いまさらデビュー

今、江川卓の
「謎解き罪と罰」
っての読んでるんだけど
これが面白くて。
でもあたし
「罪と罰」を
読んでないわけ。
「謎解き」が面白くて
するする進むだに
やや、これは
先に本編を読まねば、という気持ちと
ああ、でも
ナゾがわかってる方が
楽しんで読めるんでねぇ?
という気持ちが
交錯して
迷っちゃって
365歩のマーチみたいな
状態なわけよ。
っていうかみんな。
ドストエフスキーとか
いつ読んだの?
どんなきっかけで?
あたしの読書体験ていえば
高校2年の夏休みに
あたしがあまりに本を
読まないもんで
兄が
日本文学50冊選んでくれて
読んだあたりから
はじまったのだけど
その頃読んだものって
「残って」ない。
大学時代にやたら読んだ
岩波文庫の赤版は
ほとんどポーズみたいな
もんだったし。
そのくせ
翻訳者の力が気になりだして
生意気にも翻訳モノには
食指が動かなくなったりもして。
で、緑版にうつったりとかして。
だいたい
あたしは
司書のくせに
「活字好き」じゃないし
読解力ってもんが
ないのだよねぇ。
雑誌もほとんど字は読まない。
ってか読めない。
マンガに至っては
字と絵を両方読むなんていう
器用なことができず
楽しめなかったし。
でも最近だな。
ひとりで暮らすようになって
やっと自分のためだけに
時間を使うことを
知ってからなんだ。
人のためでなく
自分のために。
1冊の本を読んで
その影響で何か考えたり
行動したり、ってね。
それは読む、という
行為に限った話では
ないのだけど。
そう、いろんなことが。
ここんとこ。
だから今あたしが
「50選」を選ぶとしたら
最近読んだものばかりに
なるのだろうなぁ。
ちょっとやってみようかな。
その前にとりあえず。
きのう三省堂に走って
「罪と罰」を買ったよ。
ちょっと読み始めてみるか。
さて
何か「あたし」に
影響を及ぼすんでしょうか、
ドストエフスキーは!

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