きのうは。
中高友のAつと
上原のピザ屋『エンボカ』へ。
予約に苦労したらしく
やっと2人なら、ということで
行けることに。
大学時代に通学中
通過していた時期も
あったのに
はじめて降りた駅。
閑静で緑が多くて
ちょこちょこと
スタイリッシュな店から
こぼれるあたたかい灯の色など
雰囲気のいい街。
ちょっぴり背筋が伸びる感じ。
モダンな建物に
緑がからんだ概観は
見逃してしまうほど
街になじんでいて
間口が狭いせいもあって
たしかに「見つけにくい」
との評判もわかる。
店内は
予約を勝ち取ったお客さんが
ぎゅうぎゅうに詰め込まれて
一瞬あの中に入るのは
いやだなぁと
思っていたら
ラッキーにも
少し離れたところにある
二人席に通され。
まず
ベルギーのホワイトビールを
頂きながら、メニューを。
野菜のおいしい味がご自慢らしい
ピザのメニューは
かなり珍しいラインナップ。
でも「たけのこ」「ふきのとう」
「たらのめ」のピザなんて
そそられる！
悩んだすえ、彼女が
「これ食べるといつも
夢の国に行っちゃうんだよね」
という「新たまねぎ」
と、最近覚えたての山菜
「こしあぶら」を
ハーフ&ハーフにして。
ピザが焼ける間、
まず生ハムを。
パルマとプロシュート
半分ずつに、なにやら
パルメザンのかかった山菜が
添えてある。
白ワインをボトルで頼んだところに
いろいろなスモークのプレートが。
こちらはとにかく
いろいろ載っていて
チーズ、タコ、ホタテ、
鴨肉、レバー、ナッツ、
サーモン、つぶ貝の
スモークに
それにセロリ、パプリカ、
にんじん、カリフラワーの
ピクルスも。
スモーキーなあの香りを
今も思い出すけど
とくに鴨とつぶ貝が
美味しかったな。
たこもいけるね。
あんなにみずみずしい状態で
どうやって燻すんでしょ？
ひとつひとつ味を
楽しみながら
「子供じみた」という言葉についてなど
語り合っていたところへ
ピザが届く！
さあ！夢の国へ行くか！笑
なるほど、たまねぎが
甘くて、チーズはあっさり、
生地はもちもち。
「みみ」の部分もイケル。
さらに、こしあぶらの方がまた
渋くて美味い。
チーズにもあうのね。
ピザってこんな
あっさりした食べもんだっけ？
そんな印象で。
おおぜいで来た方がいい、
なんてことは
ないんだな～と。
意外にも。
たっぷり時間をかけて
ゆったりできて
彼女があたしを
「ねぎらってくれる」
という企画は成功と
思われます。
もう1軒と、
彼女が連れて行ってくれたのは
一見入りにくい
『BAR NAKAGAWA』。
白い塗り壁っぽい
概観の上
外からの光が気になるという
ニシカワさん、
扉のガラス部分も
白く塗りつぶしてしまい
通りから中が見えません！
でも中は
北欧の家具でまとめられた
シンプル空間。
バーカウンターの
一枚板と思われる板、
釘の使われていない椅子など
つるつるの木の表面に
ほおずりしたくなる感じ。
これ、ダウンライトにしとくの
もったいないよ！
まあバーだからしょうがないけどさ。
そこであたしはシングルモルト、
彼女はカルバドスという
りんごでできたブランデー
のようなものを。
お会計の高さには
びっくりしましたが
まあ、たまにはね。
夜になって
さらに静かになった
上原の街をぬけ
ほろ酔いで。