呼ばれたのはたぶん、いまだから。

先日。
仕事中にいつものように
新刊本をいじっていたら
ふと目に入ってきた著者名。
・・ケンちゃん?
ちょっとばかし
珍しい名前なので
ググってみた。
したらあっさりひっかかって
大学時代の友人本人と判明。
今は大学に勤務して研究者など
やられている様子だけど
昔の彼を思えば
そうエラそうに構えてもないだろう、
と、早速そこに載っていた
アドレスにメールしてみた。
わりにすぐに返ってきたメールには
うれしいことに
「最近思い出してたんだよ!」
と、旅行先の台湾であたしの苗字を
街角で見かけたという話が
ちょっぴり興奮気味に
書かれてあって。
あ、「呼ばれた」のか。
20年の音信不通もこんなことで
あっさりリンクするんだな。
彼は遠方に住んでいるので
そう簡単には会えない状況だけど
でも簡単に会えそうな気もする。
社交辞令でなく
この思いがけないメールを
喜んでくれてる感じが
伝わってきたから。
そういうのにはね、強い力があるんだよ。
40歳人生の折り返しについて
意識させられることが多い最近、
もっともっと新しいことがしたい!
と、焦る気持ちの反面
からまってたものを
ゆっくりほどいてゆくような
作業もはじまるんじゃないかって
予感もあって。
今回のことはまさにその流れなのだと
必然を感じる。
長い時間で
それぞれが積み上げたものたちを
披露しあうのが楽しみ。
いいこと悪いこともちろんあるだろうけど
それはどれも財産だから。
そんなものたちが作用して
いい距離感で話せそうな気がする。
会える日を
楽しみにすることにするよ。

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