札幌の裏側で。~RSR三日目

日曜日の昼の12時。
シャトルバスの終バスで
麻生駅に到着。
降りるなり女MJが
「ビール買って来ていいですか」
いや、自分以外に言ってもらえると
めちゃうれしいね、この提案。
というわけで、バス停で昼ビール。
またまたダメな大人ですね。
地元のじーちゃんばーちゃんの
視線がイタイ。
札幌のみなさんすいません。
ここで市バスに乗り換え
銭湯に向かうのだけど
ここからはあたしの
オリジナルコース。
しおりがものをいいますのです。
しかし札幌の市バスを
東京にいながらにして
詳細に調べられるというのも
すごい世の中ですよねぇ。
がらがらのバスで
たどり着いた
これまた地元の人しか
行かないような銭湯。
でも一応「天然温泉」なのだ。
早速「猿人」な足を洗う。
流れる水が濁りまくりです、
すいません・・・
でも洗っても洗っても
かかと染み付いた色が落ちず。
う、来年は軽石持参だな。
メモメモ。
それにしても
腕の日焼けがものすごい。
ここのお風呂はぬるめ
なんだけど、腕がどうにも
浸けられない・・・
もっとゆっくり入りたかったのに
最後は水シャワー浴びまくりで
温泉気分はあまり味わえず。
それでもやはり
風呂あがりには。
待ちきれなくてひとり
プルトップをひく。
んんめ~~~。
去年はそこから
道をはさんだ反対側にある
ラーメン屋に入ったら
意外と美味く今年も
そのコースにしようかと
考えていたら
北海道出身の自称ラーメン星人
(矛盾してんだろ!)のB当が
そこなら自分の最もおすすめの
はちまき屋』がある、という
情報をくれたので、タクシーで。
住所しか知らなかったので
店に電話して道案内してもらったり
迷ったところから
運転手さんがメーターとめてくれたりと
こういう旅の親切って
思い出に残るよなぁ。
昼のLO間近だったけど
すべりこみ
Oちゃんは味噌
女MJとあたしは塩ラーメンを。
たしか味噌か醤油を食え!との
指示だったような気がするが
ま、いいじゃん。
さまざまな味のするスープ、
すごく美味しかった。
味噌は少しもらったけど
あたしには濃すぎたし。
そうそうビールがアサ○だったので
B当に苦情言わねば。
そこからぷらぷらと歩いて
JRの駅に向かうことに。
地図はあったんだけど
なんとなく方向を決めて
ぷらぷらと住宅街を横断してたら
突如線路が。
最近スイカが北海道でも
使えるようになったので
こういう無人駅では助かる。
3両編成のかわいい電車に乗ることもでき
お風呂ですっきり
無事フェスを終えて
札幌の街にいよいよ突入~。
ホテルは
とにかく「新しい」とか
「リニューアル」とかを
検索語に入れて探し出すのが
あたしのやり方。
それで結構小さめで新しくて
いい雰囲気のホテルにあたる。
それと一部屋の広さ。
今回も23.7m2あったんだけど
それくらいは欲しい。
しかも二ヶ月以上も前に決めているので
一泊5000円。朝食つきだよ。
ホテルは直前でもキャンセルがきくので
とりあえず抑えておく!
というのもポイント。
場所はいつもおみやげに、と
決めているお菓子の老舗
千秋庵』の近くというのも決め手。
そこから2ブロック東の
ロテルドロテル』。
こじんまりしていて
快適でした~。
ということで
暗くならないうちに
『千秋庵』へ。
二人はこの過密スケジュールに
悲鳴あげそうな雰囲気だったけど
おいしい水が飲めるよ、とか
だましだまし。
実際
こちらの地下50mだかから
くみあげた地下水が
飲めるんですがね。
この日はラーメンのせいか
のどが渇いて
たっぷり頂いちゃいました。
そのまま
夜景を見に行くか、
という計画だったけど
結局みんなたんまり買い物してしまい
一旦ホテルに荷物を置きに行き
藻岩山に向かうことに。
といっても
夜景にはまだ早い時間なので
たぬき小路でも歩いてみるか、
と、ぷらぷらしていると
アジア系の雑貨屋さんが
たくさんあって
買い物好きの3人は
さらに買い物!
それから地元直送の野菜とか
北海道名産を売ってるお店を発見し
そこでも買い物三昧。
生で食べられるとうもろこし
ピュアホワイトも購入!
野菜のあまりのきれいさと安さに
来年はここで食材買ってから
フェスに行こうよ、
なんて盛り上がりも。
二階の窓を開け放した
ちょいとダークな雰囲気の
バーなんかに後ろ髪をひかれつつ
たぬき小路をはずれ
市電に。
札幌で市電に乗るのははじめて。
市電って好きなんだよなぁ。
町並みが近くに感じられて
その中をのろのろと走っていて。
色気のある乗り物だよなぁ。
一番うしろにかじりついて
大きな窓から
道路に敷かれた軌道を見ていると
時間も距離も忘れてしまう。
東京も自家用車なんか規制して
ばんばんエコ仕様の市電でも
走らせればいいのに。
人が多すぎるか。
さて
藻岩山に行く前に
またまたB当に紹介された
回転寿司に行きましょう、と
藻岩山入口の次の停留所で降りる。
そしたらちょうど雨が降ってきて。
しかも集中的に。
この旅はじめての雨だったので
へこたれそうだったけど
雨やどりしながらなんとか
すし屋にたどりつく。
そしたら行列で。
たしかに日曜の夜の郊外の大通り沿い、
家族連れのターゲットだよね。
こりゃ時間もないし
あきらめよう、と
藻岩山に戻ることにしたけど
やはり雨が降っている。
タクシー乗るか、と
公共の乗り物好きとしては
苦渋の選択をし
ロープウェイの乗り場まで。
そしたらこれが
予想よりずっと高い位置にあり
市電の最寄駅からも
実は結構距離があって。
雨のおかげでタクシーに乗って
ほんと良かったわ、
ケガの巧妙だね。
雨にけむってはいたけど
ロープウェイからの眺めは
それはそれは見事で。
普段夜景なんてそれほど反応しない
あたしですが
やっぱいいね。
高いとこは好き。
函館とか有名だけど
札幌にこんな場所があるなんて
何度も来ているのに
全然知らなんだ。
ロープウェイの山頂駅から
さらにシャトルバスに乗って
展望台へ。
想像したのと比べて
圧倒的に高い場所に連れてこられて
ゴキゲン。
雨もかなり小降りになって
そのせいか人もまばらで
ちょっとラッキー。
一段降りたとこの
レストランで
シャンパンなど頂く。
最終のロープウェイで
麓に降りるたところに
さきほどタクシーに乗ってた時にも
気になっていた白いお店の前に出た。
一軒家を改造したカフェで
外側は真っ白に塗られている。
中からも白い壁が
光をはなって手招きしてる。
俄然こういう店の大好きなOちゃんが
どうしても寄りたい、と。
寿司屋の代案を考えてなかったし
最早帰る足もなくなっていたし
なんとしても
あたしも気になっていたので
入ってみる。
Oちゃんは優柔なくせに
こういう時の決断は早くて固い。
中は思った通りのおしゃれ空間。
お好きな席に、と
案内されたので
2階にあがってみた。
2階も真っ白
窓にむかって
カウンター状のテーブル。
そのテーブル、角材をうまく
組み合わせて作っているみたいなんだけど
わざと凹凸をつけていて
それが味わいがあっていい。
運ばれてきた水を置くと
倒れそうで倒れない。
偶然なのか策略なのか
わからないところもいい。
メニューを見ると
「自家製パン」とある。
うー近年弱い言葉。
みんなも同じだったのか
バタートーストを
シェアして食べることに。
それにあたしは
ミネストローネ。
夜の札幌でこんな晩ごはんになるとは。
忙しかった一日、
いや金曜からの三日間で
やっとゆっくりできた時間だったかも。

たばこが吸いたいと
下の喫煙席に移動していったOちゃんが
なかなか帰ってこず
そのうち下から歓談の声が聞こえる。
「なんか盛り上がってるね」
帰りを待っていると
手書き風のかわいらしい地図を持ってる。
どうやらこの店
Cafe Blanc』を含め
若いアーティストたちがお互い助け合って
お店やギャラリーをやっているのだとか。
古いアパートを改造して
週末だけ一部屋ごとに違う店を出している
という所もあるらしい。
へぇ、札幌にもそんなとこがあるんだ。
残念ながらどこも
終わっている時間だったけど
来年の楽しみができた・・・
貴重なおみやげだな。
もう一軒気になるダークなバーは
また来年に行くことにして
ホテルに帰り
部屋でビールで乾杯。
普段はみないテレビを囲んで
くだらない話をしたりして。
明日も早起きだぞー!
最終日に続く。

「札幌の裏側で。~RSR三日目」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    あぁぁぁぁ~!言うの忘れてました。
    狸小路は6丁目からが面白いんですよ。
    7丁目からはアーケードが無くなって、更に面白いことに。
    その先にあるカフェなんかもいい感じで。
    来年は是非そこへ~

  2. SECRET: 0
    PASS:
    B当チン。大丈夫、まだまだ札幌は行くと思うから。
    次のお楽しみにしますわ~。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です