だから今日もロックに生きるぜ

髪切ったんだね。
いつも前髪のうしろにあった目も
隠れていた耳も
楽しそうな表情も
全部見えた。
あごひげの下のあごのライン以外は。
連日の早帰りだったけど
18時にさっさと会社を出て
新宿はBERGでココちゃんを待つ。
ビールの店に高校生を呼びつけるなっつーの。
でも「さあこれから!」の
エーデルピルスをいただき
いざロフトへ。
ロンドンからココちゃんが連れてきてくれた
奇妙な人形も一緒に。
(ありがと!)
開場間もないのにフロアは
結構なヒトデ。
だけど動けないほどでもなく。
戦闘態勢に入るため
ココちゃんとロッカーに入れる荷物の
仕分けをしていたら
「~バースディ♪」なんてSEが聞えてきて。
ステージみると
まさかひとバンド目?
おい、まだドリンクもいただいてないぜ。
びっくりしたココちゃんが
口をぱくぱくした状態で
あたしの肩をつかんで
ステージを指差す。
「え?え??」
あれ??
チバ???
イマイさんの顔みて
その横にいるのは
チバなんだろうとは思うのだけど
またもやわからなくて。
だって!
髪切ったんだね。
一瞬オールバックかと思ったら
耳の横がちょっと長くて。
とにかく顔全開。
むねもちょいはだけ。
(じゅる。)
ほどなく始まった
The Birthday。
ROSSOほど大人でもなく
ミッシェルほどぎざぎざでもなく。
でも予想よりずっと
荒くてとがってる音。
そしてやっぱりリズムをあわせるってことに
今一番楽しさを見出してるのだね、
という「キメ」の多い曲たち。
知らない曲ばっかりだったんだけど
(たぶん観ていた人みんなも)
いきなり「カルチャー」の
リフみたいのが始まって
ココちゃんと二人で顔見合わせて
(ちなみにこの時のココちゃんの顔ったら
今まで見た中で一番かわいかった、とは
本人にも告げたけど)
「きゃーーーーーーー」って。
でもブルドックがどうの、って曲で
全然違ったんだけどね。
そう「もう終わったバンド」だもん、
やるわけないんだよ。
でもさー、やっぱりミッシェルは
あたしの中で特別で
ココちゃんにとっては
有史前みたいな存在だもんね。
興奮しちゃうよ、ベイベー。
いつもながらMCも少なくて
「も1曲、やろっかな」
(って言って2曲やりました!)と
「サンキュー」しか言わなかったけど
なんだか楽しそうなチバを見たよ、
ほんとに。
酒ではなく
音楽に酔う。
そう、だから
この「サンキュー」だけでも聞けた1974よ、
あなたはまだマシです。
まったく間に合わなかったご婦人二人に比べれば!
あたしはといえば
心の準備もできないまま
いきなりそれを見せられて
息をするのも忘れるくらい
釘付けで。
チバのストローク
チバの表情
目の光
肌のつや
カッティングの音
発するコトバ
がなる声
さけび
空気
浴びたもの全部
吸い込みたくて
観たくて
聴きたくて
感じたくて
忘れたくなくて。
そんなことに集中していたような。
おかげで
たった7曲ぐらいのライヴで
別にタテのってたわけでもないのに
なんとなく消耗している今日の自分が
うれしい。
予想通りあっさり終わったライヴのあと
とりあえずドリンク飲んでたら
遅れてきた1974と遭遇。
列にならんでドリンク買う
キューちゃんにも遭遇。笑。
(小さかった!)
そして
これまた終わってから来た1974妻と
ずっと会えなかった女MJと
とうとう会えた!
どこの星行ってたんだよ!と
突っ込んだら、とりあえずギネスおごってくれて。
いや、そうじゃなくて。
あなたはあたしにチバを教えてくれた人なのだから。
あなたなしにチバを観るなんてありえないのだから。
チバに会ったことで
こんなにもあたしは変われたのだから。
そう思って
冬眠中の彼女にチケット送りつけて。
それで出てきてくれて
飲んだ酒はうまかったよ、そりゃあ。
そして遠くから
彼女を見守っている
1974夫妻とココちゃんの存在が
あたしにはほんとに美しく見えたよ、きのう。
寒すぎて花園神社には1分もいれなかったけど
さくら色のセーターなんて粋ないでたちの1974と
妻とココちゃんと女MJと
カラオケで
愛してる曲たちを熱唱した。
あんまり楽しくて
石川さゆり歌ってしまったよ、あたしなんか。
もう!
みんなかっこいい曲歌ってんのに!!
そして高校生の帰宅時間も気にしてあげない
だめな大人たちは
たぶんそれぞれいい気分で新宿をあとにしたのでした。
久しぶりにうちに泊まった女MJと
ふたりでミッシェル祭りを開催。
ってDVD観ながら寝るだけなんだけどねー。
あたしは寝起きが相当いいので
最初の曲ぐらいしか覚えてなかったのだけど
きのうはビール1本飲んでる間は
起きていられたので
見たことない場面が次々と!
・・・と思っているうちに
きのうもしあわせな眠りについた。
もう!
ごろごろごろごろころがっていて
困るよ、しあわせが!

「だから今日もロックに生きるぜ」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    だめなオトナたちでしたね・・・反省・・・。最初アバウトに確認しただけでシンデレラほったらかしで、日本一の歓楽街のどまんなかでそれはちょっといけないってかんじでした。でももっともっとたくましく育ってwもらいましょう!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    1974どの。こうやって歌舞伎町の女王が・・・違うって!!

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