待ち遠しい、彼の帰りが。

実は。
きのうスタジオで
ギターをアンプにつなげたら
ひどいノイズ音がして
アンプを変えたり
シールドを変えたり
エフェクターぬいたり
ギター交換したりしたんだけど
どうも
あたしのギター
エピフォン・リヴィエラちゃんが
原因らしい。
まじかよ~。
せっかく久しぶりに
ヴォーカルくん復帰したのに
せっかく川崎くんだりまで
担いで来たのに
せっかくストロークの
練習したのに
せっかく
せっかく・・
と、ブルーになってく
あたしをなぐさめてくれる
メンバーたち。
「姐さん!
それ原因、ターギーっスよ、
ターギーターギー」
「入院ですかネ?」
と、そんな
チャラい言葉遊びで。
ん?
チャラい・・男たち?
そっか、チャラ男って
川崎にいるのかも!
・・なんてのは
負を背負った時に
もよおしがちな
弱くて危険な感情だぁ。
と、一瞬で払拭したものの。
ど~すんだよ?
本番!
とりあえず
1時間200円のギターを借り
練習したのだけど。
弾きなれないギターって
弾きにく~い。
メンバーにも
「全然音違うもんですね~」って。
で、気付いた。
そっか、こいつも
あたしにとっては
「弾きなれたギター」に
なってたわけね。
あああーもっと
大事にしてやればよかった!
そんな後悔をしつつ
なんだか無性にいとおしくなった
ギターを
今朝も担いで出勤。
幸いにも
あたしの会社は
バンド系官庁街お茶の水のお膝元。
どこに入院させるか
いろいろ思案した結果
昼休み、
鐘(そうなの、鐘が鳴んのよ、鐘が!)
の音とともに
社長、専務の目も気にせず
ギター担いで
○地楽器へぴゅーっつ!
早速
音出してくれたおにーさんが
「あ、これジャックかも」
「すぐ治りますよ」
って。
あ~よかった。
病気のこどもを病院に連れてきた
親の心境?
「とりあえず、いいようにしてください、
こちとら素人なもんで」
ってことで
お預けして、ジャックを
とりかえてもらうことに。
ついでに
「あの~プロの目でみて
こりゃまずいよ、ってとこあったら
メンテしてほしいんですけど」
と、聞いてみたらば。
「いや、特にないですよ、
これ、いつ買ったギターですか?」
「15年ぐらい前です」
「え~!?
きれいですね!!」
「いや、10年ぐらい寝かせてたもんで」
「じゃ、久しぶりに弾こうとして?」
「ここ、1,2年は使ってたんですけどね」
「そうなんですか?
全然きれいだし、
ネックもそってないし
問題ないですよ。
うん、いいギター」
って。
「いいギター」
すごく、
うれしかった!
言葉の妙かもしれないけれど
鼻が高いっていうか。
こどもをほめられた
親の心境?
正直、ライヴまでに
戻ってくればいいや、
ぐらいに
思っていたけど
「すぐ迎えにきますから!」
と、なんだか
離れがたくなったりして。
ああ、
麗しのリヴィエラ。
「モノ」に名前をつけるシュミはないけど
今日から
同居人のような
気持ちになったのでした。
大事に至ってないといいけど。
早く帰ってきてねっ(はあと)。

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