未知との遭遇~その1

土日で
山に登ってきましてん。
同行した経験者曰く
今までにない
ものすごくいいお天気だったようで。
疲れたけど
めちゃ気持ちよかった!
前日まで
装備購入だの
切符の受け渡しだの
バタバタしていたのだけど
5時半に起きて。
ぱっちり。
8時12分の長野新幹線
中高の友達Fと二人で先発。
37リットルのナップ、
おいおいこんなの担いで
本当に登るの?な二人。
サル仲間の貝ちゃん(from名古屋)、
ヨン様、その会社のT中くん、T升くん(from大阪)は
当日新幹線で東京入りの人もいるので
1本あとの電車で。
9:50佐久平でその男性陣と合流。
普段山が見えないところに
住んでいると、山並みが見えるだけで
何かうれしくなってしまう。
西宮育ちのあたしには
やはり山が見えることは
重要なのか。
10:30発の小海線に乗り換え
11:17小海下車。
駅前でうどんをすする。
11:50のバスに乗るので
急いですする。
T中くんとT升くんが
高度計の高さではりあっていて
なんだかおもしろかった。
うどん屋における二人の高度は190mも
違ったのだけど
あとでそれが
重要なことだとわかったり。
あたしも何か道具が欲しくて
磁石を時計につけていったのだけど
そんなものより必要なのは
高度計。
時間とあわせて
行程を自分でわかるようになると
もっと楽しいかも、
と思った!
歩きながら「今どれくらい?」
と、何度も聞いてしまったもん。
うどんをかきこみ
無事バスに乗り
稲子湯で下車。
貝ちゃんにストックを借り
12:40いよいよ登山開始。
ほんとにほんとにコレ担いだまま?
ということも口に出せず
男性陣を追う。
フェ○ックスの体温調節シャツに
The MusicのぐるぐるツアーT。
あなたがフェ○ックス?
と大笑いしてる、そこのおねーさん。
ハイ、言い返す
言葉もございません。
それにしても
最初の5分でもう
「ダメかも」
と、思った。
とてもこんなもの
何時間も続けられない。
すると貝ちゃんから
「自分のペースで行くのがいいよ。
もし今息が切れてるなら
それは速すぎるってことだよ」
なる。
こいつら相当速いとは
聞いていたけど
やはりとてもついて行けない。
すでに息、切れてますよ~。
安心したFと私は
ペースダウン。
どんどん離れて行く・・・
あ~。。
速い人がペースを抑えても
疲れるというのもあるらしく
彼らは先に行っては
待っていてくれる。
それを何度繰り返したことか。
感動的。
いまも皆の振り向く心配そうな顔が
目に焼きついています。
挙句には
どんどん遅れるうちらに
T中くんとヨン様がつきあってくれて。
多分ペース落として
必要以上に疲れただろうし
イライラすることもあっただろうし
本当はもっと速く行きたいのに、
という気持ちもあったろうに
終始そんな感じで
うちらは見捨てられることなく
彼らに助けられ
のろのろと登って行けたのでした。
普段スポーツをしていないFに比べれば
少しはペースが速いあたしだったけど
Fに合わせてゆっくりいったおかげで
ほどよい疲れで
無理することなく登れた感じ。
たぶんFがいなかったら
意地はって男性陣についてゆこうと
絶対に無理していたに違いないし
もし自分のためだけに
まわりが待っていてくれたりしたら
ものすごいプレッシャーで
楽しむどころではなかったような気が。
Fには悪いけど
少し余裕を持って
まわりの景色も見ながら
登ることができたのさ。
しえしえ。
登って行くうちに
なぜかナップの重さは
気にならなくなり
足も全く痛くない。
これは驚きでした。
いかにいつもは格好だけで
服や靴を選んできたか。
少し反省。
そして魔法の杖。
ストックというのはすごい。
後日あたしは足ではなく
ウデの筋肉痛を感じるのだけど
それぐらい世話んなった。
絶対次回登山の際には
買う。
マスト。
だいたい数年前に屋久島行った時も
終わりの方は手をついて
よつんばいのような格好で
登っていたので
ほしいなあとは思っていたのだけど
こんなに楽なんだ~を
ほんとに実感できた。
しかし屋久島の時
気を遣ったり
弱音をはいたりって点で
一緒に登山できる相手って
そうそういないよな、という
感想をもと夫に対して
持っていたのだけど
そうでもないらしい。
意外にもすんなり
人の世話になったり
できるんだな~自分、とか思ったり。
そんなことも
今更くつがえったりするのです、
あたしの人生は。
ごめんなさい、お義母さん。
(余談)
しかしどうなんだろ?
キツくはあったのだけど
少し経つと
慣れて歩みが自然になって
またそれが疲れてきて
少し休んで。
そんなことを繰り返し
本沢温泉に15:00すぎ無事到着。
やった~。
ここならまた来れそう、って感じかな?
でも彼らに言わせると
「今日は散歩みたいなものだから」
だと。
ひぇ~。
そ、それはないな。
で、
とりあえず風呂!
風呂!
と、名物の露天風呂へ。
混浴だから水着持ってこい、と
言われてたので
とりあえず小屋で来てから
でかける。
行くとガタイのいいお兄さんが
ぎゅうぎゅうに入っていて
その横の脱衣所もないところで
女性が二人、着替え終わった様子。
「どうやって着替えたの?」
と聞いたら
「みんなに後ろに向いてもらって
道の方には並んで壁作ってもらいました~」
なんて調子で。
「みんな知らない人たちだけど
協力してくれますよ~」
という言葉を聞き。
なんか水着なくてもいいかも、
とか思ってしまった。
結局水着は着たまま
うちの男性陣4人に加えて
あとからきたお兄ちゃん2人と一緒に
ぎゅうぎゅうとせまい露天風呂に
入りました。
もうそこらは相当気温がさがっていたので
肩までつかって。
見上げると、硫黄岳の
するどい山肌が。
か、かっこいい・・・。
そんな夕暮れ物語。
いや~登ってきてよかった!
イエイ。

お先にあがって
皆にはうしろ向いてもらって
山の中でナマキガエ
してしまいました。
途中で遠方におっさんの姿が見えたけど
ま、いっか~。みたいな。
その時風呂にうかんだ
うしろ向きの6人の図。
とてもかわいらしいので
写真撮ってしまいました。
うーん、愛を感じる。
ステキ、山男たちよ!
(しかも二人は知らん人なのに!アリガト!)
露天のあとは
内風呂入って
お食事。
やっとその日初のビールを。
このビールも人が背負って
ここまで来たのだな~と
思うとさらに美味く感じたり。
食事はまあまあ。
でも経験者たちに言わせると
「かなりいい」と。
しかも女子は新館の部屋をもらったのだけど
あとで見にきた男性陣に
「これを山小屋だと思うなっ」
と、釘さされ。
はい、あたくしも
普通の山小屋に泊まる自信は
まだありません。
だけど休館の彼らの部屋も
悪くはなかったよ。
新館のが寒いし。
まあ全体的にみて
本沢温泉はいいとこのようだ。
20時消灯のあとは
皆でヘッドランプを首からさげ
頭つきあわせて
飲みなおし。
ちょっと楽しかったな。
くらがりのこそこそ話。
山の上で飲むシングルモルトは最高だよ、
との言葉にのって決心したこの登山、
おまちかねの
ラフロイグ12年をいただき。
うまいうまい~。
ラフロイグ苦手だったのに、不思議。
さらに貝ちゃんがソーセージゆでてくれたりして。
もう、なんて手際がいいんでしょっ、山男。
ふと思いついて
ベランダにでると
満天とまでは行かないけど
お星様きらきら!
ねまきでは寒かったけど
皆ですげーきれーって
しばし見上げ。
なんだか寒い~って肩寄せ合って
妙な連帯感が出た感じがして
うれしかった瞬間でもあり。
でも21時にはもうみな
うつらうつら。
なので解散。
夜中何度かまわりの音で
起こされたけど
快眠。
朝6時の食事にむけ
5時20分起床。
食事。
朝風呂。
つづきはまた。

「未知との遭遇~その1」への7件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    僕は同じコースを走りたいっす。(八ヶ岳は登山のめっかであるとともにトレランのメッカでもあるんですよね)

    こちらが寒さに震えていた頃とても楽しかったようですが(泣)、ストックはいいでしょう。レースの時は使用するかどうか何時もぎりぎりまで悩んでしまいます(んで使わない・・)2足動物の人間が4足になれますからね。登山にはお奨めです♪出来ればLEKIのいい奴を買って下さいね。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    双子くん、はっちゃきどの、これはまだ序の口。
    2日めが本番なのです。
    いつここに書けるのだろう・・・

  3. SECRET: 0
    PASS:
    そうなんだ~、メッカですか。
    いや~山小屋快適でしたよ。
    重いふとんで眠りましたっ。

    LEKIですか。そうします!
    ありがとうございます♪

  4. SECRET: 0
    PASS:
    ご無沙汰。わし大昔に富士山登ったことあるんだなあ~。そん時
    あの杖の偉大さが身にしみたわ~。今より、相当若かったけど…
    8号目を越えたら“ひょう”降ってきて山小屋に泊った。で、下山。
    登山って歳じゃないんだよね~。わしはもう、無理だね。
    気圧変わると耳痛くなるし、息苦しいし。
    キミの話を一生聞くよ。

  5. SECRET: 0
    PASS:
    気圧の点で元祖どのは無理だと思うけど、年齢はね、関係ないよ。山の上では年配の人にしか会わなかったもん。これから、のシュミと思ってます、、、一生聞かせられるぐらい続けられればいいが。

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