いつの間にやらグルメ旅~登山おまけ

関山、という駅から
信越本線に。
車窓から見える金色の稲穂が
すばらしい!
きらきらしていて
この風景、いくら見ていても
あきない。。
長野で特急に乗り換えて
しばらくすると
「10:18ごろ日本三大車窓の姨捨駅付近を通過します」
ってご丁寧なアナウンス。
どうやら棚田があるらしいのだ。
線路がだんだん高い位置に
あがっていって
あー
ありましたありました。
たしかに棚田が!
「三大」というほどでも
なかったけど
やはり金色に輝いていて。
ラッキー。
NNちゃんとの二人旅も
束の間、松本で☆と合流。
決まった時間の乗り物に乗れない、
という旅ギライの彼女が
珍しくも・・・
とりあえず山の道具を
ロッカーに預け
「蕎麦食おう!」と。
お腹がすいているというのも
あるけれど
松本のお蕎麦はどうやら
午後には売り切る、というのが
定番らしいのだ。
食いっぱぐれてはいかん!と
地図をささっと予習して
中町通りあたりに行ってみる。
と、目についた
入口のしゃれたお店が気になり入店。
『草庵』というこのお店は
ガイドブックでは見かけなかったけど。
とりあえず合流の乾杯と
飲んだアサ○がまたもや美味く。
おそばもしっかりして
つゆも甘すぎず辛すぎず
美味かったのです。
さすがそばどころはどこも美味いのか?
と思いきや、結果ここが一番と、
あとで知るのだけど。
松本は民芸運動がおこって以来
クラフトがさかんで
雑貨屋さんなんかも多い、
という前評判に
期待しまくって来たのですが
ときめきはそれほどではなく。
たしかに活動している
「しろうと」さんは多いのですが
そればかりではちょっとね。
なので、
あっという間に中心街は
見終わってしまい。
だけど
蔵の街、というだけあって
お店はじめいまだに現役の蔵なんかもあって
たてものめぐりとしてはとても楽しい。
お店はあきらめてそのうち
住宅街をあてどもなく歩きはじめたら
古い家も多くて
結構おもしろく。
そうやってお腹がすいたので
行きたかった『まるも』という
蔵を使用した喫茶店へ。
こちらの店内は松本民芸家具で
うめつくされていて
期待通りの空間。
おいしいコーヒーを。
プリン星人の二人は
プリン食べてましたが。
お家の、って感じで美味しかったそう。
あたしにはわからんが。
それから
もう一杯くらいそばが食べたいけど
お腹もすかないし
時間もあるので
松本城を外から見学することに。
ほんとは昇ってみてもよかったのだけど
NNちゃんともども
実はひどい筋肉痛で
とても階段を歩ける状態ではなく、
遠まきに。苦笑。
黒い城というのは珍しいらしく
また城としては四つしかない国宝のうちの
ひとつなのだって。
あとは彦根城、姫路城、犬山城だとか。
って実は彦根と姫路は行ったことあるので
三つめだったりして。
もう少し足を延ばして
旧開智学校へ。
もとお寺だという学校の中が
[#IMAGE|c0049455_23302975.jpg|200909/24/55/|right|200|150#]見てみたかったけど
ちょうど閉館時間。
だけど外側はやけにぴかぴかで
興ざめだったので
もういっか。みたいな。
それよりその上空の
はけでかいたような雲のが
美しい。
ぷらぷらとさらに
歩いていると
そば屋発見。
ちょうど夜の部開店らしく。
こちらも前知識はないけど
入ってみた。
えーと、店の名は忘れた。
だって!そばが細すぎて
まるで糸こんにゃくのような食感で
そばの香りもまるでない。
ここはがっかりだったのだ。
吟醸造りというらしいのだが
三人とも好みでなく
不満をもらしつつ、店を出る。
うーん。
よし!
こうなったら晩めしは
絶対に美味しいものを食べよう。
っていうかサッポロビールにまだ
であってないよね?
という話になり
腹へらしがてら樽チェックをすることに。
おお!ここに来てまで!
ということで
駅前の繁華街を
こそこそ覗きながら
歩き回るあやしい女三人。
「あ、看板青いし」
「この店サント○ーっぽい!」
「あの樽の形、サッポロだけど、、エビスか」
なーんてビール会社の営業マンばり。
結局たぶんすべての道を網羅して
出会ったサッポロビールはたったの三軒。
しかも焼肉屋とか中華とか
さもない飲み屋とか。
うーん。
これは趣旨を変えるか。
美味いもの食べて
あとで缶ビール買って飲めばいいじゃん!
と。
何がいいかということで
ターゲットは馬刺に決定。
見て来た店の中で一番
馬のメニューが多かったと思われる
お店(名前忘れた=大したことなかった)
に入店。
赤星の瓶があったけど
いまや黒ラベル以外は受け付けず。
・・あほですね。
早速
馬刺しの6点盛りを。
まあまあかな。
でももうひとつ頼んだ馬の鉄板焼きは
いただけなかった。
相当待たされた上に
鉄板焼きのくせに
じゅーじゅー言っとらん。
一日目は二勝二敗といった
ところでしょうか。
コンビニで黒ラベルを買い
ホテルへ。
ホテルは松本市内には
あきがまったくなく
行く前に焦ってさがしたら
10分ほど電車に乗った広丘という駅の
ビジネスホテルのシングル3つが
やっとあいていて。
ロビーには無料のコーヒーや
インターネットもあり
ラジウム温泉という
大浴場もありーの
ビジネスホテルといえども
なかなか居心地がいい。
部屋に入って
テレビをつけると
「白洲次郎」をやっていた。
見逃したやつ。
しかもイセヤユースケ!
役はまってたな。
かっこえ。
(名前もユースケだし?)
酒盛りしようと二人から
連絡が入ったので
部屋に来てもらい
テレビ終わるまで。
そのあと風呂に入りに行って
体重を量ってみたらば!
なんと2kg増!
おいおいどーゆーこと!?
登山、したんだよ?
・・・でも食いすぎ・・か・・
それにしても2kgなんて
めったに動かないのに、体重。。
ショックを受けつつ
部屋に帰ってみたら
今度は「イノウエタケヒコ」の
番組が!
ああ、これこないだ録画失敗したやつ。
見るしかねぇ。
相当眠かったけど
これもご縁。
ラッキーと思う。
さて
松本二日目は
完全に「食べる」にかけることに。
とりあえず朝食のバイキングは
食べすぎないように、、と
お互いに釘を刺し合い。
でも美味しかったけどね。
また荷物をロッカーに預け
町を練り歩く。
今日はどこからつぶそうか。
なんて話ながら
最早松本を知り尽くす三人。
なんてったって住所で話してるからね。
「深志2丁目にカレーの出る喫茶店あるみたいよ」
みたいな。
で、この日はやはり
そばでリベンジをしたく。
また唯一のカレー店もどうしても
訪れたく。
実は前日には行列であきらめた
おそばの『野麦』と
そのすぐそばの『デリー』は
14時すぎにはどちらも
「売り切れ」だったのだ。
これはどちらも気になる!
ということで
作戦をねり
まずそばを軽くいただき
そのあと松本城で腹を減らして
(最早腹へらしの道具)
デリーに駆け込む!
てなことに。
ところが
開店の15分前に『野麦』に
到着したところが
すでに長蛇の列。
それでも店はカラで
そばなら回転もよかろうと
並んでみたところ
結局入店まで一時間もかかってしまい。
しかも!
そばがまた
細くてお上品なタイプで
うーん。
美味しくはあったが
一時間の価値はうちらにはなく。
半枚をささっといただき
「今ならカレーすぐいけるかも!」
と、予定変更して
まっすぐに『デリー』入店。
どんな食欲やねん。
でも予定外にすでに13時だし。
今入らねばまた
売り切れてしまう!
ということで
蔵の窓をすべてつぶしてある
なぞの店構えのデリーへ。
入ってみると
外からのあやしい雰囲気とは違い
なかは普通の喫茶店くずれのカレー屋。
評判ではあまり辛くないということだったので
チキンカレーに50円で辛さを増量。
これがアタリでした。
いや、単にカレーぎれだったのかも
しれんが。
あたしの辛いセンサーが作動
目の下からしっかりたまの汗がでた。
合格。
美味かった~。
ただし。NNちゃんの頼んだ
ビーフカレーはいまいち。
なんだか妙なとろみとミルクのような
甘みがあってグラタンを思わせるような。
しかも辛くないし・・・
NNちゃんのさじがすすまないので
☆と二人でそいつを
手伝う。
いかん2kg増えたのに。
ってかそばの直後なのに!?
もう胃がどうか
しちゃってますねー。
さすがにお腹ふくれたので
観光でもすっか!
と、松本城へ。
途中偶然
『百趣』という店で
蔵書票を展示しているのを見つけ
入ってみた。
かなりかわいい。
版画好きってのもあるけど
しゃれに富んでいて。
店内にもさりげなく
かわいいものがあり
☆は真田紐など物色。
あたしは三代澤本寿さんのハガキと
畦地梅太郎さんのてぬぐいを購入。
三代澤本寿さんはデリーの内装にも
使われていたし
畦地梅太郎さんは恩地孝四郎さんの弟子らしく。
山男・・おちゃめすぎ→
これだこれ!
あたしが求めていた松本のイメージ♪
グルメだけに終わらず
よかったよ、、。
さて
城の門をくぐると
「入場制限していて、40分待ちです」
とのこと。
いやーさすが空室なかっただけある。
人々が集まってるのね。
でもここ行かない選択はないでしょ、と
しかたなく並ぶ。
と、朝から曇ってた空が急に晴れる。
まじー?暑い~?
焼ける~~~~。
やっとこさ入場したと思ったら
中はさらに混雑で。
[#IMAGE|c0049455_23482041.jpg|200909/24/55/|right|120|200#]しかもせまい階段の昇り降りに
お年寄りや子連れが苦戦していて
前にすすみゃーせん。
おかげで展示物は
すみからすみまでじっくり
見ることができたけどね。
火縄とか。銃をかまえる「さま」とか。→
それに城の中はひんやりしていて
木の床がはだしの足に気持ちいい。
相当時間はかかったけど
上からの眺めもなかなかだったし
楽しめたぞ、松本城。
足が疲れたし
休もう~!と
あとひとつ行ってみたかった
レトロな喫茶店『おきな堂』へ。
喫茶店というか
洋食なんかも出しているらしく
となりからは肉の香りなどして
またも食欲が。
二人はやはりかわいらしく
プリン!だったのだけど
あたしはハイネケンと
やっぱこういうところでは
サンドイッチでしょう、と
ロースカツサンドを。
もう完全なる胃拡張ですね。
でもお茶と甘いものより
やっぱこれだね。
あたしには。
クラシックをバックに
チャップリンが流れていたり
蝶ネクタイのバーテンさんの丁寧さとか
高い天井にまわる空調の羽根の渋さとか
かなり満足したのでした。
この店、一番よかったな。
そのあと
おみやげを買いにうろうろしたけど
電車まで時間が余ってしまい
「じゃあ最後に乾杯しよ」
と、☆が東京から
調べておいてくれたバーへ。
・・しかも検索語「松本」「黒ラベル」、
みたいな・・
駅近だしチャージなしの500円で
ナイス!
いつの間にやらグルメ旅行と化した旅も
うまいことしまったのでした。
いや~よー食った。食った。

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