旅は今宵限りとはいかず。~京都磔磔詣で③

そろそろ書くか。
京都まで行った本題のこと。
・・そんなわけで
磔磔でチバを観ることができるなんて
夢のまた夢だと思っていたら
あっさりチケットが手に入り
こんなに早く行けることに
なってしまったことに対して
戸惑ってしまい
実はあまり
テンションがあがってなかったあたし。
磔磔で観てしまったらもう
一生分の美味しいものを
食べつくしてしまうんじゃないかって
恐怖みたいのもあって。
もちろん聖地がどんなもんだか
という期待もある。
複雑な思いで会場へ向かう。
一駅電車に乗ったけど
ケイタイと小銭、首タオル
といういでたち。
明らかに周囲の人々に比べて
薄着で身軽なあたしたち。
旅の恥は・・ね。
数年前の下見のおかげか
駅からの道もバッチリ。
足取りも軽く、会場入り。
入口でハイネケンの缶を
500円で買う。
予想通りせまい。
フラットなフロアのほかに
脇と後方に50cmほどあがった場所があり
そこにはずらりと女の子が並んでいて
今か今かと開演を待ってる。
二階の楽屋から降りて
フロア横を通って
舞台にあがるという作りなので
入口付近はメンバーに近づきたいっていう
客たちでぎゅうぎゅう。
なので、人を掻き分け
奥に入り、ハイネケンで一息。
思ったよりは人、
入れてないんだ・・・200人も
いただろうか。
じりじりと前方に入っていったけど
他人と密着することもない。
いつものSEで振り返ると
二階の楽屋から
階段をメンバーが順番に降りてくる。
チバを目で追って
ステージの方を向くと
人と人の間から見えるチバが
いつもより近い。
6つ数えてはじまった
一曲目、たしかに音がいい。
無駄な音の振動がない。
だけど残念なことに
チバの声がかすれぎみ。
PAのせいなのかもしれないけど
前のめりになってるあたしたちを
一蹴するような勢いがない。
おいチバ~
これじゃ今宵限りってわけにいかないよ。
曲を重ねる度
これが聖地の音なのか?
今すごい体験してるのか?と
意外と冷静に見てる自分がいて。
音に包まれて
全身を浄化するような
そんな気分にはなれなかった。
やっぱり聖地とかそういうことじゃなく
タイミングとチバのできと
あたしの気分だ。
狭いっていえば
もっと狭い新大久保のライヴハウスで
見たこともあるし
広くてもそこにチバとあたししか見えな
ライヴもあった。
そういうもんなんだね。
アンコールが一度あって
サービスで「もう一曲ね」って演ってくれた
ヌードライダーではチバ前3列ぐらいまで
突進してった。
けどでかい男たちにはばまれ
チバの姿見えず後悔。
近くなくても
チバとつながる瞬間があるって
あたしはそっちを求めて行こう。
なーんてね。
前日にナビスコカップを
FC東京がとったらしく
チバさんはそういう意味でご機嫌だったらしく
よなべして刺繍したTシャツというのを
アンコールで着ていたけど。
(どこがよなべなのかわからんかった!)
ライヴ後には非公式Songの
ビャモストーキョーが流れ
みんなで大合唱した。
ったく手のかかる、チバくん。

終了後は立ち去りがたく
チバのセッティングを見たり
(BOSSのコンパクトエフェクターとか
RATとか使っとった!)
聖地を味わってみた。
天井からさがる
大きなちょうちんは
横浜BayHallのシャンデリアにも似て。
これがあたしの磔磔体験でした。
ひとり甘味屋体験してるびっぷと宿で合流。
「どーだったどーだった?」というびっぷに
「あたしたちの旅はまだ続くみたいよ」って。
とりあえずテラスでビールを飲み
何食べよう、と考えて
前日あたしがランチに行った
カレー屋に二人も行きたいって。
電車乗り継いで深夜に再び出町柳の『蓮』へ。
レッドカレー、かぼちゃイエローカレー、
そして件のレモンチキンカレーをオーダー。
レッドは辛さは十分だったけど
やはりレモンチキンの個性には勝てない。
今のところレモンチキンが一押しってとこかな。
音楽で人生が変わるなんてヒトコマを
あたしは信じているけど
この日はあたしにとっては
そういう日ではなかったみたい。
ってことで
まだしばらくよろしく、チバ。

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