人の分岐点に想うコト

きのうの夜中に。
F子が車でやってきた。
ダンボールに入った皿やワイングラス、
厨房の細々した道具など、
麻布十番『Solana』で使っていたもの。
フリマでもやって処分しようと思うので
それまで預かって欲しいという話で。
そう、F子が経営していた
あたしの大好きなレストランが
27日に閉店してしまったのだ。
27日にはいつもの
中高の呑み友連が7人も集まり
貸切状態で最後の夜を。
あたしは話に夢中になって
すっかり酔っ払ってしまい
貴重な最後の夜を
ほとんど赤ワインだけで
過ごしてしまったことは
ちょっと後悔なんだけど。
思えば
彼女が店を開店したのは
おととしの10月
40歳を迎えて
宙ぶらりんな自分について
現在過去未来
思いをめぐらしてる中
具体的にがつんと夢を叶えた彼女が
かっこよくて
友人として誇らしくて
すごくうれしかった。
彼女が口説き落とした
Iシェフの料理が
バツグンに美味しかったのも
あるけれども
がんばってる彼女を応援したくて
足繁く通っていたんだけど。
ほかの仲間も近い想いを持っていたのか
また知り合いの店ということで
居心地がいいこともあってか
今まで以上に
顔を合わせる機会が増えて
おかげ様で
わずか1年半の間に
圧倒的にみんなの距離が
縮まったことも感じてる。
そういう意味でも
あの店には感謝しているし
みんなにも思い入れが
あったんじゃないかな、と。
きのうも何人か手伝いに行ってたみたいだし。
あたしも
店を閉めた次の28日には
休みをとって
夕方からでかけた。
掃除でも、と
思っていたら
ビールがふるまわれ
処分する食器や調理器具を
テーブルに並べつつ
ちゃっかり一番乗りで
欲しいものいろいろ
頂くことに。
ワイングラスに
揃いのお皿に
ソースパンなど。
おまけに
残り野菜で
フリットまで作っていただき
最後は店主と店主の友人と
三人で贅沢な飲み。
ひとりで店を出して
ひとりでたたんで
どんな心境だったろうかと
なるべく手伝えることは
したいと思ったけど
結局協力できたのは
「一緒に飲むこと」とは
しょうがないねぇ、あたし。
あくまでも
これも人生のステップと
言い切る彼女の強さを
リスペクトしつつ、
ああいう美味しいものに
出会わせてくれ
大切な友人との関係を
色濃くしてくれたあの店のことは
あたしの中でも大きな存在でした。
感謝します。
ありがとう、Solana!
お疲れ様。
またいつかどこかで。
結局今月は6回お邪魔しました。
書ききれてなかった記録を。
4/16 ☆とYどんと。
①A4~A5和牛とアボカドのタルタル、
ガーリックトーストと一緒に
②万寿貝、魚醤あぶり
れんこん、インカのめざめ、たけのこ、貝
これ、すんげー美味かった!!
すばらしきハーモニー♪
③春の山菜いろいろフリット
クワトロフロマージュソース
今月はまってたのみまくった・・・
空豆のほくほくが特にすごかったな~
④和牛ホルモン
ぴり辛トマトソース
⑤ウニのスパゲティ
⑥和牛ほほ肉と春キャベツ
あっさりポトフ仕立て
4/22 ☆とT久さんと。
①いちじくグリーンアスパラ
フルーツトマトとプロシュートの一皿
軽い山羊のチーズのソースで
②ホロホロ鳥白レバーと鴨のフォアグラ
ムース仕立てパテ
紅玉のソースと
③和牛とアボカドのタルタル
ガーリックトースト添え
④春の山菜いろいろフリット
クワトロフロマージュソース
⑤ホワイトアスパラと新じゃがいも
ズッキーニのパンチェッタチーズ焼き
⑥春野菜と生のりのリゾット
ほかでは絶対にない!
忘れずに覚えています~~~~
夜中に二人で
ダンボールを運びつつ
「誰の手も借りずにこんなことしてるから
私たちはねー!」
なんて言ってたけど
それがなくてはきっとあたしたちらしくなくって
そうでない道は無理して歩く必要は
ないんだと思う。
いじけたり、あきらめたりしないで
毎日ちょっとでも前進して
自分の中の光をたやさないでいれば
希望は叶えられると思おうよ。
人の分岐点に立ち
勝手に想う。

「人の分岐点に想うコト」への1件のフィードバック

  1. SECRET: 1
    PASS:
    今のご時世、飲食店をopenして、3年後に残っている店舗は、
    わずか3割だそうです。
    でも、お店をだした事に意義があると思います。

    お友達も志半ばかもしれませんが、
    決して無意味だった訳ではなく、次につながる
    大きなステップなんだと思います。

    いやぁ~、ぜひ一度お邪魔してみたかったです。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です