ただなんかいいなぁって空気があって

土曜は。
武道館にシロップ16gの解散ライヴを観に。
骨折して松葉杖のしずを
九段下駅でつかまえ
ゆっくりと武道館へ向かう。
と、堀を渡りきった門の先にあふれかれる人!
とぐろ撒いてるよ・・
「グッズ最後尾」
すげ!
今までここで結構メジャーな
外タレも観に来たけど
こんなのは始めて。
いくら解散だからって
なんだこいつら・・・
その列を横目に会場へ向かうと
物販テントの張り紙には
二重線だらけ。
売り切れ続出だよ。
ようやくたどり着いた会場前で
1974夫妻、まこちんと合流。
いや、松葉杖ってほんとに大変。
そして道には危険がいっぱい!
を、実感したよ、横にいてさえ。
しず、がんばってくれ。
お決まりなんだけど
アルコール注入タイム。
あら、しずさんあなたも?
残念ながらア○ヒしかない
売店からまこちんが届けてくれたのは・・・→
少しサッポロな味がした。
1974がとってくれた、というか
「取れますけど、どうします?」という
無言のプレッシャーと
しずの「目撃せねば」の返信にひきづられ
あたしも参戦した今回のライヴ。
前回観た時に
「シロップは部屋でひとりで聴く」
と決めたつもりだったのに。
まあでも見納めだし・・と、
最後のアルバムを聴くこともなく
行ってみたのだけど。
2階の前方のちょうど廊下の前で
骨折してるしずにはやさしい席。
願わくばすわってみたい、
と思っていたあたしにも好都合だったのだけど。
なんつ~かね、とにかく客が独特だよ。
あきらかに普段外でないでしょ、
的なタイプが多く。
でもそこにいるわけだしあたしら、
やっぱ同じ種類、なんだろうなぁ。
そんなまわりの人びとの観察をしつつ
ステージをはさんで真反対の北側に
ひとりすわるまこちんに大きく手を振って
位置確認などするうちにはじまりました。
静まりかえる会場。
こんだけの人数が咳ひとつせず
でも確実にステージに集中してる。
終わるとぱちぱちと
歓声もなくただわきおこる拍手。
これってある意味すごいわ。
そんな中前日の酒と
さっき飲んだサッポロ印のビールのせいで
襲ってくる睡魔。
幸いすわってるしと舟を漕ぐ。
悪いけど曲もそんなに知らないし。
だいたい気付いたら3時間以上もやっているし!
寝たり起きたりするうちに
まわりの空気が明らかに変わってきてた。
そういえば前回のライヴもそうだったけど
静かにゆっくりと盛り上がって行く
この一体感。
ほんとに独特な客層だよなぁ。
ああ、自分がもっと若かったら
こんな聴き方しなかったと思う。
もっとまっすぐでがつがつして音楽聴いてた。
簡単にライヴなんてこれなくて
ほんとに生で観る日を夢みて
何度も何度もアルバムを聴いて
どきどきしてその日を待っていたのだと思う。
そんな空気がシロップのファンの子たちにはあるんだよな。
自分にあきれながら
ぼんやりステージを見下ろすと
フロントマンイガラシは
ギターをいろいろ持ち替え相変わらずいい音してる。
本人UKロック好きってわかります、
すんげ~かっこいいし音。
何が闇のミ○チルだ。
そんなもんと比較すんな。
アンコールが三回。
自虐的でネガ的な歌詞の多いイガラシが
ぽつりぽつり「明日に」「未来に」
ってMCで語る中はじまった最後の曲。
あたしの好きな曲だった。
・・「Reborn」って言うンだ。
聴くたびにぐっときてしまう歌詞。
デスノを読んでたせいか
結局顔も知らないままのイガラシが
まんがか何か架空の世界にいるように見えた。
あのでっかい会場のまん中で
ひとり光を集めて
ギターをかき鳴らしてる姿。
覚えておこうと思う。
あの姿をね。
そして聴き続けようと思う。
ひとり部屋でシロップ。
・・これがあたしの舐め方なんで。
泣いてる女の子たちをみて
ちょっぴりもらい泣き気分の中
武道館をあとに
喧騒をはなれ市ヶ谷へ。
松葉杖のしずとタクシーに乗り
駅で待ってると電話。
「あったかいとこ入っててください、
今全速力なんで!」
「????」
と、どうやら1974夫妻とまこちん
走ってこちらにむかってるらしい。
ったく、想像を絶するこいつら!!
そんな愛すべきどあほうたちと
ニュー浅へ。
安心のサッポロとともに
体に悪そうなメニューを
がんがんと。
話題はシロップから
もちろんまんが的方向へ。
ジャンプバカの会話にも
なれたけどさぁ。
ああ、毒される・・・
と、強引に渡された
60代老眼鏡のじじいばかりが働く
リストランテの話・・
い、いいじゃない?
あ~毒されてる!
続いてデスノートの宿題を。
日曜日は寝坊することにして。
あたしって・・・えーと
吸収力ばっちり!
だよね??

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