深夜のSOS~どうか安らかでいてね

「本日父が亡くなりました」
深夜のMイケルからのメール。
Mイケルは、かつて
あたしがいたチームと
親しくしていたサルチームのもと代表。
彼自身、心の病にかかってしまって
チームから離れてしまったのと
あたしもチームを辞めてしまい
新しいチームをつくったりで
ご無沙汰だったんだけど。
いきなりのこのメール。
どういう思いで
このメールをくれたのか。
単純に身内を失ったという
悲しみを実感してあげるべきだったのに
正直途方にくれたあたし。
どうすることが
一番彼にとって救いになることなのか。
あたしにも何かできるだろうかって。
そんなことばかり
考えてる自分がいた。
ほどなく
あたしのほかにも数人に
同じようなメールを送っていたことが
わかったのだけど
それでもあたしって
結構遠い関係だと思っていたから
実は少しうれしくもあった。
自分から離れていったMイケルにしてみれば
このメールを送るのには
かなりの勇気と
パワーが必要だったんじゃないかな。
でもそれを支えたのは
信じるという気持ちだったと思うから。
あたしや
そのほかの皆を
信じるという気持ち。
逆の立場に立った時
あたしは何人の人に
「助けて」って言えるのだろう?
結局そんな自分が
最も信じられない人間じゃないんだろうかって
疑ってしまう。
そのMイケルに対して
結局
「負けないで」っていう言葉と
人にお香典をたくすことしか
できなくて
それでよかったのか、という
思いが残る。
Mイケルの奮い立たせた気持ちに
あたしは応えられたんだろうかって。
同じように連絡をもらって
何の迷いもなく
新幹線に乗ったAきなりは
あたしよりはずっとMイケルに近い人だけど
やっぱりすごいと思う。
そして
本当のMイケルの痛みについて
やっぱり考えていない自分の冷たさを知る。
結局いつも
自分のことばっかり。
こんなじゃそのうち
誰も
「助けて」って
言ってくれなくなるぞ。
釘をさしておく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です