの職員にも「正しい」と
おほめの言葉を頂いたのだけど
いかんせん接続が悪く時間のロスも多い。
一本の電車も逃せない状態の
スケジュールを組む。
結構そういうの好きなんだけどね。
というわけでしおりにもいつになく
力が入る。
4/24当日、
実は前の週から珍しく
風邪をひいていたようで
ちょっと頭痛もあったんだけど
「絶対に違う!」という暗示と気合ででかける。
若干鼻はつまってるけど大丈夫!
東京駅9時24分と遅めの出発だったけど
とりあえず新幹線から
アルコールを欠かすことはできない。
駅地下をぐるぐるしようと早めに出かける。
「朝食のお弁当買っておいてね」
という指令のつもりが
「みんなのつまみも買ったよ!」
「サッポロ見つけたよ!」
なんてメールが飛び交う。
はは、みんなさすが。
低血圧、4人の中では
あまり酒に強くないFはおいといて
呑んべぇ3人が宴会を始める。
旅のおともにワインオープナー、
の、Aっちゃんが早速ロゼの
スパークリングを開詮。
いや~あたしもたいがい酒呑みだけど
新幹線でいきなりワインあける人は
初めて会ったわ。
いや、うれしいんだけどね。
鳥系のお弁当のほか
しゅうまいだの
押し寿司だの
つついてはまわし
つついてはまわし
完全につまみと化す。
いいね、すばらしい。
何の遠慮もなく
好きなだけ酒呑める相手って。
落ち着いたところで
しおりを見ながら
山形の各都市の位置関係に始まり
スケジュールの確認。
みんなじっくり読んでくれるのが
うれしかった。
ま、誰もガイドブック
持ってないから
このしおりを熟読するしか
なかったんだろうけど。
そんなことしていると
となりの紳士が声をかけてきた。
「山形に行かれますか。
よかったらこれ」
と、パンフレットを山のように。
「埼玉で山形の宣伝をしてきた帰りなんです」
どこに行くのかと問うので
しおりを見せると
どうやら天童あたりがお得意らしく
「将棋の駒なら○○へいらっしゃい。
そこからはうちの若いもんがご案内しますよ」
って。あんただれー?
どうやらおみやげ屋さんだの
将棋の駒のお店だの
タクシーだの手広くやられてるところの
社長だかおえらいさんらしく
せっかくなので名刺を頂き。
だけど押し付けがましくなく
「もしよかったら連絡ください。
わかるようにしときますから」
なんて調子。
いいぞー山形人。
人がいいとはウワサには聞いていたけど
いきなりこんなところで遭遇。
お礼を言って別れる。
新幹線は終点新庄に。
ここで時間が少ないけど
駅弁仕入れたりしなくては!と
焦っていたのだけど
まったく小さな駅で。
新幹線のホームと在来線のホームも
延長線上にあって
乗り換えもスムーズ。
かえって時間が余ったので
フリーパスをいいことに
改札を出る。
いよいよ山形に上陸だし
日本酒を買わねば!
と、駅のコンビニでワンカップを物色。
「大山」の酒が美味いとの
Aっちゃんの情報で
ワンカップをなめるように吟味。
そこで在来線に乗り換える。
雪の季節に走るということもあるためか
開くドアに制限がある。
ボタンを押して乗り降りなんてこと
日常にはないので
そんなことでテンションがあがる。
在来線に乗ると
まわりは畑と田んぼ。
遠くの山なみまで延々拡がってく感じ。
遠くに見える山は
あたまに白いものをかぶっていて
日に照らされてきらきらしてる。
美しい。
つらい季節もあるだろうけど
こんな風景を毎日見て暮らしてる人たちとは
やはり心の育ち方も違うってもんだろうよ。
20分ほど乗って
古口で下車。
電車の中からちらっと見えた
舟下りの乗船所は結構遠そう・・
駅前に立ってたタクシー運転手に
尋ねてみると
「あ、そのバスなら100円だよ」
・・ってあなた!
人が良すぎます!
結局タクシー運転手に教えられるまま
バスに乗り、まんまと100円で乗船所へ。
そこの受付の人がまた親切で
この舟だと着いた先でJRの接続がないから
このバスには乗っちゃだめだとか
なんやかんや教えてくれる。
売店でさらに
あったかいワンカップを買い足し
名物の「玉こんにゃく」も買って乗船。
25人ぐらいだったか。
中高年ばかりの船だったけど
(うちらもね)
とりあえず酒盛りしてるのは
うちらだけ。
テーブルにワンカップを並べて
玉こんをほおばる。
渡会の出羽の雪ってのが
美味しかったな。
サービス精神旺盛すぎて
五月蝿いぐらいの船頭さんの案内で
船はすすむ。
船がりっぱすぎるのか
「浮遊感」があまりなく
乗り心地としては
正直イマイチだったかな。
実は以前
雪の季節に来たことがあって
その時はあまりの積雪で川底に船が
あたりそうになり
途中で引き返したことがあるのだけど
正直その方が情緒があったかな。
なので
ますます酒に走るあたしたち。
途中の休憩所で
みなさんがあたふたとトイレに行く中
ゆうゆうと鮎の塩焼きなんて買って
がっつくうちら。
いやでもこの鮎が意外と美味くて!
はっきり行って観光地の鮎だろと
バカにしてました。
なんのなんの大間違い。
ちゃんと身もあって
香ばしくておいしゅうございました。
おばちゃん、ありがと♪
1時間ほど乗って下船。
ここのおみやげ屋さんで買った
「紅の花茶」(お茶の山一 みどり町12-1
0235-23-9743)というのがあたりだった!
梅こぶ茶みたいなちょっとしょっぱい感じで。
お取り寄せしたいくらい。
だけどこのおみやげ屋さんも
あっという間に一周してしまい
注意された通り(というか
調べてあった通り)
JRの接続まで時間がかなりある。
しかも乗ったJRも鶴岡に行くには
乗り換えでまた40分の待ち時間がある。
「ここが一番のロスなんだよね~この旅の。
タクシーで案外時間稼げるかもしれないんだけど」
なんてポロっというと
「聞いてみようよ!」
と、早速下船所のおじさんに
問い合わせるY。
と、すぐにタクシー会社に電話してくれる
おじさん、その名も前田さん
「あん?そんなに高いん?」
早々に電話を切って
「8000円だって。ボケてんじゃないかね、
あのばーさん。もう一軒聞いてあげるから」
と、次の会社には
「7000円で行ってくれない?
若い女の子4人だよ~乗せてってあげてよ~」
なんて勝手に話をつけてる。
こちらとしては
ひとり2000円も払わずに約1時間の節約ができるなら
御の字ですわい。
「でも、うちら見て若くない・・って
Uターンされたらどうしよ」
10分もしないうちに迎えに来たタクシーに
乗り込むなり
「じゃ7000円で」
なんてちゃっかり念押し。
さっきの心配はどこへやら。
やっぱりおばちゃんだな。
しかもたぶん前田さんがお願いした
鶴岡駅より若干遠い「鶴岡城址公園」を指定。
運転手さん、舌を巻いてる模様。
だけど走りながら
まるで観光案内のように
山の名前や、畑で植えられてるもの、
山形出身の芸能人のこと、
山形の嫁事情なんかを
まくしたてる。
へぇ、東北の人って
物静かなのかと思いきや
こんなしゃべるんだ・・・
そうこうするうちに
メーターは7000円に到達。
「まだまだ先なんだけどね~」と
渋々メーターを倒してくれる。
それからだいぶ走ったので
たぶん金額は12000円ぐらいには
なってたんじゃないかな。
ほんとうに前田さんの交渉には
感謝なのでした。
だけど
この運転手さんも親切で
鶴岡公園の中でも
一番花が多そうなところで
おろしてくれた。
「いや~今日は満開だね。
せっかくだから私も
花見させてもらいますよ」
って上機嫌で。
うわーすいません。
ほんと感謝です。
そこで
今年一番の桜を見ました。
今年は花も咲かないうちに
フライングで花見を始めた上
そのあともずっと寒くて寒くて
あったかい日の下で
花を見るなんてことは
ついぞできなくて。
それがもう
タクシーのおかげで
暖かい時間にも到着できたし
花がなんといっても
これ以上ないといった
満開状態で!
「ビールさがそうビールビール」
憑かれたように出店に突進するあたしたち。
だけど桜の下はほとんど人影はなく
きれいな芝生の緑があざやか。
「えーあんなきれいなのに
なんで花見しないのー?」
信じられない光景でした。
東北には花見の習慣は
ないのでしょうか。
なんつってうちらのやってることが
「花見」かどうかは
疑問だけどね。笑
(ただの外呑みだろ!)
花を堪能して
教会で黒マリアなど見物したあと
Aっちゃんが行き着けのバーで
聞き出してきた
鶴岡のバーを探しに
街を歩いてみた。
庄内人らしいあたたかさを持つ
バーテンダーさんなんて聞かされるとさ、
行ってみたくなるじゃん!
ところが
時間を節約してしまったために
バーに行くには時間が早すぎるみたい。
しょうがなく開店前の店の前で
写真だけ撮った。
日が落ちると
すごく寒い日で
一気に凍えてきたあたしたち。
商店街をうろついてみるも
さみしい感じなので
さっさとチェックインすることに決断。
こういう決断も早いメンツ。
今回の旅であたしが
感動したこと。
タクシーをさがして歩いていると
目に入った酒屋さん。
地酒を扱う本格的なお店のよう。
あれこれ教わって酒を買い
「タクシーは駅まで行かないと
拾えないですかねぇ」と
何気なく聞いてみる。
と、「呼びましょうか」
って、お店のおねえさん。
出た!すばらしき山形人!
ここでも親切にしてもらう。
タクシーに乗り宿まで。
寒くてだいぶ疲れも出ていたけど
着いた先で宿にはすぐに入らず
温泉街のみやげもの屋を荒らす。
そう、今晩の酒。
つまみ。
重要なものが揃った!
「九兵衛旅館」は
意外と小さな入口で
迎えてくれた方が
まずお茶を出してくれて
ほっこり。
風呂はさておき、ごはんを
頂きたい感じだったのだけど
そんなわがままにも
いやな顔ひとつせず
対応してくださり
感じのいいお宿。
部屋に荷物を置いたらすぐ
食堂へ・・・
と、思ったら完全個室の
お食事処でまた評価アップ。
窓から見えるお庭も
とく整っていていい感じ。
やるねぇ、この宿!
本日のお献立
①胡麻豆腐
②前菜 そら豆のムース、うるい胡桃味噌、穴子のう巻き
③御造り おうよう 生蛸 桜ますの握り寿し
④春キャベツと庄内豚のとろり鍋
⑤山菜天ぷら たらの芽 山うど こごめ
⑥桜ますと茄子のはさみ焼き
⑦むきそば万十
⑧孟宗ごはん
⑨孟宗汁
⑩漬物 山形青菜漬 庄内柿大根
⑪デザート 庄内産ひめおとめの苺あいす
  庄内麩のフィユタージュ
とりあえずビールを頼んだのだけど
即日本酒に切り替え!
竹に入った竹酒も頼む。
日本酒ちびちびで
料理をちょこちょこと
長い時間かけて食べる。
家族ではありえないし
こういう贅沢旅行って
ほかの友達ともあまりしない。
みんなも「こんな旅行は初めて!
最高だね!」と。
どれも美味しかったのだけど
意外だったのが④。
固形燃料で火をたく
「あの」形式の料理で
こんなに美味しいものは
初めて食べたかも。
あとは実は海に近いせいか
③が美味しく
⑤、⑦も。
⑦なんか最高に好きな味なのに
お腹いっぱいだったのが
少々残念な心持ち。
孟宗は思ったより
普通だったけど
まだ旬ではないということで
しょうがあるまい。
畳に足を延ばして
壁によっかかって
口々に感動を。
部屋に帰り
ちょっと休憩したあと
温泉につかりに。
温泉もわりとすいていて
ぬるめの露天で
みんなでため息。
部屋に帰り
ふとんの上に車座になって
風呂上りの一杯。
さっきお腹いっぱいだったのにね。
じゃ消すよ!
って電気消したのは
何時だっけ。
一瞬で眠った。

その先にあるものが見えなくて

今日は門仲で。
S和ちゃん夫妻、☆、Oちゃん、
Kごんとお好み焼き。
いつ食べても
『帆風』のお好みは
軽くて美味いな~
そして意外にも今日のヒットは
カルボナーラうどんと
ホットケーキ。
鉄板マジックです!
今度河原でもやろう!と
おおはしゃぎ。
帰りにS和ちゃん宅を
初訪問。
スタイリッシュな一軒家で
リー○ルのグラスとか
さまざまなグラスで
赤ワインのテイステイング。
ぐろい色のめちゃ美味いチーズを
なめながら第二ラウンド。
そして実は生類憐れまねぇあたしが
ちょいと気になる犬っころと
密かにじゃれたりして。
無駄のない体、とても
美しい犬です、イールは。
あたしもああなりたい。
と、思いつつ
今日は我慢しないで
黒ラベル。
我慢した先に何があるんだろう?
我慢したらいいことがあるのか?
いいことって今より
いいこと?
自分をあやつる
ちっぽけな心に
右往左往する毎日。

なんの変哲もない日

晩ごはんは
ソーセージとたまねぎとピーマンとにんじんと
きくらげと干しえびもどして春雨炒め。
わかめとしょうがのスープと。
今週末の自転車レースのお勉強して
こぎん刺しの練習も少し。[#IMAGE|c0049455_035962.jpg|201005/19/55/|right|150|220#]
図案見て勝手に刺してるので
裏はめちゃめちゃ。
ちゃんとお勉強しよっと。
近々、誘われていた旅行を
ことわってしまったので
なんだか夏の旅行のこと
考えはじめて。
今年はバースデーがRSRに出なさそうだから
どこへ行こう?
気になるのは
・弘前のこぎん研究所と夏の工芸学校
そして瀬戸内海の島。
今年は大きなアートフェスがあるみたいだけど
やっぱり音楽は欲しい。
キャンプもしたいし。
・今週末にある牛窓フェスが気になる!
くそ~もっと前に知っていたら・・・。
しかもワダマンボと行く
ヌートリア探索隊ってなんだ?
来週ワダくんに聞いてみよ・・・
あーその前に
山形旅行の日記、
アップしないと忘れちゃうっ。