金曜日を思わせるリゾットに

「なんか金曜日みたいな気分」
友人Fの店で
きのうチーズリゾットを食べて
感じたこと。
食べ物でここまで
脱力させてもらったのって
はじめてかも。
味そのもの、は
もちろんなんだけど
一日の疲れをとってくれるというか
カラダを休めてくれるというか
ものすごい魔力を
もっていたのです、その
リゾットは。
彼女がつけた
『Solana』という店名
そう、スペイン語で’日なた’
という意味なのだそうだけど
ぼーっとただ日なたぼっこして
自分を回復してくような
そんな感じ。
うまく言えないけど
こういう味わい方ってのも
あるんだ!
と、びっくりしたのでした。
先日
お留守番をしてくれた
TTの忘れ物と
預けていた鍵を交換しよう、
ということで
再訪することになったのだけど
ついでにまだ
この店を体験していない友人の一人
M香も誘ってみて
3人で。
赤好きの彼女のおかげで
また赤ワインのボトルを
あけることになり。
前回も飲んだのだけど
このチリワインがくせがなくて
なかなかいける。
普段はあまり飲まない赤なのだけど
やはりこういう料理には、ね。
前回とは
やはり少し違うメニューの中から

まずは岩手広田湾の生ガキ。
届きたての生ガキ。
きれいでしょう。→
ソースは
カキの邪魔をしない程度にアレンジ。
次は
松坂牛A5タルタル、、
A5ってなになに?
え?ランク?
紙のサイズじゃなくて?
・・すげぇな。
そのA5がユッケみたいになっていて
上にアボカドソースが
のっかってる。
その横に
ケッパ、アンチョビ、マスタード、西洋わさび
の4色の水玉が。
そいつをM香がまぜてくれて
料理の仕上げを。
このあたりどうやったら美味しくなる、
ということを経験から確実に
自分の感覚にとりこんでる彼女の
聡明さには
しばしば驚かされるんだけど、
この行動とてしかり。
カリカリのガーリックトーストに
あいますぅ。
ホルモン屋のユッケとは
また違ってね。
う、思い出してきた
次回もまた食べたいよ、コレ。
続いては
かさごと蛤のアクアパッツァ風能登の魚醤仕立。
かさごはたぶん揚げてあるんだけど
全然あぶらっこくない。
そいつを箸でほじほじして
野菜やらのエキスの海にしずめて・・
ああ、あたしもそこで泳いでいいですか!
とにかくだしがうまい!と
TTも絶賛だったんだけど
このだしを残したくなくて
パンを追加。
文字通りそのパンをしずめて放置するM香。
うーん、これに小さめのパスタとか
泳がせて食べたいね~。
そういえばこいつにむかごが
入ってた。
おお、おまえも泳いでりっぱな
高級食材にみえるよ・・
最後の一滴まで完食。
そこに届くは
青森の鴨ロース肉。
下仁田ねぎがとくにダイキライだというTTは
ミルフィーユ仕立てにもかかわらず
ぬきとって食べていたけど
やっぱ鴨にはねぎっしょ。
それになすにと万願寺とうがらし。
う、うめぇ。
変わった味というわけではないのだけど
でも今までに食べたものとは違う。
すごいな~すごいな~
で、たどり着いたのが
チーズのリゾットでの
あの気分。
こういう店ってさがすのちょっと
難しいよね。
だからこそ、これ読んで興味持った方には
行って欲しいです。
〆は珍しくあたしも
デザートとコーヒー。
ここの甘くないキャラメルアイスも
お気に入りだし。
いつもなら最後まで
飲み続けて
アルコールを家まで持って帰りたいタイプ
なのですが
リゾットで自然におやすみモードに
むかってきたので
やはりここは。
TTのセレクトのおかげかも。
起承転結のきいた小説みたいだったよ。
小説の一部として
思わず口にした恋にまつわる挿話は
また封印ってとこかな。

「金曜日を思わせるリゾットに」への4件のフィードバック

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    yossinaさん。タルタル、美味しかったです、
    定番なんですか?じゃ、また食べられそうですね。
    川海苔?いいですねぇ。

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