この季節にいかにして~期待と期待を超える妙

今日は日曜日。
やっと休みだ。
たまった洗濯片付けつつ聴く
チバの声が
やっぱりいい。
あたしを救うのは
キリストじゃなくって
ビールと音楽だ。
そういえば
さっきやってた第九の歌詞
なんかすごかったな。
でもあたしは
魔法の力なんて
信じない。
結局毎日飲んでしまった
一週間だった。
金曜納品の仕事。
思ったよりすすまないので
半分あきらめかけていたのだけど
どうしてもきりをつけたかった。
あたしのプライドのために。
他の誰のためでもなく。
そんなわけで
木曜は早めに出社して
昼休みも削って
お茶も我慢して
ひたすら猛スピードで。
おかげで
終わりました。
しかもちょうどよく
飲み友M田さんから
「今日呑まない?」
ああ!行く行く!
待ってました!
珍しく☆が先発して
あたしも納品書とか書いて
八丁堀『Maru』へ。
前に行った時もたしか
ものすごい客で入れなかったのだけど
今回も、すごい混み方。
でも人をぬって1F奥で呑んでる
M田さんと☆と合流。
レバーパテと
なんたら貝の焼き物を頂く。
でも不思議だね。
スタンディングでぎゅうぎゅう
なんだけど
そんなに居心地は悪くない。
待たされる感もないし
つまみも美味しい。
たとえば通された席が
となりの席とすごく近かったり
まわりの客の声がやたら
でかかったりで
酒がまずくなったりって
結構あるじゃない?
期待せずに来てるから
だろうか。
これって
大事なのかも。
とはいっても
よく働いた一日のあとだし
「まさかスタンディングで
終わらないですよね?」
「いやあ、気になってる店は
あるんですがね」
お、来た来た!
M田さんの鼻がうずいてるようだ。
そんなわけで茅場町方面へ。
『山城屋』はもう灯りがおちていて
入れなかったのだけど
まだ候補はある、と
路地を抜け
志み津』へ。
ちょっと~
また「さもない」店を。
M田さん、天才だ!
珍しいレーベンブロイの生で
二度目の乾杯。
たけのこの刺身
刺盛り
れんこんのてんぷら
などなど。
そしてM田さんが頼んだのは
呉春。
大阪は池田の酒です。
両親が今
池田に住んでいて
正月ともなると
お年賀にその酒を
ふるまいたがるのだけど
あまり数つくる酒ではないらしく
地元でも買い忘れて
えらいさがしたことが。
なので東京で
この酒に会えるとは。
で、あたしも調子乗って
久しぶりに日本酒。
春鹿を。
実は今年は
あまり忘年会を
入れてなくて。
だいたいそういう会となると
あたしが仕切り役だし
どの店も忙しくで
わさわさしていて
居心地もイマイチで
幹事としても
みんながいい気持ちで
帰って欲しいと思うあまり
すごくそういうのが
気になったりして。
だからこの時期に
わざわざ呑むのは
今年は控えていたのだけど。
でもありがたいことに
予定は入りまくり
でも自分から企画したり
大規模にしなかったせいで
静かに
しかもこういう渋い店に
出会ったりもできて
よかったなぁと。
大きなおにぎりも頂き
満足~。
と、帰りかけてふと
目についた
『香庵』。
「一杯だけ行きますか」
細い階段をあがって
入ろうとすると
鍵が。
みるとインターホンが。
階段あがったし
なんだかあきらめきれなくて
インターホン押したる。
ふたりはビビッてたけど。
「あのー会員制なんですか?」
尋ねてみると
そういうわけでもなく
まあでもお客を選別する
方法なんだろうな。
おとなしそうな「香さん」が
でてきて案内してくださる。
これで
カラオケでもおいてあったら
完全にスナックなんだけど
そんな野暮ったさはなくて。
しかも料理をつくってるのは
若いお兄さんだし。
それなのに
メニューがすごい。
ここ、
蕎麦屋なの?っつうくらいの
蕎麦の充実ぶり。
しかも板さわだの
そばがきだの
蕎麦屋のつまみが
並んでいて。
おにぎり食べて
お腹いっぱい
しかも終電まで数十分しかない☆も
食べたい!と
茄子じる蕎麦なんつーものを。
そして
たまごやき
そばがきも。
さすがに食べ切れなくて
くやしい思いをしたけれど
またゆっくり
料理を楽しみに来たい店。
何飲んだかかは
忘れてしまったけど
帰宅は2時近く。
でも歩いて帰れるからね。
それがいい、
八丁堀、茅場町あたりは。
その日飲んでる時に
たしかでた話なのだけど
次の日は
人形町の『魚とら』で
飲むとM田さん。
なんでも前に
『き○助』でおみあいさせた二人が
つきあい始めたって。
その席に☆とあたしも
いたんだけどね、
「にぎやかし」で。
今回はその二人をさらに
盛り上げるべく結婚についての
尋問をするとかしないとか。
ということで
参加することに。
今回も「にぎやかし」として。
19時にあがって
「ちどり屋」で手ぬぐい、
☆も額縁を買い
『魚とら』へ。
いつになく混みあっていて
4人すわってる座敷のテーブルへ
入り込む。
あとからAっきーも来て
7人での飲み会。
でも座敷ってのは不思議だね。
となりは3人で使ってる席
7人で囲んでも
別に不自然じゃないもの。
やっぱり上品でおいしい
大将の煮物とか
あわびとかアナゴの白焼き、
カニ入りの卵焼きなんかを。
M田さんが、喜多方で作ったという
地酒もいただき。
N野さん、N島さんという
久しぶりに見た年上の女性
(でもなんだかかわいい人たち)に
はじめて会うN野さんのダンナさん。
かみあう話があるはずもないのに
話は盛りあがり
酒も美味い。
となりのおやじ軍団から
dancyuにも載ったという
ここの名物漬け丼を
一ついただき
さらに隠れメニューの巨大かき揚げを。
どうやらここの大将、
ひとを驚かせるのがシュミらしく
その巨大なかき揚げは
頼んでもないのに
出てくることもあるらしい。
でもこの日は
となりのおやじ軍団に出たのが
最後らしくうちらは
大ブーイング。
なんと次の日の宴会で使う材料から
ちょっと小さめで作ってくださることに。
大将感謝!
美味かったです!
もう、ごはんごはん!
って感じ。
さくさくで油の甘みが
意外と軽くて。
そのあとは
恒例の『岩手屋』へ。
M田さんお気に入りの
美人ママさんのいる小さな居酒屋で
近所の常連さんのたまり場的な
お店なんだけど。
この日は常連さんが
忘年会もかねて飲んでいたらしく
持ち込まれたケーキや
宅配ピザを少しずつ
いただき。
浜町でラーメン屋さんを
やられているというお兄さんと
たっぷり話をさせていただき。
いや、みかけあんちゃんなんだけど
実は50を超えていて
しかもしゃべり方が
すごくきれい。
語尾までちゃんと話せる人っていうか。
「っていうか」とかで終わらない。
そういうきれいな言葉をつかえる人と
話をするのって
気持ちいいんだなぁって
そんなこと酔っ払いつつ。
またも帰宅2時。
土曜も仕事ですからぁ!!
なーんて
仕事のあとは
またも飲み。
その話はまた。

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