先生からの手紙に。

先日から
いしいしんじの
「東京夜話」を読んでた。
以前門仲に住んでらして
今は北海道に戻られた
オダパピどののおすすめで。
パピはここも読んでくださっていて
たまにメールをくださる。
あたしが「家守綺譚」に惚れたと
大騒ぎをしていたのを見て
「あれはいいですよね」
とか。
その時に教えてくださったのが
「東京夜話」なんだけど。
いしいしんじは1冊も
読んだことがなかったのだけど
「ごはん日記」というのを
仕事中見かけて
読みたいと思っていたところで
また
「つながった!」
みたいな。
「東京夜話」は
東京の数箇所を舞台にした
ありそで
なさそで
ありえない
不思議な話がつまった短編集
なのだけど。
きのうの帰りの電車でちょうど
僧侶という仕事から逃れて
浅草でホームレス生活をしていた
「先生」から
主人公への手紙
(この手紙がなんとも言えなくいいんだ)
を読みはじめた時に
門仲に到着してしまい。
ああもう早く家帰って
続き読みたい!と
走って帰って。
年末にブログ友ちはちゃんに
いただいた山形は
月山の地ビール」の
ピルスナーを飲みつつ
読み終わり。
このビール、
どのタイミングで
飲もうかと考えすぎて
実は逆に飲みそびれていたの
だけれども
自分的に納得のシチュエーションで
飲めたこともよかったりして。
地ビールなのに
とても上品でおいしかったし。
浅草を舞台にした
その短編は
「東京夜話」の中のほかの土地の
ちょっとSFちっくだったり
シニカルだったりするものとは
毛色が違っていて。
主人公がみた
「先生」と相棒の「イヌ」の
散歩の様子の表現とか
好き。
誰かが晩年の
志賀直哉を軽井沢で見たって話を
最近どっかで読んだけど
それに近い印象を受けた。
たぶんその人物の迫力って
年をとっても
消せないものなんじゃないかな
って。
そんなようなこと。
その中で
人の人生や想いが流れて行くことと
隅田川の流れをシンクロさせてる
ところがあって
近いうちに隅田川、
いかねば!と
思ったり。
さすがに寒いので
最近ご無沙汰だけど
あそこで流れる川を見ながら
ビール飲むのはほんとに
気持ちいんだ。
次はまた
いしいしんじを手にとってます。
おもしろいかな。
梨木さんのほかのは
あたしはダメでした。
ファンタジーって
ガラじゃないよな、やっぱ。
そうそう、そういえば
ちょうど読み終わったところで
パピからメール。
また
つながったYO!

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