月曜日のアンティークグラス事件

月曜日。
会社の忘年会に強制出席で
18時に退社。
毎年恒例のすずらん通りの
中華『三○園』だ。
中華といえば
汚いからこそうまい的な店もしくは
やりすぎってくらいヌーベルならまだしも
ああいうきどった中途半端なランクの中華は
あたしの最も食指が動かないジャンル。
社長、なんであそこ好きかな~?
時間制限ある中でばんばんでてくる料理を
回るテーブルで順番にとるように強制される
あのテンポも苦手です。
しかも脂っこいものばかり。
ビールが気に入らなかったので
(いつものこと?)
紹興酒を飲み始めたら
あっという間に空き瓶の山が。
(もちあたしだけじゃないよっ)
それでも
普段あまり話すことのないバイトちゃんと
盛り上がりそれなりに
時間は過ぎましたが。
珍しく社長の演説も短かったし。
21時に放り出されて
専務のポケットマネーを握りしめ
☆と一緒に
バイトちゃん4人を引き連れ
アンキャトル』に。
こちら先日も
「なんか洋風行きたいね」と
☆と行ったばかりだったのだけど。
さすがにお腹いっぱいで
飲み物だけにしようと思ったら
あたし以外は全員
でっかいケーキを
召し上がってました。
恐るべし、女子のベツバラ!
あたしはといえば
ラガブーリン16年を。
ちょっと薬系かな?と
思ったけど
その香りをふわっとやりすごした先にある
シングルモルトのやわらかさ。
冬はこれだね~。
☆はここのお気に入り
ロンサカバを。
実は前回あたしが飲んだ時
「あれ?ここのすごく甘くて美味しいよ」
と、味見をさせてあげたら
「次これにする!」
と彼女もオーダー。
そしたら
「味が違う」というので
試してみたら、たしかに。
彼女曰く
「グラスの形のせいじゃないか」
ということで。
たしかにあたしに運ばれてきたのは
足つきのショットグラスというか
小さめのグラスで
彼女のところに届いたのは
足つきのワイングラスをちょっと
小さくしたような
ショットグラスよりは
大きいもので。
その日はお代りした時に
小さい方に入れるよう
お願いをしたという経緯が
あったんだけど。
なので
今回オーダーする時
「あの~ロンサカバなんですけど
これくらいの小さいグラスに
入れてくださいますか」
と言ってみたら
たしかこないだ入れてくださった
バーテンダーさんで
「どんなのですか?」
ってちょっと驚いたように
聞き返してきたので
説明すると
しばらくして空のその
グラスを持って現れて言うには。
「これ18世紀ぐらいの
アンティークなんですよ。
うちの店にはひとつしかないんですが」
って。
もちろん普段使いとして
使用しているらしいのだけど
1つしかないそれを
ピンポイントで要望されたことに
びっくりしたらしく。
いや~こちらもビックリ。
☆はアンティークに最近凝っていて
店の人にも
ちょっとそっちの才能があるんじゃないかって
言われたこともあったんだけど
まさかそんなグラスまで
「違い」がわかるとは。
あっぱれ!
という感じでした。
でもやっぱり
そのグラスで飲むロンサカバは
ほんとうに甘くておいしくって。
それはあたしにさえわかるくらい
明らかで。
グラスの価値なんて
どうでもいいと思っていたけど
そんなにいつもおいしいお酒が飲めるなら
ちょっとお金だして買うのも
いいのかもしれない、って
価値観がものすごく
揺るがされた事件でした。
ちなみに2万円ちょっとだそうです、
安いか高いか?
でも
そう思うとお酒って
深いよな~
ちょっとした条件で
全然味が違うんだもんね。
いえ酒飲みの苦しい言い訳では
ありませんよ、
決して。

「月曜日のアンティークグラス事件」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    yossinaさん。朝って・・
    ああ土曜の話ですね。
    料理作る時はたいてい片手にビールです♪

  2. SECRET: 0
    PASS:
    サカパはラムでも甘い感じですよ。
    キャプテンモルガンのプライベートストックも
    そんな感じですかな?

    それと、グラスの容量のオンス数で
    味も変わるらしいです。

    そいえば、豹柄の皮取りに来て下さいね!
    倉庫で嵩張っております。。。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    やすどの。
    そうなんだけどさ、ほんと甘かったんだよ~。
    たしかにオンス数ってのもあるとは思うけど。
    そのへん研究して美味しいのだしてね!

    すいません、タバーンも年内に顔だしにとは
    思ってたんだけど。
    ってか豹柄はしずちゃんですから!
    もうしばらく頼みます~

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