荒吐いちゃったの~その②

疲れがとれたのか
とれないのかわからないまま
10:55からの怒髪天がみたくて
8:30ロビー集合。
近くで見つけたさぬきうどんで朝食。
ここナイスな店。
ってかさぬきうどんって
皆こういう感じなんですね。
なんて発見東北でしてるのも
どうかと思いますが。
ひやしとろろ、
美味かったな。
近くの川井亭でおにぎりを
購入し
9:00ごろバス乗り場に向かうと
前日とは違って
長蛇の列。
でも東北中のバスが
集結してんじゃね?くらいの
便の多さで
待たされた感はあまりなく。
と・こ・ろ・がーーーーーーーーっつ。
運悪く補助席になって
しまったものの
疲れですぐ眠りに落ちてしばらく
気づかなかったのだけど
大渋滞で!!
目覚めると連なる車の列が
延々と前方に。
うわ~。この逃げ道もない状態。
まわりからもぼそぼそと
「間に合うのかな」という声が
聞こえてきて
時間を見ると、たしかに!
いなかは道が少ないのかね~と
憂っていたら
どうもフェスのとなりの公園でも
「祭り」を開催していたらしく。
どうりで。
お互いをうらめしく
思ってるんだろな。
そんなわけで最後の最後まで渋滞で、
前日40分のところ、
2時間近くかかってしまい。
駐車場からの遠い道を
「増子さんの歌声聞きながら
走ることになったりしてね~」
との冗談が現実になり。
朝から走った走った!
①怒髪天
たどりついたら
怒髪天、最後の曲で。
うわぁ。。。。
それでも
「今日も一日はりきってくぞー」の
増子さんの声はよかった。
くそ、いいバンドじゃねーか。
酔っ払い増子さんが朝からどうなの?
って思ったけど
この人は朝も夜も関係ない。
勢いのある人だな~と。
また観に行きたいと
心に誓い。
走って走って
半ば放心のあたしらは
パワーを取り戻すために
とりあえずこっそり持ち込んだ
(っていうか何のチェックも
ないんだけどさ、このフェス)
缶ビールで乾杯。
「スポーツのあとのビールは
美味いよね~」
ったく。朝から
こんなに走ることになるとは
予想外。
でも三人とも走るほど怒髪天が
観たかったというのも
笑える組み合わせというか
必然だった気も
するのだけど。笑。
ピーズが来ると
雨が降るというウワサ通り
雲行きあやしくなってきた
そのステージをあとに
前日と同じ枯葉地帯に
陣取りに。
ここ、4つのステージの
分岐点で、便利なのに
なぜか誰もいなくて。
人間ってのは何気に
群れたがるのものなのでしょうかね。
不思議だ。
②8OTTO(オットー)
女MJ、しず、あたしという3人だけで
はじめて見に行ったのがこのバンド。
今回のフェスも実は
3人の決め手になったのは
このバンドだったりも
するのだけど。
あたしもこの日はOTTOの
「8」の書かれたTシャツで参戦。
陣地から近いので
まだまだかな、と
ゆったりしていたら
明らかにハイテクなリハが
聞こえてきて。
「本人リハじゃん!」
急いでステージへ。
確かに演出とか二の次で
いいもの聞かせようと思ったら
リハも自分でやるのは
自然のことなのかも。
本人たちの演りたい!という熱意も
伝わってきて
こちらもテンションがあがってしまった
出来事で。
8OTTOは
ドラムがヴォーカルをとるのだけど
彼がバンドのフロントマンでもあり
ステージ中央前方に
置かれているという
まさに中心を担っていて。
あのドラムは見る価値あり。
小さめのバスドラとスネア、
シンバルはひとつ。
タムもひとつなのかな?
とにかく小ぶりなセットなのに
時に立ち上がって叩いたりして
すごく見ごたえあり。
この日もいきなり一曲めから
立ち上がって、こちらのテンションも
あがるあがる。
ギター二本とベースなんだけど
他のメンバーもかっこよくて
パートの絡み方が
実によくできていて
かっこいいのです。
外国でも通用するバンドではないかと。
まだアルバムを1枚出しただけなので
ほど全曲やってくれるというのも
うれしい。
そういう意味においても見ごたえもあり。
いつものことなのだけど
ライヴは自然に
ヒートアップして行き
最後にはドラマーさん
ドラムを放棄、ドラムの上に
立ち上がったり
マイクだけつかんで
ステージの前方に出てきて
変てこなダンスを披露したり
床に寝転がって歌ったりと
やりたい放題。
もうかっこよくておかしてく
おなかいっぱい!
この瞬間、あたしのベストアクト決定!
と思ったら
ほかの二人もベストアクトは
8OTTOだと。
とにかく!騙されたと思って
一度観るがいいよ、そこのアナタも。
あまりのかっこよさに
もう帰ろうか、ぐらいなことを
言い交わしつつ、陣地へ。
アジカンも観る気にならず。
いいライヴ観た充実感に
3人で乾杯。
また枯葉の寝床で
眠りにおちてしまいました。
また1時間ほど
まったりしたあと
DragonAshにでかけた女MJを見送り
しずと二人で
みちのくプロレス観戦へ。
早めにいい場所とり。
気合入りすぎ?と思ったけど
そのあとの混みようったら
すごかった。
しかもおかげで、奥のステージから
通りぬけようとする
増子さんに遭遇。
片手に酒(おそらく。いや明らかに)
の入ったペットを持って
顔は真っ赤、目はとろんの
増子さんに!
ライヴは一曲しか観れなかったけど
たぶんあとで会えるだろうと
思っていたけど
ほんとに会えるとは。
まったく最高です、増子さん!
③みちのくプロレス
しずがさかんに観たがってただけあって
面白い!プロレス!
K1のような命がけのものが
すごいと思っていたけど
こういうエンタたっぷりのものも
面白いのね。
ロックフェスにも関わらず
客の異常なまでの多さも
笑えたし
入場曲でお決まりの
ファンたちのタオル放り投げや
ぶんぶんまわしに
まず驚かされ。
(ってかそのタイミング知ってる人、
多すぎ。)
試合始まったら始まったで
レスラーと客とのかけあいで
ショーが流れて行き
まるでコントみたい。
まだまだ見たいところ
だったのだけど
しずを残し
ベンジーが始まるので
メインステージへ。
④浅井健一
ベンジー側は遠慮して
左手モッシュに行ってみると
なぜかすきすき。
ライヴがはじまっても
そんな感じで
ベンジー東北では人気なし?
でも出てきたベンジーは
今日も最高にチャラくて。
無意味にはだけた胸も
素敵です。
でも前日1974夫妻から
ベースの女とつきあってるのではとの
説を聞かされたせいで
なんだか少し興ざめ。
ベースのお姉さんは
髪を振り乱して
激しく弾くのがとっても
かっこよくて好きだったのだけど
その話しを聞いてしまってから
なんだか二人の自己満足の
ステージに見えてしまって
向き合って弾く姿なんか
かっこいいというより
気持ち悪くて。
もちろん嫉妬たっぷりな
感想なのだけど。
曲もブランキーの曲らしい
知ってるいる曲はいいのだけど
新曲なのかソロの曲なのか
よく知らないけど
まわりも明らかに盛り上がりに
差があって
ステージだけが
暴走している感があって
なんだか見ていられなくなり
早めにお暇しました。
ある意味、ワーストアクト。
期待してただけにね。
クロマニヨンズが
見たいというのもあって
メインから遠く離れた
ステージへ向かおうとしていたら
途中1974夫妻に遭遇。
自分らもベンジーを捨て
クロマニヨンズに向かうというので
ご一緒に。
早めに到着して時にやっていたバンド
なんだろ?結構いいな、と
思っていたらあとでしずが
大絶賛していた
HAWAIAN6というバンドで。
こちらは今回唯一新規開拓しようかなと
思えるバンドとなり。
⑤クロマニヨンズ
当然のように最前目指す二人を
見送ろうとしていたら
連れてゆかれ。
「はじまったもっと奥行きますから」
というのにはさすがに
つきあわなかったけど
端にずれると意外と前に行くことができ
結果、二列めのようなところで
横からステージ全体を見れるような
ところに陣取ることができ。
エゾではスルーしたけど
クロマニヨンズ、ちょっと予習したら
ハイロウズよりずっとなじめて。
そして客たちの思い入れが
とにかくすごい。
皆のヒロト、マーシーへの
信望が渦巻いている
ものすごい空間に
身をおくことができて
あたしも気持ちよかった。
そしてヒロトの語りかける
やさしい声。
それがものすごく印象に
残っています。
かっこいいステージというより
皆と一緒に楽しみたいという気持ち、
それが一番大事なんだね、
どんな大物でも。
クロマニヨンズのライヴは
そういうものに支えられた
美しいものでした。
陣地に戻るところで
しずに遭遇し
ビールを購入。
風ののってちとせちゃんの
声が聞こえてきます。
⑥元ちとせ
のびやかに歌う歌姫の声を
ステージから
離れた場所で
ビールのみながら
聞きました。
この人の場合は
単純にその声が聞こえるだけで
心がゆすぶられます。
やっぱりすごいなぁ。
「大切な人を想って
聞いてください」というMCで始まった
最後の曲で
偶然うちらの前方に立っていた
カップルが
それまでは少し距離をおいて
立って見ていたのに
瞬間に腕をからませて
二人でゆれながら見ていたのが
微笑ましかった。
ああいう感覚を共有できるのって
素敵だなぁと。
こちらまで
しあわせな気分になった。
ちとせちゃんの歌の力でも
あるのかな。
続いての
ソウルフラワーユニオンを
どうしようかと
迷っていたら
しずが小学生の鼓笛隊
見に行こうというので
それも面白いかなと
思ってメインステージへ。
ところがステージに近づいてゆくにつれ
聞こえてくるのは
ものすごい渋い
スウィングジャズ。
なんじゃ?これ
小学生がやってるの?
・・・
急いでその姿を見ようと走ったのだけど
たどりついたところで
ちょうど終わってしまい。
う~ん、これは実に
残念でした。
とにかく離れたところからでも
そのすごさは伝わりました。
さすがメインで演るだけある。
もしまた行くことがあったら
これは逃してはいかん!
⑦ウルフルズ
そんなわけでメインに来て
しまったので
ウルフルズ、見ることに。
トータスさんはね、近くにいれば
間違いなく恋しちゃうだろうけど
やはり音楽的には
興味なし。
ウルフルズが見たいという女MJと
待ち合わせしたものの
2,3曲で飽きてしまったしずとあたしは
ラストということもあって
ものすごい人ごみになっている
メインステージから退散。
女MJを捕まえて
混まないうちに帰ろうと
目論んだのだけど
ケイタイ一向につながらず。
とりあえず陣地で
聞こえてくるソウルフラワーで
踊る。
それが終わると
だいぶ離れたメインから
ウルフルズが聞こえてきて。
それに合わせて
しずと踊っていました。
寒いので。笑。
結局
途中賢くも早めに退散を図る
1974夫妻を見送り
最後までたっぷり堪能して
女MJを待ってから
帰ることになったのだけど
意外に帰りのバスの
スムースに乗ることができ
渋滞もなく、無事
22時半ごろ仙台到着。
先に戻っていた1974が
刺身居酒屋を用意してくれていて
またこの日も宴会。
仙台出身の☆が
「チェーン店でもとりあえず
刺身はうまい」と
のたまっていたように
おいしい刺身を
たんまり。
その席でなぜか3人3様のマンガが
1974夫妻より配布され。
あたしは
「GIANT KILLING」という
サッカーマンガだったのだけど
これがもうツボ!
下町のへぼサッカーチームを
救うアウトローコーチが主人公
なんだけど、
そのコーチが英国で
監督していたチームもまるで
ウエストハムだし
そういう弱小チームが
格上のチームを倒すことを
ジャイアントキリングというのだけど
あたしがすきなのは
正にそういうチームなので
まるでツボ。
帰りの新幹線で読んでしまったのだけど
続きが読みたい!と
すでに禁断症状が・・・!
この日は
ここ一軒で解散したのだけど
ちょうど24時をまわり
皆におめでとうを言ってもらい
うれしい39歳の
幕開けとなり。
なんだけど、また服着たまま
ベッドに倒れてました。
寝る前に女MJが遊びに来て
一緒にまーくんのテレビを見て
ビール飲んだのだけど
そのまま沈没。
また深夜に着替えるという
ま、そんな39歳の幕開け。
あたしらしい。
そんなわけで
あたしのARABAKIベストアクトは
1位:8OTTO
2位:吾妻さん
3位:クロマニヨンズ
だったのでした。
がんばれバースディ!
さていよいよ最終日。
仙台なら楽天でしょう!と
ついでに野球も織り込む
完璧な旅行の最後は
また。

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