やっと会えた屋上のひととか。

土曜は。[#IMAGE|c0049455_2212392.jpg|200903/30/55/|right|160|204#]
かぼちゃのポタージュで
朝ごはん。
午前のうちに、と
20年来行きたいと思っていた
「朝倉彫塑館」をやっと訪問。
このたび改修して
しばらく休みだという話が
テレビで流れていたので
それなり人がいるとは
思っていたけど
行けば朝倉邸の門から
人がはみだすくらいの。
それでも
するすると列はすすみ
ストレスなく入館。[#IMAGE|c0049455_043339.jpg|200903/30/55/|right|180|294#]
彫刻家朝倉文夫の邸宅なのだけど。
ほんとは
こういう邸宅は
静かに人がいない状態で
入館者はひとり、みたいな状況が
いいのだろうけど
年配の人が多かったせいか
時間のながれが乱れることなく
芸術家のすごしていた雰囲気の方が
勝っていたので
居心地は悪くはなかった。
玄関で靴をぬぎ
最初にアトリエに入る。
3階分ぐらいの高い天井のもと
巨大な作品が10数体あり
ちょっとした美術館のような感じ。
でもあんなに大きな作品をつくるには
これぐらいの広さが必要なんだね。
アトリエの奥には
すまいとされていた
純和風の家と
そのまんなかに庭園があって。
自分で庭や緑をいじっていたとかで
いろいろおきてやぶりの
からくりがそこには
あるらしいのだけど
あたしのような素人には
わかるはずもなく。
でも水の中に浮かんだ石と
緑というのは
やはり心惹かれるものが。
住宅部分は残念ながら
公開されていなかったのだけど
アトリエのとなりにある
書斎だけは入ることができ。
そこがまたすごくって。
床から天井まで届く本棚。
その時代の本たちの
装丁がすばらいしこともあるけど
ずらっと部屋を囲む
その本棚が
司書のはしくれとしては
ちょっと萌える。
自分にはそんな蔵書なんてないし
読書家でもなんでもないのだけど
本がずらっと囲む部屋というのは
あこがれなんだよな。
でも
こういう邸宅というのは
文人の家だとか
昔の金持ちの家だとかに
よくある風景なのだけど
その先にみた部屋たちが
また朝倉邸のみどころで。
彼は
家の改造が好きだったらしく
増改築を繰り返していたと思われる部分が
モダンな感じなっていて
その折衷ぐあいが
あたしにはすごく面白くて。
門を入ってみえる部分が
そこなんだけど
純和風の家の手前にしつらえた
コンクリート製の
丸みを帯びた建物。
玄関横の階段をあがって
たどりついた部屋の用途は
わからないけど
扇形で窓わくも丸かったりして。
床に敷いてあるタイルなんかいいし。
だいたい
建築にカーブを取り入れているのって
すごく贅沢でシャレてる感じがしない?
それからもう一つ階をあがる途中に
タイル貼りの風呂のようなものがあって
壁にはぶたの顔の形があって
その口から水がでてくるらしい。
朝日の間、とあったけど
ここで朝風呂でも入ったのだろうか。
その登った奥には
大きな窓のある廊下に囲まれた
和室があって
見晴らしもいいし
自分のつくった庭も
見下ろすことが
できるみたいなんだけど。
その階に入る横に
細い階段があって
そこを昇るとあるのが
屋上庭園。
ここがすんばらしくて。
なんだろうねぇ
屋上庭園てのは
ほんとに気持ちいい。
見下ろしたって
谷中の霊園で[#IMAGE|c0049455_0494625.jpg|200903/30/55/|right|180|294#]
いい風景といえるかどうかは
わからないのだけど
高い建物に邪魔されることなく
はしからはしまで見える青い空。
今はあまり緑は濃くなかったけど
花壇と
巨大なオリーブが
植わっていて
見事。
その一角に[#IMAGE|c0049455_050418.jpg|200903/30/55/|right|180|294#]
シンボルみたいに
男の彫像があって
雨にも風にも負けない
その像の力強さと
なんとなく背中から感じられる
遊び心が
あたしをくすぐる。
訪ねてよかった。
しかもこんなに気持ちいい春の日に。
そちらをあとにして
飲み友M田さんに
よく連れていって頂く
『蟻や』で
カツサンドのテイクアウトでも
しようかと目論んでいたら
お休みで。
たしか土曜に飲みに来たことも
あるから、夜だけ営業なのかな。
それから
数軒調べてきた
谷中のおしゃれスポットに
行ってみたけど
あまり惹かれるものもなく
千駄木の駅から地下鉄に乗り
次なるイベントの場所
日比谷へ。
15時半待ち合わせまで
1時間半ぐらいあったので
うまいカレーでも食いたい、と
思いつつ、人がたくさんいる
銀座方面などには
行きたくなかったので
シャンテ近くの
「べにしか」で
一休みすることに。
ここも昔近くでバイトしていた時に
何度か来たことがある店で
20年ぶりぐらい?
コーヒー自慢の店なんだけど
コーヒーを淹れる職人風のおじーさんが
めちゃ愛想よくって
バイトの女の子なんかにも
すごくやさしくて
居心地よかったな。
長く続けられるコツなのかね。
そこでビールと
カレーのオーブン焼きを食べていると
これから会う
☆やびっぷ、しず、女MJから
次々とメールが入る。
約束の時間になり
☆とびっぷと落ち合い
そのすぐ近くの
テオヤンセン展」に。
プラスティックチューブで作られた
巨大な恐竜の骨のような
「アニマル」が
来日するというので。
なんでもほんものは風で動くものなので
ただ展示してあっても
どうなんだろう?
半信半疑ででかけたのだけど
時間を調べていった
デモンストレーションが
すごくよくって。
あんな大きなものが
あんな速さで?
ざっと説明されたしくみも面白くて
よく計算された結果の産物なんだと
舌を巻く。
だからといって
あれを生物と呼ぶかどうかは
別の問題として
でももっと進化して
おもしろい状態になった
アニマルも見てみたいし
そのうちそれに乗っかることが
できるかもしれないし。
日本でも海辺での展覧会とか
できるといいのにね。
期待よりは
おもしろい展示でした。
その足で
有明に向かう。
有明といえば
もちろんバスケ、
東京アパッチの試合。
ホームなのに
有明でやるのは今シーズン最後。
有明はずっと決勝も行ってきた場所なのに
借りられなかったのかよ。
Bjリーグ、やはり力ないなぁ。
だから、ということで
この土日とも
絶対にホームで勝ちましょう!
とチームからの呼びかけもあったりして。
しかも2位の我々アパッチに
相手は首位浜松。
席とりをしてくれていた
女MJと合流
買い込んでいった
ビールで乾杯。
遅れてしずちゃんも
アパッチのTシャツ着て登場。
試合は
どちらもなかなか点の入らない試合で。
というとディフェンスがよかったと
思われるかもしれないのだけど
なんつーか、シュートがね、
入らないねぇ。
だいたい自陣にきたら
点数きめて
そのいったりきたりが
バスケだと思うのだけど
そのへんがやはり
課題。
それでも
なんとか4点差で
勝つことができ。
(女MJ作うなぎスプーンのおかげ?→)
常にはらはらで
ビールそっちのけで
メガホンたたいたり
タオルをふったり
大騒ぎしていたので
終わった時は
うちら全員
「なんか疲れたね、勝ったけど」
という状態。
馬鹿ですねぇ。
そのまま
いつもの豊洲の
「鳥ふじ」に流れ
ビールと焼き鳥。
バカ話でさらに
盛り上がります。
メンツがビミョウに変わると
話題もノリも変わるのが
おもしろいのだけど
この日はとくに
声をたててたくさん笑った気がする。
なぜか
いもづるでみんな
アパッチ好きになってしまってるというのも
不自然なんだけど。
でもなんか群れて遊ぶのが
楽しいお年頃。
シーズン終盤にむけて
バスケが増えそう。
さて
今日もいろいろ
おもしろいことが起こったけど
その話はまた。
今日はセリエでも観ながら
眠ります・・おやすみ!

「やっと会えた屋上のひととか。」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    充実の一日ですな。
    素晴らしい!
    素晴らしいと言えば、御両親、立派ですねっ。時代に乗り遅れていないですもの。今時、私達の親の世代はコンピューターはおろか機能満載の最新携帯電話にも苦戦していると思うのだけど、えっ、会社のWEBを作る・・・唖然です。まさに、「この親にしてこの子あり!」ですな(笑)。素敵な御両親を大事になさってくださいね。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    南半球?どの。
    あたしも唖然としました。凝り性にもほどがある!
    とりあえず人生はまだまだ長い、ということだけは
    継承していますが、超えられない壁なんですよ、わが親たちは!

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