人の分岐点に想うコト

きのうの夜中に。
F子が車でやってきた。
ダンボールに入った皿やワイングラス、
厨房の細々した道具など、
麻布十番『Solana』で使っていたもの。
フリマでもやって処分しようと思うので
それまで預かって欲しいという話で。
そう、F子が経営していた
あたしの大好きなレストランが
27日に閉店してしまったのだ。
27日にはいつもの
中高の呑み友連が7人も集まり
貸切状態で最後の夜を。
あたしは話に夢中になって
すっかり酔っ払ってしまい
貴重な最後の夜を
ほとんど赤ワインだけで
過ごしてしまったことは
ちょっと後悔なんだけど。
思えば
彼女が店を開店したのは
おととしの10月
40歳を迎えて
宙ぶらりんな自分について
現在過去未来
思いをめぐらしてる中
具体的にがつんと夢を叶えた彼女が
かっこよくて
友人として誇らしくて
すごくうれしかった。
彼女が口説き落とした
Iシェフの料理が
バツグンに美味しかったのも
あるけれども
がんばってる彼女を応援したくて
足繁く通っていたんだけど。
ほかの仲間も近い想いを持っていたのか
また知り合いの店ということで
居心地がいいこともあってか
今まで以上に
顔を合わせる機会が増えて
おかげ様で
わずか1年半の間に
圧倒的にみんなの距離が
縮まったことも感じてる。
そういう意味でも
あの店には感謝しているし
みんなにも思い入れが
あったんじゃないかな、と。
きのうも何人か手伝いに行ってたみたいだし。
あたしも
店を閉めた次の28日には
休みをとって
夕方からでかけた。
掃除でも、と
思っていたら
ビールがふるまわれ
処分する食器や調理器具を
テーブルに並べつつ
ちゃっかり一番乗りで
欲しいものいろいろ
頂くことに。
ワイングラスに
揃いのお皿に
ソースパンなど。
おまけに
残り野菜で
フリットまで作っていただき
最後は店主と店主の友人と
三人で贅沢な飲み。
ひとりで店を出して
ひとりでたたんで
どんな心境だったろうかと
なるべく手伝えることは
したいと思ったけど
結局協力できたのは
「一緒に飲むこと」とは
しょうがないねぇ、あたし。
あくまでも
これも人生のステップと
言い切る彼女の強さを
リスペクトしつつ、
ああいう美味しいものに
出会わせてくれ
大切な友人との関係を
色濃くしてくれたあの店のことは
あたしの中でも大きな存在でした。
感謝します。
ありがとう、Solana!
お疲れ様。
またいつかどこかで。
結局今月は6回お邪魔しました。
書ききれてなかった記録を。
4/16 ☆とYどんと。
①A4~A5和牛とアボカドのタルタル、
ガーリックトーストと一緒に
②万寿貝、魚醤あぶり
れんこん、インカのめざめ、たけのこ、貝
これ、すんげー美味かった!!
すばらしきハーモニー♪
③春の山菜いろいろフリット
クワトロフロマージュソース
今月はまってたのみまくった・・・
空豆のほくほくが特にすごかったな~
④和牛ホルモン
ぴり辛トマトソース
⑤ウニのスパゲティ
⑥和牛ほほ肉と春キャベツ
あっさりポトフ仕立て
4/22 ☆とT久さんと。
①いちじくグリーンアスパラ
フルーツトマトとプロシュートの一皿
軽い山羊のチーズのソースで
②ホロホロ鳥白レバーと鴨のフォアグラ
ムース仕立てパテ
紅玉のソースと
③和牛とアボカドのタルタル
ガーリックトースト添え
④春の山菜いろいろフリット
クワトロフロマージュソース
⑤ホワイトアスパラと新じゃがいも
ズッキーニのパンチェッタチーズ焼き
⑥春野菜と生のりのリゾット
ほかでは絶対にない!
忘れずに覚えています~~~~
夜中に二人で
ダンボールを運びつつ
「誰の手も借りずにこんなことしてるから
私たちはねー!」
なんて言ってたけど
それがなくてはきっとあたしたちらしくなくって
そうでない道は無理して歩く必要は
ないんだと思う。
いじけたり、あきらめたりしないで
毎日ちょっとでも前進して
自分の中の光をたやさないでいれば
希望は叶えられると思おうよ。
人の分岐点に立ち
勝手に想う。

第二回もロクデナシのんべえ登山

今日は。
第二回低山部。
筑波山に行くとは
前から決めていたのだけど
先週末の山形旅行に
力を入れすぎたため、
集合時刻を決めるのが
精一杯。
しおりも作らず
地図1枚でご勘弁。
一応部長なんだけどね、オレ・・
9時発のTXで45分乗ったら
もうつくば。
登山口までのバスも少ないので
15分の乗り換え時間で
急いで酒を買出しに走る
おやじたち・・・
うん、そこ重要だからね。
運良く臨時バスを出してもらって
貸切状態でつつじヶ丘という
かなり標高の高いところまで。
「これもう登るとこ
ないんじゃないのー?」
なんて言っていたら
いきなりの登りで一同へとへと。
まあ前日飲んだくれてた人が
ほとんどだし
背中には酒や食料がたっぷり。
あたり前だな。
でもある程度登るとあとは
尾根づたいにゆるやかに登る感じで
女体山の頂上を目指す。
途中ぬかるみもあったけど
まあまあ快調に。
思ったより曇っていたので
富士山はまたおがめなかったけど
眼下につくばの町が。
結構水田とかあるんだよねー。
それから
もうひとつの頂点、男体山方面へ
さらに尾根を歩く。
太陽がさしたかと思えば
雨が降ったり
不思議な天気のもと
御幸ヶ原へ到着。
お待ちかねのアルコホルタイム!
ベンチにすわると
出てくる出てくる。
みんなの背中からワインの瓶やら
ビールやら水かとおもったら焼酎、
それにフランスパンに
くるみパン。
カリフォルニアロール
おいなりさん
ソーセージ
スモークチキン
チヂミ
やきそば
カレーに
するめまで!
あたしは今回は
頂きものの紅玉のソースと
りんごとグレープフルーツで作った
サングリアと
生ハムクリームチーズ、
ふき味噌を。
初めて作った
ふき味噌好評で
うれしかった♪
軽く山歩き、という人が
多い山のためか
お弁当すら持たずに
来ている人が多いのか
すれ違う人に対して
すわって食事をしている人の
少ないこと。
そんな中
いつもながら
大宴会、おお盛り上がりのうちらは
異色だったみたい。
ま、これが目的だからね。
雲上の宴会。
でもほんと
美味しくて楽しかった~。
こんな量食べられるのか?と
思ったけど案外ぺろりといって。
そしてもう
なんともバカバカしいこの人たち、
笑いっぱなしで。
「アサリ入り」とかね。
すっかり背中が軽くなったところで
男体山の頂上も制覇して
ケーブルカーで下山。
待つことなく乗ったけど
話によればGWに入ったら
ものすごい行列だとか。
どうやらいい日に来たみたい。
ふもとでまたちょいとアルコール入れて
(↑こういうのがほんとロクデナシ)
バス停に向かう。
途中通過した筑波神社は
なかなか重厚でよかったな。
ちょうど緑もまぶしくって
遅咲きの桜なんかもあって。
そしておみやげ屋さんの並ぶ
参道もなんだか雰囲気があって
よかった。
たまたまのぞいたみやげ屋で
営業上手のおばちゃんにつかまって
MMTが七味を買わされていたんだけど
あとで居酒屋でやきとんにかけて食べたら
すごく美味しかった!
辛くなくて香り深いいい七味。
陳皮(みかんの皮)の香りがいい感じです。
お取り寄せする人もいるらしい。
(神橋亭0298660143)
それから乗った
帰りのバスは座れず
そこで足の疲労がどっと。
山は歩き足りない感じがあったけど
それでちょうどいい感じになったかも。
秋葉原で宴会をして早めに解散。
元浅草から魅力的な誘いも
あったけど、お風呂入って
明日のお弁当用に
プチトマトを湯むきして
はちみつ酢漬けにしたりとかして今。
次回はどこに登るかな。
今回、電車は近かったけど
そのあとのバスのアクセスがどうにも
遠すぎて疲れた感があったので
そこポイントに調べるかな。
登ること自体はもう少しハードでも
いけそう・・・
ということで
今日もよーけ飲みましたん。

山菜覚え書き


ウィークエンドパスで山形一周。
おみやげは山菜。
←アマドコロマヨ和え
スティックセニョールの
オリーブオイル和え、
アマドコロおひたし→
ふきのとうと豚肉炒め↓
↓スティック セニョールと
ベーコン炒め、ふきのとう味噌
[#IMAGE|c0049455_073013.jpg|201004/27/55/|mid|120|200#]
山形でいろいろな人に親切にしていただき
すっかり山形贔屓です。
旅行の詳細はまた。

雨の動物園


きのうは。
やっと年度末のお疲れ休み。
女MJとびっぷに
「大桟橋で青空ビールでも」
と、先週ぐらいから
おつきあいお願いしてたんだけど
まさかの真冬日!
急遽スケジュール変更で
ザ・草食系動物園、
かなざわ動物園へ。
二人は地元だし
こちらは遠出で旅気分になるし。
小雨の中合流して
金沢文庫駅前で
寒いけど「保険に」
(何の保険?)と
一人一本ずつビールを買って
バスに乗る。
平日の昼間は
バスもすきすき
道路もすきすき。
動物園の近くの有名パン屋
ブレドール』で
パンを買って。
バス停からは
「コアラバス」で動物園の入口へ。
これも貸切で。
このバスでぐんぐんと高度をあげて
降りたところはなかなかの眺望。
海も見えて。
かなりお手軽に来れちゃった!
ほんとは駅から歩いたり
このコアラバスの行程を歩く、
という選択もあったのだけど
やっぱりそれには寒いし
きのうは断念!
ちょいと山登り
したかったんだけどな~。
でもこの動物園、
すごく敷地が広くて
木もたくさんあって
小雨のなかぷらぷらするのには
なかなかいいところ。
動物と一対一になれるしね!
桜はもうかなり散っていて
新緑や
次のつつじやなんかが咲くには
まだ中途半端な時期だったけど
あれだけ緑があれば
森林浴には十分。
広い敷地をぷらぷら歩いて
点在する動物の顔を見る。
敷地のわりに
動物の数はそうでもなくって
だから贅沢な檻が多い。
彼らのふるさとを再現した
ワイルドな風景にぽつんと
1頭動物がいるのをみると
とてもさびしそう・・だけど
ぎゅうぎゅうに
檻に詰められてるよりは
いいのでしょう。
楽しみにしていた
きりんの赤ちゃんは
雨なので外に出ていなかったけど
大人のきりんも
すごく模様がきれいで
見とれちゃった。
大好きな象はすごく
動きが良くて
こごえながらも
楽しめた♪
牙の生えたままの象を
見たの初めて!
動物園でそんなのアリだっけ?
しかもでかくって
マンモスみたいだったよ。
意外とサイも好きなんだけど
インドサイは
ちょうどお食事中で
大きな口の中をじっくり
見ることができた。
こどものサイもいて
かわいかったん~。
クロサイの方は
二頭ですもうとってて
めちゃドロだらけ。
雨の中元気!
まあでも元気だったのは
こいつらぐらいで
あとは寒いから
家に入りたいよ~、
って顔してたな。
「寒いねー」なんて
話しかけたりして
妙なシンパシーも。
風も強くなってきて
耐えられなくなったところへ
誰もいないレストハウスへ駆け込む!
と、目に飛び込んできた
カップラーメンの自販機。
「めちゃ美味そうじゃない?」
お高いパンを買ってきたのにも関わらず
三人そろってカップ麺をすすっちゃったよ。
こんなところで・・・
いやでもNissi○さん、エラい!
おかげでビール呑む気もでて
「保険」のビールも
美味しくいただきニヤリ。
お高いパンは一種類だけ
その場で食べてあとは
持ち帰ったけど
「キーマカレー」のパンは
美味しかった。
なつかしーカレー粉の味。
お菓子なんかも広げて
居間状態。
この二人とはいつも
こういう状態になれるのが
面白いんだよねー。
あったまって
また元気になって
園内制覇。
しか系、うし系、馬系、ひつじ系
といったところも
角が妙にでかかったり
変な形してたり
結構おもしろかった。
間違いなく目はかわいいしね。
で、今回の一番は
上のソマリノロバ
アンニュイナ感じで
よかったよ。
色がシックですてき。
毛並みもきれい。
雨の動物園は静かでしっとりで
なかなかよかった。
また晴れた日にも来たいけどね。
そしたら裏山にも登るつもり。
ちょっとした登山スポット発見なのでした~。
帰りのコアラバス、
そのあとの京急バスもうまい具合に
待つことなく乗れて
駅前でコーヒー飲んで解散。
17時。
ふたりと別れて
そこのスーパーでみかけて
たけのこを買って
帰宅の途につこうとしたら
☆からメール。
まんまとつかまり
喜んで八重洲口でM田さんと合流。
三人で『加賀屋』でビールと日本酒。
魚が美味いと聞いていたのだけど
なぜか肉類が美味く
がつがつ行きました。
M田さんとは久しぶりだったので
話ははずみ
やはりはしご。
先日のミルクワンタンのならびの
500円バーに行ってみた。
奥のテーブル席が結構
落ち着いた雰囲気で
レトロでうす暗い雰囲気も
居心地よくって
グレンフィディックなめながら
旅と民俗学の話とか
したんだっけ?
濃厚な休日。
やっぱり体は休まらなかったけど
もうこれは哀しいサガとしか
言いようもないのだねー。

やりおる!純情な豚は焼かれてもほんのりピンクなのだ!!

きのうは。
東京さらせん』のご夫婦と
三人で『Solana』へ。
今月4回め。
もともと奥方と
大学時代の友人で
ダンナさんの方には
一度しか会ったことがないのだけど
ブログでお互いに近況をチェックしてるため
あたしの中では彼は「食の先生」だったりも。
しかも一度会った時に
かなり音楽の話で盛り上がったというのも
あるんだけど。
まあ同じ世代で同じようなもの
聴いていたらそれでしょう。
あ、映画はそこね。
みたいな。
食の通販をやっているだけあって
二人とも美味しいものには
目がないらしく
かねてから『Solana』にも
興味を持ってくれていたよう。
彼の方は調理師でもあるし
4歳児の子育て中ということもあり
食材の方にもなかなか厳しいのだけど・・
でも大丈夫。
『Solana』は合格のようでした。
・初かつを、いろいろな野菜とハーブで
 カルパチョ風に
 (添えてあった野菜がほんとに美味しく
  彼らも感動してたね)
・ホロホロ鶏の白レバーと鴨のフォアグラ
 ムース仕立パテ
 (またもりんごソースが美味かった!)
・インカのめざめとホワイトアスパラ、
 たけのこのパンチェッタチーズ焼き
 (今月何回食べたろ?)
・純情豚ロース、こんがり脂を焼いて
 やわらかロースト新たまねぎとたけのこ焼き添え
 (たまねぎ甘い甘い!豚の断面が美しい~)
・グリーンアスパラとプロシュートの
 カルボナーラスパゲティ
 (ふふ~やっと食べられた、カルボナーラ♪)
先日の「おしゃべりしに・・」
という日とは正反対で
この日はおしゃべりに花が咲いた。
あたしもおとなしく白ワイン一本でね。
それにしても
不思議だよなー。
彼女の方ともそれほど
仲良かったというわけでもないのに
いくらでも話題は出てくる感じ。
「言葉が通じる」安心感を彼ら夫婦にも感じる。
たぶん年をとったせいだからだと
思うんだけど。
だから老いることにはあまり
恐怖感はないんだよね~。
年をとることは進化だから・・
あれ?この件、どこかで読んだな最近。
コーネリアスが好きな4歳児、
息子のRくんにも会いたいなー。
二人の子育て方針
「モテる男に」って・・・
重要です!!

ミルクワンタン~それは歴史のおすそわけを頂くような

月曜は。
ジェフベック帰りの
元祖と南球先生が
「有楽町でどこか知らない?」
というので
帰り際にググってみたら
高架下に良さげな店が。
「ミルクワンタン」という
不思議になつかしさを感じさせる響きと
人のブログに載っていた
看板の写真で決めた!
はい、サッポ○だったんでね。
しかももう少し調べてみると
開高健も通ったというお店だとか。
ほほ~こりゃただものではあるまい。
ますます気になるのぉ。
ということで目的地は決定。
雨だったけど
だいぶ時間があったので
会社から徒歩でアプローチ。
それにしても東京駅のまわりの
巨大ビル郡。
どうもなじめない。
どれもこれもピカピカになっちゃって
色気というものがないというか。
そんな輝きから逃れるように残っている
うす暗い高架の下に件の店を発見。
近くにぽつぽつと
「狙った」新しい店も
できてるけど、そんなものとは
一線を画すしみったれた感じが
なんともそそられる。
ちなみに店名の看板とは別に
壁にかかっていた「ミルクワンタン」
の看板はほんもののレトロでイカす。
フォーラムのカフェで
ビールと小説片手に連絡を待っていると
元祖から電話が。
バリ在住の南球先生とは
一年ぶりということもあり
ハグで迎えられる。
でも会うの二回目だけどねっ!笑
ベックの興奮も冷めやらぬ二人を導き
その店『鳥藤』へ。
入るなり
「まあこんな雨の中ありがとうございます」
と、カウンターの向こうから
声をかけてくれたおばちゃんに
すでにメロメロ。
明らかに初めての客のあたしたちに
この受け入れ態勢、
こういう店が何よりもあたしは好きなんだよね。
すわるなり
きざんだねぎがたくさんうかんだ
何かのダシがらみたいなスープがでてくる。
寒いのであったまる!
うれしくて一気に飲んだけど
脂っこくなく、スープは透明で
絶妙な「お通し」だと
今あらためて思う。
瓶ビールをたのんだけど
「苦手な食べ物はなーい?」と聞かれ
どうやら料理の方は
おまかせらしい。
と、南球先生が熱いお茶なんて
頼んでる。
え?カラダでも壊したんですか。
まさか願かけ?
と、冗談めかしていうと
どうやら後者があたっているらしく。
このお方、元はアスリート
(いや今も?)なんだけど
そういう意思の強い姿を見ると
スポーツやってる人ってのは
やっぱり違うよなぁって思う。
そういう心の持ちようから
今まで彼が成し遂げてきたことの
話なんかを聞くと
ほんと恥ずかしくなってしまうのだけど。
あたしは自分には甘いもんなー。
好きなもんは好きなだけ。
いつ死ぬかわかんないし!
って感じだもんなー。
でも恥ずかしくはあるけど
そういう話を聞くのは好き。
自慢話っていうのは好きじゃないけど
「俺はこれだけやってきた
だからこうあるんだ」という話を
自信を持ってできる大人の誇りは
やっぱりかなわなくって
少なからずあたしの心に
何かを残してくれる。
(ちゃっかりおすそわけを
頂くってことなんだけど。)
若い連中と騒ぐのも好きだし
彼らだって、
あたしに影響をあたえてくれることだって
多々あるんだけど
それとは違うすごみを
最近は年上の「何かを成し遂げた人」に
感じることが多い。
まあそうは言っても
このお方、バリでもなかなか
バカなことを本気でやっていて
○じきつよしとのからみなんか
笑っちゃったんだけど。
そんな話をしていると
テーブルには次々と食べ物が
運ばれてくる。
それにしてもよくもまあ
ここまでバラバラなものを
出してくるよなーと
感心しちゃったんだけど。
スープのあとが
きぬかつぎと
こんにゃくの炒めもの。
なんこつの横にいなごが二匹。
(またこいつが香ばしくて美味い)
豆腐のサラダ。
大和いもとたまご。
白菜の浅漬け。
かますの塩焼き。
(あたまから食べた)
梅干&いぶりがっこ。
ミルク汁にひたった肉じゃが
(意外と美味い!)
チャーハン(納豆は遠慮した)
そしてクライマックスに
出てきました~
ミルクワンタン。
あ、バナナもでてたな。
で、名物ですが
ワンタンの皮が
ちゅるちゅるで
美味しかった~。
元祖が乳製品苦手なの
忘れてて悪かったんだけどさ。
でもミルクというより
いろんな出汁がでていて
クリームシチューに近い。
ビールは帰りがけに
店のお父さんに
突っ込まれるぐらい飲んだ。
いや、このおやじもなかなか
人懐っこくていいんだけどさ。
それでお会計が
ひとり4000円って。
気に入りましたかなり。
店を出るとまだ雨だったけど
東京方面にちょいと歩くと
すぐに駅までの地下道があって
傘いらず。
再開発の波が通りの向こうまで
来ているようだったけど
どうかこの店は残してくれ。
また近いうちに行かん♪

犠牲になる勇気かその上に立つ強さか。

最近読んでた
日本の川を旅する
を中断して
(いやこれもかなりおもしろいんだが)
読み始めた
サクリファイス」。
日曜日にスポーツセンターで
自転車こぎながら読み始めて
きのう
ジェフベック帰りの
元祖と南球先生を待って
国際フォーラムのカフェで
読んでいたら
ずいぶんすすんだ。
二人と
呑んで帰ってから
一気に読み終えたのだけど。
おもしろかった!
ミステリーはあまり読まないので
近藤さん、あたしは
初めてだったんだけど。
小説としてのおもしろさは
世間の評判にまかせるとして
それより
まずはロードレースというものの
しくみを知って驚いた!
作品中、主人公がそれを知ってから
のめりこんで行くというシーンも
あるのだけど。
まさに。
なんてたって驚いたのは
列になって走る時
先頭を走ると風の抵抗を
受けやすいので
一番手を走る役を
交代で引き受けるらしい、
それが味方でも敵でも。
レース中でもだよ?
そのレースなんだけど
個人よりも
あくまでチームのエースを
勝たせる、というのが
前提にあるらしく
メンバーには役割分担があるんだと。
たとえば主人公がやってる「アシスト」は
先頭でエースの着いてこられる
早さを保ちつつ、
他のチームを疲れされるような
ペースでレースをひっぱって
駆け引きをしたりして。
最終的にもう大丈夫
というところでエースに
先頭を譲り、それまでで
さんざ体力を消耗した
「アシスト」はその背中を見送る・・
美しいっ!!
そんな競技とはつゆ知らず。
ただがむしゃらに走れる人が
勝つものだと思っていた!
ものすごい心理戦なんだね~。
最初は
注目されることのない
「アシスト」の辛さや嫉妬と
みんなが勝たせてくれる
「エース」の華々しさが対比して
書かれているのだけど
そのうち
自分は目立ちたいというよりは
自由にやれるから
「アシスト」の方がいいかも、
という思いが芽生え
さらにはそれでどうしても
「エース」を勝たせたいという
気持ちになる。
だけど
「アシスト」が「エース」を
勝たせたい一心で
自分の順位も捨てて犠牲になってくれる
ということは実は
「エース」にはとてもプレッシャーで
そちらの方が実は
辛い役割なのかもしれないのだ、、
という風に読者の印象も
変わって行くんだよね。
そこにミステリとしての
要素がうまく
からんでくるんだけど。
とりあえずレースを一度
テレビで見てみよう。
なんて思っているところ。
なんでもやりたがりのあたしだけど
とりあえずはね!
きのうのおもしろかった呑みと
有楽町のすてきなお店の話はまた。

名言「おしゃべりしにきたわけじゃないんだよ」なんて残しつつ

金曜のこと。
初めて『菊水』へランチに。
夜はよく来る店なんだけど
行列する、というウワサの
昼に行くには距離がビミョウで。
でも先週はわが社は
「花見ランチ週間」で
一日だけ昼を2時間かけて
よかったので行ってみた。
☆とNNちゃんと。
いつも夜いるお父さんはいなくて
威勢のいいおねーちゃんが
フロアをしきってる。
てきぱきと客をさばき
厨房との連絡もでっかい声で
はつらつとしていて
なんとも気持ちいい。
言ってしまえば
ただのお運びさんなんだけど
そうは言わせないすごみというか
存在感というか
彼女を中心に店がまわってる図が
めちゃかっこよくて
美しかった。
仕事とはこうあるべき。
なんかほれちゃいましたね。
あたしも見習いたい。
メニューの方は
先日お父さんに聞いていた
限定の「カキめし」には
間に合わなかったのだけど。
普段はあまり食べない
「フライ定食」にしてみた。
なんかさ、厨房からいい音がして。
ごはんは白いごはんでなく
ひじきごはんに変えてくれる、
なんてサービスをしていただき、
それに味噌汁、温泉たまご。
フライは
3段の串かつに、カキフライ、
レンコンとハムのフライと
盛りだくさん。
つけあわせの
ポテト&マカロニサラダも
主役級に美味い。
なるほど、こりゃ行列するわ。
2時間ランチだったので
お茶する時間もあったのだけど
もうこれ以上は無理!
な、腹のふくらみ。
それでも別腹を持つ二人が
やはり普段は行けない
「近江屋洋菓子店」に
行きたいというので
淡路町まで足を延ばす。
いい食後の運動になったけどね。
でも人のことは言えなくって
それから数時間後
今年最大の大食いをやらかしたんだけどね。
というのも。
夜は今月三回目の『Solana』へ
ガールズと。
S和ちゃん、☆、しず、
黒一点Oちゃん。
残念ながらKごんは欠席。
なので5人だったのだが。
実は前回
このメンツで来た時
13品食べるという
記録を作ったのだけど
今回もやはりすごかった。
あたしもフライランチのあとだってのに
「まだいけるいける」を連発。
メニューを眺めながら誰かが言う。
「これかこれ、どっちにする?」
「両方頼もうよ!」
何度この会話が繰り返されたのでしょ。
しかも美味しい瞬間に食べる!
が、モットーのこの人たち
皿が届くなりみんなが手を出して
あっという間に皿が空になる。
他の人と行く時は
いつまでも皿に食べかけのものが
残ってしまって
そのソースを食べたいがために
パンを追加してしまい
それで満腹になってしまうなんてことが
あるんだけど
このメンツにはそれは一切ナシ。
人数が多いということもあるんだけど。
①和牛とアボカドのタルタル
 ガーリックトーストと一緒に
 (定番!ほかの人たちと塗りっぷりが違うってのも
 ひそかに笑っちゃうんだけど、この人たち。)
②ホワイトアスパラ・グリーンアスパラ
 わらび、空豆の一皿
 かるい山羊チーズとトマトのソース
 (ここにわらびですよ!
 アスパラはゆで時間が難しい。
 シェフはどれ位?5秒だそうです。
 うわ、さすがにそれは早いね!と
 みんなで感動!)
③インカのめざめとホワイトアスパラ、
 タケノコのパンチェッタチーズ焼
 (間違いない組み合わせは言わずもがな)
④ホロホロ鶏の白レバーと
 鴨のフォアグラのムース仕立てパテ
 +りんごのソース
 (たかがソースなのに
 このソースが美味く。
 この時期でこの甘さのりんごって何?
 なんて質問も飛び出たり。)
⑤春の山菜いろいろフリット
 クワトロフロマージュのソース
⑥純情豚と6種の野菜のラグートマトソース
 スパゲティ
 (箸休めでスパゲティです、はい。)
⑦霧島どりの手羽をパリっと皮を焼いて
 柚子胡椒と香味野菜で。
 (ひとり1本はぺろり。)
⑧仔羊肩ロースと香り野菜ロースト(?)ごぼう(?)
(またも自分メモ判読不能だけど・・)
⑨春の山菜と帆立貝の明太子ソーススパゲティ
 (ここで明太子は初かも!)
⑩温麺
 (メニューでみかけたら食べずにはいられない!)
どれも美味しかったんだけど
今回はじめてたべた⑤の山菜のフリットが
すばらしかったな~~
「フリット」という言葉に
あまりひかれなかったのだけど
そりゃあ軽く軽くあげてあって
しっかり山菜の苦味うまみがして
「なんじゃこれーーーー」と
声をあげつつ。
ここのメニューは
あれもこれも食べたい!と
思わせるメニューなんだけど
さすがにこの日は
食べたいもの全部いけたかも。
ワイン4本をみて店主
「今日はお酒が少なかったね」と。
そっか~いつもは
酒呑みすぎってのもあるのか。
なので
10品いったわりに
「まだ大丈夫~」という
S和ちゃんとあたし。
さらにデザートを食べる
☆とOちゃんとしず。
店主に
「食べてる間は静かだよね」
と言われてOちゃん
「おしゃべりしにきたわけじゃないんだよ!」
とのこと。
まさに
そんな感じの5人の勢いのある
食べっぷりでした。
ま、たまにはいいか、
こういうのも。

チャリ旅で、ああ春だったね~

きのうは。
朝から美容院@門仲。
チャリででかける。
シャンプーのめちゃ上手い
K山くんご指名で。
ちょうど昼に終わったので
『セリア』へ。
この店を最初に教えてくれた
Oちゃんにも連絡して。
ここのカレーは
日本一か?
ってあたしは思うことも
あるのだけど
なにせマスターがやる気がない。
これから行くと電話しても
「もう帰るから」なんて調子。
まあ、70超えてらっしゃるんだから
しょうがないけどさ。
金曜の飲み疲れの
Oちゃんを尻目に
ビールをオーダー。
カレーはメニューにはない組み合わせで
カシミールとドライカレー。
美味い!
やっぱすごいです。
去年2回ほど行った時には
「ん?味落ちた?」
という印象もあったのだけど。
マスターの止まらない
おしゃべりに相槌打つのも楽しく
コーヒーをご馳走になったりして
まったりなお昼ごはん。
今日も花見に行くという
Oちゃんとは別れ
あたしはチャリで
木場公園方面へ。
東に向かうと
川をいくつか越えるのだけど
そのたびに川沿いの桜が見事で
チャリを停めて見入る。
川を落ちた花びらが覆う
その手前って感じ。
川を通りぬける風を受けても
あったかいし、いいね。
木場公園は
桜並木と黄色の菜の花が
咲き乱れていて
これもよろし。
ちょうどいい勾配で
ペダルから足を離して
車輪の赴くまま
風を感じるのも
また気持ちいい。
そこをチャリで抜けて
ホームセンターで
トマトとバジルの苗を。
今年は久しぶりの野菜作りに挑戦。
植物とあたしの関係についてはね、
考え中。
それも含めて挑戦。
かな。
で、それから
美容院で読んだ雑誌に載ってた
マルシェ」を覗きに
錦糸町へ。
最近
スーパーで買いたいと思う
野菜がなくて
がっかりすることが多かったので
多少高くてもいい野菜が欲しい!
と、意気込んで行ったのだけど
思ったほど「ピカピカ」な
野菜ではなく
近所で買える野菜がちょい
割高で売ってる、ぐらいな
印象しか持てなかったので退散。
日が悪かったのかなぁ?
でも
あったかい日中のチャリ旅は
なかなかよかった。
帰ってから
ギターの弦をはずし
グレープフルーツの香りの
ポリッシュでボディを磨き
新しい弦を張る。
うわ、やっぱ
音違うわ。
それとギターケースの中から
ふいに出てきたピックに
替えてみたら
なんや音がいい。
夢中になって
弾いてみる。
新曲は
同じコードの繰り返しのようでいて
細かい変化があるのが
弾いていて面白くって。
21時スタジオに着くと
久しぶりのメンバーたち。
「姐さん大丈夫?」
ってVoのヤスが。
そういや、先月はあたし
腰痛で休んだんだった・・・
なぜか持ち込みOKのスタジオなので
アルコールで乾杯!をして
久しぶりに音出してみる。
楽しい♪
めちゃ楽しい♪
最初はさぐりさぐり
新曲をやったりしてたんだけど
そのうちお決まりの曲たちを
やりはじめたら
妻の実家で酒飲んできたっていう
ヤスが壊れはじめて・・・。
スタジオだっていうのに
ライヴばりの
パフォーマンス。
調子いいベースのTリちゃんが
乗っかって
そうなると止まりません!
あたしは
密かにストロークを意識して
音の変化を味わってたんだけど
そんなんもいつの間にか
忘れてた!
ただただ楽しくって
笑いが止まらなくて!
汗だく。
腰も若干痛いけど。
でも
ライヴでもないのに
ここまで楽しくできる
ロデオ、やっぱ
いいバンドだよなぁ。
スタジオ終わって気付けば
手にはマメ、
腰はがたがたでした。
実はもう一人のVo,マサキは
身内の不幸があって
里帰り中だったのに・・すまん!
でも
やっぱりバンドは
やっていてよかったと思う。
何年やっても巧くならなくって
恥ずかしくてみっともなくて、
バンドなんてやってるせいで
男が逃げてくこともあるかもしれないけど
この楽しさを知ってこその
あたしの人生なのだと。
これからまだ
新しく始めたいことって
たくさんあるけど
もしかしたらバンドって
そのどれよりも始めるきっかけに
出会うのは難しいかも。
だから彼らとの出会いも
やっぱすげー奇跡、って
毎回思う。
いいトシして
ギター背負って川崎詣では
面倒くさくなることもあるけど
続けてこ。

一日をも左右するひと手間のタマモノ

いい天気~
でも夕方にはまたぐずつくってよ。
今のうちに買い物に行ってきましょ。
せりを昨日買ったので
そばにするかな~と思いつつ
期限の近い生ハムも気になっていたので
かけあわせで検索したら
ぺペロンチーノにあたった。
そっか、いいかも。
ついでに
そちらのブログには
パスタのゆで方のこつも載っていて。
ペペロンチーノって
具材を炒める時、ゆで汁を
加えるというのは
あたしもやってきたのだけど
家庭のゆで汁だと
ねばりが足りないのだそうで。
小麦粉とオリーブオイルを混ぜたものを
加えるとゆで汁にもねばりが。
ちょっと面倒だなーと
思ったけどやってみた。
しかも最初はほんとに
小麦粉とオリーブオイルをまぜてみたら
だまになってしまって。
あたり前だろ!自分!
小麦粉は先にお湯でとくべきだろ!
と、つっこみつつ
いつもならこのままでいいかー
なんだけど、せっかくなので
もう一度お湯をわかしなおして。
ゆで汁があわあわとふくらんで
不気味なんだけど
これもおいしいパスタのため!
でもなんだか、泳ぐパスタが
水ともなじんでる感じが。
ゆであがりにあわせて
フライパンでニンニクと唐辛子、
なんだけど、こちらもこつがあるとかで
あっためたフライパンではなく
火をつける前にニンニクと唐辛子、
オリーブオイルを入れて
弱火で少しずつ火を通して
香りを出すのだそうだ。
なるほど。
適当に火をつけて
パスタの水きりに気をとられていたりすると
ニンニクがこげたりして
香りのなんもなくなる時あるもんねー。
香りがでたところで
せりのくきの部分だけ炒めて
オイルをかけたパスタとゆで汁投入。
塩と黒こしょうで味つけして
火を止める直前に生ハム、
せりの葉っぱの部分をいれて
ささっと和えたら。
ばばーん。
ほんのちょっとだけど
かけた手間で
いい一日がはじまりそう。
今日はまだアルコールをいれず
たまったお家仕事やら
体力回復やら
新しいことやら
こなすぜー♪
こちらもいつもよりちょっとだけ
丁寧にやってみようかと。