朝に夜のワルツを想う

朝の準備をしながら
家で聴いてるJ-Waveで
一週間一枚のアルバムを
紹介するというコーナーがあり
今週はショパンが流れてる。
クラシックなんて
てんで不案内なあたしだけど
ピアノはジャズよりも
クラシックのが好きなんだ。
今年も正月に
実家に行った時に
一年ぶりにピアノを弾いた。
数年前にピアノを始めた母にせがまれて弾くのが
恒例になっているのだけど。
ここんとこ。
ピアノの上に載ってる楽譜から
適当に弾いてみる。
小学生の頃弾いた曲もあるし
母のレベルならまだ
初見でもまあまあいける。
「いいわねぇ、それだけ弾ければ」
不協和音もとなりの部屋には届かないのか
台所にいる母から
そんな声をかけてもらうが
実際弾いてる方は結構必死なのだ。
途中ところどころとまる
思考時間も「ため」に聞こえてたりして。苦笑
「人に聞かせるためじゃなく
自分が楽しめるくらいにはね、
弾けるようになったらいいわね」
あ、そっか。
ここで弾くピアノが楽しいのは
そういうことなのだ。
発表会のためでも
レッスンの前に先生に怒られないように
練習するのではなく
ピアノの音を鳴らしたいから弾くって感覚。
今更ながら
納得。
4歳から14歳まで
ほとんど間をあけずに
ピアノを習っていたはずなのに
まったく上達せず
今も人前に弾くほどの腕はない。
練習がいやでいやで
たまらなかった。
だけど
マンガの影響で弾きたいと思った
ショパンの「ノクターン」。
これだけは自分で
ピアノピースという一曲買いの楽譜を買って
家で息抜きに弾いていた。
だから
「次はこの楽譜を買ってらっしゃい」
といわれたのがこれ→
だった時はうれしくて
少しはがんばった気がする。
「ノクターン」もたしか
その後課題曲になったと思う。
たしか
手元にあるはずだから
来年の正月は持っていって
実家で弾いてみようかと思う。
自分の「楽しみ」のためにね。
でも
こんなこと書いてると
なんだかその楽譜さえあれば
正月にはショパンがすぐにでも
弾けるような気持ちになってはいるけど
まあそんなわけもあるはずがなく
やっぱ「幻想」に終わるのかな。
結局たどりつけなかった
この楽譜の最後の曲みたいに。

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