さりげなく咲く菊の花みたいに

きのうは。
おやじ飲みしたくて
昼間っから☆とM田さんを確保。
M田さん、別の用事があるのだけど
そのあと合流してくれるという。
ちょうどいい。
いつも業務終了時間が違いすぎて
お待たせしてるので。
四谷の『味』とも迷ったけど
チャリ通だったせいもあり
神保町の『菊水』へ。
途中
いつもいっぱいで入れない
『○六』がすいていたり
街ゆく人たちの閑散っぷりを
うわさしつつ。
だけどたどり着いた
『菊水』はにぎわってる。
まったく名店というのは!
フロアのお父さんがいつもの
ちょい腰の低い
やわらかい笑顔で
迎えてくださる。
「サッポロで」
と、瓶ビールを頂き
M田さんが来るまで、と
さんま刺
牛刺
土瓶蒸しを。
まず届いたさんまの
身の色がきれいなピンクで。
歯ごたえのようなものもあって美味い。
続いて牛刺。
これまた美味い。
松本より美味いじゃんっ!
土瓶蒸しは☆の好物で
あたしは別にって感じだったのだけど
これまたいいお味。
んー
『菊水』あなどれないなぁ。
相変わらずM田さんからは
連絡がないので
追加オーダーすることに。
姫さざえ
焼きなす
焼き魚はなんだっけ。
と、お父さんが寄ってきて
「めしあがりものが最後ですが」
ってこの口調も好きなんだけど
☆があわてて
「じゃ、白いごはん!」
メニューにないのに
各地で米を食うこの女・・・
しかもスプーンまでもらって
なすの煮汁だの
さざえの煮汁だの。
ある意味正しいケド。
すっかり満腹で
閉店も過ぎたので
帰ろうかとしたところに
やっとM田さんからメール。
「chotto mattete」って
かなりあせってるらしく
変換されてませんよ!笑
22時の閉店すぎて入店すると
お父さんもビールくらいなら、と
すすめてくださり。
せっかくなので
すこし居させていただくことに。
と、M田さんが取り出したのが
先日の低山部のアルバム。
ファイルで製作してくださり
これからプリントアウトするのだという
見本だったのだけど
珍しくお父さんが覗き込んでいるので
「こないだ、山登ったんですよ。」
そこから
ワイン飲んで楽しかっただの
結構大変だったの話始めたら
「実は私も山が趣味でして」
と、お父さん。
あとでご自分でもおっしゃってたのだけど
いつもは自分をなるべく出さないように
接客をなさっているらしいのですが
どうも「山」というキーワードに
ひっかかったらしく
会話に参加されてきたのです。
すかさずM田さん
「この人部長でね」
ってあたしを指差す。
「いや、高い山にも登るんですよ、
でも一年に一回じゃ
毎回はじめてみたいな状態だし
低山で鍛えれば少しは慣れてくるかと思って」
と話すと
「それは正しい」とにっこり。
「どこ登ったんですか、今年は」
と言われ、火打、妙高の話をすると
「ああ、高谷池に泊まったんですね、
何度行ったかなぁ」
急に饒舌になられ、
あたしも今年見てきた風景を
こんなところで語り合えるとは
思いも寄らなかったので
乗り出して話してしまった。
と、ここですかさずM田さん、
もうお父さんいじりモードだ。
お年はいくつですかとか
店にいる女性は奥方なのかとか
どこに住まれているのかとか
つっこみ放題。
でも最初は躊躇していたお父さんも
降参したのか、今度は
言葉を選び選び丁寧に話を
してくださいました。
あたしぐらい年下相手にも
そうやってきちんと話してくれる態度が
人柄を表しているよなぁと
改めて。
すごいよなー。
すてきだー。
しかし
M田さんと同じか少し上くらいかと
思っていたら、うちの親にも
近い年齢にビックリ!
聞けば、趣味は山のほかに
ヨットだとか。
へえ、人は見かけによらないというか
話してみないとわからないものですねぇ。
以前からこの店に来るのは
お父さんの感じのよさというところが
ゼロではなかったけど
ますます顔出したくなってしまった!
しかもきのう食べたものは
どれも美味しかったナー。
また近いうちに!

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