2100mの黒ラベル~登山①

連休あたまの土曜日から
二年ぶりの登山へ。
東京駅で初心者のNNちゃん、
サル仲間のU田、
その後輩K村くんと合流。
7:24発の長野新幹線で長野まで。
と、同じ車内では
サル仲間の今回のリーダー
KAIちゃんとA田さん、
それに山の時にしか
会わないT中くん、Tますくんにも
早速遭遇、よろしくの挨拶。
長野駅でローカル線に乗り換え
妙高高原まで。
男子たちはその乗り換えの時間に
駅で立ち食いそば。
ん~結構美味しいらしいし
ちょっとあこがれるけど
今回はパス。
というのも
この日泊まる山小屋
トイレの紙を持ち帰らねば
ならないのです・・・
なるべくトイレは下界で
すませたい!という思いから
ごはんは早めに車内で駅弁で。
がっつりいただきました。
ちなみに東京駅の南通路の
膳まいでチキン弁当。
妙高高原から20分ほど
タクシーに乗り
登山口へ。
駐車場があってマイカーを
ここに置いて登る人も
多い模様。
軽いストレッチをして
装備を整える。
「姐さん腰んとこゆるすぎ」
と、男子たちが両側から
あたしのナップの腰ひもを
ひっぱってくださる。
お、ナップのこのフィット感が
かなり気持ちいい。
胸の上の紐も
きついかと思うくらいに
しめた方がいいと指導され。
なるほど。
男子たちはお互いの高度計の
数字を言い合い
誰が正しいのか争いをしてる。
ってか高度計、そんなに
違ってていいの?
靴ひももチェックして
おろしたてのストックを
NNちゃんと1本ずつ持ち
スタート。
ゆるやかな木の板の道から。
先頭はおととしへばった
登山二回目のU田だ。
いきなりいいペースで
歩き出す。
おいおいちょっとキツいよ、
今年は挽回しようとしているの?
と思っていると
経験者たちもこれはちょっと速い、
と。
そう、ゆるやかなところだと
余計に男子たちとは
コンパスの差が出て
飛ばされるとこちらはキツいのです。
それでも[#IMAGE|c0049455_1149130.jpg|200909/23/55/|right|150|220#]
しばらくは速めのペースで
第一関門の川まで。
水が冷たくて気持ちいい!
ここを過ぎると
少し登りは急激になるという。
経験者に前後についてもらい
間を歩くことに。
はりきっていたせいか
U田のペースが落ち
うしろにいるあたしは
少し足踏みな感じ。
でもこのペースなら
全然キツくない。
道も悪くない。
少し予習したのだけど
この日行く山小屋までの道は
ボランティアのスタッフで
整備がされているらしく
ほとんどが階段状に
丸太が打ち付けてあったり
板が敷いてあって。
歩幅を決められて
歩きにくいと思う部分も
あったけど
岩で足をすべらす心配もなく。
何年にも渡って
道を敷いていった人たちに
感謝。ほんとにすごいことです。
それにしても
とにかく天気がよかった!
長Tに半Tの重ね着では暑いくらいの気温で。
空は信じられないくらい青くって
木々たちはまぶしい緑とは
また違う感じの秋を迎える前の緑。
それに一部紅葉をはじめている
黄色や赤が点在していて
この自然の絶妙!
そんな中を歩くのは
ほんとうに気持ちいいのダ。
途中勾配のキツい道もあり
軍手を出して
手を使いながら
登るような道もあったけど
景色にわーわー言ってる間に
視界が開けて遠くに山が。
次の日登る予定の火打山、
それにふもとには
その日泊まる高谷池ヒュッテの
三角屋根が見える。
どうやら予定の3時間よりは
速いペースだったらしいのだけど
山に行くとまったく時間の感覚がなくなる。
ただ歩く。
前に進むしかないから。
ゴールにつくまでひたすら。
もちろんペース配分してくれてる
経験者がいてくれてのことなんだが。
歩くということに専念できる、
そんな状況ってないものね。
早めに着いたから
火打山も登ろうか、という話も
出たけど、小屋に着いた途端
あきらめました。
だって目に飛び込んできたのは
黒ラベルの缶!
疲れたカラダにはこれが一番じゃぁ。
トイレ問題ももうどうでもよくなる!
結局
持って行った携帯トイレに
紙を捨てる作業にも
いつしか慣れてしまったしね。
割り当てられた寝床は
ロフトの二回、
一人ふとん一枚分なので
寝床に荷物を置き
小屋の広間に車座になり
それぞれが持ち寄った
つまみや酒を楽しむことに。
小屋で売られているおでんで
じゃんけんなんてくだらない遊び
なんかもして。
それにしてもあたしのラムなんて
かわいいもので
水筒二つのA田さん、
一本は赤ワイン、一本はウイスキー。
どんだけ酒好きなんですか!
ビールで満足したあと
少し寝て
17時半に夕飯。
カレーとハヤシの鍋の前に
お皿を持って並ぶ。
真ん中にごはんで山を作り
カレーとハヤシの二色盛り。
なんつーメニューやねん!
山小屋でもこれはひどい、と
経験者はぶつぶつ言っていたけど
あたしには美味しかったな。
窓の外は暮れて行くあかね色の空。
そんなおかずもあったしね。
風呂もない小屋なので
20時の消灯までやることもなく
また酒盛り。
次の日のことも考えて用心、
ということもなく濃い酒を。
KAIちゃんのグレンリベット18年も。
さすがの標高で小屋は少し寒かったので
酒であったまるということもあり。
消灯時間になり
寝る前にトイレ、と外に出たら
空には星!!
見事なひしゃくが見えます。
感動して見上げていたら目がなれてきて
星座のまわりの星屑たちも
だんだん姿を見せる・・
あーメガネにしていたので
コンタクトならもっと見えたろうに。
少し残念だけど
でもこんな風景も灯りのない山ならでは。
ふとんに入るとすぐに眠れ。
やっぱり疲労はしていたのでしょう。
夜中に何度か目が覚めて
「まだ1時かよ!」なんてことも
あったけど。
でも夜の間は天気が荒れていたのか
すごい風の音。
ヘッドランプして外のトイレに行くのも
億劫でそのまま眠ってしまった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です